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お買い物かご

清閑 PERSONAL DIARY

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2025.3.31(月) あらためて目を開く

今月の10日に受けた健康診断の結果が届いた。もっとも気になるγ-GTの値は50以下が合格のところ、29だった。

僕は風邪で発熱をしたなどの日を除き、酒は毎日、飲む。小遣い帳を検索してみれば、直近では昨年の6月17日に耳鼻科のセキネクリニックで解熱剤を処方されていた。念のため、日記も遡ってみる。すると体調を崩していたらしい6月15日から18日までは飲酒をしていなかった。その翌日、つまり昨年の6月19日から今般の健康診断の前日までは、タイ行きの深夜便に乗るため羽田空港へ行った9月25日を除いて酒の切れる日は皆無だったと思われる。それでいてγ-GTが29とは、よほど肝臓が強いのだろうか。

EBエンジニアリングのタシロジュンイチさんには、未明にメッセンジャーで連絡をしておいた。そのタシロさんが昼前に来たため、車庫の鍵とホンダフィットの鍵を預ける。そして昨年の12月29日に「モビリティリゾートもてぎ」でブガッティを走らせた際の、ブガッティに残ったガソリンをホンダフィットに移してもらう。

昼食の食器を洗い終えて、応接間から盲腸のように伸びた、廊下というか通路というか、そういう場所にある本棚に近づく。そして今月のはじめにタイで読み残したドナルド・キーン編「続百代の過客」の下巻を引き抜き、しおりの位置を確かめる。それは「蘆花日記」の、248ページと249ページのあいだにあった。索引を除く最終の323ページまでは、次の伊豆行きで読めるだろう。

僕は活字中毒でも、紙に印刷をされた活字は、家ではなぜか新聞しか読まない。新聞以外の活字は日常から離れたところで読みたい、という欲求があるのだろうか。ちなみに「しおり」は過去の日本経済新聞の切り抜きで、早月くらの短歌が4首ばかり並んでいる。そのうちの1首「感情はどこまで薄くなるだろう帰路ひと房のミモザを抱いて」を読んで、これが褒め言葉になるかどうかは不明ながら「まるで寺山修司じゃんか」と、改めて目を開く。


朝飯 焼きおむすび、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、トマトとキャベツと若布の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 「大昌園」のあれやこれやそれや他あれこれ麦焼酎「田園シルバー」(オンザロックス)


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2025.3.30(日) 梅と桜

朝食に用いた食器を洗いつつ「水ぬるむ」ということばが頭をよぎる。さてそれは、何月の季語だっただろう。

事務室に降りて、先般タイにも持参した稲畑汀子編「ホトトギス季寄せ」を開いてみれば、それは果たして「三月」のところにあった。そのままページを繰っていくと「初雷」というものがあり、とすれば今月24日の雷を僕はいかにも季節外れと感じたけれど、それは自分の浅学によるものと知れた。考えてみれば「春雷」なら珍しい語句でもなく、つまり雷は夏だけのものではなかったのだ。

はじめて目にした季語は「捨頭巾」。頭巾は今様に言えばバラクラバだから「捨頭巾」は、春にこれを脱ぐことを指すのだろう。バラクラバはむかし石井スポーツ製のものを持っていたことがある。この防寒具は、いちど経験をすると、その暖かさから手放せなくなる。しかしそれを普段にかぶれば不審者以外の何ものでもないから、冬山で遊ぶことをしなくなった今は、手元に置いていない。

「汁飯香の店 隠居うわさわ」は、きのうも今日も満席。9時にご予約のお客様がいらっしゃる前に、その庭へ出かけてみる。客席の目の前の白梅は、随分と開いた。紅梅は今が盛り。その後ろの高いところにある山桜は、つぼみを大分、紅くしてきた。これに加えて染井吉野と枝垂れ桜のそろい踏みが見られるのは、来月のなかばになるだろう。


朝飯 赤魚の粕漬け、炒り豆腐、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、キャベツと若布の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 スパゲティナポリタン、Chablis Billaud Simon 2018、農民ロッソ COCO FIRM & WINERY 2023


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2025.3.29(土) 猫も時には起きる

スマートフォンの天気予報が冬の戻りを報せている。よってベッドの下の引き出しに仕舞ったばかりの、ユニクロの超極暖ヒートテックタートルTをふたたび取り出し、着る。来週の前半は更に気温が下がり、火曜日には雪さえ降ると、週間の予報には出ている。それを見て、過去、この時期に冬物をクリーニングに出して後悔したことを思い出す。スタッドレスタイヤも、いまだそのままにしておいた方が良さそうだ。

8時からの朝礼を終えて、道の駅「日光街道ニコニコ本陣」に本日最初の納品をする。定時の8時30分より前に店を開け、販売係の出社する9時すこし前まではひとりで店番をする。9時を回ったところでコンピュータと10キー、自作の作業手順書と紙とペンを手に4階の食堂へ上がる。

顧客名簿から一定の条件を元に特定のお客様を抽出する仕事は、僕のもっとも好むところのものだ。先ずは4月23日からの、柏高島屋での出張販売のご案内のお送り先を特定する。日本橋高島屋や新宿高島屋のご案内とは異なって、柏の場合は対象となる地域が狭いため、作業に必要な労力も、それほどは大きくはない。ちなみに手順書の内容は最新の現状を受けて、常に更新をされる。

次は5月に投函をする、夏の贈答のご案内のお送り先を、早くも抽出する。好きな仕事に臨んでいる最中には「メシなど、どうでもよい」という気分になる。しかしそれでは食事のリズムが狂うから、実際には途中で昼食を摂る。

顧客名簿から特定のお客様を選び出す仕事は、年に5、6回はするだろうか。おとといの日記に書いた「日がな寝そべっている猫」も、そのときだけは起き上がる、というわけである。


朝飯 鈍刀煮、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬によるお茶漬け
昼飯 カキフライ丼、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」
晩飯 けんちん汁菠薐草のおひたし茗荷と白髪葱としその葉とにんにくのたまり漬を薬味にした馬刺し薩摩芋の葱油風味信玄餅「山本合名」の「天杉山廃純米」(燗)


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2025.3.28(金) 春の花

年末から店の犬走りに置いた鉢植えの萬両は、赤い実を鳥にほとんど食べ尽くされ、みじめな姿をさらしていた。それに代わるマーガレットシンプリーコーラルが今朝はようやく届いて、ようよう春らしくなった。萬両とは異なって、マーガレットは多くの水を求める。しばらくは気をつけて接することにしよう。

町内の会計係としては、3月の末から4月の会計監査までは、中々に忙しい。個々のお宅の町会費は毎月、地区委員長が集めて届けてくれる。しかし町内に点在する法人へは、僕が出向いて集金をする。また町内が借りている施設については、その使用料を僕が振り込む。その作業を今日は午前と午後に行った。法人の中には人の常駐していないところもあり、そこからの入金が遅れれば、未収のまま決算書を作るまでだ。

閉店が近くなるころ、ミャンマーの中部で大きな地震のあったことを知る。被害は限定的と考えていたところ、震源地から1,000キロメートルも離れたバンコクにも大きな揺れが及んでいた。

即、バンコク在中の同級生コモトリケー君にLINEで状況を問い合わせると、チャオプラヤ河畔に建つ、新建材によらない古典的なコンドミニアムの、ひび割れて床に散った漆喰を掃除する画像が送られてきた。地震に慣れている日本人とは異なって、タイ人は異常に怯えているという。

気の毒なのは、バンコクに建設中の高層ビルが崩れて、そのがれきに埋まってしまった人。そのタイは兎に角として、ミャンマーの未来は長く続く政治の混乱もあって、明るいことはひとつもないのではないだろうか。


朝飯 生のトマト、菠薐草のおひたし、ウイナーソーセージのソテーを添えた目玉焼き、炒り豆腐、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、大根と若布の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 めかぶの酢の物、甘海老の塩辛、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、豚肉と厚揚げ豆腐と椎茸と菠薐草の鍋、「山本合名」の「天杉山廃純米」(燗)


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2025.3.27(木) 猫のように

血圧と血中の脂質を正常に保つため、ふた月に1度の割合で病院へ通っている。今朝も、内科の先生が定期的に出張してくるオカムラ外科に出かける。血圧計の数字を見て「随分と高いですか」と問えば「いえ」と先生は、もういちど血圧計に目を遣った。僕が170台と早とちりをした「上」の数字は117だった。ちなみに「下」は67だっただろうか。

3月10日に宇都宮で受けた健康診断の結果は、いつ届くだろう。いつものことながら、恐る恐る受けた採血の結果が、今から待ち遠しい。

歯科検診の予約は本日、ウェブ上から5月の末に入れた。大井町が最寄り駅のソーマ歯科医院は、かなり前からでなくては予約が取れないのだ。これと合わせて、2018年10月に白内障の手術を受けたオーミヤナナサト眼科にも予約を入れようとして電話をすると、こちらは木曜日でお休みだった。

「人はいつ死ぬか分からない」という意識を、僕は一般の人より強く持っているような気がする。「転ばぬ先の杖」は、できるだけ早く先へと延ばしておくべきだ。死までは到らないにしても、からだの機能はできるだけ高い次元で維持していたい。

と、偉そうなことを連ねたものの、運動だけは面倒でできない。ホテルのジムで走る人を見るにつけ大尊敬、大畏敬の念が沸き上がる。当方は猫のように日がな寝そべりながら、できるだけ長く遊んでいたい。


朝飯 鮭の昆布巻、トマトとブロッコリーのソテーを添えた目玉焼き、納豆、炒り豆腐、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、若布とレタスの味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 パンアスパラ菜のソテーとマッシュドポテトとキャロットラペを添えた鱈のレモンバターソースChablis Billaud Simon 2018


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2025.3.26(水) それが「標準」にならない理由とは

ユニクロの今市店には在庫が無いから同社のウェブショップで注文し、今月23日に今市店に届けられた「ストレッチウエストリブイージーパンツ」のMサイズは胴回りが緩かった。よって同日、Sサイズへの交換の手続きをウェブ上で行った。そのSサイズはきのうユニクロの今市店に届いた。それを受け取って自宅に戻り、穿いてみると、こちらはすこしきつかった。実店舗に在庫があり、MサイズとSサイズを試着できていれば、僕は多分、このズボンを買うことはなかっただろう。衣服をウェブショップで買うときにつきまとう「よくあること」である。

今月24日にやはりウェブ上で買ったファクトリエの「エアーブルゾンジップアップスマートスリーブ」は今日、自宅に配達をされた。こちらはおととし銀座のショールームで試着をしていたから、サイズについてはそれほどの心配はしていなかった。袋から取りだして着てみると、僕の上半身をちょうど良い具合に覆った。

ウェブショップで衣服を買うについては、ほとんどバクチに近いものがある。しかしこれが、なかなか止められないのだ。

Mサイズは緩く、Sサイズはきつい、という経験を今回して感じたのは、袴や伝統的なタイパンツ、また和服など、紐や帯で締める衣服はいかにも融通が利く、順応性が高い、ということだ。それらが衣服の「標準」にならない理由とは、何だろう。


朝飯 胡瓜ともやしのナムル風、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、ひじきの煮物、玉子焼き、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、豆腐とレタスの味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 揚げ湯波と小松菜の炊き合わせブロッコリーのソテーと刻みキャベツと生のトマトを添えた牡蠣フライと豚カツChablis Billaud Simon 2018


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2025.3.25(火) いと有り難し

楽天の、年会費1万円のゴールドカードさえ持っていれば、誰でも請求できるプライオリティパス、というものがある。「空港ラウンジとサービス総数1,700+」というのが売り文句だ。

僕が日本で使う空港は、ほぼ羽田に限られる。そこにプライオリティパスで入れるラウンジは「コロナ前」には無かった。しかし昨年は、それがいきなりできていることに気づいた。そして先月24日にも、その”Sky Lounge South”を使った。

プライオリティパスを得るための条件は低い。よって供される食事は別段、大したものではない。酒は飲み放題でも、僕は空港では飲酒をしないから意味は無い。しかしテーブルと椅子、そして安定したwifiの存在は有り難い。

今月7日には、スワンナプーム空港のサテライトターミナルで、やはりこのパスで入れるミラクルラウンジを見つけた。よってその入口でカードの会員証を差し出すと、デジタル会員証のQRコードを提示するよう求められた。プライオリティパスのアプリケーションをスマートフォンにダウンロードしていなかった僕はその場でこれを取得しようとしたものの、途中でパスワードを要求され、しかしそのようなものはハナから知らない。遂に入場を諦めた経緯があった。

僕は1992年からデータベースソフトを使い、1996年からウェブショップを運営し、2000年からはウェブ上に日記を書いたりしているから、一部の人にはデジタル能力に恵まれているように思われている。しかし実際はその逆だ。おまけに「マニュアルや取扱説明書のたぐいは読めない」という宿痾を抱えている。よってプライオリティパスの会員証をスマートフォンにダウンロードする件は「今日の仕事は午後から」という次男に任せることとした。

作業は10時40分から始められた。ウェブ上の文字情報だけでは足りず、カスタマーセンターに電話を入れる。最初に出たのは気だるそうな女の人。次は、まるでAIによる自動翻訳のような日本語で一方的にしゃべり続ける外国生まれと思われる男の人。

「これじゃぁダメだ」とふたたびウェブ上の文字情報に戻った次男はようよう、プライオリティパスのデジタル会員証の、僕のiPhoneへのダウンロードに成功した。悪戦苦闘すること1時間。まるでロールプレイイングゲームだった。次男は別途、オフラインでも見せることのできるデジタル会員カードを設定してくれた。いと有り難し。「やれやれ」である。


朝飯 目玉焼き、鮭の昆布巻、ブロッコリーのソテー、納豆、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、キャベツと若布の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 めかぶの酢の物、マカロニサラダ、炒り豆腐、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、なめこのたまり炊、和風ハンバーグステーキ、しじみの味噌汁


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2025.3.24(月) 雷

今月20日にユニクロのウェブショップで3Dクルーネックセーターを買った。翌日はストレッチウエストリブイージーパンツを買った。双方とも自宅届けではなくユニクロ今市店での取り置きとした。

ふたつの商品がユニクロ今市店に揃ったとメールで知らされたのはきのうの昼前。店舗にはその午後に赴き、確認のためパンツのみ試着をした。Mサイズの胴回りはすこし緩かったものの、ゴムの他にヒモも付いているため「大丈夫だろう」と、そのまま持ち帰った。

自宅に戻ってもう一度、そのパンツを穿いてみた。そして脱いで、いまだ外していないタグを見ると「ウエスト76-84cm」とあった。今月10日の日記にも書いたことだが、僕の胴回りは昨年の80センチメートルから今年は73センチメートルと、驚異的に細くなっている。「76センチではダメじゃん」である。よって即、ユニクロのサイトへアクセスし、おなじ品のSサイズに交換する手続きを取った。

今朝は9時を過ぎたところで上記のパンツを手に今市郵便局へ行く。そしてレターパックライトにて東京都江東区のユニクロへ返送をした。「サイズの勘違い」は自己責任により、郵送料の430円は客側の負担である。

一方、3Dクルーネックセーターは、僕が想像していたよりよほど分厚かったため、大変に申し訳ないことながら、長男にもらってもらうことにしよう。今般の失敗は、服や靴を通信販売で買うときにつきまとう「よくあること」である。

そうして返す刀で「ファクトリエ」の「エアーブルゾンジップアップスマートスリーブ」を、これまたウェブ上で買う。「ほとんどビョーキ」という感じではあるけれど、こちらは今からすれば一昨年のことになるだろうか、銀座のショールームで試着をしているから失敗は「多分」ないだろう。

夕食の最中に、外でいきなり不可解な音がする。それが雷と気づくまでには、すこしの時間を要した。雷はしばらく鳴り続けた。落雷さえあった。冬に日本海側で食べると美味いハタハタは魚へんに雷と書く。関東北部に冬の雷は、かなり珍しいような気がする。


朝飯 なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、豚汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 らっきょうのたまり漬とツナの焼きカナッペマヨネーズとチーズの焼きカナッペレタスとベビーリーフのサラダフランスパン豚三枚肉と根菜類のスープChablis Billaud Simon 2018農民ロッソ COCO FIRM & WINERY 2023


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2025.3.23(日) おたがいさま

昨夜、次男と外食先から徒歩で春日町の交差点まで戻って来ると、上澤梅太郎商店の駐車場を泳ぐようにして歩き、軒下のベンチに「ようやく」といった体で座った男の人がいた。大酔をしているに違いない。服装は白さが目立ち、からだはかなり大きく見える。よって「目を合わさないようにしようぜ」と小声で次男に伝え、その人とはできるだけ離れたところを歩いて家に入った。

事務室のシャッターはいつものとおり7時40分に上げる。外には既にして包装係のヤマダカオリさんとタノイチカさんが立っていた。ヤマダさんはいつも、新聞受けから取った新聞を手渡してくれる。タノイチカさんは「ベンチの下に落ちてました」と、携帯電話を差し出した。

間もなくその携帯電話が着信音を発した。思わず手に取るも、iPhoneではないから、どうやって出たらよいのか分からない。おなじ名字の別人からも着信があった。こちらも、もたもたするうち切れた。静かになった携帯電話の脇に並ぶボタンをあれこれ押してみると、上手いことに着信記録が出た。よって折り返そうと、その部分をタップすると、パスワードを要求する10個の丸が浮かび上がったため「万事休す」と、開店準備に取りかかる。

9時を過ぎたところでホンダフィットの運転席に着き、1.5キロメートルほど離れた今市警察署に携帯電話を届ける。警察官が僕からあれこれを聴き取り、書類ができるまでに20分ほどはかかっただろうか。

帰社して今度は隠居に梅を見に行く。紅梅は三分咲き、白梅はその一部がようやく花を開き始めたくらいのところだった。次の週末には見ごろになるだろうか。ちなみに29日の「汁飯香の店 隠居うわさわ」は、既にして満席を戴いている。

さて携帯電話の落とし主はやはりきのうの人で、意外なほど早く店に来てくださった。ご本人みずから今市警察署へ出向き、当該の携帯電話は既にして届けられている旨を知らされたのだろう。そして少なくない買い物をしてくださった。

かくいう僕も、携帯電話は電車の中に2度も置き忘れ、2度とも無事に戻った。困ったときはお互い様、である。


朝飯 なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、豚汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 3種のパン豚三枚肉と根菜類のスープChablis Billaud Simon 2018


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2025.3.22(土) 東京で桜の咲くころ

素肌にユニクロの超極暖ヒートテックタートルT、その上にPatagoniaのR1エア・クルー、更にモンベルのスペリオダウンラウンドネックベストを重ねて、現在の仕事着としている。なぜお彼岸を過ぎても「超極暖」なのかといえば、それより薄いタートルTは、数年前から9分袖になってしまったからだ。袖の短いシャツは好きでない。

朝こそ普段の気温とそう変わらないと感じていたものの、昼がちかくなるころには「季節はずれ」と言っても過言でないほど暖かくなった。道の駅「日光街道ニコニコ本陣」に本日2度目の配達を終え、帰社して奧の通路に入るといきなりひんやりとした。屋内より外の気温の方がよほど高いとは、驚きである。

衣替えは、いつすべきか。それもあるけれど、春と秋に着るユニクロのソフトタッチタートネックTは、洗濯を重ねて袖が短くなっている。つくづく「常夏の国に住みてぇよなぁ」と思う。

夜、上野で花見をした友人について、食事を共にしている次男が話した。「花見って、今年の」と問えば「そうだよ」とのことにて「そういえば」と、東京の桜は3月から咲き始めたことを思い出す。

東京で桜が咲くころ、日光では梅が咲く。隠居の白梅は、どうなっているだろう。明日は見に行ってみようと思う。


朝飯 日光味噌「ひしお」による肉味噌、納豆、生玉子、若布の酢の物、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、豆腐とトマトと玉葱の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 「コスモス」のトマトとモッツァレラチーズのサラダオムレツのカレーライス、ドライマーティニ、TIO PEPE、グラスノ赤ワイン


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上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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