2026.4.25(土) あさつゆ
「バカに早えぇな」と、東の空の、既にして充分に明るくなりつつある空を見て感じた。時刻は4時20分だった。空の最も美しくなる時刻は、すこし前までは4時50分のころではなかったか。それが今朝は4時20分なのだから、驚くばかりだ。
この数十年のあいだに何度も読み返した本を廊下の棚から食堂に持ち来て開く。そしてその中にあるあれこれを、インターネットに繋いだコンピュータで調べてみる。まぁ、そのようなことも、僕の朝の遊びのひとつである。
しばらく後にメールを巡回させると「汁飯香の店 隠居うわさわ」に予約が入っていた。このお客様にて本日は満席。即、ご予約を承った旨の返信をお送りする。
その「汁飯香の店 隠居うわさわ」へは、今日は母屋から運び込むものが多いとのことにて、家内を助けて蔵沿いの道を南へ歩く。戻る途中で上を見れば、晴れた空には綿をちぎったような雲があり、その空を瓦屋根の下端が斜めに切り取っている。そのギザギザの線もまた、何だか良かった。
それはさておき「日光市食料品等物価高騰対策商品券」なるものが数日前に日光市から届いた。日光市民であれば、たとえ赤ん坊でもひとりあたり5,000円の買い物のできる金券である。僕は早速、この1,000円券4枚と500円玉1枚を持って店へ行き「日光味噌のたまり浅漬けの素・朝露」を10本、買った。これがなくては、僕は夜も昼も明けないのだ。野菜の浅漬けは勿論のこと、豆腐や玉子、蒲鉾、刺身、鮨など淡い味のものには特に合う計1リットルの「朝露」は、梅雨明けのころまでは、保ってくれるだろう。
夜は19時前に町内の公民館へ赴き、令和7年度の総会に会計係として臨む。僕の報告した令和7年度の決算報告と令和8年度の予算案は、無事に審議を通過した。昨年は公民館の屋根の修理に少なくない費用を投じ、4年後には総鎮守瀧尾神社の当番町が回ってくる。町内の財務内容は、より強くしていくつもりである。
朝飯 生玉子、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、もつ煮の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 玉子焼き、小松菜のおひたしを添えた鶏肉と椎茸とエリンギの炊き合わせ、大根と胡瓜のぬか漬け、たけのこごはん、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、「秋田清酒」の「刈穂山廃純米超辛口」(燗)、チョコレート、Old Parr(生)
2026.4.24(金) 個人的な感想ながら
きのう夕食のため四階の食堂に来た長男が、焙じ茶を淹れようとして、茶葉が切れていることに気づいた。だったら煎茶にすれば良いと言ったものの、長男は三階にある自分たちの台所へ降りて、茶葉を持ってきたらしい。「らしい」というのは、僕は夜は酒に限るから、人のお茶のことなどは覚えていないのだ。
しかしとにかく焙じ茶の茶葉が切れたことは、気にかかっていた。そして午前のうちに、かつては「今市銀座」と呼ばれていた、しかし今はシャッターの目立つ相の道の「とりや茶舗」まで出かけた。焙じ茶は、たびたび来る手間を省くため、100g入りをふたつ買った。
自宅へ戻り、すぐには使わない余分のひと袋を備蓄庫へ収めるべくその場へ行くと、何と、おなじ焙じ茶ひと袋が、そこにはあった。「あるのに買ってしまう」とは、会社の用度品などにもよくあることだ。
それはさておき先ほどは、買ったばかりの茶葉を提げて相の道を戻りつつ、自然と日陰を選んで歩いていることに気づいた。日中の日差しは充分に強く、気温も充分に上がってきているのだろう。
ところがその気温も日の落ちるころには急に下がって、夜は温かいものが飲みたくなった。よっておかずは洋風ではあるものの、日本酒に燗を付ける。個人的な感想ながら、生のチーズには、ビールよりよほど、日本酒の方が合うと思う。
朝飯 生のトマト、豚挽き肉と春雨の中華風炒め、スクランブルドエッグ、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、キャベツと三つ葉の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 ベビーリーフとビーツと玉葱のサラダを添えた生ハム、パン、チーズ、「秋田清酒」の「刈穂山廃純米超辛口」(燗)、いちごのババロア、Old Parr(生)
2026.4.23(木) 花見
留守をしてるあいだに長男が置いたものか、4月の終わりに銀行から引き落とされる、税金の計算書が事務机にあった。よって当該の口座をiPhoneで確かめる。すると税はしかし、本日既に、引き落とされていた。ここから更に計算書の金額が引かれるとすれば、とてもではないけれど、残高は足りない。
「あちらこちらからかき集めれば、どうにか間に合うだろうか」と、その計算書をいまいちど見る。すると果たしてそれは個人のものではなく、会社が払うべきものだった。升田幸三の「高野山の決戦」における頓死でないけれど「錯覚いけない、よく見るよろし」である。
終業後は都合のつく限りの社員が四階の応接間に集まって、花見を行う。花見とはいえ、今年の桜は既にして葉ばかりになっている。また、夜の四階からは、何も見えない。要は花より団子、である。
皆が酒を飲んでいるわけではないから座が乱れることはないものの、卓上の料理の少なくなる前に、永年勤続表彰を行う。包装主任のヤマダカオリさんは、1996年3月の入社で勤続30年。事務係のツブクユキさんは、2016年3月の入社で勤続10年。それぞれに額装した表彰状を副賞を手渡し、感謝の意を表する。
朝飯 3種のキノコの餡かけ煮、スペイン風目玉焼き、菠薐草のソテー、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、豆腐と若布と長葱の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 枝豆、豚挽き肉と春雨の中華風炒め、ビーツと玉葱のサラダ、トマトとレタスのサラダ、ホワイト餃子、たまり漬「鬼おろしにんにく」と同「刻みザクザクしょうが」を薬味にした鰹のたたき、東坡肉、塩おむすび、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」のおむすび、五目おこわ、もつ煮込み、麦焼酎「むぎっちょ」(お湯割り)、「くらむぼん」の白ワイン、同ロゼワイン、いちごのババロア
2026.4.22(水) ラリグラス
本日は月に一度の店休日。いつも書いていることだが、店は休みでも、ほとんどの社員は出勤をする。そして日常の業務に従いつつ、時により全社的な会議、部門ごとの会議、大がかりな掃除、あるいは業者を入れての設備の修理などを行っている。
本日の全体会議は9時から隠居で、と伝えられていたため、その5分前に裏手の柴折り戸からその敷地に入る。「汁飯香の店 隠居うわさわ」の玄関前を抜けて庭へ出てみれば、遠くに濃い紅色が見える。「さて、あんなところに花を咲かせる木があっただろうか」と近づけば、それはシャクナゲだった。
シャクナゲはネパールの国花。2013年7月、泊まっていたホテルのオネーサンに訊くと、ネパールでの呼び名はラリグラスと教えられた。カトマンドゥで男の国民帽「トピ」を買うなら、ラリグラスの模様を選びたい。僕はそれを1991年に、彼の地の雑踏で手に入れた。しかし2013年になると、いくらバザールを歩きまわっても、いくら商人たちに訊きまわっても、その柄に遭遇することはできなかった。
最後の会議は18時のすこし前に完了した。来月の店休日の夜には、僕は羽田空港にいるはずである。
と、ここまで書くために費やした時間は20分。「15分くらいで書いちゃうんですか」とむかし新聞記者に訊かれた時間の、今日は5分増しだった。
朝飯 ピーマンとウインナーソーセージのソテー、目玉焼き、納豆、菠薐草の胡麻和え、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、タラの芽の天ぷらと筍の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 たまり漬によるステーキソースを添えた鰹の刺身、蛸の柚胡椒オリーブオイル和え、鶏と鶏モツのすき焼き、「秋田清酒」の「刈穂山廃純米超辛口」(燗)
2026.4.21(火) 駿河台を南へ下って
珍しく、下今市07:45発という、早い時間の上り特急に乗る。それを北千住で地下鉄千代田線に乗り換えて表参道まで行く。「光琳派 国宝燕子花図と尾形光琳のフォロワーたち」が開かれている根津美術館には10時すぎに着いた。印象に残ったのは、深江芦舟による「蔦の細道図屏風」の向かって右上の山肌の赤。「それより光琳のカキツバタはどうなんだ」と問われれば、それは国宝なのだから、悪くないのは当たり前、である。
表参道に戻って今度は地下鉄銀座線で東へ戻り、京橋のモンベルにて、今月15日に取り置きを頼んだ小さなランプを受け取る。
来るときの特急スペーシアの車窓から見た限り、埼玉の南部から東京の北部には曇天の下に風が強かった。しかし昼もちかい東京の中心部は穏やかに晴れ、気温も上がってきた。僕の上半身は、半袖のTシャツ1枚である。
森山大道が1971年にニューヨークで撮った”Another Country in New York”を”Akio Nagasawa Gallery Ginza”で観たら、今度は地下鉄丸ノ内線で御茶ノ水まで北上する。今日のジグザグの移動については、その順番を間違えないよう、紙に書いてポーチに収めた程である。
30年ほど前より漠然と、漢詩を習いたい気持ちがあった。その、いわばゲル状だった希望を昨春はようよう現実に近づけて、湯島の斯文会館を訪ねた。そしてパンフレットを受け取り、しかしその年度の講座は既にして始まっていたから、講義はこの4月から受けることとして、後藤淳一先生による「漢詩のイロハ」に狙いを定めた。
そうして先月25日の日記にも書いたように斯文会館で申込みをしようとすると、その第一回目は見学とし、そこで気持ちが固まったら、改めて申し込みを受けつける旨を知らされた。
丸ノ内線の御茶ノ水駅から外堀通りを東に下って左手の階段を上がり、本郷通りに出る。横断歩道の関係から、すこし遠回りをして国道17号線を秋葉原方面に下る。そこから右へ折れて昌平坂を下っていくと、ポニーをペットにした人が歩いていた。
飼い主は驚くべきことに、そのポニーの鼻先に結びつけた紐を引きつつ湯島聖堂の敷地に入って行く。その後を追うようにして、斯文会館の入口に近づく。案内された講堂は漢学の殿堂にふさわしく、いかにも古めかしかった。また、職員の女性が席に届けてくれた教科書のコピーには「4/21 ご見學者用」と、旧字による但し書きがあった。講堂の設えに続いての「流石ですね」である。
定時に入っていらっしゃった後藤先生は開口一番、この講座は2年でひとくくりであり、昨年がその前半に当たっていたから、今年は「漢詩のイロハ」というより「漢詩のホヘト」くらいの感じであることを宣言された。僕としては「聞いてないよー」である。
「イロハというようりもホヘト」には驚愕をしたものの、僕は子供のころから旧仮名遣いに親しんでいたお陰で古文の成績は良かった。漢文の知識も皆無、ということはない。だから講義には何とか着いていくことができた。それにしても、先生による板書きをノートに写すあいだに先生の解説はその先へ進んでしまう、さぁどうしよう、という焦燥は、久しく忘れていたものだった。
さて今日の講義は後藤淳一編著「はじめての漢詩作り入門」の20ページから始められた。だからそれより前のところは、次の教室までに自習をしておかなければならない。これもまた、久しぶりに味わう義務感である。
勉強の後は駿河台を南へ下って連雀町へ到る。僕の、燗酒を飲む速度は高い。そして神田から地下鉄銀座線にて浅草へと向かう。
朝飯 鮭の日光味噌漬け焼き、牛蒡と人参のきんぴら、タラの芽の天ぷら、蕪と胡瓜のぬか漬け、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、ズッキーニの味噌汁
昼飯 「エクセルシオールカフェ」のチェダーチーズモルタデッラサンド、アイスカフェラテ
晩飯 「まつや」のわざびかまぼこ、焼き鳥(塩)、盛り蕎麦(大盛り)、日本酒(燗)
2026.4.20(月) 何だか忙しい
夜明けの時間は驚くべき早さで前に倒れていく。今朝は、4時35分には、東の空は既にしてもっとも美しくなるであろう直前まで明けてきた。よって屋上へ上がり、その、いつもよりは地味な薄紅色にiPhoneを向ける。住吉町か小倉町三丁目のあたりでキュロロ、キュロロとしきりに啼く鳥はツバメだろうか。
釣銭として準備してあるうちの5,000円札がきのう金庫に枯渇した。今日にも追加を求める必要がある。電子決済の時代に釣銭を作るとはいかにも非生産的な仕事ではあるけれど、僕はその一連の作業が嫌いではない。
金庫の種銭を数える前に、アカギレの切れかけている左の中指に、バンドエイドのキズパワーパッド3枚を巻き付ける。これを怠れば半日後には血が滲んで仕事ができなくなるから、面倒でも仕方がない。種銭は、思ったり多く溜まっていた。
その種銭や通帳や印鑑をトートバッグに入れて、9時に銀行へ行く。ここ数週のあいだ町内に立て替え、きのう精算した現金を自分の口座へ戻すこともする。
予約の11時より20分はやく到着したバスのお客様は、人数は少なかったもののお得意様にて、少なくないお買い上げをいただいた。その混み合った店内で、長男の同級生のお母さんに声をかけられる。お元気そうで何より。更には社員だったアオキマチコさんも醤油を買いに来て、賑やかなことになる。
一方、製造現場では35年のあいだ使い続けた機械に不具合があり、それは遠くの小さな会社の製品だから、治しに来てはもらえない。よって普段は古いクルマの修復をしているタシロジュンイチさんを呼び、問題のありそうな個所に手を入れてもらう。タシロさんは複雑な接合部を難なく取り外し、発見された劣化部分を換えて復旧させることとなった。
そうするあいだに今度は、空気調整器の、夏が来る前の掃除を頼んでおいた業者が事前の連絡なしに顔を出し、ブレーカーの場所を教えて欲しいという。息つく暇もない右往左往である。
午後に銀行で釣銭を受け取って会社に戻ると今度は… と書けば日記が長くなるからこのあたりで止めておく。とにかく、元気に経済活動ができることは有り難い。
朝飯 牛肉とグリーンアスパラガスのバターソテー、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、豆腐とトマトと大根と玉葱と菠薐草の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 “THE FLYING-GARDEN”のフレッシュマッシュルームサラダ、爆ハンきのこデミソース、デカンタの赤ワイン
2026.4.19(日) これからの値段
「山﨑豊子の『不毛地帯』を読んだことのある人」と採用試験の担当者が問うと、周囲からパラパラと手が上がった。そのようなものは見たことも聞いたことも無いにもかかわらず「遅れてはいけない」と、周囲に倣った。すると係はこともあろうに自分を指した。そこで苦し紛れに「砂漠に木を植える話と記憶しています」と答えた人がいる。「一巻の終わり」である。
今朝の日本経済新聞の「春秋」はその、瀬島龍三をモデルにしたこと明かな小説を入口にして、現在の石油の危機について述べている。一方、文化面では平松洋子が別の方面から山﨑豊子に触れていた。我々はしばしば、このような偶然に出会う。もっとも、よほど珍しい「偶然」を除いては、そのまま忘れてしまうことが常だろう。
ところで「不毛地帯」といえば、深田祐介の「炎熱商人」も面白い。フィリピンへ行くとしたら、持参するべきはそれだろうか。最近、agodaがフィリピンの宿をメールでしきりに紹介してくるのだ。しかし今からタガログ語を覚えるのは面倒だ。
タイへ行くための航空券は、来春の分まで確保をした。その先の値段は、どうなることか。もっとも東京から新大阪までの東海道新幹線「のぞみ」の運賃が13,870円ということを考えれば、国際線の航空券は、いまだ安いと思う。
朝飯 カレーライス、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」
昼飯 にゅうめん
晩飯 スモークトサーモンとベビーリーフのサラダ、筍とベーコンとグリーンアスパラガスのスパゲティ、Chablis Billaud Simon 2018、エクレア、Old Parr(生)
2026.4.18(土) 大変ではない
きのうの日記を書こうとしてWordPressを開く。するとそれはきのうのうちに、ほぼ書き上げられていた。よって軽く推敲を加えて保存し、食事の画像をはめ込むと時刻は4時30分。東の空は既にして紅味を帯び始めている。秋の夕べの「つるべ落とし」に対する、春の朝の急に明けゆく様をあらわす言葉はあるだろうか。知る人がいれば、ぜひ教えていただきたい。
ところで18日の販売係は9時から10時までのあいだが手薄になるため店に入って欲しいと、今週のはじめより販売主任のサイトーミホコさんに頼まれていた。それに従って、9時前より店頭に立つ。10時を過ぎて人員が充実すると、しかしお客様の数も増えて忙しさは変わらないため、そのまま店に居続ける。
15時まで7分というところで、15時より町内の2025年度の会計監査が公民館で行われることを思い出す。事務机の目立つところに忘備のポストイットを貼っておいても、この始末である。もっとも銀行の複数の通帳や、2025年度の支出証拠書は、朝のうちからトートバッグに準備が済んでいる。そういう次第にて、それを提げて公民館へ急ぐ。自治会長、ふたりの監査役、それに会計係の僕を加えた4名による会計監査は30分で完了した。
終業後に3台のキャッシュレジスターを締め、明後日の釣銭を整えたところで、19時より町内役員の会議がある旨を長男に伝える。「大変だね」と長男は笑ったものの、夜の会合については、僕は長男より数十倍も楽をしている。心の負担になるたぐいの団体には、ハナから加わらないようにしているのだ。
そして四階へ戻って簡単な夕食をそそくさと摂り、19時5分前に公民館へと向かう。
朝飯 沢庵、擂り胡麻、明太子、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、なめこのたまり炊のお茶漬け
昼飯 にゅうめん
晩飯 人参とブロッコリーとマッシュルームとベーコンのオムレツ、パン、チーズ、TIO PEPE、公民館から帰ってからのSMIRNOFF VODKA(ソーダ割り)
2026.4.17(金) 乾物の在庫
目と鼻に花粉によるものと思われる異変を感じたのは、この日記によれば今月4日のことだった。その時期に飛ぶ花粉は檜のものらしい。以降は過去に皮膚科で処方された抗アレルギー薬を服用し、また8日には抗アレルギーの目薬を買って、差しはじめた。ところが今朝、起きてあれこれのことをしながらふと気づくと、目と鼻には特段の違和感を覚えていないことに気づいた。あるいは、檜の花粉の飛散する最盛期が去ったのかも知れない。
さてこの日記を今月の6日に遡ってみれば「ユニクロの超極暖ヒートテックタートルTを、先月の25日からは普通のヒートテックタートルTに替えた」とある。その「普通のヒートテックタートルT」も、今はユナイテッドアスレの、何年着てもすり切れない半袖のポロシャツに変わっている。その上に重ねているのは、やはり今月6日の日記に書いた、ユニクロのセーターである。そして今朝は、そのセーターを脱いで、半袖一枚で朝食の準備をした。
こうなれば、昼のにゅうめんが冷たい素麺になる日も、それほど遠くはないだろう。そう考えて、またまたこの日記を遡る。すると先月31日の日記に「(昨年は)6月20日からタイへ行く直前の9月24日までは、ざる素麺を食べていた」という書き込みが見つかった。
そういう次第にて、素麺のつゆに必要な、昆布や鰹節や干し椎茸の在庫を調べてみた。その結果、昆布はいまだ保つものの、二種の鰹節と干し椎茸は、買い足さなければならないことが分かった。しかし昨年のざる素麺の食べ初めが6月20日であれば、それほど急ぐこともないだろう。よって注文すべき乾物とそのグラム数を、事務机の左手に提げたカレンダーの、6月はじめの空白に書き入れる。
朝飯 生のトマト、玉子焼き、納豆、沢庵、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、大根と若布の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 鰤の燻製とトマトとベビーリーフと筍のサラダ、パン、2種のチーズ、TIO PEPE、Cono Sur Bicicleta Reserva Cabernet Sauvignon 2018
2026.4.16(木) 綺麗サッパリ
薄明にTikTokを開き、イタリア協奏曲の第三楽章を、先ずはワンダ・ランドフスカ、次はラファウ・ブレハッチで聴いてから起床する。
きのうおとといと留守にしていたため、 7時40分に降りた事務室の机の上には、郵便物と共に複数のメモが重なっていた。そのうちの1枚には、数週間前に土地を売ることを頼んだ会社の、宅地建物取引士からの「木曜日に改めて連絡をする」旨のものもあった。そしてその電話は10時24分に鳴った。ひとつは会社、ひとつは僕の名義になっている隣りあった土地が、一括で売れたという知らせだった。
店や住まいから南へ数百メートル離れたところに、その土地はあった。芝のような短い草の生えた窪地で、しかし日当たりは良く、まるでおとぎ話に出てくるようなところだった。ところがいつしか開発の手が伸びて、窪地には土が盛られ、道が通り、持ち主には代替地が与えられた。思い出の風景が失われてから流れた年月は、60年ちかくに及ぶかも知れない。
その、かつての代替地を売る仲介を頼んだ会社の社長と資格を持つ連れの人は、11時に来社をした。僕は差し出された複数の契約書に複数の署名と捺印をした。事務室の大テーブルでその反復行為のような仕事を終えると、何やら「綺麗サッパリ」という気分になった。
そうしてその二人を見送り、何気なく左手をズボンの後ろに回すと、すり切れて開いた穴を指先に感じた。
2022年10月にユニクロで3本をまとめて買ったズボンは、昨月の21日に、太腿の部分の擦り切れがひどくなった1本を捨てた。いま穿いているズボンは、今週の月曜日に、尻のすり切れに気づいた。仕事用のズボンは月曜日から日曜日までの7日間を穿いて、洗濯をすることにしている。よって尻に穴の開いた現在のズボンは、日曜日まで穿いてから捨てようと思う。
朝飯 牛蒡と人参のきんぴら、カマスの干物、穂運連想のソテーを添えた目玉焼き、納豆、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、大根と若布の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 茹でた人参とブロッコリー、マッシュルームのソテー、刻みキャベツと生のトマトを添えたスコッチエッグ、メシ、Cono Sur Bicicleta Reserva Cabernet Sauvignon 2018








































