2025.5.27 (火) 作法
ソーマ歯科医院の予約は朝一番にて、先ずは大井町に移動し、駅前で朝食を摂る。その際、向かい合わせの椅子に置いたトートバッグのポーチにPASMOを仕舞おうと、テーブル越しに手を伸ばした瞬間「あわやギックリ腰」という衝撃に見舞われる。
世の中の様々な作法は姿勢をも規定する。「テーブルの向こうにあるものに中腰で手を伸ばす、などという無理な姿勢は、あらゆる指南書にも皆無に違いない」などということを考える。無理な姿勢でピアノを弾いた代表はビル・エバンスとグレン・グールドで、まぁ、彼らくらいの水準になればそれもまた許されるのだろうけれど、すくなくとも僕は、気をつけなくてはならない。
時間の余裕があったため、大井町から京橋に移動をして、そこからは日本橋まで歩く。丸善のエスカレータを3階まで上がることはほとんどしないものの、いざ行ってみれば、置いてある本には興味をそそられるものが複数あった。更に川瀬巴水の小さな展覧会が開かれていたため、それも観る。
江戸時代の浮世絵に対して川瀬の作品は「新版画」と呼ばれるものだったという。新派、新劇、新国劇。こうして並べてみると「新」の付く諸々は、いまや歴史の彼方に去った感がある。ヌーベルバーグやニューシネマもしかり。茅場町の飲み屋「ニューカヤバ」については、よく知らない。
神田の皮膚科に行ったら臨時休業ということがあって、しかし薬は必要だから検索エンジンに頼って根津の皮膚科を見つけた。するとここで処方された塗り薬が存外に効いたため、今日は午後に予約を入れておいた。前回「なぜそんなに必要なんですか」と渋られた一か月分の飲み薬も「前回とおなじだけ」と頼むと先生はすんなり処方をしてくれた。
さて明日と明後日はカイロプラクティックによる治療を伊豆で受ける。「帰らなくても構わない」と家内は言ってくれたものの、帰れば手伝える仕事もある。よって浅草19:19発の下り特急に乗って、21時すぎに帰宅を果たす。
朝飯 “BECK’S COFFEE SHOP”のホットサンドイッチ、コーヒー
晩飯 「もつ焼きけいすけ」の冷やしトマト、もつ刺し盛り合わせ、タマポテサラダ、おまかせ五本盛り、白れば、くつべら、チューハイ、それを濃くするためのナカ