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清閑 PERSONAL DIARY

2025.5.14 (水) タイ日記(3日目)

きのうの就寝は、僕としてはとても遅かった。それにもかかわらず、今朝は4時台に目が覚めた。焼酎やジンを随分と飲んだ記憶がある。しかし気分はそれほど悪くもない。

昨日の日記にも書いたように、南の国の夜明けはそれほど早くない。そのこともあって、カーテンを早々と開けることはしない。6時がちかくなってそれを横にずらせてみれば、空は既にして明るかった。天気はきのう一昨日に引き続いて、あまりよくない。それでも数分のあいだは日が差した。

「あれだけ飲み食いをしたにもかかわらず、大したものだ」と思わざるを得ないけれど、腹が減っている。14階の食堂に上がって朝食を済ませ、部屋に戻ると時刻は7時45分。窓の外に雷光が走り、雷鳴も届く。雨季でもないのに雨続きとは、一体全体、どういうことだろう。

きのうの日記を書き終えると11時がちかくなっていた。とにかく屋上のプールが使えないのだから、どうにもならない。更にこの天気では、いずれにしても、外の寝椅子で本を読むことはできなかっただろう。

傘を差さなくてもどうにかなるほどの雨の中を、暗い路地を選んで北へ歩く。チャルンクルン通りに出たところで向かい側の歩道に渡り、東を目指す。すると左手に、金色の鍋で豚足を煮る清潔そうな店があったため、歩道から数段を上がって席に着く。時計は見ていなかったものの、早めの昼食になった。そして今日のカオカームーは、初日のプロンポンのそれとは異なって、かなり美味かった。

そのチャルンクルン通りを今度は西へ戻り、きのうと同じマッサージ屋「泰満足」に入る。GoogleマップではPhadung Dao Rd.に表示される「泰満足」だが、ヤワラーの大通りからワットマンコンの駅に続くPlaeng Nam Rd.にもまた、おなじ名の店があるのだ。コースはきのうとおなじ足マッサージを2時間。今日のオネーサンはそれほど上手でなかったため、チップは100バーツ。「権力者と愚か者」は、眠ってしまって1ページも読めなかった。

マッサージ屋の寝椅子でふと「今日は洗濯の日でなかったか」と気になり、部屋に戻って壁の日程表を見る。洗濯ははたして明日の備考欄に忘備があった。念のため洗濯室のある9階へ降り、案内に従って廊下を往く。ホテルの北西側に設けられた洗濯室には洗濯機3台と乾燥機2台があった。明日になってから慌てないよう、両者の使い方を記した壁の張り紙をザッと読んでから写真にも納めておく。その文章は以下。

WASHING MACHINE
1.Put clothes in tha machine and spread them out for effective washing.
2.Fill detergent and softner in the designated compatrments.
3.An alarm will active when the wash has finished.

DRYER MACHINE
1.Put clothes in tha machine and spread them out for effective washing.
2.n alarm will active when the DRYER has finished.

乾燥機は兎に角として、洗濯機にはたくさんのボタンがある。果たしてこれだけの説明で、僕は洗濯をすることができるだろうか

とにかく時間だけはたくさんあるから、部屋でコンピュータに向かううち、2018年3月26日から29日にかけての、フアヒンとバンコクでの日記の最下部に置いた3枚並びの画像が2枚しか表示されていないことに気づく。そしてこれを、いささか苦労しつつ復旧させる。

17時になりかかろうとするころ、トートバッグに本とラオカーオの小瓶を入れて外へ出る。そうしてワットマンコン駅の通りを抜け、7月22日ロータリーに近づいていく。楽宮旅社に逗留していた20代はじめのころには、このロータリーのタイ語の名をどうしても覚えられなかった。それは今もおなじである。

タイに来たら、夕食は、いかにもタイらしいところで摂りたい。それが今回は3日目にしてようやく叶った。路上に置かれたステンレス製の席に着き、牛鍋、ソーダ、バケツの氷を注文する。その鍋が美味いかどうかは、さして問題ではない。旅先での食事に僕が求めるのは「日本ではできない経験」である。

「ヤワラーの観光客がこのまま増え続ければ、このあたりもやがてははカオサンの2本奧の通りのように、洒落た店が建ち並ぶのではないか」と思わせる、今はどうということもない通りを歩いて大通りに戻る。昼の雨は上がったから、通りはまた夜遅くまで賑わうだろう

シャワーの水が、いつになっても熱くならない。シャワーは昼に浴びて後は汗もかいていないため、備えつけのナイトガウンを羽織り、いまだ19時になりかかるころではあったものの、寝ることにする。


朝飯 “Hotel Royal Bnagkok”の朝のブッフェ其の一其の二
昼飯 チャルンクルン通りの名前を知らない店のカオカームー
晩飯 “Aiem Pochana”のモーファイ(全部入り)ラオカーオ”BANGYIKHAN”(ソーダ割り)


美味しいおうちごはんのウェブログ集はこちら。

  

上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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