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清閑 PERSONAL DIARY

2020.9.2 (水) しその実

きのう帰宅して通用口から中に入ると、あたりには紫蘇の香りが漂っていた。その香りに触れて「もう来たんだ」と驚いた。

一般の人は、しその実といえば、刺身につまとして添えらてるものくらいしか目にする機会はないかも知れない。その小さな実を穂から指で梳き落としたものを、ウチはたまり漬の原材料として、地元の農家から買わせていただいている。

あの小さな実を10キロ20キロと溜める、地味で根気の要る仕事を日本人はいつまで続けられるだろう。そういう危惧もあって、このところはできるだけ長く買い付けるようにしている。そして今年はその期間を9月1日から14日までの2週間と定めた。しかしまさか初日から、蔵の中をその香りで満たすほどの量が届くとは思わなかった。それゆえの「驚いた」である。

午前、しその実を持ち来る人たちに、今年の出来について訊いてみる。中に「先月の25日あたりだったらちょうど良かったね」という人がいた。5月の低気温に長梅雨が追い打ちをかけ、その後は日照りが続いたことにより、今夏の農業はなかなか難しかったという。そしてその日照りを待ちかねたようにして、しその実は一気に穂を延ばしたという。来年は、きのう今日に来た方々から作柄を教えてもらいつつ、買い入れの時期を決める必要があるだろうか。

一方、実験のため家庭菜園に紫蘇を育てている製造顧問のフクダナオブミさんによれば、自身の畑のそれは、いまだ収穫の適時には至っていないという。おなじ市内とはいえ、作物の状況は様々だ。

台風9号に続いて大型の10号の接近を、テレビの天気予報が伝えている。これ以上の打撃を日本の農業に与えないでくれと腹の中で唱えながら、そのテレビの画面を凝視する。


朝飯 小松菜のおひたし、納豆、「なめこのたまり炊」のフワトロ玉子、胡瓜とオクラの酢の物、人参のきんぴら、ごぼうのたまり漬、メシ、キャベツの味噌汁
昼飯 「大貫屋」の冷やし中華
晩飯 厚揚げ豆腐の網焼きオクラかけ、薩摩芋の蜜煮、モロヘイヤのおひたし、人参のきんぴら、鰆の西京焼き、しょうがの昆布漬け、塩らっきょうを薬味にした納豆、「渡邊佐平商店」の「日光誉純米吟醸夢ささら」(冷や)、梨と葡萄


美味しい朝食のウェブログ集は、こちら。

  

上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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