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清閑 PERSONAL DIARY

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2021.7.27(火) 睡眠

寝ることに失敗をすると、翌朝がつまらなくなる。寝ることに失敗をするとは、夕食後に食堂の椅子で寝てしまうとか、風呂に入る前に「ちょっと一瞬のつもり」で着の身着のまま寝台に横になり、そのまま寝てしまうなどの粗相を指す。

きのうの夜もその「ちょっと一瞬のつもり」で横になり、暗闇に目を覚ました。胸のあたりを触ると、感触はユナイテッドアスレのポロシャツのそれだったから「あー、また」と悔やんだ。時刻は0時21分だった。

それから入浴をし、寝室に戻って二度寝をする。最初の中途半端な睡眠によるものか、この二度寝からはなかなか覚めない。結果として1日の中で自分がもっとも好きな、夜と朝のあいだを楽しめなくなる、という寸法である。

きのうの夜もそれをやらかした。そして二度寝の最中に夢を見た。熱海で夜、空を見上げている。星がやたらに出ている。「熱海ってのは星の綺麗なところだな」と感嘆するも、気づけばそれらは星ではなく、無数のドローンだった。

今朝、起きて洗面所に行くと、時計は4時18分を指していた。前夜、寝ることに失敗をした割には早く目を覚ますことができた。空は薄く曇り、雨がすこし降っている。台風は今、どのあたりにいるのだろう。


朝飯 茄子とピーマンの素揚げ、納豆、隠元豆とオクラの天ぷら、菠薐草の胡麻和え、ひじきとパプリカの炒り煮、蕪と胡瓜のぬか漬け、ごぼうのたまり漬、メシ、豆腐と缶詰の鯖とトマトの味噌汁
昼飯 胡瓜のぬか漬け、ごぼうのたまり漬、塩鰹のふりかけ、鰻の佃煮のお茶漬け
晩飯 めかぶの酢の物、冷やしトマト、マカロニサラダ枝豆ふかした玉蜀黍串揚げあれこれ、芋焼酎「志比田工場原酒」(水割り)、バナナの杏仁豆腐


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2021.7.26(月) 在庫

「おとといの日記が白紙の状態にあると焦燥する」と書いたことがある。先週、日記はもっとも多い日で6日分の在庫があった。それでも更に書こうとする性癖は、貧乏性とでも呼ぶべきだろうか。むかしJR西日暮里駅駅の自動販売機に見かけた「お金がなくても平気なフランス人 お金があっても不安な日本人」という本を思い出す。

総資本回転率という言葉がある。自己資本利益率という言葉もある。そのような「率」を上げるより銀行の残高を増やして安心したい、という人は少なくないだろう。

「借金してまで商売なんて、するもんじゃないって、女房に言われたよ。まったくその通りだ」と先日、ある人が言っていた。ちなみにその人の奥さんは元銀行員である。

会社の固定費はヒト、モノ、カネから成る。固定費を下げれば経常利益が上がるかといえば、それほど単純なものではない。「メシの量を減らして金を貯めようとしたら、腹が減って仕事ができず、家計は却って苦しくなりました」ということもあるのだ。税理士だって自分の事務所を開くときには借金くらいするだろう。

と、今朝もよしなしごとを連ねるうち500文字が書けてしまった。日記の現在在庫は4日分。先週の最大数より2日分が減っている。またまた増やさなければ、安心はできない。


朝飯 生のトマト、納豆、干し海老と擂り胡麻を薬味にした冷や奴、玉子焼き、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、缶詰の鯖と長葱の味噌汁
昼飯 「麺屋ききょう」のネギ塩ラーメン
晩飯 トマトとレタスのサラダ、缶詰のツナとピーマンのソテーカレーライスらっきょうのたまり漬「浅太郎」、Old Parr(ソーダ割り)


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2021.7.25(日) 長葱

目玉焼きもハムのソテーも嫌いではないが、ハムエッグは苦手、という人がいる。どうにも理解に苦しむ人だ。しかし考えてみれば、自分にもおなじようなところはある。

子供のころ、味噌汁の長葱は幅1センチほどの筒切りにされていた。これが僕はイヤだった。半世紀以上を経た今でも苦手だ。長葱は小口切り、白髪葱、縦切り、また筒切りでも長さがあれば、楽に食べられる。よくある太い部分の斜め切りは、なぜかそれほど美味く感じない。

こうして並べてみると、冒頭の「ハムエッグの人」よりよほど「理解に苦しむ」嗜好かも知れない。嬉しいのは上出来の蕎麦屋で出てくる薬味の葱だ。信じられないほど薄い小口切りは、練達の人が、よほど切れる包丁で刻んでいるのだろう。

今朝の味噌汁の長葱は、青い部分を5センチほどの細い縦切りにした。やたらに具が多ければ、味噌汁というよりは鍋と呼んだ方がふさわしいかも知れない。そのお椀を含む一汁三菜の朝食を腹に詰め込んで、四連休4日目の仕事へと向かう。


朝飯 大根おろしを薬味にした納豆、トマトとポテトのサラダ、山葵漬けを添えた蒲鉾、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、豆腐とトウモロコシの天ぷらと長葱の味噌汁
昼飯 冷やし中華
晩飯 トマトとポテトのサラダ、TIO PEPE、コーンポタージュスープブロッコリーのソテーと人参のなますを添えたハンバーグステーキChateau Lalande Borie 1985


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2021.7.24(土) ウクレレ

このところ、孫のリコが僕のウクレレをいじくり回して仕方がなかった。果物を食べ、その汁に汚れた手を洗わずに触ったりするから始末が悪かった。どうにかして彼女を僕のウクレレから遠ざけなくてはならない。しかしウクレレを隠すなどはしたくない。

何が目的だったかは思い出せない。あるとき浅草の外れを歩いていて、ウクレレを並べた飾り窓の前を通りかかった。「へー、浅草にウクレレ屋かぁ」と、何となくもの珍しい気持ちになって、それは記憶の底に残った。

検索エンジンに「浅草 ウクレレ」と入れると、果たしてその店はキワヤ商会と知れた。ウェブショップもある。子供用のウクレレも売っている。それほど高いものでもない。即、注文をした。

キワヤ商会ではまた、ウクレレの教室もしていた。講師はキヨシ小林。僕には未知の人だ。これまた検索エンジンに頼るとCDも複数、出していた。amazonの中を行ったり来たりしながら、もっともレビューの多い”ukulele swing”を注文した。そして届いたそれを、今朝は夜明けの気配さえ訪れない時間からBOSEのプレイヤーに入れた。

1曲目は、聴けばほとんどの人が知っている”Love”。これが出だしからまるでジャンゴ・ラインハルトで、思わず目を見張る。途中に”Salt Peanuts”から遊びで2小節を引用。「へー、いいじゃんか」と気分が上がる。

「秋になったら教室、行くかなぁ」などと考える。楽器の習得は外国語の習得と同じく、陰々滅々とした無限の反復練習を必要とする。しかしその楽器もウクレレならば、気の滅入ることもないのではないか。

ところで孫は小さなウクレレが届いた日から、僕のウクレレには見向きもしなくなった。「助かった-」である。


朝飯 トマト、納豆、ポテトサラダ、昆布の佃煮、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、揚げ湯波と菠薐草の味噌汁
昼飯 「食堂ニジコ」の冷やし中華
晩飯 トマト、南瓜の煮付け、胡瓜と人参のぬか漬け、カジキマグロのソテー「日光味噌のたまり浅漬けの素・朝露」かけ豚汁、芋焼酎「志比田工場原酒」(生)


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2021.7.23(金) 忙中の閑

起床は2時41分。

「最も好きな時間って、どんなときですか」と訊かれて「尻のポケットに文庫本を突っ込んで『さぁ、今日はどこへ飲みに行こうか』と街を歩いているときですね」と答えたことがある。1988年7月23日の会話と覚えているのは、自衛隊の潜水艦「なだしお」と遊漁船「第一富士丸」の事故を、赤坂から西麻布へ向かうタクシーのラジオが伝えていたからだ。

いま「もっとも好きな時間は」と訊かれれば、それが日常のことなら「夜と朝のあいだに自宅の食堂で日記を書くか本を読むかしているとき」であり、非日常のことなら「南の国のプールサイドで本を読んでいるとき」となるだろう。

午前、それまで会話をしていた電話の受話器を置いて「金谷ホテルさんがいつもの品を、どうにか急ぎで間に合わせられないか、とのことです」と、事務係のカワタユキさんが僕の方を振り向いて言った。

20年ちかく前に、日光金谷ホテルさんの蔵の中から大正時代のカレーのレシピが発見された。それが再現をされて、今は「百年ライスカレー」として同ホテルの名物になっている。それに付け合わされるのは上澤梅太郎商店のらっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」と、たまり漬「ホロホロふりかけ」だ。今年限りの変則的な四連休に、想定外の数のお客様が訪れているのだろう。

即、包装の部署に走る。そして夕刻までにはご用意できる旨を確かめて事務室に戻る。と、そこに今度は中禅寺金谷ホテルさんから電話が入り、こちらにも取り急ぎ欲しいと、ご注文をいただく。またまた現場へ走り、またまた事務室に戻る。そして折り返し担当者様に、承れる旨をご連絡する。緊急の仕事を意気に感じてくれる社員は有り難い。

毎年、梅雨の前と梅雨の明けたころを見計らって、店の4台のショーケースからすべての商品を取りだし、底板の更に下まで掃除をする。今年は今日が「梅雨の明けたころ」の掃除日に当たっていた。17時30分の閉店時間より、先ずは販売係、そこに製造係と隠居係も加わって、黙々と作業をこなす。約50分を経てすべてのショーケースは拭き上げられ、商品も元に戻された。他の部署の仕事を当然のこととして手伝ってくれる社員は有り難い。

今日は時宜を逸して昼食を抜いた。夕食を済ませて20時10分より入浴。20時30分に寝室に入って即、就寝する。夜の朝のあいだに起きるための、早寝である。


朝飯 大根おろしを薬味にした納豆、茄子とピーマンの味噌炒り、鰹節を薬味にした冷や奴、ひじきとパプリカの炒り煮、揚げ湯波の甘辛煮、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、若布とオクラの味噌汁
晩飯 チーズ、TIO PEPE、ポテトサラダ茹でたブロッコリーを添えた豚肉のソテートマトソースChablis Billaud Simon 2015スモモ


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2021.7.22(木) 風鈴

毎年、梅雨が明けるなり、店の犬走りに風鈴を提げる。ところが隠居のことは、うっかり忘れていた。9時を回ったところで風鈴と3段の脚立を手に隠居へ向かう。

3段の脚立に乗って届くのは、玄関の軒先までだ。その垂木を下から観察し、もっとも良さそうな場所を探す。そしてそこに先ずは紐で輪を作ろうと考えて「待てよ」と手を止める。脚立から降りて、ポケットからiPhoneを取り出す。そしてgoogleに「玄関 風鈴 位置」と入れてみる。

「汁飯香の店 隠居うわさわ」は、昨年の3月28日に開業をした。ごはんを炊いたり味噌汁を作ったりおかずを整えたりについては、数十年の蓄積が家内にはある。しかし室礼となると、我々はいまだ素人の域を出ない。その教養の不足に対し、お客様からご指摘を承ることもある。「この場所に風鈴とはいかがなものか」などと、お客様の不興を買ってもいけない。

最初に目に留まったページには「光や音は気を乱します。風鈴のように常に音を発するものは、玄関には置かないようにしましょう」とあった。玄関がダメとなれば、風鈴の行き先は屋根の軒先しかない。しかしそこは隨分と高い。

隠居から百数十メートルを戻り、事務室の裏手に立てかけた、6段1.92メートルの脚立を隠居に運ぶ。そして屋根の軒先のうち、南東に面した角の垂木に紐を結ぶ。その輪から提げた風鈴は折からの風を受けて、涼しげな音を立て始めた。

3段の脚立を元に戻し、6段の脚立も元に戻し、つまり隠居と店のあいだを何度も往復する。そうして事務机に着いて、念のためもう一度、今度はコンピュータで「玄関、風鈴、位置」と検索してみる。

「玄関に出入りをするたび美しい音色に接すると、気分は自然と爽やかになり、悪い運気を中和させます」の太文字が、ページの最上部に現れる。

「冗談じゃねぇよ」と思う。「もう、誰の言うことも信じねぇぞ」と心に決める。滝のような汗は、いつまでも引かない。


朝飯 鯖鮨、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、トマトと若布と揚げ湯波の味噌汁
昼飯 カレーライス、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」
晩飯 冷やしトマト、めかぶの酢の物、蒲鉾、ごぼうのたまり漬、焼き餃子冷やし中華、芋焼酎「志比田工場原酒」(生)、


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2021.7.21(水) そればかりを使うわけ

朝のお膳に上げる漬物は、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」とごぼうのたまり漬で、ほぼ決まっている。味については言うまでもない。それ以外では、食べやすさと扱いの容易さに拠るところが大きい。

「らっきょうのたまり漬は、あればドンブリ1杯、食べてしまう」という熱狂者では、僕はない。一食にひと粒、それも小さなもので充分だ。ごぼうのたまり漬には細いものと太いものが混在している。袋を開けたら、先ずは細いものから使い始める。細いものは数本を一度に、太いものばかりが残ってきたら、それは1本のみを器に取る。

器といえば、食器棚には様々な意匠の数々があるものの、好みのものしか使わない。すると時に「またこの皿か」とか「この小鉢しかねぇのか」という感想が自分の中にわき起こる。そろそろ新しいものが欲しくなってきた。

食器はむかしは一度に5客を買った。オフクロなどは、買うなら10客を買えと言った。しかしそれをすると、やたらにモノが増える。モノが増えれば死蔵されるものも、また増える。今、僕は食器は1客ずつしか買わない。買う店は決めてある。来月の下旬にも、その北青山の店に行ければ幸いと考えている。


朝飯 オムレツ、ひじきとパプリカの炒り煮、茄子とピーマンの味噌炒り、納豆、揚げ湯波の甘辛煮、胡瓜のぬか漬け、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、ブロッコリーの味噌汁
昼飯 冷やし中華
晩飯 「やぶ定」の酒肴あれこれ、盛り蕎麦、4種の日本酒(冷や)


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2021.7.20(火) 臥煙

むかし臥煙と呼ばれる人たちがいた。その中に、抜きん出てどうしようもないひとりがいた。その者は、特に夏などは一糸もまとわず江戸の街を歩いた。そして奉行所にさしかかると、素っ裸でないことをあらわすため、肩に手拭いをかけた。無法者にもすこしの遠慮はあったらしい。

9時を回ったところで銀行へ行く。その駐車場で、いまだホンダフィットを降りる前に、マスクの紐の片方が外れた。マスクは不織布製で、紐は元に戻らない。新型コロナウイルスのワクチンを2回とも打ち終えてひと月以上が経っている。だからといって、マスクをせずに銀行へは入りづらい。

切ったばかりのエンジンをかける。そして会社に戻り、新たなマスクを着けて、ふたたび銀行へと向かう。グローブボックスには2枚のマスクを予備として収めた。

このところ、公共の屋内でマスクを着けない高齢者を見かける。ワクチンを2回とも打ち終えて「もう大丈夫」と、安心しているのかも知れない。そのような高齢者を若い人たちは、まるで素っ裸の臥煙を見るような目つきで見ている。

日中、積乱雲が北北西の空に高く立ちのぼる。現在気温は33度。夏ができるだけ長く続くことを、僕は望んでいる。


朝飯 ひじきとパプリカの炒り煮、大根おろしを薬味にした納豆、茄子とパプリカのソテー、揚げ湯波の甘辛煮、胡瓜のぬか漬け、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、オクラの天ぷらの味噌汁
昼飯 納豆、揚げ湯波の甘辛煮、昆布の佃煮、梅干、ごぼうのたまり漬のお茶漬け
晩飯 チーズ、TIO PEPE、トマトとレタスのサラダ玉蜀黍とブロッコリーのソテー細切りじゃがいもと細切り人参のソテーたまり漬「青森県田子町産のにんにくです」ビーフステーキ其の一ビーフステーキ其の二Chateau Leoville Las Cases 1984メロン


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2021.7.19(月) 代行予約

「新型コロナウイルス感染症ワクチン接種のご案内」の封筒が、先週土曜日に日光市より家内に届いた。翌朝、家内とおなじ年に生まれた製造顧問のフクダナオブミさんが出勤するなり、封筒は届いたかと訊いた。フクダさんは何と「持ってきました」と、それを見せた。

聞くところによれば、奥さんがスマートフォンであれこれしてくれたものの、埒が明かなかったという。それはそうだろう、受け付けは今日からなのだ。「オレが登録しようか」と提案すると「そうしてもらえれば」と、フクダさんは封筒を差し出した。

家内とフクダナオブミさんの、各々の接種券番号、生年月日、電話番号は、きのうのうちにエディタに記録をしておいた。それを以て今朝は、当該のウェブページを開いた。

自分のときには簡単に済んだ作業だったが、家内のそれについては「接種券番号と生年月日のどちらかが違います」と、撥ねられてしまう。幾度となく試しても、関門を抜けられない。よって今度はフクダナオブミさんの情報を入力する。こちらは問題なく進んで8月3日と同24日の接種が予約できた。

念のため「汁飯香の店 隠居うわさわ」の厨房に電話を入れて確かめる。果たして僕の認識していた家内の誕生日は誤りだった。正しい数字を入力すると、今度はただちに7月27日と8月17日の接種が予約できた。

誕生日や記念日には、とんと興味のない性格である。


朝飯 生のトマト、菠薐草のおひたし、茄子とピーマンとパプリカの味噌炒り、納豆、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、菠薐草の味噌汁
昼飯 カレー南蛮うどん
晩飯 トマトとレタスのサラダカレーライスらっきょうのたまり漬「浅太郎」ABSOLUTE VODKA(ソーダ割り)


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2021.7.18(日) 運、あるいは当たり前

新型コロナウイルスなど知りもしなかった2019年には、東京オリンピックが2020年に開かれることを、誰もが疑わなかった。その2019年に「オリンピックの開催期間中は、開催地以外の経済は思わしくなくなる」と言った人がいる。その人には1964年の、第1回東京オリンピックの記憶が残っていたのだろう。

日光東照宮の三百五十年式年大祭は1965年。「オリンピックの翌年で景気が落ち込んで…」とは、そのとき寄付集めに奔走した人の思い出話だ。

「だったら2年続きでダメじゃんか」と感じると同時に「今回は、そのときとはまた別だわな」とも思う。そもそも開催地の東京が、オリンピックの期間を丸々のみ込んで緊急事態宣言の最中にあるのだ。

多くの人が起死回生の一発を望んでいる。しかしそういうものは、望んでいるときには得てして出ない。

「人間、運だね」と、きのう閉店の間際にいらっしゃったお客様は、椅子に腰を下ろすなりおっしゃった。そして得られた利益について、話してくださった。それをうかがった僕は「ちゃーんと準備をされていたからこそ、そこで運が降りてきたんです」と申し上げた。

もうひとつ。「自分は運が良い」と思っている人のところにのみ運は降りてくるような気がする。まぁ、当たり前といえば、当たり前かも知れない。


朝飯 昆布の佃煮、刻みオクラの鰹節かけ、コロッケ、めかぶの酢の物、生のトマト、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、若布と長葱の味噌汁
昼飯 塩鰹のふりかけ、昆布の佃煮、焼き鮭、ごぼうのたまり漬のお茶漬け
晩飯 こんにゃくの甘辛煮、生のトマトと刻みキャベツを添えた鶏の唐揚げ、胡瓜と人参のぬか漬け、らっきょうのたまり漬「浅太郎」、大根の味噌汁、霧島酒造の芋焼酎「志比田工場原酒」(生)


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上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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