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お買い物かご

清閑 PERSONAL DIARY

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2025.11.2(日) 三連休の中日

起床は3時46分。おとといの日記はできている。きのうの日記は昨年11月1日のそれのほぼ引き写しだから、気分は大余裕だ。

6時を過ぎてより、先日、修理を終えた短靴Sheetと共にトリッペン原宿店から送られてきた真新しいErnieにデリケートクリームを塗り、乾いた布で拭く。履き初めは、今月の17日になるだろう。

それにしても今朝のお客様の出足は早い。8時45分にお相手をさせていただいたお客様から道路の状況を訊かれて「いやー、今日はー」と言葉を濁す。「東照宮はどうかしら」と訊かれて「いやー、駐車場にお入りになれるかどうかー」と、また言葉を濁す。「だったら先に華厳滝を見るとかした方がいいかしらね」と問われて「いやー、いろは坂の上りにどれだけ時間がかかるかー」と、三たび言葉を濁す。目と鼻の先の電光掲示板には、日光宇都宮道路の今市I.C.から終点である清瀧I.C.までの渋滞が、早くも示されているのだ。

そういえばおととい10月31日の下野新聞の第一面には「修学旅行脱京都の兆し」の大きな文字があった。オーバーツーリズムにより極端な渋滞が発生して移動の予定が立たず、宿泊料は高騰し、各所の見学料も高い」というのが、その理由だという。

日光や鬼怒川は、行楽シーズンの週末や大型連休を除けばゆっくり楽しめる。京都の観光には、閑散期はないのだろうか。

店は今日になってようよう、紅葉狩りの季節らしく賑わった。明日は三連休の最終日にて、忙しさはなだらかな下り坂になることが予想される。それでも勤労感謝の日まで続く高原状態には、気を引き締めて臨んでいきたい。


朝飯 なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「つぶより」(四つ割り)、ごぼうのたまり漬、揚げ湯波と長葱と菠薐草と白菜キムチとウインナーソーセージと玉子の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 カレーライスらっきょうのたまり漬「ピリ太郎」(四つ割り)、Old Parr(お湯割り)、プリン、Old Parr(生)


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2025.11.1(土) 来年のカレンダーをお分けします。

業務日報をコンピュータで付けるようになった1992年から手帳を離れ、現在は「手帳つかわない歴33年」の上澤卓哉です。しかしカレンダーは、やはり必要です。

鬼が笑うかも知れませんが、事務机の左手に、来年のカレンダーを提げてみました。上澤梅太郎商店のカレンダーは、B4サイズで、昔ながらの、ありきたりのデザインのものです。ただそれだけに…

・予定を書き込むには最適です。
・「大安」「先勝」などの六曜や旧暦、日本の伝統行事を知ることができます。
・筒のように丸めて、またはコピーして持ち運べば、直近の日程管理に便利です。

ご入り用のお客様は、ご注文の際【通信欄】に「カレンダー希望」とお書きください。在庫の続く限り、商品に同梱いたします。

ご注文は以下から、お願い申し上げます。
http://www.tamarizuke.co.jp/fs/tamarizuke/c/item

・店頭でお買い物のお客様は、販売係にお求めください。
・電話やファクシミリでご注文のお客様は、口頭またはメモで受注係にお求めください。
・在庫切れの際は、ご容赦ください。


朝飯 生玉子、冷や奴、納豆、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「つぶより」(四つ割り)、ごぼうのたまり漬、メシ、揚げ湯波と長葱の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 おでん、夏太郎らっきょう、麦焼酎「こいむぎやわらか」(お湯割り)


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2025.10.31(金) 変わる天気

ひさしぶりの3時台の起床。仏壇に花と水とお茶と線香を供えたのは4時3分。このくらい早く起きないことには、ひとりの時間を愉しむことはできない。

おとといは指先のアカギレを覆うための「キズパワーパッド水仕事用10枚入り」をamazonに検索し、在庫のすべてを注文した。これだけあれば、この冬のあいだくらいは保つだろうか。朝に飲んでいるサプリメントにビタミンEを加えたのは、今週の月曜日だった。手持ちの120錠は来年の2月には枯渇をする。よって他のビタミン剤についても、残りを調べてみることにしよう。

さて店の釣銭は、タイへ行く直前の9月24日に銀行で作ってもらい、その5,000円札や1,000円札、また500円から10円までの硬貨は今月の17日まで三週間以上も保った。しかしその17日に作った釣銭は、二週間後の本日に尽きようとしている。紅葉狩りの人出も、だから上澤梅太郎商店のお客様の数も、いよいよ佳境に入ってきたらしい。

種銭を銀行へ持参し、釣銭を作ってもらうことは、明らかに非生産的な行いだ。しかし僕は、この仕事が嫌いではない。現金が入ってくるからこその釣銭つくり、だからだろう。

午後もなかばを過ぎるころに雨が降ってくる。「そうだった、予報によれば晴天は木曜日までで、以降は週末も含めて雨だった」と、何日か前に見た天気予報を思い出す。そしてそれを店で口にすると「それが、週末も晴れに変わったようですよ」と販売係のサイトーミホコさんに教えられた。

スマートフォンの天気予報を開くと確かに、明日の土曜日から来週の水曜日までは、時に降ったり曇ったりはあっても、太陽のアイコンが続いていた。多いに有り難い。


朝飯 目玉焼き、納豆、菠薐草のおひたし、鮭の焼きほぐし、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「つぶより」(四つ割り)、ごぼうのたまり漬、メシ、トマトと揚げ湯波と若布の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 バンブー、らっきょうのたまり漬「つぶより」(四つ割り)、スパゲティボロネーゼChablis Billaud Simon 2018二種のチョコレート、Old Parr(生)


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2025.10.30(木) 予感

きのうの日記に書いた仏壇の掃除には、朝の貴重な時間を30分も費やした。しかしまぁ「子ども叱るな、来た道だ」である。更には、子どもは地球の宝である。そう考えれば、朝の余計な仕事も、どうということはない。

11時を過ぎたところで喉に渇きを覚えて四階の食堂へ行く。番茶を淹れるうち、家内が電源を入れたらしいテレビに、日本橋タカシマヤの8階で催されている「第46回味百選」の様子が映し出された。現場には長男が出張をしている。会期は、きのうから来月3日の文化の日まで。番組では上澤梅太郎商店の商品も、有り難いことに、かなり詳しく紹介をされた。今日の午後は、ことによると予定より多くの商品を日本橋へ送り込むことになるやも知れない。

事務室に戻って周囲に訊いてみたところ、テレビで特に紹介をされた、ナッツとドライフルーツのたまり漬「山のにぎわい」が、ウェブショップで売れ始めているとのことだった。在庫を枯渇させてはいけないため、嫁のモモ君は何やら計算をして、その納期を事務係に伝えた。

今年の胸突き八丁の、いよいよ近づいてきた感じがする。


朝飯 茄子の揚げびたし、トマトとピーマンのソテーを添えた目玉焼き、納豆、鮭の昆布巻、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「つぶより」(四つ割り)、ごぼうのたまり漬、メシ、豆腐と長葱の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 菠薐草の胡麻和え、夏太郎らっきょう、らっきょうのたまり漬「つぶより」(四つ割り)、ごぼうのたまり漬、おでん、「山本合名」の山廃純米「天杉」(冷や)、お菓子、Old Parr(生)


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2025.10.29(水) イチジクのジャム

納税関係の書類を会計事務所へ届け、そこから銀行へまわり、更に郊外のユニクロへ行く。現在は、半袖のポロシャツに長袖のTシャツを重ねている。しかし11月も間近となれば、いつまでこの格好を続けるわけにもいかない。

ユニクロのヒートテックタートルネックTは随分と重宝をしたものの、ここ数年は九分袖になってしまたったため、買っていない。中途半端な裄丈は手首のあたりが気持ち悪くて好きでないのだ。

今年の男物のヒートテックタートルネックTは、カシミアブレンドの高いもののみになっていた。子供のころアトピー性皮膚炎に悩まされた身からすると、ウールが混紡された下着には手が伸びない。それでも一応は試着をしてみる。Mサイズは九分袖が気持ち悪い。Lサイズは袖の具合はよろしいものの、裾が長すぎる。つまり帯に短したすきに流しで、やはり買う気にはならない。

一方、女物のヒートテックタートルネックTにはカシミアブレンドでない従来のものがあり、しかも袖は長袖だ。よってこのXLを試しに一着だけ買うことにして、無人のキャッシュレジスターを通す。

夕食を終えると、孫たちは食堂の隣で遊びを始める。僕はいまだ食事の最中ではあったものの、孫のシンに呼ばれ、手を引かれて応接間の仏壇の前に連れて行かれる。仏壇に線香を供えることもまた、彼らの遊びのひとつである。

そうして小学三年生を筆頭とした三人の遊んでいるあいだに入浴を済ませ、応接間に戻ってふと仏壇に目を遣ると、線香立ての灰が盛大に散っている。ちかくにいたシンに「息を吹きかけたのか」と訊いても彼は立ちつくすのみにて何も言わない。子どもながらに「まずいことをしてしまった」と感じているのだろう。

掃除は明日の早朝に僕がすることとして、早々に寝室に入る。


朝飯 鮭の昆布巻、スクランブルドエッグ、茄子の揚げびたし、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「つぶより」(四つ割り)、ごぼうのたまり漬、メシ、トマトと揚げ湯波と菠薐草の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 人参とベビーリーフのサラダ二種のパン無花果のジャムマカロニグラタンChablis Billaud Simon 2018


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2025.10.28(火) バス旅行

自由学園男子部の寄宿舎「東天寮」で暮らしていた1970年代の前半には、10月になると、そこが東京であるにもかかわらず、朝の体操の時間には吐く息が白かった。それから半世紀を経た現在では、標高にして350メートルほども高い日光市今市地区でも、そして10月の末が近づいても、いまだ息が白くなるということはない。

先日は、店の休憩場所でお茶をお飲みのお客様に「ずいぶんと日が短くなったね」と話しかけられた。「そうですねぇ、来年の夏が待ち遠しいです」とご返事をしたところ「えっ、あんなに暑くても」と、お客様は大いに驚かれた。そこで僕は、いつもこの日記に書いている、秋から冬にかけての季節が嫌いな理由と、夏の好きな理由をご説明させていただいた。将来、冬でも一枚でこと足りる服が発明されれば、僕の冬嫌いも、すこしは緩和されるかも知れない。

13時30分に四階の食堂へ上がって素麺を煮ながらふと窓の下の国道121号線に目を遣ると、大型バスが駐まっていた。しかし乗客の姿は見えない。「さて何だろう」と疑問に思ったものの、連絡もないところから、そのまま昼休みに入った。

一時間後に店に戻って販売係のサイトーミホコさんに訊ねたところ、そのバスのお客様はみな様、買い物をしてくださったとのことだった。それを聞いて、昼の人員の少ない時間によくもまぁ接客を頑張ってくれたものと、有り難く感じた。新型コロナウイルスの蔓延によって途絶えたバスによる旅行も、このところはようよう元に戻ってきた気がする。

町内の役員が親睦旅行のために積み立てているお金は、これまた新型コロナウイルスの蔓延中に貯まりに貯まり、昨年の3月に一旦、各自に返された。しかし同年4月より再開した積立により、またまた結構な額が貯まりつつある。一方、今年は公民館の修理に関する話し合いに紛れたか、旅行は行われなかった。とすれば、次の旅行は来年の春になるだろうか。またまたお流れにならないよう、今年のうちからある程度は詰めておいた方がよろしいと思う。


朝飯 菠薐草のおひたし、秋刀魚の梅煮、茄子の揚げびたし、納豆、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「つぶより」(四つ割り)、ごぼうのたまり漬、メシ、二種の茸と揚げ湯波と長葱の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 鮪の鮨巻き寿司と稲荷寿司、らっきょうのたまり漬「つぶより」(半割り)、ごぼうのたまり漬、「山本合名」の山廃純米「天杉」(燗)栗のパイ、Old Parr(生)


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2025.10.27(月) ひさかたの

夜の明ける直前の空を食堂の窓に認めて屋上へ上がる。屋上の、防水処理を施した床は一面が塗れていた。夜に雨が降ったらしい。南東の空には、現在は里山の向こうに隠れている太陽によるものだろう、三本の青い光が上へ向かって伸びている。その光の帯の届かない藍色の中天には、いまだ金星が明瞭に見える。久方ぶりの晴天、である。

8時からの朝礼が済めば即、道の駅「日光街道ニコニコ本陣」へ売り場の掃除と納品のために行く。しかし今日に限っては、蔵の中を通り抜け、外へ出て隠居の柴折り戸を押す。そして勝手口から屋内に入り、きのうの日記に書いた暖房絨毯を、係のタカハシリツコさんと個室「杉の間」のテーブルの下に敷く。

「杉の間」は北西に面して庭は望めないものの、周囲とは隔てられていて、とても落ち着く。そのことにより、こちらでの食事を望まれるお客様も、ときにはいらっしゃるのだ。

9時30分に、十数年前より仕事を頼んでいる保険の専門家が来る。それから2時間ほどは四階の応接間にて、社員の福利厚生も含めての話し合いを、長男を交えて三人でする。もっとも僕だけは、ご予約をいただいていた団体様がバスでお見えになる10時30分に店に降りて、販売の手伝いをした。

今日は一般のお客様も多く、バスの団体様も二組がお入りになり、売上金額は、日曜日だったきのうのそれよりよほど多くなった。スマートフォンの天気予報によれば、今週は木曜日まで晴れ。金土と雨が降るのは困りものながら、日月は晴れが戻るとある。

紅葉は、部屋の中から、あるいは温泉旅館の露天風呂から愛でるなら雨の日にも悪くはない。しかしやはり、晴れた空を背にしてこそ映える気がする。これから勤労感謝の日までは、できるだけ晴れて欲しいと思う。


朝飯 穴子の佃煮、納豆、揚げ玉、明太子、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「つぶより」(四つ割り)、ごぼうのたまり漬のお茶漬け
昼飯 にゅうめん
晩飯 “THE FLYING-GARDEN”のクレソンサラダハンバーグドリアカラフの赤ワイン


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2025.10.26(日) 暖房

朝のテレビの天気予報によれば、秋雨は、例年であれば10月の半ばを以て収束をするところ、今年は直近の10日間だけを見ても、ずっと雨が降り続いているという。雨は必要。とはいえできれば夜に降って、昼は晴れて欲しい。

午前の終わり頃に、おとといの日記に書いた暖房絨毯が届けられたため、すぐに隠居へ運ぶ。明日は奧の個室「杉の間」での食事を望まれる客様がいらっしゃる。そのお客様のための暖房である。

今日は日曜日にもかかわらず、出勤できた販売係は三名のみ。よって長男は朝から販売の手伝いに入る。僕は昼休みは取らず、昼食は事務室でそそくさと摂って、2時間ほどは店に立った。

13時30分より、僕に長男と製造部長マキシマトモカズ君を加えた三人で蔵に入る。そしてその内外を巡りつつ、固定資産台帳兼減価償却額明細書と現物を突き合わせていく。この結果を会計事務所へ持っていけば、今年の決算業務は完了。二週間ほども待てば、決算書が届くはずだ。

傘を必要とするほどの量でないところが助けといえば助けだが、雨は降り続き、午後の街を往くクルマはおしなべて、ヘッドライトを点けている。道の駅「日光街道ニコニコ本陣」に13時の配達を済ませたイザワコーイチさんには、本日中に三度目の納品が必要と言われていた。

それを受けて15時30分に、過分とも思われる商品をホンダフィットに積み、道の駅の業者用駐車場へ行く。持参した商品はすべて、裏手の冷蔵庫に収まってしまった。道の駅から会社へ戻るなり、明日に納めるための商品別数量のメモを、包装主任のヤマダカオリさんに手渡す。この時期の商品の売れ方には、まったく油断がならない。

終業後は、この一週間の売上金を集計する。紅葉狩りの混雑の最終日、つまり勤労感謝の日のからむ連休までに、お客様の出足はどのように増減するだろう。週末よりも晴れた日が勝負、というような気もする。


朝飯 トマトとピーマンとウインナーソーセージのソテー、カレー、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「つぶより」(四つ割り)、ごぼうのたまり漬、メシ、揚げ湯波と菠薐草の味噌汁
昼飯 「セブンイレブン」のサンドイッチ、牛乳
晩飯 カレー南蛮鍋、らっきょうのたまり漬「つぶより」(四つ割り)、ごぼうのたまり漬、麦焼酎「こいむぎやわらか」(お湯割り)エクレア、Old Parr(生)


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2025.10.25(土) 秋雨いまだ衰えず

上澤梅太郎商店が運営する朝食の専門店「汁飯香の店 隠居うわさわ」が満席であるにもかかわらず、更に予約を承ってしまい、そのお客様にお詫びの電話をしている夢を見ながら目を覚ます。僕が見るのはこんな夢ばかりだ。

早朝、隠居の床の軸を換えるきのうの日記を書きながら、コンピュータにデータベース化した掛け軸の、隠居に飾る順番を再考する。前にも書いたことだが、ウチには大した掛け軸が無い。だからそれらをやり繰りするには、相応の工夫が必要になるのだ。

その隠居に12時30分の予約を入れてくださっていたお客様が、早くも11時15分に本店に見える。神奈川県からクルマでお越しのお客様で、多分、想像されたより道が空いていたのだろう。隠居に電話を入れると、ちょうど前のお客様が帰られたところだという。それをお伝えすると、その三名様は心底安心をされたご様子だった。僕は三本の傘をご用意し、お客様を隠居の玄関までご案内する。

2003年に購入したtrippenの短靴Sheetの、歩くたび皺の寄る場所が、今年に入って遂に亀裂になった。トリッペン原宿店に修理に出したのは先月9日。以降はLINEでやり取りをしてきたお店の人から先日、修理が完了した旨の案内があった。僕はそれへの返信の中で、先月9日にお店で見て気になった新しい短靴Ernieが、迷っているうちウェブショップでは売り切れてしまったことを悔いた。そうしたところ、僕にちょうど良いサイズのものが一足だけ原宿店に残っていると知らされて「だったら」と、注文をした。

午後、22年のあいだ履き続けたSheetと真新しいErnieが佐川急便により届いた。trippenの靴はもう一足、2010年から修理を重ねつつ履き続けているScooterがある。三足が揃えば、trippenはこれにて打ち止め。これ以上の革靴は、死ぬまで買わないかも知れない。

雨模様のため、また帰るころには暗くなっているだろうから、今日は徒歩ではなく、15時50分にホンダフィットに乗る。そして総鎮守瀧尾神社での、16時からの会議に責任役員として参加をする。


朝飯 なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、トマトと大根と玉葱と揚げ湯波とウインナーソーセージと玉子と若布の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 スパゲティナポリタンChablis Billaud Simon 2018シュークリーム、Old Parr(生)


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2025.10.24(金) 冬に向かって

必要があって、コンピュータではなく、便せんにペンで手紙を書く。難しいのは、その便せんを三つ折りにすることだ。今日のそれは上手くいった。そしてそれを封筒へ収め、宛先と差出人をこれまたペンで書き、切手を貼る段になって、現在の切手代を検索エンジンで調べる。子供のころからしばらく前までは、郵便の料金はごくたまにしか上がらなかった。しかしこのところは、僕の感覚としては頻繁に値上がりし、しかも一円単位の端数がついたりするから、まったく覚えられないのだ。

その手紙を手に、先ずは家内と郵便局へ行く。そこから如来寺のお墓へまわりる。オフクロの祥月命日の前日、つまり今月14日に供えた花を片づけるべく17日にお墓を訪ねると、花はいまだ生き生きとしていて、勿体ないから、そのまま引き返した。花は、それから一週間を経ても、さして変わっていない。しかしこれ以上の手間をかけることも憚られ、今日こそは処分をすることとして、花立ても洗う。

次に向かったのは家電の量販店にて、「汁飯香の店 隠居うわさわ」の個室「杉の間」のための暖房絨毯を買う。隠居はお客様のご意見を容れて、今春よりテーブルの配置を換えた。そのことにより、今秋からは更に一枚の暖房絨毯が必要になったのだ。絨毯は、明後日には配達をされるという。

13時よりセキネクリニックからセキネケーイチ先生と助手の方が会社に見えて、本日出社している社員および経営者は、インフルエンザの予防注射を受ける。休みの社員は後日、各自でクリニックを訪ね、おなじ予防注射を受けることになっている。冬のあいだの社内をできるだけ健康に保つための、福利厚生である。

今日は予防注射の日、というわけで、社員の数は多い。よって倉庫の棚から羅漢山人の「大黒天之図」を引き抜き、その桐箱を抱えて隠居へ行く。そして今月10日より床の間に掛けてあった田崎早雲の「巌菊之図」を「大黒天之図」に換える。恵比寿講は、旧暦では今月の20日。新暦では、今年は12月9日がその日に当たっていただろうか。「大黒天の図」は11月10日まで飾り、次の営業日つまり11月15日からは谷文晁の「福神恵比寿の図」に掛けかえる予定にしている。こうして時は、どんどん過ぎていくのだ。


朝飯 菠薐草のおひたし、納豆、若布と玉葱の酢の物、目玉焼き、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬(たて刻み)、ごぼうのたまり漬、メシ、トマトと揚げ湯波と菠薐草の味噌汁
昼飯 ホットドッグ、コーヒー
晩飯 空心菜のコモトリケー君行きつけの総菜屋のソース炒め春雨の中華風炒め焼き餃子「紅星」の「二鍋頭酒」(生)


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上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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