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清閑 PERSONAL DIARY

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2025.11.16(日) 法事と仕事

きのうに引き続いて、早朝より「汁飯香の店 隠居うわさわ」の厨房に入る家内の荷物を手に、母屋から隠居へと向かう。空には少なくない雲があるものの、東の低いところはオレンジ色を帯びている。朝日は間もなく例幣使街道の杉並木の上に上がった。きのうのテレビの天気予報によれば、これから一週間ほどは晴天が続くらしい。とても有り難い。

「汁飯香の店 隠居うわさわ」の本日の通常営業は午前のみ。昼には親戚の法事の予約が数ヶ月前より入っていた。その席には僕も連なり、献杯の係に指名をされる。料理はどれもこれも美味かった。そして床脇に置かれた陰膳と遺影に目を遣り、半世紀以上も前に故人と共にした諸々を思い出す。

その席から自宅四階へ戻ると時刻は13時20分。スーツを仕事着に着替えて即、店に降りる。勤労感謝の日の絡む三連休を来週に控えてはいるものの、店の混雑ぶりからすれば、紅葉狩りの観光客の人出は今日がその頂点なのではないか、という気もしないではない。

本日の、道の駅「日光街道ニコニコ本陣」への配達は、配達係のイザワコーイチさんと僕とを合わせれば、まるで元日なみの計6回に及んだ。包装係に多めお生産量を伝えておいたことは正解だった。明日からの一週間も、大いに楽しみである。


朝飯 鮭の昆布巻、納豆、挙げ湯波の甘辛煮、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬(半割り)、ごぼうのたまり漬、メシ、舞茸の天ぷらと若布の味噌汁
昼飯 「汁飯香の店 隠居うわさわ」の会食膳ごはん味噌汁甘味
晩飯 豚肉と白菜と厚揚げ豆腐の鍋、なめこのたまり炊、らっきょうのたまり漬(半割り)、麦焼酎「こいむぎやわらか」(お湯割り)


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2025.11.15(土) バンブー

ふつか続けて酒が過ぎ、ふつか続けて素っ裸で寝てしまった。枕元にスマートフォンは無いから現在の時刻は分からない。数ヶ月後に控えたスピーチというか講演というか、それを想定したものを頭の中で繰り返し、いよいよ起きて服を着る。洗面所の電波時計は3時56分を指していた。

仏壇のことを済ませてからコンピュータに向かう。先ずは「汁飯香の店 隠居うわさわ」へのご予約を受けつけることから仕事を始める。ちなみに今日から来週月曜日までの三営業日はすべて満席。きのうの20時17分にいただいたご予約により、来週の日曜日も満席になった。

その「汁飯香の店 隠居うわさわ」に持ち込む食材が今日はことのほか重いとのことにて、払暁より厨房に入る家内の荷物は僕が手に提げて、百数十メートルほどをつき合う。東の空にはいまだ、旧暦9月25日の月が残っていた。

日中、ふと思いついて、来年のバンコクMGの日程をインストラクターのタナカタカシさんに問い合わせる。間もなく届いた返信には、5月23日から24日、11月28日から29日の開催日があった。11月の末は繁忙の最中にあるから除外をして、5月のそれに合わせて旅程を組み立てる。谷口正彦の「冒険準備学入門」をひもとくまでもなく、旅は、出かける前も充分に楽しいのだ。

さて事務机の電子卓上計算機には「19:00 公民館」と記したポストイットがある。17時30分の閉店を待って、三台のキャッシュレジスターを締める。すべての社員は18時の終業から15分ほどのあいだに退社をする。そうしたら通用口の鍵を閉め、四階の食堂へ上がる。

バンブーは、本当によくできたカクテルだと思う。そしてこれを小さなグラスで数杯ほども干してから、町内役員の会議へと向かう。


朝飯 コロッケ、生玉子、鮭の焼きほぐし、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、クレソンの天ぷらの味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 バンブー「カルフールキッチン」のサンドイッチChablis Billaud Simon 2018


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2025.11.14(金) ごはん炊き味噌汁つくり教室

今日は「汁飯香の店 隠居うわさわ」に東京から十数名のお客様がいらっしゃって「ごはん炊き味噌汁つくり教室」が開かれる。講師は長男。そういう次第にて、ご一行が到着される十分前に、会場の様子を見に行く。

床の額は数日前に、羅漢山人の「大黒天の図」から勝海舟の「志士多苦心君子玉令名」と読むのだろうか、その年中掛に掛けかえておいた。花は梅もどきにベリー系の紅葉を配した大ぶりのそれが活けられている。天気は晴れ。絶好の教室日和である。しかしいつまでそこにいても僕はすることがない。早々に去って事務室へ戻る。

しばらくすると事務係のカワタユキさんに「ことしの紅葉の混雑は、もう終わったんでしょうか」と声をかけられる。それは僕も感じていたところで、売上げの数字は悪くないものの、街にはそれほどの渋滞が発生しないのだ。紅葉狩りの観光客はようやく、日や場所をずらして遊ぶことを覚えたのだろうか。それでもとにかく、勤労感謝の日のからむ連休までは油断はできない。そしてその気持ちは次に控える師走の大需要により、大晦日まで続くのだ。更に元日も仕事。有り難いといえば有り難い、ということである。


朝飯 鮭の昆布巻、目玉焼き、納豆、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬(半割り)、ごぼうのたまり漬、メシ、大根と万能葱の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 “Parrot”のチキンカントリー“evodia 2021”


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2025.11.13(木) ピグモン

8時すぎに道の駅「日光街道ニコニコ本陣」へ本日最初の納品をし、帰りに如来寺の参道から日光街道へ出ようとすると、日光街道の上下線の信号は赤だった。それが赤なら脇道から出やすい。僕はアクセルに右足の力を加えようとした、あたかもそのとき、右手の日光方面からクルマが来た。そのクルマのドライバーはしかし、真正面に見えているはずの赤信号に気づいていないらしく、速度を落とさない。横断歩道の信号は青で、自転車を押したオバサンが道を渡り始めている。僕はクラクションのパッドを右手で強く押し、盛大に、しかも止めずに鳴らし続けた。

枯れ葉マークを付けた国産車はその音に気づいて急減速をし、横断歩道の直前で辛うじて止まった。僕がクラクションを鳴らし続けなければ、自転車のオバサンは撥ね飛ばされていただろう。枯れ葉マークのクルマの運転席にはオバーサンがいた。

子どものころ、円谷プロ制作のテレビ番組「ウルトラQ」のオープニングにはしばらく、暗いトンネルを進む地下鉄の動画が流れた。カメラが運転席に近づくと、運転をしているのは人間ではなく、ピグモンだった。

現在の日本の公道上には、地球外生物のようなドライバーが多々、混じっている。歩行者が横断歩道を渡る際には、クルマが停まったことを確かめてから一歩を踏み出す必要がある。僕も地球外生物にならないよう、重々、気をつけようと思う。


朝飯 らっきょうのたまり漬(半割り)、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、五目ごはん、生玉子、若布と万能葱の味噌汁
昼飯 揚げ玉、切り昆布の炒り煮、鮭の焼きほぐし、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」のお茶漬け
晩飯 トマトと刻みキャベツを添えた二種のコロッケ、らっきょうのたまり漬(半割り)、ごぼうのたまり漬、Old Parr(お湯割り)


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2025.11.12(水) 来年のカリキュラム

漢詩を作ろうなどという大それたことは、もとより頭にはない。しかし漢詩をそれなりの先生に就いて鑑賞したいという気持ちは何十年も前から持ち続けていた。そして今年の4月18日に遂に、湯島聖堂の敷地にある斯文会館を訪ねた。4月であれば、講義は既にして始まっている。よって勉強は来年から始めることとした。

その斯文会にきのう、来年のカリキュラムはいつ決まるのかと、ウェブページの専用フォームから問い合わせた。答えは、孫のシンとカコの七五三のお参りを瀧尾神社で済ませて会社に戻ったところで届いていた。そこには、令和8年度のカリキュラムは同年の3月はじめにウェブページに載る。紙で欲しければ送付する旨があった。ウェブページで知らせてくれるなら紙の資料は要らない。僕はそれを返信して、来年のカレンダーの3月はじめの空白に「斯文会日程確認」の文字を書き入れた。受けたい講義が僕の行きやすい曜日に重なれば幸いである。

ところで毎年末にモビリティリゾートもてぎで開かれる走行会の案内は、例年よりすこし遅れてきのう封書で届いた。それを受けて夕刻がちかくなるころ車庫へ行く。そうして2006年からほとんど毎年その会で走らせている”BUGATTI 35T”のギアレバーをニュートラルにし、車体をすこし動かす。タイヤをゆがませないための、数ヶ月に一度の軽作業ある。


朝飯 鮭の「日光味噌のたまり浅漬けの素・朝露」漬け焼き、スクランブルドエッグ、納豆、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬(四つ割り)、ごぼうのたまり漬、メシ、けんちん汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 なめこのたまり炊、らっきょうのたまり漬(四つ割り)、玉子焼き手巻き鮨、「山本合名」の山廃純米「天杉」(燗)、羊羹、Old Parr(生)


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2025.11.11(火) 冠雪

今朝は東の空の色がことのほか良い。よって屋上へ上がり、その空へiPhoneを向ける。時刻は5時36分。気温は、みじかい間なら、ダウンパーカや帽子などは特に必要としないくらいのところを保っている。

それから一時間ほどが経って、今度は家内が朝食の準備にかかろうとしながら、南西に向いた窓から北西を見る。すると日光の山々が冠雪をしているという。そう言われれば、ふたたび屋上へ上がるしかない。空の青さを受けて、地上の景色も青味を帯びている。そして山々は確かに、幾分かの雪を蓄えていた。その雪が根雪になり、やがて融けるまでには、これから五ヶ月はかかるだろう。地球の温暖化は確かでも、冬はいまだ結構、長い。

午後は、今年のカレンダーに記した気をつけるべきことを、来年のカレンダーに書き写す。かつては、これをコンピュータで行っていた。しかしカレンダーに手で書き、それを日々、目で確かめる方がしっくりくるのはなぜだろう。

入浴を終えたところで、右足親指の、数日のあいだ無精をして手当をしなかった深いアカギレに軟膏ハクシンを埋め込み、キズパワーパッドで覆う。更に、そのキズパワーパッドがたやすく剥がれないよう、絆創膏で巻く。アカギレとのつきあいは、春彼岸が過ぎてもしばらくは続くと思う。


朝飯 トマトのソテーを添えた目玉焼き、菠薐草のおひたし、切り昆布の炒り煮、鮭の焼きほぐし、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬(半割り)、ごぼうのたまり漬、メシ、けんちん汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、里芋の日光味噌「梅太郎赤味噌」和え、蒲鉾、蕪と胡瓜のぬか漬け、鮭の「日光味噌のたまり浅漬けの素・朝露」漬け焼き鶏肉の日光味噌「梅太郎白味噌」混ぜ団子、「山本合名」の山廃純米「天杉」(燗)


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2025.11.10(月) 本とストール

事務机の左手に掛けたカレンダーの今日のところには「10:30 会計事務所」の書き込みがある。その日程に従って、釣銭の1,000円札を整えていた四階から、10時20分に事務室へ降りる。経営の成績が良くても悪くても、会計事務所へ行くことは嫌いではない。むしろ好きだ。長男はできあがったばかりの、今となっては前期の決算書を携えて、ホンダフィットの助手席に着いた。

会計事務所では、よほど気をつけていないと、経理計数経営の話から逸脱をして、世間話が長くなる。その世間話の中にも経営に重大な影響を及ぼすことはあるから無駄なことはまったく無いと、長男は言う。会社には11時40分に戻れた。そして僕は、昼食により人員の少なくなる13時30分まで店に立つ。

当然のことながら、多くの人は週末に遊ぶ。次に多いのは、日曜日から月曜日にかけて一泊で遊びにいらっしゃる方々だ。だから平日とはいえ、月曜日はなかなかに忙しい。

17時すこし前にいらっしゃった四人組のお客様は、みなさま二十代と思われる。そういう若い方々でも味噌や漬物を買ってくださることは有り難い。そのうちのお一人は書籍部から文庫本一冊を、もうお一人は雑貨部の壁に掛けてある大判のストールも、併せてお買い上げくださった。

日光には晩秋の気配が濃くなった。四階の食堂から望める隠居の桜も、だいぶ紅葉してきた。その他の低木については、どうだろう。床の軸は羅漢山人の「大黒天の図」から、取りあえずは勝海舟の「志士多苦心」に換えようと思う。


朝飯 鮭の焼きほぐし、揚げ湯波の甘辛煮、焼き海苔、納豆、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬、メシ、けんちん汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 人参とレタスのサラダ茹でたブロッコリーを添えたビーフステーキCHATEAU DE LA LAMBERTIE BORDEAUX 2019プリン、Old Parr(生)


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2025.11.9(日) とても暑くても大丈夫

朝、販売係のカワカミナオさんより、人手の薄くなる、また経験の少ないパートタイマーのみになる11時30分から12時30分、また13時30分から14時30分のあいだは店に立つよう言われて諒承する。もちろん、それ以外の時間にも、店の忙しい様子が事務室から認められれば、その都度、店へ行く。

配達係のイザワコーイチさんもパートタイマーで、15時に退社をする。今日のイザワさんは、店にいる僕を帰り際に呼び、道の駅「日光街道ニコニコ本陣」に、更に納めなければ売り切れ必至の商品をいくつか挙げた。この時期の道の駅は、本当に、油断がならないのだ。結局のところ、道の駅へはそれから夕刻までに二度の配達をすることになった。

会社を出たり入ったりしながら店で試食をお配りしていると、日本語による返事の戻らない四人組がいらっしゃった。混み合う店の中でも、そのお客様には戸惑いの無いよう、目くばり、気くばりをする。海外からのお客様なら、冷蔵を要しない商品の方が取り扱いはお楽だろう。そう考えて常温対応の品をお勧めすると「タイはとても暑いですが大丈夫ですか」とご質問を戴いた。タイなら得意分野である。

お客様は有り難くも「日光味噌のたまり浅漬けの素・朝露」と日光味噌のフリーズドライ味噌汁”with LOVE”をお買い上げくださった。この味噌汁を、僕は過去に随分とタイで現地の人に配り、その反応を確かめている。お客様が帰国をされてこの味噌汁をお飲みになれば「あぁ、もっと買ってくれば良かった」と、お感じになるではないか。

それはさておき、こうして毎日のように忙しく立ち働いていると、曜日の感覚が失われてくる。少なくともきのう今日については、現在が土曜日なのか、はたまた日曜日なのか、あやふやなまま会社の中を行き来していた。月にいちど通うことにしている伊豆のカイロプラクティックには、今月と来月に限っては、行けない雲行きである。


朝飯 きのうの夜のキムチ鍋の残りぶっかけメシ、らっきょうのたまり漬「つぶより」(四つ割り)、けんちん汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 らっきょうのたまり漬(四つ割り)、バンブー三種の茸のスパゲティChablis Billaud Simon 2018


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2025.11.8(土) 紅葉狩り

朝、本日の下野新聞第一面にあるコラム「雷鳴抄」を読みながら、日光の紅葉狩りについて、僕とおなじ考えの人の少なくないことを知る。それを以下に引用してみる。

……
旧日光市で生まれ、街中で商売を営んでいた母は奥日光の紅葉にほとんど感心を持たなかった。
……
ここで「そうそう」と、僕は同意をする。
……
「わざわざ見に行くものじゃない。そのうち山から下りてくる」と、よく話していた。
……
おっしゃる通り、である。

「雷鳴抄」の担当者によれば、僕が今月3日の日記に書いた、いろは坂の途中にある県営駐車場を閉鎖することによって渋滞が大幅に緩和されたことについても
……
一定の効果はあったようだが、時間帯によってはいろは坂通過に約3時間半かかったという。
……
と書いている。そして
……
もはや車の通行量を規制するしかない、とも思える。
……
と続けるも、観光業者が大反対をすることは明白だから、この施策の実現性は低い。
……
それもできないなら、観光客側が自ら避けるしかない。時間をずらすか、場所をずらすかである。
……
これは、この季節の日記に僕が毎年のように書き、しかし書いても仕方ないと諦めて、今年は書かなかったことだ。そして担当者は更に続ける。
……
同僚は福島県境に近い日光市三依地区で紅葉狩りを楽しんできたという。
……
ここまで僕と考えの重なる「雷鳴抄」は、初めて読んだ。しかしながら紅葉狩りの季節の日光の大渋滞は、これからも続くのだ。なぜか。大多数の人は、賑わっているところ、皆の行くところ、つまりは混み合っているところが好きだから、である。


朝飯 里芋の淡味炊き、納豆、生玉子、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「つぶより」(四つ割り)、ごぼうのたまり漬、けんちん汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 里芋の淡味炊き、夏太郎らっきょう、なめこのたまり炊、キムチ鍋、麦焼酎「こいむぎやわらか」(お湯割り)、杏仁豆腐、Old Parr(生)


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2025.11.7(金) 新しいパスポート

事務机の左手に掛けたカレンダーの、今日のところには「10:00-12:00 市役所」の書き込みがある。先月の23日に交付を申請したパスポートができあがるのだ。時間を「10:00-12:00」としたのは、印紙を売る売店の確実に開いている時間を23日に確かめておいたことによる。

紅葉狩りの季節には普段に増して店が賑わうため、週に一度は釣銭の両替が必要になる。今日も9時ちょうどに銀行へおもむき、種銭の、5,000円札や1,000円札や500円硬貨や100円硬貨への両替を頼む。そしてその足で、クルマを使えば目と鼻の先の日光市役所へ行く。

10年有効旅券の交付に必要な手数料は、収入印紙14,000円と栃木県収入証紙2,300円の計16,300円だった。年に3回を使うとすれば10年で30回。1回あたりの印紙代は543円。吉田松陰は気の毒だったな、と思う。下田渡海事件から6年を待てば、咸臨丸に乗れたかも知れないのだ。

その真新しいパスポートを会社に持ち帰り、最後のページの緊急連絡先に、先ずは長男の名を記す。次にその住所として”487″の番地までは良かったものの、次は”Imaichi-shi”と、2006年3月20日までの市名を書いてしまう。「あらら」とは思ったものの、二重線で汚すのも嫌なため、そのままとする。

それはさておき何年か前に、家族のパスポートは一ヶ所にまとめて保管をしているという人が、うっかり息子のパスポートを持って成田空港へ行ってしまった話を本人から聞いた。僕も、古いパスポートを持って空港へ行くなどの失態を犯してはいけない。そう考えて、”VOID”の判を捺されて返却されたパスポートは、四階の、おばーちゃんが使っていた机の引き出しに収めた。数えてみると、使い終えたパスポートは六冊に及んでいた。

次は来春の航空券の手配。日本を離れたその日のうちにウドンタニーまで行くか、それともバンコクに一泊をするか、またそのウドンタニーとチェンライにはそれぞれどれくらい滞在をするか、そのあたりが悩ましいところではある。


朝飯 ムースーロー丼、らっきょうのたまり漬「つぶより」(四つ割り)、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、けんちん汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 パン其の一パン其の二リンゴのジャム茹でたブロッコリーを添えた鶏肉の香草炒めChablis Billaud Simon 2018


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上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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