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お買い物かご

清閑 PERSONAL DIARY

  

2025.9.1(月) 36℃

7時40分から10時40分までの忙しさは筆舌に尽くしがたかった。そうして内田百閒流にいえば…、と脱線をしていては日記が長くなるから割愛をして、10:53発の上り特急に乗るべく東武日光線の下今市駅へと向かう。

今日の予定は、先ず日本橋の銀行で残高証明の取得を申請する。次はトリッペン原宿店訪ね、22年のあいだ愛用してきたトリッペンの短靴”SHEET”を修理に出す。そこまで履いていったそれを預けた後は、持参したゴム草履に履き替える。というものだった。

ところが駅ちかくの駐輪場に自転車を駐め、スタンドを降ろそうとしたところで、トリッペンの靴は事務所に準備をしていたものの、足元は普段履きのジャングルモック、ということに気づいた。あまりの忙しさにより、脳のはたらきが鈍くなっていたのだ。

とすればゴム草履はもはや必要ない。というわけで、それはトートバッグから取り出して、自転車のカゴに残置する。

今日の東京の最高気温は36℃とのことだが、僕にとっては「暖かくて快適ですね」くらいのところだ。銀行での用事は30分ほどで完了した。最寄り駅は外苑前というトリッペン原宿店へは行けなくなったものの、観たいものがあったため、三越前から地下鉄銀座線に乗り、表参道で地上に出る。

欅並木のだらだら坂は、いつの間にか高級ブランド店ばかりの街に様変わりをしていた。折角の石垣をステンレス製の柵で覆ったエルメスのファサードには「どうなんでしょうね」という疑問を禁じ得ない。

表参道と山手通りとの交差点を左に折れて、更に路地へと入り込む。そして”GR SPACE TOKYO”にて森山大道の写真展「in TOKYO」を観る。「やっぱ、いいなー」である。壁の年譜によれば、森山大道は今年で87歳。その健在ぶりには驚くばかりだ。

「折角ここまで来たからには」と、ちかくのクラークスとビルケンシュトックで、このところ気になっていた靴を試し履きする。どちらの店員もしごく丁寧に接してくれはしたものの、申し訳ないことに、いずれも購入には到らなかった。僕にとって最高の靴は、やはり”trippen”を措いて他には無いのだ。

ビルケンシュトックの店のちかくには幸い、地下鉄の構内に降りる口があった。そこで炎天と別れて千代田線に乗り、国会議事堂前で丸ノ内線に乗り換えて東京駅に到る。時刻はいまだ17時より前にもかかわらず、早くも空腹を覚えている。それを幸いとして軽く飲酒活動をする。

北千住では小一時間ほどの余裕があったため、少々の買い物をする。そして19:19発の下り特急に乗って、21時過ぎに帰宅を果たす。


朝飯 豚挽き肉と夏葱とピーマンの中華風炒め、生玉子、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、メシ、大根と若布の味噌汁
昼飯 「セブンイレブン」のサンドイッチ、牛乳
晩飯 「酢重ダイニング」のお通しの胡瓜の醤油豆添え刺身の盛り合わせ芝霧豆による豆腐の冷や奴、「酒千代野」の「川中島特別純米」(冷や)


美味しいおうちごはんのウェブログ集はこちら。

  

上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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