2026.1.12 (月) 雪のあしたの
雪は、きのう町内の新年会から戻るころには止んでいた。しかしその後にふたたび降ったらしく、夜と朝のあいだの国道には、きのうの夜より厚い雪が見えた。
起きて着替えて食堂に移動をしながら、室内とはいえ、気温のそれほど低くないことを感じる。そして長野県で生まれた人が40年以上も前に教えてくれた「雪の朝の裸の洗濯」という言葉を思い出す。ちなみにこの場合の「朝」は「あした」と読む。
払暁、数時間ほども前には四階の窓から見おろした雪を踏んで隠居へ向かう。そしてズボンを濡らすことは承知の上で雪の地面に膝をつき、地下に埋められた不凍栓を開く。今日の「汁飯香の店 隠居うわさわ」のお客様は、往復の足は不便かも知れないものの、庭の眺めは年に何度とない美しさになるだろう。
遅刻を恐れて早めに出勤した社員が、始業の前から雪かきを始めてくれたのは有り難かった。包装主任のヤマダカオリさんと事務主任のカワタユキさんを除く全員により、店の駐車場から隠居までの雪かきは、9時に完了した。
11時を過ぎるころに、ふたたび隠居の柴折り戸を押し、勝手口から厨房に入る。家内によれば、雪に阻まれて予約の時間には間に合いそうもないと、山間部にお泊まりのお客様からキャンセルのご連絡があったという。そのことによりできた空席は、しかし別のお客様からのお問い合わせにより、すぐに埋まったとのことだった。
「一体、朝の食ぜんにのぼせて、あったかいご飯でたべてうまいものは、同時に、酒のさかなにしてもいいものが多い」と池田弥三郎は「私の食物誌」に書いた。朝食の専門店「汁飯香の店 隠居うわさわ」のおかずも、またしかり。それらを肴にして、雪で冷やした四合瓶の地酒を飲めば、天にも昇るような気持ちになれること請け合いである。僕はお客ではないから、それはできかねるけれど。
朝飯 菠薐草のソテー、マカロニサラダ、肉団子、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、菠薐草と若布の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 「コスモス」のカプレーゼ、ドリア、サントリー「角」(お湯割り)













