2026.3.3 (火) タイ日記(2日目)
きのうの就寝は19時すぎ。とはいえ先週なかばの風邪による体力の衰え、また深夜便による寝不足もあったのだろう、寝台を離れる気になったのは、5時を30分も過ぎてからだった。外の充分に明るくなったところでカーテンを開け、ベランダに出てしばし、南の国の空気を吸う。眼下のバービヤ街は、きのうから今朝にかけては、それほどうるさくなくて助かった。
僕は移動を克明に記したいため、旅の1日目の日記はどうしても長くなる。それを10時25分に書き上げたところでバスローブを服に着替える。そして昨秋にも訪ねた店で、遅い朝食を摂る。特にめぼしい屋台でも出ていない限り、この街での朝食はずっと、パンもコーヒーも美味いここに決めて良さそうだ。豚の挽き肉と中華ソーセージをはさんだ小さなコッペパン3個とコーヒーの代金は145バーツだった。
ところで、この街を訪ねるのは今回で3回目になる。初回は新型コロナウイルスの蔓延し始めた2020年3月。このときは雨がちで寒く、南の国の有難味も半分ほどだった。次は昨年の9月から10月にかけてで、薄曇り、更にはプールサイドではパラソルの下にいたにもかかわらず、耐えがたいほどの日焼けをして、それを鎮めるためのジェルを薬局で求めた。そして今回は、きのうも今日も快晴。そういう次第にて、プールサイドにはバスローブを着て降りる。昨年のような日焼けは、もう二度としたくない。
きのうバンコクからこの街へ来たときの飛行機とおなじく、今日のプールサイドも、また混んでいる。寝椅子で寛いでいるのは、僕より年長と思われる白人がほとんどだ。彼らが首都を避け、田舎で過ごす理由は何だろう。
本を読むうち時を忘れて次の用事に支障を来す悪癖が僕にはある。iPhoneには、15時15分のアラームを設定しておいた。しかしそれが鳴る前に部屋へ戻り、シャワーを浴びて服を着る。
16時に予約をしておいたいつものマッサージ屋で2時間のオイルマッサージを受ける。代金は昨年と変わらずの600バーツ。そこからの帰りにこの街で最も大きなショッピングセンター”central plaza”に寄る。
地下の両替所の円とバーツの交換比率は、1万円あたり1,998バーツになっていた。昨秋に飲み残して日本に持ち帰ったラオカーオを持参し忘れたため、酒売り場へ行くと、その一角には赤いテープが巻かれ、張り紙には「Bucha Dayにより3月2日の0時から翌3日の0時までは酒類の販売を停止中」とある。タイの、酒とタバコに対する規制は、日本のそれよりよほど厳しい。
そのままホテルのある通りに戻り、ホテルはす向かいの、昨秋も二度ほど使ったイタリア料理屋に入る。そして開口一番「白ワイン、カラフで」と、オバサンに声をかける。するとオバサンは胸の前で拝むように手を合わせて「今日はお酒はお出しできない」と答えた。なるほど”Bucha Day”なら、それもむべなるかな、だ。席を立つことも考えたものの、だったらどこへ行けばよいというのか。ふたたび外の席に現れたオバサンには、サラダとソーダ水を注文した。
朝のパンには肉が挟まれていたけれど、そして今しがたのサラダにはカリカリに焼いたベーコンが混ぜ込まれていたけれど「まるで精進の一日だったなぁ」と感じつつ席を立つ。
朝飯 “Morning House”の中華ソーセージと豚の挽き肉を挟んだベトナムパン、アイスカフェラテ
晩飯 “da Sofia”のシーザーズサラダ、ソーダ水













