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清閑 PERSONAL DIARY

2025.5.26 (月) 何度くり返しても治らない

ふと気づくと下今市13:44発のけごん32号は、どこかの駅に停車中だった。そのプラットフォームの様子を眺めて、しかし頭の中には直前まで読んでいた本の余韻が残っている。そこが降りるべき春日部だったことに気づくまでには、数秒を要した。

即、読みさしの文庫本とテーブルに置いたiPhone、そしてトートバッグを鷲づかみにして席を立ち、通路を後方へ急ぐ。トートバッグから、これまた読みさしの新聞が落ちる。それを拾ってまた走る。降車口のドアは閉まっている。「遅かったか」と、しばし呆然と立ちつくす。

するとプラットフォームにいた、次の普通列車に乗ろうとしていたオジサンが僕の様子に気づいて前方を指す。東武線の上り特急は、春日部においては、すべての昇降口は開かない。「ここは開かない口だったか」と、今度は通路を前方に走る。先ほど新聞は拾ったものの、同時に落ちた、早月くらの短歌が4首ばかり並んでいる、文庫本のしおりに使っていた紙片はいまだ通路にある。しかしそれを拾い上げる余裕は無い。

ひとつ前の昇降口が見えてくる。プラットフォームに立つ駅員が、車両の先頭から最後尾までを確認しつつ、赤い旗を棒に丸めた状態で振っている。ここでドアが閉まっては、今日の予定はすべて狂う。そのドアは、僕がプラットフォームに降りた数秒後に閉まった。僕は後方へ歩き、先ほどのオジサンに礼を述べる。

2018年の10月に白内障の手術を受けた。以降は、半年から1年のあいだをおいて診察を受けることが義務づけられている。春日部からは東武アーバンクラインで数駅を下る。七里の眼科には無事、予約した時間の20分前に入ることができた。

電車の中で本を読みふけり、降りるべき駅に着いても気づかず乗り過ごす、ということが僕にはしばしばある。駅と駅のあいだの短い路線ならともかく、今日の春日部では何とか降りることができて良かった。「今後は気をつけよう」と思っても、何度も繰り返すのが過ち、というものである。


朝飯 納豆、切り昆布の炒り煮、梅干、揚げ玉、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、なめこのたまり炊のお茶漬け
昼飯 「カルフールキッチン」のおこわ弁当、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、日光味噌のフリーズドライ味噌汁”with LOVE”
晩飯 「フレンチ食堂ぶどう」のメヒカリのフリット、グリーンサラダ、パン羊のロースト、フランスの高くないメルロー


美味しいおうちごはんのウェブログ集はこちら。

  

上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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