2025.7.25 (金) 紛争
タイとカンボジアの国境ちかくで発生した紛争の様子が、朝のテレビのニュースに映し出された。カンボジア側からのロケット弾がタイ側のセブンイレブンに落ちたことによる被害は、テロップによれば「子供を含む民間人14名が死亡、46人が負傷」したらしい。タイからの報復攻撃については「カンボジア軍の拠点を空爆、破壊」のみの報道で、負傷者や死者の数字は無かった。
タイとカンボジアの国境を挟んだ小競り合いは、むかしから頻繁に起きている。それが今回は、なにが引き金になったかは分からないけれど、かなり大きな形で発生した、ということだ。
タイとカンボジアの国境には、タイ語ではカオプラウィハーン、カンボジア語ではプレアヴィヒアという名のクメール遺跡がある。僕と次男は2012年夏にタイ側からそこへ入ろうとしたものの、ときおり発出される公的制限に阻まれて、近づくことさえできなかった。諦めきれない僕は、翌年の夏に今度はカンボジア側からやはり次男とそれを試み、遂にその目的を果たしたことがある。
バンコク在住の同級生コモトリケー君からLINEで送られた情報によれば、タイ側の空爆によりカンボジア側が受けた被害は民間人200名以上が死亡というもので、とすれば爆撃を受けたのは「カンボジア軍の拠点」ばかりとも思えない。タイでは更に「フン・セン上院議長が国外逃亡か」という噂もネット上で飛び交っているとのことだけれど、あれだけ権力欲の強い人間が、これくらいのことで現在の地位を投げ出すことは考えづらい。
きのうは偶然、タイと周辺国との国境について考えていた。カンボジアとの国境は上記の通り。ミャンマーとの国境は、ミャンマー国内にある中華人民共和国の詐欺集団の件で、現在はすこしく緊張をしている。マレーシアとの国境は、イスラム教徒の気の毒な事情があるものの、ときおり爆弾テロが発生するところから、日本の外務省は渡航中止勧告を出している。しかしまぁ、行って行けないこともないため、僕は2016年の2月に行ってみた。平穏なのはラオスとの国境のみか、という気もするけれど、詳細は分からない。
午後、北西の空に積乱雲が立ちのぼる。夜は所属する団体の会議にて、街の料理屋へ赴く。
朝飯 生のトマト、茄子のソテーを添えた目玉焼き、納豆、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、豆腐と若布と夏葱の味噌汁
昼飯 納豆と玉葱のつゆで食べる素麺
晩飯 「幸楽」のスッポンの生き血と肝と心臓と胆嚢、スズキの薄造り、鰻の蒲焼きと豚の塩麹漬け、スッポン鍋、他あれこれ、「清開」の「きざけ日光誉」(燗)