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清閑 PERSONAL DIARY

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2025.7.4(金) 朝のしごと

釣銭を作るという仕事はしごく非生産的だ。と書きながら「本当にそうだろうか」と考える。

テレビや新聞は、消費税率の1パーセント2パーセントに大騒ぎをする。しかしお客様がカードやスマートフォンでお支払いをすることによる、店側が負担しなければならない決済手数料についてはとんと報じない。現金での取引に決済手数料はかからない。だからその取り扱いが面倒とされる昨今ではあるけれど、現金によるお支払いは、やはり有り難い。そしてその際に必要となる釣銭を作ることは、僕にとっては楽しい仕事、あるいは少なくとも嫌いでない仕事には違いない。

今朝は4時30分に釣り銭用の金庫を開き、封筒に溜まった種銭を数える。それを元にして、コンピュータに自作した専用の計算機にて、本日銀行に頼むべき両替の、金種別の内訳を決める。前回の釣銭つくりは先月の16日だった。先月より今月の方が忙しくなることは、経験の上から知っている。だから今日つくる釣銭は、先月のそれより早く枯渇するだろう。

5時30分に通用口から出て玄関を見ると、きのう水で洗った場所には早くもツバメが糞を落としていた。よって今朝はホースから盛大に、ではなくジョウロから少量の水を撒きつつその部分をタワシで洗う。そこにまた糞を落とされては堪らないから、敷石が乾く前に段ボール紙を敷き、それを粘着テープで壁に固定する。

「ツバメは夏を象徴する鳥」ときのうの日記には書いた。しかし実際にはいまだ寒いころに来て、意外なほど早く去ってしまう。僕は、ツバメができるだけ長く見られることを望んでいる。


朝飯 ミズと薩摩揚げの炊き合わせ、グリーンアスパラガスのソテーを添えた目玉焼き、納豆、胡瓜のぬか漬け、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬、ごぼうのたまり漬、メシ、豆腐と若布と玉葱の味噌汁
昼飯 納豆と玉葱のつゆで食べる素麺
晩飯 カレーライスらっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、Old Parr(ソーダ割り)、ドリームケーキ、Old Parr(生)


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2025.7.3(木) 脚下照顧

玄関の頭上には、いつの頃からか来るようになったツバメの巣がある。ツバメは夏を象徴する鳥で、嬉しいことではあるけれど、糞を落とす。その糞は家族の誰かが掃除をする。掃除をしても相手は生き物で、いまだ巣にいるから糞はその後も落ち続ける。

今日はその掃除を僕がした。玄関には外から内まで黒い御影石が貼られている。糞の落ちている外の部分を水で洗えば、水はドアの下の隙間から玄関の内側にまで流れ込む。だから今日は玄関の靴をすべて片づけ、その黒い石を外から中まで洗い流した。乗りかかった舟であれば途中で脚立も持ち来て、ジャイアント馬場の背丈より高いドアの、上から下までこれまた水で洗い流す。その水を浴びて、アルミニウム製の脚立も濡れた。よってその最上段からは、非常な慎重さを以て降りた。

シリコンバレーで巨億の年収を稼ぐビジネスマンも、熱帯の密林で弓矢を使う半裸体の人たちも、死に至るもっとも多い原因は転ぶこと、と聞いたことがある。僕のオフクロは2013年の秋のある日、台風が去ったことを喜んで料理屋へ出かけてその帰りに転び、以降はそれまでの生活を取り戻すことなく翌年に亡くなった。周囲を見まわせば「そういえばウチのおじいちゃんも…」などと言う人は少なくない。「脚下照顧」は、別の意味においてもおろそかにすべきでないのだ。

そして玄関はすっかり綺麗になった。明日の朝は糞が落ちる前に、その部分に厚紙を敷こうと思う。


朝飯 生のトマト、目玉焼き、納豆、胡瓜のぬか漬け、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、若布と揚げ湯波とズッキーニの味噌汁
昼飯 納豆と玉葱のつゆで食べる素麺
晩飯 トマトとベビーリーフのサラダ細切りじゃがいもと細切り人参とグリーンアスパラガスのソテーを添えたハンバーグステーキOld Parr(ソーダ割り)ドリームケーキ、Old Parr(生)


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2025.7.2(水) たこぶつ

早朝にきのうの日記を書き上げ、その表題を「半夏生」として「下書き保存」のボタンをクリックする。それからおもむろに、検索エンジンに「半夏生」と入れてみる。すると「仕事から離れて疲れを癒し、滋養のあるものを摂ることにより英気を養うべき日」という意味のことが出てきたから「そんな境遇じゃねぇんだよ」と、腹の中で苦く笑う。しかしてまたその「滋養のあるもの」が気になって更に調べると、半夏生に蛸を食べる理由が出てきた。

僕は歯ごたえや食感に特徴のある食べものを好む。蛸も例外ではない。先月25日の「シンスケ」の壁の短冊には「たこぶつ」の文字もあったものの、注文はしなかった。「この店のたこぶつは、自分の好みからすれば上品すぎるものではなかったか」という曖昧な記憶が頭をよぎったからだ。

自分ごのみのたこぶつはどのようなものかと考えれば、蛸の、特に脚をぶっきらぼうにぶつ切りにしたもので、味付けには本わさびとレモン、そして贅沢を言わせてもらえば醤油ではなく「日光味噌のたまり浅漬けの素・朝露」が欲しい。そしてこんなことを書いているうち、蛸が食べたくなってきた。孫のリコは僕に似て食感ヲタクだから、食卓に載せれば喜んで食べるかも知れない。

夜、リコの妹のカコに催促をされて、ヨーグルトとカレー粉に漬けて焼いた鶏肉とブロッコリーのソテーを小さな木皿に取り分ける。すると彼女は先ず、ブロッコリーに箸を伸ばした。肉より先に野菜を食べようとする二歳児は珍しい。しばらく見ていると彼女は柔らかい頭の部分のみを咀嚼して飲み込み、残った茎は僕にくれるという。よって僕は自分の皿を差し出し、そこにポトリと落とされた固いところをハイボールの肴にする。

窓の外はいまだ夜になっていない。そのことが、食事の楽しさを倍加させているような気がする。夏にはできるだけ長く続いてもらいたい。


朝飯 スクランブルドエッグ、菠薐草のソテー、生のトマト、胡瓜のぬか漬け、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、ズッキーニと揚げ湯波の味噌汁
昼飯 玉葱のつゆで食べる素麺
晩飯 ズッキーニのチーズ焼き豚薄切り肉とキャベツのソテーブロッコリーとニンニクのソテーヨーグルトとカレー粉で風味漬けした鶏肉のソテーOld Parr(ソーダ割り)


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2025.7.1(火) 半夏生

きのうの夜は早くに寝た。今朝は2時30分に目が覚めた。寝に就いた時刻を考えれば「むべなるかな」だ。しかし起きるには早すぎる。そう考えるうちふたたび眠りに落ち、気づくと2時間が経っていた。

さて今日から3日間は社員との面談が続く。その日程は長男が立ててくれた。また業務のほとんどは、今や長男に任せているため、午前に4名、午後に2名との面談のあいだはほぼ口を開かず、その場にいるだけが仕事だった。面談は明日も6名、明後日は7名、すこし先の今月18日に2名と相対すれば完了する。そのころには梅雨も明けているだろう。

面談の後は明日の準備を整えてから、新調したばかりの礼服を着る。県南の葬祭場までは、高速道路を使っても使わなくても着く時間はほとんど変わらないから、長男はホンダフィットのハンドルを一般道へ向けて切った。

帰りの道にはしばらくのあいだ雨が激しく降り続いた。しかしそれも、雨雲の下を脱すれば、行く先には夕陽のオレンジを含んだ青空が望めた。

自宅の、20時をすこし過ぎた食堂には誰もいなかった。その食卓に通夜膳の弁当を開き、冷えた日本酒を静かに飲む。


朝飯 目玉焼き、ほぐし塩鮭、切り昆布の炒り煮、揚げ湯波の甘辛煮、菠薐草のおひたし、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、若布と万能葱の味噌汁
昼飯 大根おろしのつゆで食べる素麺
晩飯 「ひらやなぎホール」の通夜膳弁当、「片山酒造」の「素顔純米吟醸」(冷や)


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2025.6.30(月) DEAL

上澤梅太郎商店が運営する朝食の専門店「汁飯香の店 隠居うわさわ」の、夜のあいだにインターネットを介して戴いたご予約を家内へ渡すメモにし、事務室の壁から持ち来た表に記入し、個々のお客様へはそれを承った旨のメールをお送りする。それから既にして完成しているおとといの日記を公開し、続いてきのうの日記を完成させる。ここまでしても時刻はいまだ5時5分。外では鳥が盛んに啼いている。

今秋のタイ行きの航空券については今月26日の日記に書いた。5時5分からはホテルの予約サイトを開き、ウドンタニーの宿、続いてバンコクの宿を確定させる。

タイのホテル代は、1982年を最後として途絶えさせていたタイ行き再開した2009年のそれからすれば3倍、コロナ前のそれからすれば2倍に上がっている。しかし東京のビジネスホテルにくらべれば、まだまだ安い。

ウドンタニーの宿は、2020年3月に泊まったホテルとおなじ中心部にある、しかし前回よりすこし高級なところにした。バンコクでは数年前まではチャオプラヤ川に面した場所に滞在することが多かったものの、このところは高架鉄道”BTS”のスクムヴィット線、それもサイアムからトンローのあいだが何をするにも便利と気づいて、今回はその駅からちかいところに決めた。

タイのタクシーは、いつのころからかメーターを備えるようになったものの、ここ数年はそれを使わず交渉を持ちかけてくる運転手が増えた。僕はドナルド・トランプとは異なって、いわゆる”DEAL”は好まない。だから特に首都の宿は、鉄道の駅にできるだけ近いことを条件のひとつとしている。

“DEAL”を好まないといえば、値段の定まっていない商品を、交渉により値引きさせることを楽しむ人がいる。それが僕には理解できない。面倒だし、第一、時間が勿体ないではないか。南の国での時間はできるだけ「何もしないこと」に充てたいのだ。


朝飯 焼売、生玉子、切り昆布の炒り煮、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、大根と若布の味噌汁
昼飯 納豆と玉葱のつゆで食べる素麺
晩飯 ピザ其の一ピザ其の二ピザ其の三Chablis Billaud Simon 2018


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2025.6.29(日) いまだ風鈴は提げず

瓶詰めの「なめこのたまり炊」をはじめ調味料や料理用の日本酒など、今朝は「汁飯香の店 隠居うわさわ」へ運ぶものが多い。よって家内を助けつつ隠居の柴折り戸を押す。

空はどこまでも晴れている。庭の木々は緑に溢れている。「夏は夜」と清少納言は主張をした。「いや、夏は朝でしょう」と、個人としては感じる。もっとも僕が春夏秋冬の愛で方、感じ方を書けば、すべての季節において「朝こそ最高」になってしまうかも知れない。

払暁や早朝にくらべれれば、昼はうすぼけている。夕刻はその日が崩落していくころであり、夜は先が限られている。「だったらこれから朝を迎えようとする午前3時のころが一日の中では最高ではないか」と言う人がいれば「なるほど」と、否定はできない。

道の駅「日光街道ニコニコ本陣」への本日1回目の納品を済ませ、パートタイムの販売係が出社をしたところで如来寺のお墓へ行く。そして今月20日に供えた花を片づけ、花立てを洗い、線香立てのまわりを水で流す。おばあちゃんの祥月命日は6月20日と記憶をしていたものの、あらためて位牌を確かめてみれば、正しくは6月23日だった。来年は、気をつけることにしよう。


朝飯 鮭の昆布巻、厚揚げ豆腐の淡味炊き、生玉子、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、三つ葉の味噌汁
昼飯 大根おろしのつゆで食べる素麺
晩飯 豚薄切り肉と厚揚げ豆腐と水菜と椎茸の鍋、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、麦焼酎「こいむぎやわらか」(ソーダ割り)


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2025.6.28(土) 夏太郎

日光の畑で採れたらっきょうを塩とお酢のみで漬けた「夏太郎」への問い合わせが引きも切らない。今月5日に「蔵出しはお盆のころ」とお伝えしたお客様には再びメールでお問い合わせをいただいた。よって前回と内容の重複するところはあるものの、またまたメールでお答えをさせていただいた。

……
いつもお世話になります。
上澤梅太郎商店・上澤卓哉です。

当店謹醸「夏太郎」につきお問い合わせをくださいまして、まことに有り難うございます。今月5日にお送りしたお答えと同じになってしまいますが、改めて以下に記します。

らっきょうは夏のはじめに収穫をされます。酷暑の今となっては忘れがちになりますが、今年は春先から梅雨の前半までは寒い日々が続きました。よって「夏太郎」のためのらっきょうは、いまだ栃木県日光市の畑で育っている最中です。収穫の時期は、その年の気候により前後いたします。よって漬け上がりの日程も、いまだ定まっていません。

「夏太郎」の蔵出しは、例年はお盆のころより始まります。いつまで販売が続けられるかは、その年の収穫量によります。通常は9月で売り切れになることが多いように存じます。

以下よりメールマガジンに登録をしていただければ「夏太郎」の販売開始をお知らせすることができます。https://www.tamarizuke.co.jp/p/newsletter/subscribe

以上、ご不明の点がおありになれば、またメールにてお問い合わせください。
どうぞよろしく、お願い申し上げます。
……

「夏太郎」は、特に酒飲みには「堪えられない」季節の味だ。ビールに、そして個人としては焼酎やウォッカのソーダ割りにとても似合いの肴と確信をしている。「夏太郎」が蔵出しをされたら、昨年の6月4日にサワンカロークの林の中で拾った陶片に載せて楽しみたいと思う。


朝飯 揚げ玉、塩鮭、擂り胡麻、納豆、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、なめこのたまり炊によるお茶漬け
昼飯 梅干と玉葱のつゆで食べる素麺
晩飯 冷や奴、切り昆布の炒り煮、カツ煮、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、麦焼酎「こいむぎやわらか」(ソーダ割り)


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2025.6.27(金) 「梅雨明けですね」

「2025年 関東 梅雨」と検索エンジンに入れてみたのは先月の31日と今月の7日。先月末の予報は関東の梅雨入りを6月8日とし、梅雨明けには触れていなかった。今月7日の予報では、関東の梅雨明けを「平年は7月19日」として、しかし今年のそれについては言及していなかった。

僕からすれば「いきなり」という感じをきのうは受けた。「明日以降、続々と梅雨明け。九州から近畿は6月下旬、関東甲信を含む東日本から北日本は7月上旬」の文字がウェブ上に現れたからだ。

この時期には毎年、農産物の出来が心配になる。昨年は雨が多すぎたことにより、雨を好む生姜さえ不作になった。梅も不作、栗も不作だった。梅は今年も不作と、2年続きの凶作を業界紙は伝えている。九州では収穫を終え、栃木県ではこれから収穫に入る畑もあるらっきょうの、品質の良いことを祈るばかりだ。

「梅雨明けですね」の言葉が今日は事務室を訪れた人の口から聞かれた。早い梅雨明けは、夏が好きな僕にとっては大いに嬉しい。しかし農産物のことを考えれば「諸手を挙げて」というわけにはいかない。胡瓜と茄子についても、日々、情報を得ていくことになるだろう。


朝飯 ブロッコリーのソテーを添えたスクランブルドエッグ、納豆、めかぶの酢の物、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、椎茸と若布とベビーコーンの味噌汁
昼飯 納豆のつゆで食べる素麺
晩飯 キャベツとパプリカとエリンギと豚薄切り肉の鉄板焼きソース焼きそば、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、麦焼酎「こいむぎやわらか」(ソーダ割り)アイスバー、Old Parr(生)


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2025.6.26(木) 支払いは迅速に

早朝、食堂の丸テーブルにコンピュータを開き、メーラーを巡回させると、3日前の23日の日記に書いた、旅行社からの返信が届いていた。羽田からバンコクのスワンナプーム乗り換えでウドンタニー、そこからバンコクを経由して羽田に戻るタイ航空の予約確認書には、以下の明細があった。

エコノミークラス運賃 88,200円
燃油サーチャージ 17,630円
外国諸税 5,540円
羽田空港施設利用料 3,180円
海外航空券発券手数料 5,700円
計 120,250円

席は、羽田とスワンナプームの往復は、最後尾または最後尾の直前の通路側、スワンナプームとウドンタニーの往復は、最後尾の窓側が確保できた。6時間30分を飛ぶ国際線で通路側を選ぶのは、席の立ちやすさによる。1時間10分を飛ぶ国内線で窓側を選ぶのは、熱帯の空と雲を眺めたいからだ。

メールに請求書は添付されていなかったものの、スマートフォンを手元に引き寄せ、120,250円を、登録済みの、旅行社の口座に振り込む。支払いは迅速に、そして現地では何もせず、が僕の旅のスタイルである。

なお今日の仕事について記せば、9時30分より昼食を挟んで16時50分までは、隠居にて会議に徹した。


朝飯 鮭の昆布巻、目玉焼き、納豆、揚げ湯波の甘辛煮、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、椎茸と玉葱と若布の味噌汁
昼飯 おむすび弁当、蕗と豚肉の炊き合わせ、胡瓜と蕪の塩漬け
晩飯 キャベツと菠薐草の胡麻和え、細切り大根のポン酢和え、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、蒸し焼売、メシ、麦焼酎「こいむぎやわらか」(ソーダ割り)


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2025.6.25(水) 伊豆治療紀行(37回目の2日目)

「伊豆高原痛みの専門整体院」での治療はいつも、治療台にうつぶせの状態でかかとを両側に倒され「響きませんか」と訊かれることから始まる。次に足首、ふくらはぎ、膝の直下を両手で押され、膝の両側をやはり両手で掴まれ、更に首の両側を指でグリグリと押される。

次は治療台に座り、頭を垂れた姿勢で第二頸椎のズレを直される。きのう補正したはずの頸椎がずれているのは、ホテルの枕が僕のからだに合っていないことが原因と先生は言い、安くて有名なホテルの名を挙げて、そちらに泊まった方が良いのではないかと笑った。

大きな荷物を嫌う僕は、このところ、携帯用の枕を持参しなかった。「きのう治したからだが元に戻ったら勿体ないよ」と先生は言う。おっしゃる通りにて、次回はその枕をトートバッグに入れることにしよう。

僕の次の治療はひと月後。しかし今年のはじめから右膝に異常を来している家内は、それをかばって歩くうち今度は左膝の具合が悪くなり、2週間後の来院を先生には促された。

電子ペンによる治療さえ終えれば気分は楽だ。伊東駅前にレンタカーを返し、熱海駅には11時58分の着。時間が短すぎるため乗り換え案内のアプリケーションには表示されない4分間の乗り換えを僕のみこなして新幹線の上りプラットフォームに上がると、12時02分発のこだま712号が、ちょうど入線してくるところだった。

新橋からアップルショップまではもちろん歩いて行く。現在のiPhoneは、昨年の6月2日にこの店で手に入れたものだ。そのとき液晶に貼ってもらった分厚いガラスの保護フィルムに、つい先日、ひびが入った。そのフィルムを剥がし、新しいフィルムを貼ってもらう。料金は1年前と変わらない6,800円だった。

17時に待ち合わせた家内は、既にして居酒屋のカウンターに着いていた。そこであれやこれやと飲酒活動をし、浅草19:19発の下り特急にて帰宅の途に就く。


朝飯 「伊東小涌園」の朝の其の一其の二其の三、ごはん、漬物
晩飯 「シンスケ」のあれや、これや、それや、他あれこれ、「両関」の本醸造(冷や)、純米大吟醸(冷や)


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上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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