2025.8.4 (月) 喞筒
ことし日光の契約農場でらっきょうの収穫が始まったのは7月21日だった。そのらっきょうは塩とお酢だけで漬けられて「夏太郎」の名で売り出される。この「夏太郎」への問い合わせがひきもきらない。今日は店頭で、毎年これを楽しみにされているお客様が遂に「何度も来られない」と、漬け上がったら送るよう、地方発送の申込みをされた。実は事務室には、おなじく「漬け上がりしだい出荷」の発送伝票が、専用の箱に積み上がっている。蔵出しの時期は今のところお盆過ぎを予想しているものの、それより遅れる可能性も小さくはない。
「夏太郎」は、それが蔵出しをされ次第、僕も買う。そうしたらそれを中国の古い高台や、サワンカロークの疎林で拾ってきた陶片に載せて、酒の肴にするのだ。
きのうの朝顔も涼しさを感じさせるものなら、塩と酢で漬けた若々しいらっきょうも、また涼しさを感じさせる。皮膚に感じる温度は変わらないにもかかわらず「涼しさを感じさせる」とは不思議なものだが、風鈴の音とおなじく、まぁ、そういうことは確かにあるのだ。
朝は曇っていたものの、午前の早いうちから晴れ始め、北東の空には積乱雲さえ湧き上がった。その頃合いを見計らって手水の水をジョウロに汲み、坪庭に打ち水をする。
その坪庭から事務室へ戻って「打水 子規」と検索エンジンに入れてみる。すると「三階の屋根に水打つ喞筒哉」という句が出た。「そくとうかな」では字余りだ。よって今度は「喞筒 」を、これまた検索エンジンに入れてみる。するとそのふた文字は「ポンプ」と読むことが分かった。それにしても、この「三階」とは、どちらの三階だろう。子規の家は、平屋だったではないか。
朝飯 刻みオクラ、納豆、切り昆布の炒り煮、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、豆腐となめことオクラの味噌汁
昼飯 納豆と玉葱のつゆで食べる素麺
晩飯 胡瓜と茗荷の酢の物、南瓜の甘煮、沢庵、カツ煮、麦焼酎「こいむぎやわらか」(ソーダ割り)