2025.8.23 (土) 朝のことだけで終わる日記
上澤梅太郎商店が運営する朝食の専門店「汁飯香の店 隠居うわさわ」の床の絵を、きのう「ヒサオさんの緑の絵」から竹内栖鳳の「晩秋」に掛けかえた。残暑いまだ去らない今なぜ「晩秋」かと問われれば、帆を上げた、あるいは帆は降ろしたままの二艘の舟が川を下る、その景色はどうためつすがめつしても夏、百歩譲っても初秋のそれにしか見えないからだ。
今日から3日間は「汁飯香の店 隠居うわさわ」の営業日にて、だから朝のうちにあらためて、その「晩秋」の、床の間への落ち着き具合を確かめるため隠居の柴折り戸を押す。夜のあいだに鳴く虫の声は当然、もう聞こえない。夜が明けゆくときに啼く鳥の声も、もはや届いてこない。下草の露で足を濡らさないよう、踏み石を選んで歩を進めて勝手口より隠居に入る。
「晩秋」の、床畳からの高さが適当かどうかを家内に訊き、その同意を得て座敷を去る。午前の日を避けるための朝顔は、いまだ賑やかで有り難い。
と、ここまで書いて、きのうおとといに続いて今日の日記も朝のことだけで終わりそうな雲行きだから、午前から夜までのことを思いだしてみる。
日中の気温は割と高かった。今月13日に蔵出しをしてすぐに売り切れた、日光の池田農園で採れたらっきょうを塩とお酢だけで漬けた「夏太郎」が、ふたたび店の冷蔵ショーケースに並べられた。店の犬走りに置いた6鉢のカランコエは厚い葉に水を蓄えるのか、以前のマーガレットとは異なって手間いらずで助かっている。キャッシュレジスターの脇の棚の、下今市駅ちかくのカフェ「珈茶話」の若マスターが特別に焙煎し、ブレンドしてくれているコーヒーのドリップパックが売り切れた。日光市の標高の高いところに田んぼを持つヤギサワヒロシさんによるお米「ゆうだい21」の2合袋はきのう大人買いをされたお客様がいらっしゃって、売り切れが間近になっている。
道の駅「日光街道ニコニコ本陣」では常温対応の「ごぼうのたまり漬」が午後に売り切れたため、見本と値札は一時、引き上げた。それと共に「らっきょうのたまり漬」と、たまり漬「ピリ太郎らっきょう」がまばらになっているのを目にして、裏の冷蔵庫から充分の数を売場に運ぶ。夕刻の店舗には長男をはじめ次々と他の部署から人が来てくれて助かった。そして夕食は外へ出て摂った。
まぁ、そんなところである。
朝飯 モロヘイヤのたたき、納豆、生玉子、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、メシ、ピーマンと若布の味噌汁
昼飯 擂り胡麻のつゆで食べる素麺
晩飯 “Parrot”のパロットサラダ、チキンステーキイタリアン、BEAUJOLAIS GEORGES DUBOEUF 2021