トップへ戻る

MENU

お買い物かご

清閑 PERSONAL DIARY

< 古い日記へ  

2025.11.23(日) おむすび

手にバンドエイドのキズパワーパッドで巻かれる指が増えてきた。アカギレを放置すると痛いばかりでなく、そこから血が出て仕事に支障を来すゆえの、キズパワーパッドである。

指先のアカギレを覆うキズパワーパッドは、一枚ではすぐに剥がれるから三枚を使う。三枚のうち一枚は、両端を鋏で切って、長さを調整する。

キズパワーバッドは、それを柔らかくするため貼る前に手の平に挟んで一分間、貼った後は、それを患部に馴染ませるため、更に一分間を手で押さえて温め続けるよう、使用説明書には書いてある。よって一本の指の処置にはおよそ十分間を要し、その指が複数になれば、キズパワーパッドを貼るだけで小一時間は費やしてしまう。

僕が夏を愛するのは、そこには着ぶくれもアカギレも無いからだ。身は軽く、心も軽い。春彼岸まであと四ヶ月。我慢の季節である。我慢の季節に魂を慰撫してくれるものは何だろう。好みの皿に盛られた肴と静かな酒、そしておむすびか。明日の夜あたりは、それをしてみようかと思う。


朝飯 ブロッコリーのソテー、冷や奴、壬生菜の塩漬け、鮭の焼きほぐし、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、キャベツと揚げ湯波と若布の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 焼きそばザーサイ、「紅星」の「二鍋頭酒」(生)、マンゴープリン


美味しいおうちごはんのウェブログ集はこちら。

2025.11.22(土) アキザワ君の梨

今朝の「汁飯香の店 隠居うわさわ」への食材には4キログラムの味噌が含まれる。よってその容器や白衣を収めたトートバッグを手に、家内を隠居まで送る。普段着の上に羽織るのはモンベルのU.L.サーマラップジャケットで、しかしこれではそろそろ寒さを覚えるところまで気温は下がってきた

朝礼の後は道の駅「日光街道ニコニコ本陣」へ収める品をホンダフィットに積み、しかし先ずは如来寺のお墓に寄る。おととい供えた花は元気が良いらしく、花立ての水は底ちかくまで減っていた。よってその水を新しいものに換えてから、目と鼻の先の道の駅へと向かう。

店に戻ると、そこには朝の光がふんだんに差し込んでいた。そして、たまり漬「栃木県壬生町産のしょうがです。」による豚の生姜焼きの試食が、10時より始められる。紅葉狩りの観光客は、この三連休を以て収束をするだろう。

15時30分に、本日4回目の納品のため道の駅へ行く。上澤梅太郎商店の売場にお客様がいらっしゃれば、僕は必ずご挨拶をする。今日もそうしたところ「あ、シャチョー」と声がかかった。目を上げれば声の主は、高等学校卒業と同時に上澤梅太郎商店に入社し、数年の勤務の後、実家の農家を嗣ぐため退職をしたアキザワアツシ君だった。

アキザワ君はその後、低農薬かつ糖度の高い梨を育てるための研究を重ね、その梨は現在、上澤梅太郎商店の定期便にも使わせていただいている。僕が心から尊敬をするのは、アキザワ君のような、地道な努力を重ねることのできる人だ。アキザワ君には来年の秋も、また世話になることだろう。


朝飯 壬生菜の塩漬け、納豆、生玉子、揚げ湯波の甘辛煮、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、菠薐草とピーマンと揚げ湯波の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 レタスのサラダ三種の茸のソテーブロッコリーのソテーたまり漬「鬼おろしにんにく」と同「刻みザクザクしょうが」を使ったソースを添えたビーフステーキ残りものを集めた赤ワイン、プリン、Old Parr(生)


美味しいおうちごはんのウェブログ集はこちら。

2025.11.21(金) 航空券の購入

ふと思い立って「国際線 航空券 早割 最安値」と検索エンジンに入れてみた。その結果「出発の約2~6ヶ月前」とか「出発の91~92日より前」という情報が得られた。「そうであれば」と、来年の3月と5月に予定しているタイ行きの航空券を一度に購入することにした。

迷ったのは3月の、バンコクからウドンタニーまでの便について。

羽田空港00:20発のタイ航空機は04:50にスワンナプーム空港に着く。同空港からウドンタニーへ飛ぶ便は、現在は06:55発。その搭乗時間は多分30分前の06:25。つまり着陸から搭乗までの時間は1時間35分。今年9月25日の日記に書いたように、羽田発の便が遅延をすれば、乗り継ぎに失敗をする可能性もある

06:55発の次の便は6時間後の12:30発。しかしそれではいかにも手持ち無沙汰だ。小一時間ほどをかけて街へ出ても、早朝のバンコクでできることは限られる。だったらウドンタニーへはやはり06:55発を予約し、もしも乗り遅れたら、そのときは空港で12:30発に変更あるいは航空券を買い直すこととした。

帰りはウドンタニーではなくチェンライからバンコク、バンコクから羽田の経路で、こちらは首都での一泊を挟んでいるから、特に問題はない。

次に迷ったのは5月の便。東京とバンコクの往復のみで乗り継ぎはないものの、週末に開催されるバンコクMGに対して出発を木曜日にするか金曜日にするかでしばらく悩み、結局は「早く行って早く帰る」の木曜日の便を選んだ。

そうして午後、その3月と5月の計画を、馴染みの旅行社の馴染みの係にメールで送る。数時間後に戻った返信には、正式な回答は週明け早々になる旨があった。後はスマートフォンを介して代金を支払うのみにて、手間や面倒は皆無だ。

心配なのは、3月はじめのウドンタニーの気温について。2020年3月のウドンタニーは、雨がちで寒かった。できるだけ暑くなってくれることを、祈るばかりである。


朝飯 揚げ湯波の甘辛煮、菠薐草のソテーを添えた目玉焼き、納豆、切り昆布の炒り煮、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬(半割り)、ごぼうのたまり漬、メシ、菠薐草の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 チーズ、バンブー「コスモス」のトマトとモッツァレラチーズのサラダカツレツドライマーティニ家に帰ってからの「セブンイレブン」の「クリームどか盛り! 背徳ミルクプリン」、Old Parr(生)


美味しいおうちごはんのウェブログ集はこちら。

2025.11.20(木) 霜か夜露か

二日つづけて寝ることに成功し、3時台に快適に目を覚ます。

寝ることに成功するとは、飲酒が過ぎて食堂の椅子で寝てしまうとか、飲酒が過ぎてパジャマを着ないまま寝てしまうとか、それほど眠くないうちに寝台に上がってTikTokを眺めるうち、それを垂れ流したまま寝てしまうなどということのない寝入りを指す。

起きて食堂に来て仏壇のことを済ませ、コンピュータを開いて真っ先にしたのは、きのう割ってしまった茶碗の後釜を探すことだった。ウェブ上を徘徊して、きのうまでとおなじものを見つけ、送料の最も安い店を特定し、更に送料を無料にするため、形はおなじでも絵付けの異なる二客を買い物カゴに入れる。

その楽天の店で決済に進むと、思いがけずポイントが貯まっていた。そのポイントを使った結果、二客の茶碗は無料で買うことができた。「めでたし」である。

ところできのうの日記に書いたように、今日はオヤジの祥月命日だ。よって道の駅「日光街道ニコニコ本陣」への本日最初の納品から戻った8時20分にふたたびホンダフィットに乗り、墓参りをするため家内と如来寺へ行く。土の上に白く光っているのは明け方に降りた霜だろうか、あるいは夜露の凍ったものだろうか。

ウチのお墓は手のかかる形態にて、年に一度は本職による手入れが欠かせない。それは毎年11月に行われ、今年は23日に予定をされている。来年は、その日程が11月20日より早くなれば幸いである。


朝飯 揚げ湯波の甘辛煮、トマトのスクランブルドエッグ、菠薐草のソテー、納豆、切り昆布の炒り煮、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬(半割り)、ごぼうのたまり漬、メシ、大根と若布の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 豚肉と椎茸と厚揚げ豆腐と白菜と小松菜の鍋なめこのたまり炊、麦焼酎「こいむぎやわらか」(焙じ茶割り)


美味しいおうちごはんのウェブログ集はこちら。

2025.11.19(水) 清涼剤

よく覚えてはいないものの、きのうの夜は早く寝に就けたらしく、今朝は2時に目が覚めた。もっとも、起きて食堂に来たのは3時をまわってからだ。コンピュータを開くのは、仏壇に花と水とお茶と線香を供えてから。そして先ずは「汁飯香の店 隠居うわさわ」にインターネットを介していただいた予約を承る。

今朝は、来月15日の朝一番に、外国人らしい方から予約が入っていた。僕はいわゆるダブルブッキングを避けるため、返信をお送りする前に必ず、紙の予約表を確認することにしている。よって事務室へ降りて、その表を四階の食堂に持ち来る。

「汁飯香の店 隠居うわさわ」の、特に今週末の23日は超のつく満席をいただいている。しかし日曜日に限っては最近、皿洗いの人が来てくれるようになったから、調理に当たる家内の気持ちは、それほど切迫していないらしい。

それにしても今朝は良く晴れている。オヤジが亡くなった2005年11月20日の空も快晴だった。その祥月命日が近づくと毎年、仏壇に線香を手向けて下さる方がいる。今年は数日前に長男に連絡があって、9時に来て下さった。オヤジにはとても世話になったと考えて下さっているその方とは、家内に長男も加えて数十分ほども話をすることができた。その歓談はまた、繁忙の最中の一服の清涼剤になって、多いに有り難かった。

きのうから明日までを予定している社員との面談は、昼食を挟んで15時30分まで続いた。以降は道の駅「日光街道ニコニコ本陣」へ本日最後の納品におもむき、帰社して以降は閉店の17時30分まで店に立つ。


朝飯 生のトマトとホウレンソウのソテーを添えた目玉焼き、納豆、切り昆布の炒り煮、挙げ湯波の甘辛煮、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬(半割り)、ごぼうのたまり漬、メシ、里芋と若布の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、玉子焼き、大根おろしを添えた鰤の塩焼き、らっきょうのたまり漬(半割り)、なめこのたまり炊、牛肉のすき焼き風、「山本合名」の山廃純米「天杉」(燗)


美味しいおうちごはんのウェブログ集はこちら。

2025.11.18(火) なかなか楽しくなりそうな

きのう下今市駅からの上り特急の中で新聞を読むうち、思いがけない記事を見つけた。僕は荷物は紙一枚さえ減らしたい性分だから、iPhoneを持っていれば、その記事を画像に残し、新聞は捨てただろう。しかしきのうの日記に書いたように、iPhoneは手元になかった。よって当該の記事は指で慎重に切り取って、本のあいだに挟んだ。

その切り抜きを、今朝は事務室に来たばかりの長男に見せ、軽く説明を加えた。切り抜きはまたコピー機で複写をして、家内の事務机に置いた。その記事が紹介している本を、僕は今日明日中にもamazonに注文するだろう。

さて、今日から三日間は、社員との面談が続く。その場に臨んだのは、9時から昼食を挟んで16時の直前まで。面談の合間の社員への連絡は、iPhoneに設定した館内電話で済ませた。

終業後、事務机に着いて左手に提げたカレンダーに目を遣れば、うっかり忘れてはいけない用事がふたつ書き込まれている。更には今になって、新たな用事も出てきた。今月の下旬は、なかなか楽しくなりそうな予感がしている。


朝飯 菠薐草のおひたし、納豆、茄子の揚げびたし、めかぶの炒り煮、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬(半割り)、ごぼうのたまり漬、メシ、舞茸の天ぷらと莢隠元の味噌汁
昼飯 茄子の揚げびたし、ほぐし塩鮭、白胡麻、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」のお茶漬け
晩飯 人参とベビーリーフのサラダブロッコリーのバターソテー鶏のトマト煮のチーズ焼きクロワッサンチーズバンブーChablis Billaud Simon 2018


美味しいおうちごはんのウェブログ集はこちら。

2025.11.17(月) 画像は訳あって

先月20日に続いての歯の治療のため、10時30分を過ぎたところで日光街道を自転車で下る。iPhoneを会社あるいは家のどこかに置き忘れてきたことに気づいたのは、下今市駅の改札口を抜け、跨線橋へ上がるエレベータの前まで来たときだった。今から引き返しては10:53発の上り特急には乗れない。乗れなければ大井町のソーマ歯科室に入れた14時の予約には間に合わない。よってそのまま跨線橋を渡り、間もなく入線してきた特急リバティきぬ122号に乗り込む。

特急券はiPhoneを介して東武鉄道のアプリケーションで買った。座席の番号はiPhoneに画像で残した。その画像を今は見ることができない。うろ覚えの席に着いて持参した新聞を読むうち、車掌が通りかかる。車掌は何も言わない。ということは、僕の席はいま着いているところで間違っていない、ということだ。先ずは第一関門突破、である。

大井町までの経路は、普段はiPhoneの乗り換え案内を見て決める。しかし今日は「ままよ」とばかりに北千住の常磐線のプラットフォームから品川行きに乗る。その品川で京浜東北線に乗り換え、大井町には13時すこし過ぎに着いてしまった。

僕からの聴き取りにより、治療は前回10月20日に下した判断より軽く済ませることをソーマ先生は決めた。治療に要する時間が短くなったこともあって、先生からはいつもより沢山の話を聞くことができた。

さて次は散髪。とはいえiPhoneが無いから行きつけの大衆床屋に予約の電話を入れることはできない。新橋の雑居ビルに入ってエスカレータで上階へ上がり、通路を往く。そこに並べられた椅子に待ち客はひとりも見えない。店内では複数の係が手持ち無沙汰の様子で立っていた。訊けば今日の午後は閑古鳥とのことで、ここでも助かった。

このところの散歩道は京橋から日本橋にかけての数百メートルで、右側にはアーティゾン美術館があるものの、僕はモンベル、パタゴニア、明治屋、丸善と、いつも左側を歩く。丸善では今日も幾冊かの本が目に留まった。しかし買うことはしない。未読の本が増えるばかりだからだ。

日本橋から北千住までは地下鉄のみを使って移動。トートバッグにiPhoneは入れ忘れても、本は二冊をしっかり持参した。そのうちの一冊は行きの特急の中で読み終えている。そういう次第にて二冊目を読みつつ飲酒活動をし、iPhoneではなく券売機で買った切符を手に20:13発の下り特急に乗る。


朝飯 納豆、舞茸の天ぷら、梅干、鮭の焼きほぐし、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬(半割り)、ごぼうのたまり漬のお茶漬け
昼飯 「セブンイレブン」のサンドイッチ、牛乳
晩飯 「山崎」のカプレーゼ、パテドカンパーニュ、パン、白烏賊と玉葱のバターソテー、グラスの白ワイン

2025.11.16(日) 法事と仕事

きのうに引き続いて、早朝より「汁飯香の店 隠居うわさわ」の厨房に入る家内の荷物を手に、母屋から隠居へと向かう。空には少なくない雲があるものの、東の低いところはオレンジ色を帯びている。朝日は間もなく例幣使街道の杉並木の上に上がった。きのうのテレビの天気予報によれば、これから一週間ほどは晴天が続くらしい。とても有り難い。

「汁飯香の店 隠居うわさわ」の本日の通常営業は午前のみ。昼には親戚の法事の予約が数ヶ月前より入っていた。その席には僕も連なり、献杯の係に指名をされる。料理はどれもこれも美味かった。そして床脇に置かれた陰膳と遺影に目を遣り、半世紀以上も前に故人と共にした諸々を思い出す。

その席から自宅四階へ戻ると時刻は13時20分。スーツを仕事着に着替えて即、店に降りる。勤労感謝の日の絡む三連休を来週に控えてはいるものの、店の混雑ぶりからすれば、紅葉狩りの観光客の人出は今日がその頂点なのではないか、という気もしないではない。

本日の、道の駅「日光街道ニコニコ本陣」への配達は、配達係のイザワコーイチさんと僕とを合わせれば、まるで元日なみの計6回に及んだ。包装係に多めお生産量を伝えておいたことは正解だった。明日からの一週間も、大いに楽しみである。


朝飯 鮭の昆布巻、納豆、挙げ湯波の甘辛煮、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬(半割り)、ごぼうのたまり漬、メシ、舞茸の天ぷらと若布の味噌汁
昼飯 「汁飯香の店 隠居うわさわ」の会食膳ごはん味噌汁甘味
晩飯 豚肉と白菜と厚揚げ豆腐の鍋、なめこのたまり炊、らっきょうのたまり漬(半割り)、麦焼酎「こいむぎやわらか」(お湯割り)


美味しいおうちごはんのウェブログ集はこちら。

2025.11.15(土) バンブー

ふつか続けて酒が過ぎ、ふつか続けて素っ裸で寝てしまった。枕元にスマートフォンは無いから現在の時刻は分からない。数ヶ月後に控えたスピーチというか講演というか、それを想定したものを頭の中で繰り返し、いよいよ起きて服を着る。洗面所の電波時計は3時56分を指していた。

仏壇のことを済ませてからコンピュータに向かう。先ずは「汁飯香の店 隠居うわさわ」へのご予約を受けつけることから仕事を始める。ちなみに今日から来週月曜日までの三営業日はすべて満席。きのうの20時17分にいただいたご予約により、来週の日曜日も満席になった。

その「汁飯香の店 隠居うわさわ」に持ち込む食材が今日はことのほか重いとのことにて、払暁より厨房に入る家内の荷物は僕が手に提げて、百数十メートルほどをつき合う。東の空にはいまだ、旧暦9月25日の月が残っていた。

日中、ふと思いついて、来年のバンコクMGの日程をインストラクターのタナカタカシさんに問い合わせる。間もなく届いた返信には、5月23日から24日、11月28日から29日の開催日があった。11月の末は繁忙の最中にあるから除外をして、5月のそれに合わせて旅程を組み立てる。谷口正彦の「冒険準備学入門」をひもとくまでもなく、旅は、出かける前も充分に楽しいのだ。

さて事務机の電子卓上計算機には「19:00 公民館」と記したポストイットがある。17時30分の閉店を待って、三台のキャッシュレジスターを締める。すべての社員は18時の終業から15分ほどのあいだに退社をする。そうしたら通用口の鍵を閉め、四階の食堂へ上がる。

バンブーは、本当によくできたカクテルだと思う。そしてこれを小さなグラスで数杯ほども干してから、町内役員の会議へと向かう。


朝飯 コロッケ、生玉子、鮭の焼きほぐし、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、クレソンの天ぷらの味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 バンブー「カルフールキッチン」のサンドイッチChablis Billaud Simon 2018


美味しいおうちごはんのウェブログ集はこちら。

2025.11.14(金) ごはん炊き味噌汁つくり教室

今日は「汁飯香の店 隠居うわさわ」に東京から十数名のお客様がいらっしゃって「ごはん炊き味噌汁つくり教室」が開かれる。講師は長男。そういう次第にて、ご一行が到着される十分前に、会場の様子を見に行く。

床の額は数日前に、羅漢山人の「大黒天の図」から勝海舟の「志士多苦心君子玉令名」と読むのだろうか、その年中掛に掛けかえておいた。花は梅もどきにベリー系の紅葉を配した大ぶりのそれが活けられている。天気は晴れ。絶好の教室日和である。しかしいつまでそこにいても僕はすることがない。早々に去って事務室へ戻る。

しばらくすると事務係のカワタユキさんに「ことしの紅葉の混雑は、もう終わったんでしょうか」と声をかけられる。それは僕も感じていたところで、売上げの数字は悪くないものの、街にはそれほどの渋滞が発生しないのだ。紅葉狩りの観光客はようやく、日や場所をずらして遊ぶことを覚えたのだろうか。それでもとにかく、勤労感謝の日のからむ連休までは油断はできない。そしてその気持ちは次に控える師走の大需要により、大晦日まで続くのだ。更に元日も仕事。有り難いといえば有り難い、ということである。


朝飯 鮭の昆布巻、目玉焼き、納豆、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬(半割り)、ごぼうのたまり漬、メシ、大根と万能葱の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 “Parrot”のチキンカントリー“evodia 2021”


美味しいおうちごはんのウェブログ集はこちら。

< 古い日記へ  

上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

2025

2024

2023

2022

2021

2020

2019

2018

2017

2016

2015

2014

2013

2012

2011

2010

2009

2008

2007

2006

2005

2004

2003

2002

2001

2000

蔵見学