2025.7.24 (木) その日は生憎と
血圧と血中の脂質を適正に保つため、ふた月に一度の頻度で内科医の診察を受けている。その病院では、思い出したころに血液検査をされる。しかし血管に針を刺されることは何より嫌いだから、今年3月10日に受けた会社の健康診断の結果を持参すると、先生には前回の診察時に告げていた。しかしそのカラーコピーを今日は事務室に置き忘れてしまった。「というわけでそれは次回に」と言うと先生は頷いてくれたから助かった。
外科の病院に月に二度だけ出張してくる先生は壁のカレンダーを見上げて「次は9月25日でよろしいですか」と訊いた。その日、僕は生憎とタイとラオスの国境付近にいる。「その前の、9月11日でお願いします」と答えて、僕は丸椅子から腰を上げた。
郊外にある病院まで乗ってきたホンダフィットの助手席には、パタゴニア製の熱帯に特化した長袖シャツが載せてある。これを病院からほど近いイオンに入っているリフォーム屋「マジックミシン」に持ち込み、半袖にしてくれるよう店主に頼む。「別段、急ぎません」と告げる僕に店主は「7月31日」と記した引換券を手渡してくれた。
僕は、着ている服の枚数が少ないほど気分が良い。その布の面積が狭ければ更に気分が良い。夏を好む理由には、そのようなことも関係しているのだ。
朝飯 トマトのソテーを添えた目玉焼き、納豆、ツナとレタスのサラダ、茄子の揚げびたし、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、大根と若布の味噌汁
昼飯 納豆と玉葱のつゆで食べる素麺
晩飯 稲荷寿司と巻き寿司、三種の焼き鳥、なめこのたまり炊、らっきょうのたまり漬「つぶより」、「松瀬酒造」の「松の司生酛純米酒」(冷や)、「和久傳」の「西湖」