2023.12.29(金) ひと息がつけるのは
今となっては記憶も曖昧だが、春日町の交差点から日光宇都宮道路今市I.C.までのバイパスが開削されたのは、僕が高校3年生だった1974年のことではなかったか。その工事に伴って、上澤梅太郎商店の建物は隠居を残してすべて取り壊された。
お稲荷さんの社はかつて、自宅の庭の築山にあった。それが居場所を失ってからは隠居の庭に移され、新しい社屋の落成と共に、事務室と蔵のあいだに落ち着いた。社の掃除は、これが隠居の庭につかのま避難をした年から僕に任された。
はじめは真新しいタオルで水拭きをしていた。しかしこのやり方では1年間のホコリを木部に擦り込むばかりだった。よってある年よりホースの水で丸洗いをするようにした。多分この方法は、これからも受け継がれていくことだろう。
社の丸洗いは毎年28日に行う。2日を経れば内外とも完全に乾く。それが今年は1日で乾いたと、長男から聞いた。今の時期にしては高い気温と晴天のせいだろうか。とにかく古いものは大切に扱って、後世に残すべきである。
夕刻はお客様が途切れず、キャッシュレジスターの精算は、ここ数日にくらべて遅くなった。そのため18時15分の迎えを頼んだタシロジュンイチさんに電話を入れ、予定を15分だけ遅らせてくれるよう頼む。それでも明日のための荷物を抱えて外に出ると、時刻は18時35分になっていた。
ひと息がつけるのは、大晦日の夜だろうか。それとも元日の夜だろうか。
朝飯 鰯の梅煮、めかぶの酢の物、山くらげと人参と油揚げの炒め煮、納豆、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、きのうの天ぷらの残りと若布の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 「いろは商店」の焼き餃子、煮卵、サントリーモルツ生ビール、角ハイボール、「セブンイレブン」の欧風カレーパン、YOSEMITE ROAD CABERNET SAUVIGNON
2023.12.28(木) 浄化
今年最後の釣銭両替のため、9時に銀行へ行く。帰りは郵便局に寄ってハガキ数百通を投函する。その予定があったため、長男との神棚とお稲荷さんの掃除は10時からと決めていた。ところがその時間には、また外注SEとのウェブ会議が予定されていた。それは僕のカレンダーにも長男の手帳にも記されていたものの、僕も長男もそのことを忘れていた。よって掃除はその会議の完了した昼前から始められた。
掃除は主に長男が担い、僕は棚から降ろした神殿を外に出してハタキをかけること、またお稲荷さんから下げられた陶磁器製の狐を洗うこと、くらいのところで済んだ。会議の途中に届いたふたつの柱飾りを店と事務室に飾ると時刻は13時。それまでの勢いを駆って、事務室および事務室裏にあるふたつの流しも磨く。
昼食を摂って後も、先ほどまでの勢いは残っている。その慣性のようなものに従って、台所の排気扇の平面部分に溜まったホコリをアルコールで拭く。
神棚から下げた今年のあれこれは、大きな段ボール箱にまとめた。15時を過ぎるころ、その箱と新しい幣束や輪飾りを台車に載せて製造現場へ行く。ふと思いついて、輪飾りの中から6本を取り出す。そして1本はお客様のトイレに、1本は社員用のトイレに、残りの4本は4階の風呂場、洗濯場、ふたつのトイレの取っ手にそれぞれ掛けた。
蔵の中心部に建つ水神の碑をはじめ、社内の要所が次々と浄化されていく様子を目にすれば心は落ち着く。元旦にはそれらの場所に、お雑煮が供えられるのだ。
朝飯 鰯の梅煮、浅蜊の佃煮、パプリカのソテー、山くらげと人参と油揚げの炒め煮、温泉玉子、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、大根と若布の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 「日光味噌のたまり浅漬けの素・朝露」で漬けた松前漬、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、蛸と長葱の味噌汁、盛り蕎麦、「松瀬酒造」の「松の司生酛純米酒」(燗)、チョコレート、Old Parr(生)
2023.12.27(水) 言うは易く
「貴方にとって仕事とは」と、むかし訊かれたことがある。「家業です」と答えると「まぁ、それはそうでしょうけれど」と、その新聞記者は鼻白んだような顔をした。
家業に関わる者は、ほとんど休みなく働いている。その家の子供も、勤め人の子供のようには休めない。孫のリコは本日、年末の挨拶でお取引先様を回る父親に同行した。僕も子供のころは、営業係のライトバンや配達係のトラックに揺られて半日を過ごすことかあった。歴史は繰り返す、である。
夕刻、買い物をしてくださったお客様にご質問をお受けする。僕の知らない大昔には、上澤梅太郎商店は荒物も取り扱っていたらしい。その名残の看板を、改装した9月のなかばより店に飾るようにした。古色を帯びたその看板は黒地に墨と赤い筆が浮き彫りにされ、その上には金文字で「松山堂製」とある。その女性によれば、ご実家のちかくに同じ名の筆屋があるとのことだった。場所は新潟県の長岡市。
その後、お客様の途切れたところで「長岡市 松山堂」と、スマートフォンで検索をしてみる。情報はいくつも出てきたものの、その老舗は20世紀から21世紀に入るころに廃業をしたらしい。
“drastic”という言葉がある。「言うは易く、行うは難し」なのだ。
朝飯 ハムとブロッコリーのソテー、納豆、スクランブルドエッグ、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、豆腐と菠薐草の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 「魚登久」のお通しの肝煮、胆焼き、鰻重、お新香、肝吸い、「片山酒造」の酒粕焼酎「粕華」(生)
2023.12.26(火) 何やら忙しい
食後に食卓でうたた寝をして家族に迷惑をかけないよう、きのうは夕食の前に風呂に入った。そのお陰で21時より前に就寝をすることができた。そこまでは良かったものの、今朝は1時40分に目が覚めた。3時台の目覚めは有り難くても、1時台のそれは早すぎる。しかし睡眠は充分に足りている。結果として2時10分には起きてしまった。
活字中毒でありながら家ではほとんど本は読まないと、今月21日の日記に書いた。しかし今朝ばかりは携帯用の読書灯を食堂のテーブルに出し、橋本治の「三島由紀夫とはなにものだったのか」の「あとがき」を読み終える。本は月に幾冊かを買う。しかし読む方は、月に1冊がせいぜいだ。未読の本は、溜まるばかりである。
店は24日の日曜日から静かになった。事務係も、おなじ24日からは残業をせずに帰れるようになった。事務係の残業については、25日の受注分から地方発送は新年の出荷とさせていただいた、そのことが大きく関係していると思う。
あさって28日は、神棚とお稲荷さんの掃除および社内各所に置かれた幣束の交換。30日は鏡餅と活花の飾りつけ、および「日光の美味七選」の出荷。包装係はその30日より、これまでに増して忙しくなる。製造係の荷作りは大晦日の午後まで続く。その日の研究開発係は、本来の業務を離れて福袋の準備。何やら、忙しいのだ。
朝飯 スペイン風目玉焼き、納豆、菠薐草のおひたし、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、豆腐と若布と長葱の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、ウォッカマーティニ、トマトとレタスのサラダ、たらこと大葉のスパゲティ、Chablis Billaud Simon 2018、ケーキ、孫のリコの焼いたクッキー、Old Parr(生)
2023.12.25(月) 実感
毎月の最終月曜日に銀行に頼むあれこれを、きのう家内に託された。「え、まだでしょ」と僕は不思議に感じて訊き返した。「あしたが最後の月曜日だよ」と家内は僕の勘違いを正した。事務室の通路に提げられたカレンダーに目を遣ると、確かに、12月25日は2023年の最後の月曜日だった。
門松は15日に届けられた。瀧尾神社の「特別昇殿祈祷之証」は今日の午前に届けられた。蔵の扉の前に立てる三階松は明日に届く。柱飾りは28日に届く。鏡餅も数日以内には届くだろう。そのような日常にありながら、年の瀬のまっただ中にいるという実感はまったく湧かない。その理由は何だろう。
今月20日の日記に書いた大口のご注文は、それをいただいた日に「数にお間違えはないでしょうか」と長男が電話で確認したほどのものだった。今日はその出荷日にて、現場を2度、3度と訪ねて様子を確かめる。
地方発送は、今日のお受け付けより新年の出荷となった。1月2日の初荷はどれほどの数になるだろう。年末年始の来店需要は30日より劇的に高くなると、今のところは予想をしている。
朝飯 生のトマト、目玉焼き、納豆、ベーコンと菠薐草のサラダ、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、豆腐と長葱の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 レタスとベビーリーフのサラダ、エリンギとブロッコリーとじゃがいもと人参のソテーを添えたビーフステーキ、CLOS DU MAROUIS 1986、ケーキ、Old Parr(生)
2023.12.24(日) ユキグモ
きのうに続いて3時台に目が覚め、3時台に起床する。とても気分が良い。
「ヒマで仕方がない」と言う人がいる。「退屈で仕方がない」と言う人がいる。僕からすれば、とんでもない大贅沢だ。当方の日中は、慌ただしいことこの上ない。今月19日にも書いたように、時計を頻繁に確かめつつ常に、次にすべきことを気にしている。
僕にとって「ヒマ」を楽しめるのは、旅に出たときと早朝に起きられたときの、ふたつがあるばかりだ。旅には当面、出られそうにない。とすれば3時台に起きるしか、気分を落ち着かせる手段は無い。すくなくとも年内は、毎朝3時台に起き続けたいと思う。
10時に蔵見学のご予約をくださったお二人は、10時ちょうどに店に入っていらっしゃった。見学に先だっての資料を使ったご説明は、隠居の庭でさせていただくことが多い。しかし「汁飯香の店 隠居うわさわ」は冬休みの最中であり、外も寒いため、今日は例外的に店の、お客様がお茶をお飲みになるテーブルでさせていただいた。
数十分後、蔵の最深部から店にお戻りになったそのお客様は、ご自分がお選びになった品に加えて、僕がお勧めした「なめこのたまり炊」もお買い上げくださった。鮨屋でもフランス料理屋でも生果実のジュース屋でも、店側の勧めに従うと未知の美味に遭遇しやすい。
日光の山々は午前中こそ目に鮮やかだったものの、午後に気づくと雪雲に覆われていた。「山は雪でも、里には降って欲しくねぇなぁ」と、強く思う。
朝飯 焼きおむすび、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、きのうの鳥鍋を元にした味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 スモークトサーモンとモッツァレラチーズのサラダ、鮭とじゃがいものグラタン、「進々堂」のパンあれこれ、ミートソーススパゲティ、Chablis Billaud Simon 2018、2種のケーキ、Old Parr(生)
2023.12.23(土) 出勤表
その3時台に起きてしようとしていたデータベース作りは、事務係の残業につき合って事務室に居残った数日のあいだに終えてしまった。よって今朝は、日記に書く人の名を誤らないよう本棚まで行ってそれを確かめるとか、松井秀太郎の”TRUST ME”をYouTubeで聴きつつアカギレの指にバンドエイドを巻くとか、バンコクからブリラムへ行くにはどのような手段を採るのが自分には合っているかを検索エンジンで調べるとか、せいぜいそんなことをするうち、しかし夜明けまではいまだ2時間ちかくもある。この時間の余裕が、僕にとっての早起きの醍醐味なのだ。
このところは店も静かだ。もっとも製造部長マキシマトモカズ君によれば、地方発送の数は高止まりをしたまま一向に減らないという。納品のため日に3度ほど通う道の駅「日光街道ニコニコ本陣」が日光や鬼怒川の泊まり客で賑わい始めるのは大晦日の前日からと、売場の人には聞いた。
その道の駅へは、今年の元日には8回の納品を行った。上澤梅太郎商店の初売りは1月2日。準備は社員がしっかりしてくれるだろう。そして大晦日に出勤する社員の出勤状況を、出勤表で確かめる。
朝飯 スペイン風目玉焼き、ハムとブロッコリーのソテー、納豆、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、菠薐草の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 練り雲丹、夏太郎らっきょう、湯豆腐、「松瀬酒造」の「松の司生酛純米酒」(燗)
2023.12.22(金) 知らなくても平気
夏は3時台から空が明るくなり始める。朝から晩まで半袖のシャツ1枚で過ごせる。手の指や足の底にアカギレは切れない。青い空には入道雲が鮮やかに立ちのぼる。植物は強烈な生気を放ちつつ目に眩しい。仕事はいまだ明るいうちに終わる。そして明るいうちに夜の活動を始めることができる。つまり良いことずくめだ。玄冬からその夏へ向かう端緒となる冬至を、しかし今年の僕は「いつ」と認識していなかった。
今年の冬至は12月22日と知ったのは、きのうのことだ。よって今朝は東の空の美しさが頂点に達しようとする前から分厚いダウンコートと帽子を用意し、屋上に上がった。
天文に詳しい人によれば、日の出は冬至の次の日から早くなり始めるわけではなく、日の入りも、冬至の次の日から遅くなり始めるわけではないらしい。とはいえ僕には、それについて詳しく知ろうとする欲求は無い。その道に詳しい人に知らないことを質問すると、相手は嬉々として数十分も語り続け、すると当方の頭の中は余計に混乱をするから、ただ黙って今日の日を喜ぶばかりだ。
きのうは普通のタイヤからスタッドレスタイヤに替える時期を長男に訊かれた。そのようなときに決まって思い出すのは「雪は年内に必ず降る」という、前の製造部長フクダナオブミさんの言葉だ。僕からそれを聞いた長男は今日のタイヤ交換を、きのうのうちにEBエンジニアリングのタシロジュンイチさんに頼んだ。
営業車を含む3台のクルマのタイヤ交換は15時に完了した。折しもそのころちらついてきた雪はすぐに上がった。夜のテレビの天気予報によれば、年内の関東地方はおおむね晴天が続くらしい。
朝飯 スクランブルドエッグ、ベーコンと菠薐草のサラダ、納豆、炒り豆腐、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、若布とブロッコリーの味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 南瓜を含むあれこれのサラダ、2種の茸とベーコンのスパゲティ、Chablis Billaud Simon 2018、「自由学園食糧部」のシュトーレン、Old Parr(生)
2023.12.21(木) ふたつみっつのところ
ひと月とすこし前より橋本治による「三島由紀夫とはなにものだったのか」を読んでいる。「文庫本1冊にひと月以上もかかるのか」と問われれば、僕は活字中毒でも、家ではほとんどブラウザでしかそれを読まない。また大いなる遅読派であるため、1冊にかかる時間はどうしても長くなるのだ。
自分の頭が論理的にできていないことはよく分かっている。だから今回のようないわゆる評論は、読んでいて面白い、というものでもない。それでもきのうは白ワインを飲みつつ思わず膝を打つ個所があり、ようよう「あとがき」へと至った。結論として、三島については評論よりも徳岡孝夫やドナルド・キーンによる交友録、あるいは「橋づくし」や「百万圓煎餅」あたりをボンヤリと読む方が楽しいことを認識する。
ところで今日は巨大な牡蠣フライを朝食としたため、昼に至っても食欲は湧かなかった。しかし同伴している家内はそろそろ空腹を覚えてきたという。そういう次第にて、日本橋の鮨屋の戸を引く。
カウンターに着いて、はじめはふたつみっつを食べれば充分と考えていたものの、食欲増進剤としての酒は大したもので、結局はかなりの数をこなしてしまった。次に来たときには、今日より更に1本くらいは多く飲みたいと思う。
自宅での夕食は朝と昼のこともあって、パンとワインのみで満足をした。「ワインにもっとも似合いの肴はブドウだ」と言った人がいるけれど、僕にとってのそれは、パンとバターとチーズで動かしがたいところである。
朝飯 「小田保」の牡蠣フライ定食
昼飯 「吉野鮨本店」のあれや、これや、それや、他あれこれ、「櫻正宗」の「櫻正宗」(燗)
晩飯 「進々堂」のパンドカンパーニュ、Chablis Billaud Simon 2018
2023.12.20(水) 親切な提案
おとといの日記に書いた【年内のお届け間に合います】の表題を持つメールマガジンは、きのうの18時に配信をされた。今早朝にメーラーを回すと、約10時間のあいだに30数件のご注文がいただけていた。とても有り難い。
午前のいまだ早いころ、ウェブショップの受注を担う事務課ツブクユキさんから、その30数件の中に、とんでもなく大口のご注文が含まれていることを知らされる。即、それを包装主任ヤマダカオリさんと製造部長マキシマトモカズ君に伝えるよう言う。結果として、その大口のご注文の出荷日は12月25日に決められたと報告を受ける。
さて今日も東京へ行く。9日前の11日とおなじく、もっとも大きな問題は服装である。東京の最高気温は11℃。スマートフォンの天気予報がそれを教えてくれても、その気温がどの程度のものかの想像がつかない。冬に汗はかきたくない。「ダウンパーカ 気温」と検索エンジンに頼り、クローゼットからマムートの、それほど厚くないダウンパーカを取り出す。
電車の時間は、はじめ16時台を想定したものの、それの許される状況ではないことを感じ、下今市17:34発の特急券をスマートフォンから確保する。
今日の販売係のパートタイマー2名は16時までの勤務だった。しかしその直前にご来店のお客様から、内容を自由にお選びいただける箱詰め20箱の、しかもお持ち帰りのご注文をいただいた。このことにより、その2名には退社の時間を30分だけ延ばしてもらった。
築地の冬の夜風は気持ちが良い。フラリと入ったイタリア料理屋は、ひとり客である僕に、すべての品を半分の量で供してくれた。親切この上ないもてなしと、大いに感心をする。
朝飯 ウインナーソーセージのソテー、スクランブルドエッグ、炒り豆腐、鮭の味噌漬けの焼きほぐし、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、豆腐とブロッコリーの味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 “Sono Contento”の生ハムとルッコラのサラダ、鯛と鮪と帆立貝のカルパッチョ、トリッパとブロッコリーのトマト煮込み、槍烏賊とトマトのスパゲティ、パン、SOABE SARTORI 2021









































