2025.12.9 (火) 恵比寿講
朝のうちに銀行、法務局、市役所、司法書士事務所、会計事務所と、あわただしく回る。印紙は郵便局へ行かなくても、市役所の売店で買えて助かった。今日のこの仕事は年が明けてからのことと、おっとり構えていた。しかしその進捗は意外や早かった。何もかもがこのように遅滞なく運んでくれれば楽だ。しかしまぁ、そんなこともないだろう。
ところで今日は、五穀豊穣と商売繁盛を祈念する恵比寿講の日である。よって昼のうちに、四階の和室に恵比寿と大黒の軸を掛ける。恵比寿講のための御札や幣束は、数日ほども前に瀧尾神社からいただいてきた。それらを紙の袋から出して、床の間の、軸の下に並べる。恵比寿と大黒の像を納めた厨子の扉も開ける。蝋燭立て一対は、事務室の神棚から持ち来る。蝋燭一対は仏壇のちかくの専用の引き出しから和室へ運ぶ。夕刻は諸々のことで忙しくなる。だから準備はできるだけ、明るいうちに進めておくのだ。
初更、家内による料理が整うころ、長男がふたりの子を連れて四階へ来る。そしてにわかの祭壇となった床の間に灯明を点し、幼い子どもたちも含めて、家の中の小さなお祭を催行する。
朝飯 菠薐草のソテーを添えたベーコンエッグ、切り昆布の炒り煮、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、けんちん汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 紅白なます、黒ムツの煮つけ、菠薐草のおひたし、けんちん汁、「山本合名」の山廃純米「天杉」(燗)













