2026.8.10(月) 夏の頂点は今ごろか
夕刻から雷を伴う小一時間ほどの豪雨。翌朝は爽やかな晴れ、という日がきのう今日と続いている。今朝は5時を過ぎたら早くも手持ち無沙汰になったため、隠居の庭に出かけてみる。グリーンカーテンの朝顔は、僕の背より高いところまで蔓を伸ばしていた。様々なところから種を集めた花は、好事家が手塩にかけたそれとは似ても似つかないものながら、その風情は大いに悪くない。
そのように静かだったのは会社の始まる前までのことにて、午前はふたつの銀行を回ってお盆中の小口現金を得たり、通帳記入、あるいは当座預金の残高を調べたりする。日光街道の、きのうから始まった市中心部の渋滞は、今日に入ってますますその車列を長くしてきた。
午後は金融機関の人の来訪を受けて、あれやこれや。それが終われば道の駅「日光街道ニコニコ本陣」へ本日最後の納品。「少なくなっていた商品を納めに行けば、別の商品が売り切れ寸前になっている」という繁忙期特有のモグラ叩きが発生して、結局のところ、本日の納品は4度に及んだ。
ところできのうの夕刻は、あまりの暗さに、日の短くなったことを呪った。しかしそれは錯覚にて、空の暗さは雷雨の予兆に過ぎなかった。今日は幸いにして雷雲は発生せず、閉店の17時30分になっても、空はいまだ充分に、昼の明るさを残していた。秋は米語で”fall”。「落ちたくはないではないですかー」と、強く思う。
朝飯 鰯の網焼き、納豆、鮭の焼きほぐし、揚げ玉、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、たまり漬「七種刻み合わせ・だんらん」、なめこのたまり炊のお茶漬け
昼飯 納豆と玉葱のつゆの素麺
晩飯 “Girouette”の前菜盛り合わせ、鶏白レバーのパテ、パン、鴨もも肉とソーセージと白インゲン豆の煮込み、シャルドネのそれほど高くないワイン
2026.8.9(日) 雷雨ふたたび
朝4時の空は穏やかに晴れていた。昨夜の豪雨により地表が冷まされたせいか、蒸し暑さはまったく感じない。「かくあるべし」という、夏の朝である。
食堂にコンピュータを開いて先ずすることは「汁飯香の店 隠居うわさわ」にインターネットを通じていただいたご予約の承りだ。今日もきのうに続いて満席。明日はひと枠のみが、いまだ空いている。グリーンカーテンの朝顔は、またすこし、丈を伸ばしたことだろう。
きのう思いがけず、自由学園男子部35回生のグループラインで、同級生のオーハシシンイチ君と、およそ半世紀ぶりにことばを交わした。オーハシ君が健在であることに、僕は非常な嬉しさを感じた。
オーハシ君とは「うわさわ、おおはし」と、出席番号が隣り合っていたことから、二人一組での宿直をすることがしばしばあった。自由学園は自治を重んじる学校で、18歳を過ぎれば学生が夜の見回りを任されたのだ。
そんなある晩、男子部から紅葉坂を下って女子部へ向かうテニスコートの脇を懐中電灯を手に歩きつつ、ヒマラヤの村々で食材を調達しながら氷河をたどる旅ができると、オーハシ君は教えてくれた。僕は大いに興味をそそられたものの、現実味は薄いとも考えていた。
そのオーハシ君はあるとき、僕に先んじてネパールに入った。僕はオーハシ君の滞在するカトマンドゥのトゥクチェピークホテルに宛てて、1980年の年明けに、先ずはカルカッタへ行く旨の手紙を書いた。
当時のカルカッタの惨状を話せば今は信じる人も少ないだろうけれど、とにかく僕はカルカッタでは数日を過ごしたのみにてビルマ航空の切符を手に入れ、カトマンドゥへ逃げた。そしてトゥクチェピークホテルに辿り着いてみれば「オーハシさんは、あなたの手紙を読んで勇躍、カルカッタへ下った」と知らされた。
のちに判明したところによれば、オーハシ君はカルカッタではパラゴンホテルに落ち着いていたという。当時そのホテルはバックパッカーのあいだでは有名で、僕もそこへ来ることを、オーハシ君は当然のように信じた。しかし僕は、別のホテルを選んでいた。
結局のところ、オーハシ君とは行き合うことができなかった。ほとんどすべての人がスマートフォンを持つ現在からすれば、まるで江戸時代、である。
それはさておき今日も夕刻より雷を伴う豪雨。それが小一時間で収まると、北の空に得も言われない青空が出現した。「秋にはなってほしくねぇなぁ」と、切に思う。
朝飯 納豆、生玉子、鰯の網焼き、なめこのたまり炊、たまり漬「七種刻み合わせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、茗荷と若布の味噌汁
昼飯 きのうの夜のざるうどんとおなじ味噌つゆの素麺
晩飯 「夏太郎」らっきょう、親子丼、「山本酒造店」の「白瀧上撰純米」(冷や)、レーズンウィッチ、Old Parr(生)
2026.8.8(土) 夏太郎
iPhoneは食堂に置いたままにしたらしいから、時間の確かめようが無い。起きて洗面所へ行くと、低い戸棚に置いた電波時計は4時20分を指していた。
日記を更新するたび必要があって訪れるページには、あれやこれやの宣伝がポップアップする。きのうから幾度となく現れるのは就職を斡旋する会社のそれで、特に、大西洋の離島に駐在する人を求めるものが最上部に目立っている。そしてそこに示されている給与は、驚くほど低い。しかし僕が跡継ぎという立場にない学生だったら、あるいは興味を覚えて募集に応じた可能性は無きにしもあらずだ。給与の低さは現地の物価の安さ、また日本の所得税や住民税のかからないことを前提にしたものかも知れない。
ところで先月31日の日記に書いた、日光産の新らっきょうを塩と酢だけで漬けた「夏太郎」は、今朝から蔵出しをされた。これから数週間は、夏の朝の爽やかさを、お客様に味わっていただけるだろう。
9時を過ぎたところで、8月3日の日記に書いた、高島屋新宿店での出張販売のお知らせ、またきのうの日記に書いた、しその実と茗荷の買入れの農家さんへのお知らせの、それぞれタックシールを事務係のツブクユキさんに手伝ってもらいつつ印刷する。
夕方の店舗は手薄にて、17時から30分間は、ひとりで店に立つ。しかしそのうち大口のお客様がいらっしゃって、事務係のヒロタイクコさんを呼ぶ。17時30分の閉店後もお客様はあり、よってキャッシュレジスターを締めながら、販売もする。
本日は19時より日光花火大会のところ、17時53分に雷鳴が聞こえ、雨が降り始める。その雨は、間もなく豪雨に変わった。見物の、特に子どもたちは無事に雨を避けられているだろうか。
夕食もそろそろ終わりかけの19時53分に、雷とは異なる音に気づいて屋上への階段を昇る。南から西にかけての雲には、相変わらず雷光が走っている。北の空にはようよう、花火が上がり始めた。
朝飯 刻みオクラ、大和芋のすりおろし、鰯の網焼き、なめこのたまり炊、たまり漬「七種刻み合わせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、キャベツと若布の味噌汁
昼飯 大和芋のすりおろしと刻みオクラのつゆの素麺
晩飯 「夏太郎」らっきょう、あれこれの薬味を加えた味噌つゆのざるうどん、「山本酒造店」の「白瀧上撰純米」(冷や)、レーズンウィッチ、Old Parr(生)
2026.8.7(金) 凱風
食堂の南東と南西に面した窓を開けても、風はそよとも通らない。しかし天井の空気調整機を冷房で回すほどの暑さでもない。よって汗をかく寸前の皮膚感のまま、朝のよしなしごとをする。
それから数時間ほども経つと、朝とは異なって、風が強く吹き始める。犬走りに提げたのれんは事務室から見るたび、風に煽られて片側に寄っている。そのつど外へ出て、元に戻すことを繰り返す。
北斎の「富嶽三十六景」に「凱風快晴」という絵がある。「凱風」の意味を検索エンジンに問えば「南からのおだやかな風」と出た。のれんの寄り具合からすれば、今日の風はまさに南からのものだ。空は晴れ、湿度は低く、まことに気持ちが良い。風は午後に至っても吹き続けているため、屋上へ上がってそれを、更に強く感じてみる。
午後の遅い時間には、長い付き合いの農家さんへ宛てて、しその実や茗荷の買入れを知らせる文章を作る。またこの秋からのパンフレットに、最終校正の朱を入れる。
朝飯 生のトマト、鮭の昆布巻き、小松菜のおひたし、キャベツと茗荷の辛子漬け、なめこのたまり炊、たまり漬「七種刻み合わせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、茗荷と若布の味噌汁
昼飯 茗荷のつゆの素麺
晩飯 ポテトサラダと刻みキャベツと生のトマトを添えた豚の生姜焼き、胡瓜のぬか漬け、「山本酒造店」の「白瀧上撰純米」(冷や)、花林糖、Old Parr(生)
2026.8.6(木) はやおき
起きて食堂に来たのは3時6分。東の空に星が見える。南の空にも見える。仏壇に花と水とお茶と線香を供えると3時15分。お盆が近づいている。仏壇の掃除は、いつしようか。妹の祥月命日に南半球から届いたヒマワリのプリザードフラワーは、お盆が過ぎても、しばらくは置くことにしよう。
早朝にすべきこと、つまり「汁飯香の店 隠居うわさわ」へのインターネットを通じでのご予約の承りとご返事の送付、電子会議室に上げられた諸々への返信、おとといの日記の公開、そしてきのうの日記の作成を終えても時刻はいまだ4時48分。東の空から急に、朝日が照りつけてくる。ここから先は特にすべきこともなければ、4階から1階へ降り、外へ出て国道121号線を南に歩く。隠居の庭のグリーンカーテンには、紫色の朝顔が7つ、8つほども開いていた。
隠居から店の駐車場へ戻り、事務室の外に届いていた朝刊を手に屋内に戻る。日本経済新聞第44面の「腹話術で伝えるヒロシマ」の、元幼稚園教諭の弟の最後の言葉は、あまりに悲しい。
新聞を閉じると5時50分。冷蔵庫からキャベツと茗荷を取り出して辛子漬けを仕込み、ついでに昨夜から出汁をひいておいたミルクパンに、茗荷と胡瓜を投入する。
味噌汁は美味かった。夜に口にした辛子漬けは、辛子と塩の量が多すぎた。今朝のレシピは書き残してある。次はもうすこし、皆の喜ぶものが作れるだろう。
朝飯 生のトマト、鮭の昆布巻き、法蓮草のソテーを添えた目玉焼き、納豆、なめこのたまり炊、たまり漬「七種刻み合わせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、胡瓜と茗荷と若布の味噌汁
昼飯 納豆と茗荷のつゆの素麺
晩飯 すき焼き、キャベツと茗荷の辛子漬け、「山本酒造店」の「白瀧上撰純米」(冷や)、杏仁豆腐
2026.8.5(水) 今年の2本目
今朝はそれほど早く起きることができなかった。既にして完成していたおとといの日記を公開し、きのうの日記を書き上げると時刻は6時5分。朝食の準備を始める6時30分には間に合うと踏んで…と、ここまで書いて「日本語では、予想することを踏むとも言うんだな。日本語を習得しようとしている海外の人は、何かと大変だな」と、同情に似た気持ちを抱く。
とにかく、僅々900メートルの距離をホンダフィットに乗って、東武日光線の下今市駅へ行く。そして少々の用を足して戻る。
今月は決算月のため、片付けておくべきことがある。早めの昼食から12時20分に事務室へ戻り、13時までは、静かに席に着いている。そして13時になったところでふたつの金融機関に電話を入れ、あれやこれやする。そのあれやこれやが14時前に完了したところで、郵便物を最寄りのポストへ投函しに行く。ついでにポストの前のクリーニング店に寄り、これから洗濯物を持ってきてもよろしいかと店主に訊く。
洗濯物とは45年ほど前に現在の価格の4分の1ほどで買ったオールデンのVチップだ。この靴は手に入れた当初から、なぜか黴が生えやすい。今回の洗濯で綺麗になったら、どこかの専門店に持ち込んで、黴の出ない処理ができるなら、それを施してもらおうと思う。
夕食後は何やら一段落の着いた気持ちになって、年に4本までと決めている葉巻の、今年の2本目を外で吸う。
朝飯 ブロッコリーのソテーを添えたスクランブルドエッグ、納豆、茄子とパプリカとピーマンの素揚げ、胡瓜のぬか漬け、なめこのたまり炊、たまり漬「七種刻み合わせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、オクラと玉葱と若布の味噌汁
昼飯 納豆のつゆの素麺
晩飯 枝豆、刻みキャベツと生のトマトを添えた串揚げ、胡瓜のぬか漬け、「松瀬酒造」の「松の司生酛純米酒」(冷や)
2026.8.4(火) 暑さと夏野菜の関係
先月のみそか、この「みそか」を変換すれば「三十日」と出るから、それでは使えない、とにかく先月の31日に見た「栃木県日光市の2週間天気予報」は、少なくとも8月の15日までは、曇りがちの日の続くことを伝えていた。しかし今朝おなじサイトを開いてみれば、空の行方は幾分かは快方へと転じていた。それにしてもきのうは、暑がりの人は涼しいと喜んでいたものの、僕は寒くて仕方がなかった。そして今日の気温も、8月としては異様に低い。昼の素麺は、きのうも今日も、氷は用いず水だけで締め、つゆは熱くして使った。
ところで昨年と一昨年は、梅雨明けの後の気温が高すぎて、特に茄子は不作だった。今年は逆に梅雨時の日照が少なく、またもや夏野菜の不作が心配されたものの、その後は天候の回復もあって、今のところ生育は順調という。これからの数週間に長雨などが続かないことを、祈るばかりだ。
「夏は夏らしく暑くならないことには、冬は冬らしく寒くならないことには、その時々の景気は良くならない」と言った人がいる。しかしその暑さ寒さも程度の問題ではないか。繰り返しになるけれど、茄子は夏が暑すぎたことにより、2年も不作が続いたのだ。
夏が過ぎれば秋。さて今年の紫蘇の実と茗荷の出来は、どのような具合になるだろう。
朝飯 目玉焼き、納豆、茄子とパプリカとピーマンの素揚げ、胡瓜のぬか漬け、なめこのたまり炊、たまり漬「七種刻み合わせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、豆腐と玉葱と若布の味噌汁
昼飯 大和芋のすりおろしの熱いつゆの素麺
晩飯 鶏ささ身と法蓮草のおひたし、胡瓜のぬか漬け、茹でたブロッコリー、玉子焼き、茹でたオクラと茄子の素揚げと生の胡瓜を添えた豚の冷やししゃぶしゃぶ、「松瀬酒造」の「松の司生酛純米酒」(冷や)、チーズ、Old Parr(生)
2026.8.3(月) 仕事場ではできない仕事
起きて食堂に来ると食器棚の電波時計は3時19分を指していた。仏壇に水とお茶と花を供えようとして、茶葉の切れていることに気づく。よって蒸留酒やら乾物やらティッシュペーパーやらを備蓄している2階に降りて、茶葉ひと袋を取って戻る。
朝の静かな時間に緑茶は欠かせない。「旅先でもそうなのか」と問われれば、日常を何から何まで持ち込んでは旅が旅でなくなるから、むしろ旅先には、いつものお茶は要らない。現地で買った、口に合わないお茶を何日も飲み続けるのも、却って一興である。
ところで上澤梅太郎商店は9月10日から15日までの6日のあいだ、高島屋新宿店にて出張販売をする。今日は、そのご案内のお送り先を顧客名簿から特定する日と、事務机の左手に提げたカレンダーには記してある。
そういう次第にて10時が近づいたところでコンピュータと手順書と筆記用具を手提げに入れて4階の食堂へ上がる。この仕事には非常な精密さが求められるため「近くまで参りましたのでお寄りしました」などという人のやたらに来る、また「電力料金の…」だの「光回線の…」だの「資本提携の…」など不要な電話のやたらにかかる事務室では、脳が撹乱されて、とてもではないけれど、できないのだ。仕事は2度ほど手順を間違えながら、また更に合理的な方法を発見しつつ50分ほどで完了した。
事務室へ降りると郵便物が机に届いていた。そのうちの2通に思いがけず500円のQUOカードが1枚ずつ入っていた。その計1,000円はどこで使えるかと、ウェブ上を検索する。そして結局のところは先般、日本橋の丸善で数ページを拾い読みした本の購入に充てることを決める。
朝飯 揚げ玉、キャベツと胡瓜の浅漬、たらこ、納豆、なめこのたまり炊、たまり漬「七種刻み合わせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬のお茶漬け
昼飯 揚げ玉の熱いつゆの素麺
晩飯 ”COCO’S”のグリーンサラダ、濃厚ビーフシチューの包み焼きハンバーグ、カラフの赤ワイン
2026.8.2(日) 大雨警報
きのうの夜は、旧暦6月19日の月が、東の中天に煌々とあった。それが今朝は、北西の空の、かなり高いところに移っていた。屋上に上がると、鳥の声は四方から聞こえる。一方、南西と北西からのみ聞こえてくる音は、虫によるものだろうか、あるいは他の生き物によるものだろうか。
10日ほど前より、仏壇に供える水に氷を入れ始めた。今朝もそうしようとして冷蔵庫の製氷器を引き出すと、氷の量が極端に減っている。よってタンクに残っている少しの水を捨て、新しい水で満たす。いまだ朝の4時であれば、昼に素麺を作るまでには、新しい氷ができていることだろう。
「涼拌麺」という文字を街で見かけて興味を惹かれたことがある。「涼」であれば、その麺は冷たいものと思われる。発祥は中国に違いない。さてその麺を、中国ではどのような方法で冷やしているのだろう。
南の国には中国の影響により、様々な麺がある。しかし氷で冷やしたそれはついぞ、口にしたことがない。天然の氷の得られる環境ではなかった、その歴史が影響してのことだろうか。
タイでヤムウンセン、つまり春雨サラダを食べるたびに、既知のことではあるけれど驚くのは、熱湯で戻した春雨が温かいまま供されることだ。あの春雨が冷たければ美味さも倍増と思うけれど、そう感じるのは日本人だけかも知れない。
と、ここまで書いて、今日の日記には「だろう」が多い。そして今日の日記も、昼から夜にかけてのことは一切、無いままに終わるのだろうか。
14:40 にわかに空が暗くなる。
14:50 土砂降りが始まる。
15:03 土砂降りが収まる。
15:08 雷の音が聞こえてくる。
15:13 雨が小降りになったため道の駅「日光街道ニコニコ本陣」へ本日3度目の納品におもむく。
15:18 雨がほぼ止む。
15:35 空が明るくなってきたため、屋内に引き込んだのれんを外へ戻す。
16:15 栃木県日光市今市に「レベル3」の大雨警報が発表される。
朝飯 胡瓜のぬか漬け、なめこのたまり炊、たまり漬「七種刻み合わせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、豆腐とかき揚げとオクラの味噌汁
昼飯 大和芋のすりおろしのつゆの素麺
晩飯 あんかけ焼きそば、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、「紅星」の「ニ鍋頭酒」(生)、杏仁豆腐
2026.8.1(土) バイブル
5月にバンコクで読み終えた本と、先般の伊豆行きの途中から読み始めた本を突き合わせて、ちと興味を覚えたことについて調べてみたいと考えた。しかし食器棚の電波時計は6時20分を指していたため、その調べごとは諦める。そして「そろそろ掃除をせよ」と警告灯の点いた、天井の空気調整期からフィルターを外して水で洗う。その濡れたフィルターを窓際に立てかけたら、今度は朝食の準備に取りかかる。とにかく、もうすこし早く起きないことには、ひとりの時間は確保できない。今夜は、より早く寝ることにしよう。
事務室のシャッターは、毎朝7時40分に開ける。すると「お客様らしい方がベンチにいらっしゃいます」と、真っ先に出社をした包装主任のヤマダカオリさんが教えてくれた。よって外へ出て、その年配の男性に声をおかけする。まさか開店の8時30分までお待ちいただくことは、とてもではないけれど、お気の毒でできない。事務室から店の中へお入りいただいたお客様は「これから北海道へ向かうところだった」と、なんと1万円もの買い物をしてくださった。1万円分でも、ひと袋のみのお買い物でも、お客様は等しく有難い。
午後、なんとなく時間が空いた、その機会を逃すことなく月初の今日から可能になった、3ヶ月先つまり11月の「ぐるなび」の予約システムを調整する。これは上澤梅太郎商店が運営する朝食の専門店「汁飯香の店 隠居うわさわ」において、お客様がゆっくりお過ごしになれるよう施すもので、毎月のはじめに必ず行っていることだ。そのついでに、ひと月ほど前のご来店時に口頭で、また僕宛のメッセージで11月の予約をくださった方々のお席を、ようよう「ぐるなび」に確保する。これにて11月9日の11時30分からは満席になった。
「まったく予約が取れない。もうすこし営業日数を増やしてほしい」と、食後の感想カードにお書きくださるお客様もいらっしゃる。しかし僕には僕の「バイブル」がある。「汁飯香の店 隠居うわさわ」の運営については、今後も無理を避けつつ続けていきたい。
朝飯 肉団子、生玉子、揚げ湯葉の甘辛煮を薬味にした納豆、ほぐし塩鮭、なめこのたまり炊、たまり漬「七種刻み合わせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、茗荷と若布の味噌汁
昼飯 納豆のつゆの素麺
晩飯 かまぼこ、鶏ささみ肉とオクラの胡麻和え、夏太郎らっきょう(未完成品)、たらこ、小海老と玉葱と三つ葉のかき揚げ、「松瀬酒造」の「松の司生酛純米酒」(冷や)








































