2024.3.9(土) 虫が知らせて
朝、起きて寝室から洗面所を経由して食堂に来る。そのときの寒暖により、現在の外気温を推し量ることができる。それは誰にも共通することなのだろうか。今朝ほどの室温であれば、暖房は足元に温風を送る小さな器具だけで済む。頭寒足熱とは良く言ったものだと思う。
7時40分に事務室のシャッターを上げる。8時の朝礼までは、店の灯りを点けて冷蔵ショーケースの覆いを外すなどのことをしている。今日は7時45分に電話が鳴った。8時30分までは留守番電話による対応になるものの、今朝ばかりは虫が知らせて即座に受話器を取る。相手は果たして今日の「汁飯香の店 隠居うわさわ」での朝食を希望される方だった。
壁の予約票を外して事務机に戻る。9時からの席には幸い空きがあった。それをお伝えすると「良かったー」と、お客様は安堵の声を洩らした。僕は即、そのお客様のお名前と電話番号、来店時刻、人数を記した紙を手に隠居へ急ぐ。そして勝手口から中に入り、厨房の家内にそれを手渡す。電話を使わないのは、準備の手を止めさせないための配慮である。
9時25分に鳴った電話は隠居からのもので、食後のいちごが足りなくなったという。そういう次第にて10時を回ったところで道の駅「日光街道ニコニコ本陣」へ行き、指定された品種のそれを買ってすぐに戻る。
「汁飯香の店 隠居うわさわ」の予約表を、あらためて確かめる。来週の日曜日は満席をいただいている。当日の室礼は考えてある。床脇には小さく地味なものを置こうと思う。
朝飯 蓮根のきんぴら、日光味噌「ひしお」の肉味噌、ブロッコリーのソテー、鮭の焼きほぐし、沢庵、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、トマトと菠薐草の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 チーズ、沢庵、SMIRNOFF VODKA、トマトとグリーンアスパラガスとマッシュルームのスパゲティ、Chablis Billaud Simon 2018
2024.3.8(金) 浅い地下鉄
前日の終業後に自宅へ持ち帰ったコンピュータは、翌早朝にはバッテリーで動かす。しかし今朝ばかりはACコードをコンセントに繋いだ。今日は東京でコンピュータを使うため、バッテリーの容量は温存したいのだ。窓の外には深夜に降ったらしい雪が薄く積もっている。「止んで良かった」と胸をなでおろしたところにふたたび白いものがちらついてくる。
スマートフォンの天気予報は、東京でも雪の降る可能性を伝えている。朝食の後、それまで履いていた靴下を厚いものに替える。靴は何十年も前に買って、しかし手入れは欠かしていないレッドウイングのアイリッシュセッターを下駄箱から出す。まったく厄介なことである。
デザイナーから指定された場所は兜町で、仕事の開始は11時。東武日光線のダイヤの都合上、1時間ほど前に茅場町に着く。コーヒーでも飲んで時間を調整しようと考えて、昭和通りまで出る。すると緑青を吹いた馴染みのある屋根が道の向こうに見えたから「なんだ、目と鼻の先は高島屋だったか」と意外に感じた。
話し合いは2時間と少々にて完了した。のんびりしていられない仕事にて、僕は来週も、この場所まで来ることとなった。
朝食を多めに摂っていたお陰で、午後になっても空腹は覚えない。日本橋から銀座線を外苑前まで乗る。2008年に買ったトリッペンのかかとは一度、修理をしている。その直したところが残り1ミリメートルほどのところまで減ったため、ふたたび修理に出す。原宿店とはいえワタリウム美術館の先を左に入ったところだから、原宿という感じはしない。
ふたたび銀座線にて今度は新橋を目指す。車内で時間を確かめると14時36分だった。新橋では散髪、神田では皮膚科と、今日の用事はすべて銀座線の沿線で済んで、移動はとても楽だ。末広町に会社を持つ人が「他の地下鉄は深くていけねぇ」と言ったけれど、おっしゃる通りである。
皮膚科を出ると夕刻がちかかったため、飲酒活動に移る。そして浅草18:19発の下り特急に乗る。
朝飯 日光味噌「ひしお」の肉味噌、鮭の漬け焼き、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、納豆、沢庵、なめこのたまり炊、ごぼうのたまり漬、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、メシ、豆腐と菠薐草の味噌汁
晩飯 「のんき神田店」のお通しのキャベツ、冷やしトマト、もつ焼きあれや、これや、それや、他あれこれ、のんきボール、それを濃くするための「ナカ」
2024.3.7(木) 航空券の購入
先日、羽田とスコータイを往復する航空券を馴染みの旅行社にメールで注文した。数日を経ても返信がないため、きのう電話を入れてみた。PDFによる書類は間もなく届いた。料金の内訳は以下の通りだった。
海外航空運賃 72,500円
羽田空港施設使用料(税込) 3,050円
国際観光旅客税 1,000円
燃料サーチャージ 34,610円
現地空港税 4,360円
海外航空券発券手数料(税込) 5,770円
計 121,290円。
ちなみに代金は今日の午前にスマートフォンを使って振り込んだ。
羽田を0時20分に発つ深夜便が6時間30分を飛んでバンコクに着くのは現地時間の4時50分。スコータイへ向かう国内線の出発時刻は7時ちょうど。昨年春のハジャイとは異なって、スコータイへの乗り継ぎはタイへ一旦、入国をする必要がある。荷物は到着階の3階で回転台から拾い上げ、出発階の4階でふたたたび預け直さなければならない。羽田からの便が定時に着いたとしても、スワンナプーム空港での余裕は130分。結構な綱渡りにて、両替の時間は確保できない可能性が高い。
朝飯 揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、納豆、牛蒡と人参のきんぴら、梅の実ひじき、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、菠薐草と椎茸の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 蓮根と牛蒡と人参のきんぴら、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、煮奴のそぼろ餡かけ、鮭の漬け焼き、沢庵、メシ、麦焼酎「こいむぎやわらか」(お湯割り)
2024.3.6(水) また、雪
暑さ寒さも彼岸まで。その春分の日までは残すところ2週間。昨年までの厳冬期には、仕事着のもっとも外側にはモンベルのダウンベストを着た。それを今年からは同社のU.L.サーマラップジャケットに替えた。体重が減ったことによるものかどうかは不明ながら、寒さをより強く感じるようになった。もっともズボン下は穿かない、いうところは以前と変わらない。
きのうの夕刻からの雨は、数時間を経て雪に変わった。今朝4時すぎに外を見ると、雪は雨に戻っていた。雪が厚く積もらずに助かった。それでも予報によれば、しばらくは寒い日が続くという。
オバサン、あるいはオバーサンといった齢の人と時候の挨拶を交わすことがある。彼女たちの多くは夏の暑さより冬の寒さの方がマシだと言う。「重ね着をすれば凌げるから」と彼女たちは言う、僕はその重ね着が嫌いなのだ。しかしとにかく彼岸までは、冬物はクリーニングには出せない。彼岸を過ぎてもしばらくは、ぬか喜びはしない方が無難だと思う。
朝飯 目玉焼き、納豆、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、牛蒡の人参のきんぴら、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、けんちん汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 菠薐草のナムル風、沢庵、豆腐と椎茸の中華風煮込み、木須肉、日光味噌「ひしお」の肉味噌、メシ、麦焼酎「こいむぎやわらか」(お湯割り)
2024.3.5(火) 健康診断
8時に始業する会社に社員を招じ入れるため、7時40分に事務室のシャッターを上げる。真っ先に入ってきたのは製造部長のマキシマトモカズ君でもなければ包装主任のヤマダカオリさんでもなく、医療法人北斗会の事務の人だった。外には既にして、エックス線撮影のためのバスも駐まっている。
10名を超える白衣の人たちのうち、初めての方々を「身長と体重の測定は、こちら」などと、社内の決まった場所に案内する。朝礼はいつも通り8時より行う。普段は9時に出勤するパートタイマーの社員も、今日は早めに来る人が多い。検診は間もなく始まった。
社員が事務室に列を成して受付をしているあいだは店にいる。診察を済ませた販売係のサイトーミホコさんとオバタタキコさんと入れ代わるようにして、僕は受付をする。バリウムを使った胃部のエックス線撮影は、昨年ひどい目にあったため、今年は回避することにした。胃カメラは苦にしないから、いずれ個人でその検査を受ければ良いだけのことである。
苦手なのは採血。歯医者では口の中で道路工事まがいのことをされても平気である。痛みは「伊豆高原痛みの専門整体院」の電子ペンのそれが強烈だ。針を刺される痛みなどは、どうということもない。ただ、皮膚の下に青く浮かぶ血管に針を刺されることに、異常なほどの不気味さを感じるのだ。それでも複数の採血管に血液を取る流れでは、硬いパイプではなく、管が自由自在に曲がる翼状針が採用されるようになってから、恐怖は随分と遠のいた。「やれやれ」である。
結果はおおむね3週間後に届くという。きのうはウイスキーのダブルをお湯割りで、続いてTIO PEPEをシェリーグラスではなくワイングラスで2杯、飲んだ。γGTPの値は、どう出るだろう。
朝飯 「セブンイレブン」の2種のおむすび
昼飯 にゅうめん
晩飯 菜花の辛子和え、沢庵、焼き餃子、メシ、麦焼酎「こいむぎやわらか」(お湯割り)、餡巻き、Old Parr(生)
2024.3.4(月) かさねとは
自由学園男子部高等科1年の夏休みの最後の日、我々のクラスは上野駅に集まった。担任のヤマグチヒカル先生は北上する東北本線の車内で「おくのほそ道」を、お配りになった。我々の行き先は、学園が所有する那須の農場だった。
同書でもっとも記憶に残る句は「かさねとは八重撫子の名なるべし」だ。これの詠まれた場所が、正に自分の今いる那須だった、ということも、この句を覚えている理由のひとつかも知れない。
夕刻、上澤梅太郎商店書籍部の棚に「おくのほそ道」のあることに気づいた。ドナルド・キーンによる英語の対訳も付いた、講談社学芸文庫のものだった。思わず手に取り「那須」の段を開く。芭蕉の作とばかり思っていた「かさねとは…」は、曽良によるものだった。無知蒙昧も甚だしい。
気を取り直して英文の方も見てみる。その句は
Doubleーthat must be
The name somebody gave to
A double-petalld pink.
と訳されていた。それを目にした瞬間「えっ、かさねは英文でも”Kasane”じゃないの」と非常に疑問を感じた。しかしドナルド・キーンの訳文に疑義を差し挟むなどは、天に唾をする行いである。ここは大人しく引き下がっておくことにしよう。当たり前の話である。
朝飯 牛肉と椎茸のすき焼き風、ブロッコリーのソテー、梅ひじき、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、若布とキャベツの味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 「コスモス」のトマトとモッツァレラチーズのサラダ、チーズオムレツのカレーライス、Old Parr(お湯割り)、TIO PEPE
2024.3.3(日) 工作
「親指一本の旅」や「ぶらり世界放浪術」を著した和智香によれば、自身の目撃したもっとも荷物の少ない旅人は、歯ブラシと歯磨きと石鹸とパンツ1枚を手拭いに包み、それを首に巻いてナイル川を下っていた日本人だったという。流石にその域には達していないものの、ミニマリストを自称する大抵の旅人よりも、僕の荷物は少ない。
2023年に買ったうち最も気に入ったものは”LiberFlyer”の「セキュリポ」だ。このチェストポーチには現金、各種カード、iPhoneが入る。よってそれまでの持ち物から財布を減らすことができた。旅に出たら、ここにメモ帳とペンも納めたい。しかし今あるメモ帳はどれも面積あるいは厚みがセキュリポに対して過大である。
事務机の右の引き出しにはどこかの会社のノベルティだったのだろうか、上端を糊付けされたメモ用紙がいつまでも使われずにあった。紙のサイズはRHODIAのNo.11とおなじA7で、必要にして充分だ。しかし台紙を欠くため手に持った状態では使えない。
そこで包装現場にあった厚紙をA7の大きさに切り、そこに前述のメモ用紙を重ねてホッチキスで留めてみた。紙は27枚が残っていた。厚みは3ミリメートルに収まった。外で走り書きした文字は、ホテルに戻って画像に残せば、あるいはコンピュータに転記をすれば用無しになる。そうしたらそのページは破り捨てて、手製のメモ帳は更に薄くなる。大満足である。
朝飯 ウインナーソーセージとキャベツのソテー、スクランブルドエッグ、梅ひじき、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、メシ、トマトと揚げ湯波と若布と玉葱の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 茹でたブロッコリーと細切りポテトのソテーを添えたビーフステーキ、パン、チーズ、CLOS DU MAROUIS 1986
2024.3.2(土) 椿
5時という早朝に家内が食堂に入ってきたことにいぶかしさを感じた。直後に「そうか、隠居は今日から再開、そして朝から満席だったな」と気づく。
「汁飯香の店 隠居うわさわ」のお膳は先月5日の日記に書いたとおり、これまで3種があったものを、今日からは松竹梅でいえば梅にあたる「汁飯香」のみにする。隠居は朝食の店だ。今回の簡素化は、いわば原点回帰である。本日、予約で席を埋めてくださったお客様は、そのほとんどが以前から隠居をご存じの方々と思われる。さて新生とも言える「汁飯香の店 隠居うわさわ」を、お客様はいかように評価してくださるだろう。
隠居が気になるものの、週末ということに加えて販売係の人員が今日は薄い。そのため隠居に様子を見に行きたいものの、それが果たせない。忙しければ時の過ぎるのも早い。そのまま遂に夕刻に至る。
空は朝から晴れて、空気は乾いている。風は先月26日ほどではないにしても強い。「汁飯香の店 隠居うわさわ」は土日月と、週に3日の営業である。その最終の月曜日までは、好天に恵まれて欲しい。紅い椿が青い空に映えるのだ。
朝飯 牛丼、生玉子、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、トマトと若布とシメジの味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 オニオンスープ、2種のパン、洋風のおかずあれこれ、チーズ、Chablis Billaud Simon 2018
2024.3.1(金) 夜半の雪
北東に面したカーテンが明るい。不安にかられて飛び起き窓に近づく。カーテンを横にずらすと果たして雪が降っていた。もっともその量はそれほど多くなく、僕がよく使う表現によればシュークリームの上の粉砂糖ほどのものだった。時刻は1時47分。そのまま服を着て起きてしまう。
おととい2月28日の日記に取りかかりつつ、ふと気づくその前日の日記「伊豆治療紀行(23回目の1日目)」がWordPressから消えている。消えた理由は分かっている。しかし長くなるからここでは説明しない。とにかくこのようなときには慌てず騒がず表、つまりブラウザから文字を複写すれば、復旧にはそれほどの手間は要しない。そう考えてブラウザを開くと、当該の日記はこちらも消えていた。落ち着いて振り返ってみれば、大元を消してからブラウザを開いたのでは、もう遅いのだ。
消してしまった日記を20分ほどかけてふたたび書く。むかし1週間分ほどの日記をまとめて消したことがある。こちらについては流石に書き直すことはしなかった。普段の日のそれならともかく、旅行中の、原稿用紙にしたら10枚にもなる日記を消したら面倒なことこの上ない。以降は重々、気をつけることにしよう。
4時を過ぎたところで事務室に降りる。そしてきのう自宅へ持ち帰ることを忘れた日本経済新聞の、切り取った2枚を手に4階へ戻る。雪はいつの間にか雨に変わった。
午前、隠居係のタカハシリツコさんと共に、冬休みのあいだは別室に移しておいたテーブルを元の位置に戻す。そのうち長男が来て、各々のテーブルに椅子を並べる。座敷の一角を占めていた小箪笥は、長男が母屋に持ち帰った。
午後、朝から仕込みを続けている家内の様子を隠居へ見に行く。たまたま電話が鳴って、手の離せない家内に代わって僕が受話器を取る。そのお客様にて、明日は朝一番からオーダーストップの13時まで満席になった。梅は更に開くだろう。
朝飯 玉子焼き、ウインナーソーセージとブロッコリーのソテー、細切り人参の炒りつけ、梅の実ひじき、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、揚げ湯波と玉葱と若布の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 「なめこのたまり炊」のなめこおろし、パンチェッタ、パテドカンパーニュ、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、キャベツとシメジのソテーを添えた豚肉の日光味噌「ひしお」焼き、メシ、「黒龍」の「垂れ口純米吟醸」(燗)
2024.2.29(木) 吟行
「二月は逃げる、三月は去る」と、世間では言われているらしい。しかし僕は、この2月はそれほど短く感じなかった。
先ずは1月31日からの、日本橋高島屋での出張販売が2月6日まで続いた。僕は会社に居残りではあったものの、普段より緊張をして事務室にいた。8日には責任役員として瀧尾神社の当番町引継ぎ式に出席。9日は水神祭。10日は練馬漬物物産店の視察。14日は昨年の春に木桶に仕込んだ味噌のうたて返し。17日から18日にかけては新しいコンサルタントの来訪。19日は永田町に同級生を訪ね、夕刻からは後輩と情報交換。20日はおととしと昨年に打った広告宣伝の効果測定。21日は月に1度の店休日ではあったものの、全社員が出社して各部との摺り合わせ。22日は外注SEと遠隔会議。24日はひとりだけ済ませていなかった社員との面談。25日は瀧尾神社での当番町初会議に出席。その夜は会計係として町内の役員会に出席、27日と28日は伊豆行きと、書き出してみれば結構、あれこれしている。
今朝は吟行、否、銀行に出かけ、9時30分からは金融機関の訪問を受ける。15時にも別の金融機関の訪問を受け、以降は店に立つ。
キャッシュレジスターの背後、ノレンに隠された棚をふと見ると、本の売上カード2枚があった。1枚は西加奈子の、もう1枚は石牟礼道子のものだったから「随分と渋い本が売れたな」と、嬉しくなる。というか、僕や家内や長男の選んだ本が売れれば素直に嬉しい。ひとりのお客様が2冊をお買い上げくださったのだろうか。
さて明日は月が改まる。隠居の軸は、午前のうちに替えた。「汁飯香の店 隠居うわさわ」は3月2日より営業を再開する。当日は、ほぼ満席のご予約をいただいている。とても有り難い。
朝飯 なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、ブテチゲ風味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 ブラックオリーブ、パン、洋風のおかずあれこれ、チーズ、Chablis Billaud Simon 2018、レモンケーキ、Old Parr(生)