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清閑 PERSONAL DIARY

2024年4月の日記30本

2024.4.30(火) 毎日が日曜日

新聞で見逃した訃報にしばらくしてから接し、しかし間違いがあってはいけないから複数の人に確かめるうち遅くなってしまったお悔やみに、今日は10時よりお伺いすることができた。ご遺族との会話は楽しかった。しかし10時30分には銀行の人が来て、僕はいくつかの判を捺さなくてはならない。よって勧められたソファからは早々に立たざるを得なかった。まったくもって「毎日が日曜日」という人が羨ましくてならない。

「引退したらボケる」と主張する人がいる。「ボケるわけがない」という意見もある。僕は後者に与する者である。実のところ、早々に引退をして南の国で過ごしたい。海外であれば、意思の疎通には英語またはその国の言葉が必要になる。ひとりの時間には本を読む。そいいう環境の下で一体全体、人はボケるだろうか。

シンガポールでの展示会に自社の商品を出品する。その仕事の合間にバンコクへ行く。面白いところがあったら教えて欲しいと先日、ある人に声をかけられた。僕は南の国では大抵、プールサイドで本を読んでいる。だから面白いところ、というものは特に知らない。その旨を言うと、だったら自分も本を読むことにするとその人は答えつつ、自身のライブラリをiPadに見せてくれた。そこには魯山人もあればイヴォン・シュイナードもあった。「いいじゃないですかー」である。

パタゴニアの新しいバギーショーツは、いつ買いに行けるだろう。


朝飯 牛蒡と人参のきんぴら、トマトのスクランブルドエッグ、納豆、三つ葉のおひたし、香港橄欖菜、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、揚げ湯波とズッキーニの味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 ジーマミー豆腐、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、芋けんぴ、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、グリーンアスパラガスの豚肉巻ソテー、メシ、「黒龍酒造」の「九頭龍垂れ口」(冷や)

2024.4.29(月) 悩みどころ

衆議院の3つの補欠選挙において、自由民主党が不戦敗も含めて全敗したことを新聞各紙が伝えている。

「私は自民党員ではありますが、今回ばかりは自民党にお灸を据えたい」と、麻生内閣の末期に語った人がいる。自由民主党に代わって民主党の鳩山内閣が成立し、しばらくすると「はー、もう民主党には愛想が尽きた」と、長年に亘って組合活動を続けてきた人は溜息をついた。肩入れが過ぎれば落胆も大きくなる、ということだ。

それはさておき気温はきのうより上がり、宇都宮は東京より暑くなると、スマートフォンの予報は伝えている。きのう半袖ポロシャツに重ねた木綿の長袖Tシャツは、今日は椅子の背もたれに掛けられたままになった。

初夏は歓迎すべき季節だ。しかしここ数年はからだの変化が激しい。昨春来の皮膚の変調は、インターネットで見つけた神田の皮膚科により現在は小康を得ている。そこで処方された抗アレルギー薬は鼻炎にも効くはずではあるが、今年は花粉症の症状が強い。いわゆるポケットティッシュはクリネックスの大判が使いやすいけれど、その在庫も尽きてしまった。amazonで送料を無料にするには60パックを買う必要がある。悩みどころである。


朝飯 トマトサラダ、ピーマンとウイナーソーセージのソテー、納豆、炒り豆腐、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、香港橄欖菜、メシ、キャベツと若布の味噌汁
昼飯 納豆を添えた素麺
晩飯 「大昌園」のあれやこれやそれや、他あれこれ、麦焼酎「田苑シルバー」(オンザロックス)

2024.4.28(日) 春を通り越して

「汁飯香の店 隠居うわさわ」の桜が終わり、新緑に変わりつつある様子は、4階の食堂からも望める。それを現場で確かめるため、朝礼の後に隠居の庭へ行く。いつの間にかあちらこちらにツツジの紅が目立っている。藤も花房を大きく垂らしている。季節の移る速さには、ただただ驚くばかりだ。

先月の29日までは、ユニクロの超極暖のシャツにパタゴニアのR1エアクルーを重ねていた。それからひと月を経ないうちに、季節は春を通り越して初夏になってしまった。関東地方の各所に夏日が予報された数日前より、店ではお客様がお買い上げくださった商品に保冷剤を添えることを始めた。その保冷剤の在庫を心配する声が販売係からもたらされた。即、頼みつけの会社に発注をする。

ところで梅雨明けを切望している旨を4日前の日記に書いた。梅雨が明けると何があるか。青い空と巨大な入道雲、そして高い気温がある。その気温が今日は実現してしまった。熱いにゅうめんなど食べている場合ではない。冷蔵庫には幸い、家内の作り置いたつゆがあった。昼はそれで素麺を食べた。しかしそのつゆの量はせいぜい2回分で、しかも僕には甘すぎる。

夕刻、自分のだしの材料を保管している冷蔵庫を見に行く。そこには煮干しがひと袋、あごだしがひと袋、使いかけの干し椎茸、使いかけの厚削り節があるばかりだった。昨年までの記録を調べ、ひと夏分の材料をできるだけはやく手に入れなければならない。


朝飯 菠薐草のソテーを添えた豚の生姜焼き、梅の実ひじき、炒り豆腐、香港橄欖菜、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、ソテーしたブロッコリーと若布の味噌汁
昼飯 菠薐草のソテーで食べる素麺
晩飯 素焼きのエリンギとブロッコリーのソテーを添えたタンドリーチキン焼きおむすび、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、「黒龍酒造」の「九頭龍垂れ口」(冷や)

2024.4.27(土) 読まれるか読まれないか

それが誰だったかは思い出せない、とにかくある哲学者と「日光みそのたまり漬」を綾のように関係させつつ進む文章を書こうとして、それが書けずに焦燥している、という夢を見ながら目を覚ます。

僕は自社の紹介、商品の解説、各種の説明を書くことを好む。そしてそれをお客様にお渡し、お届けすることを好む。しかし他社のそれは読まない。お菓子の箱、蒲鉾の箱、茶葉の詰め合わせ、線香の箱、そういうものにはA7ほどの大きさの紙1枚や見開きの説明の入っていることが多い。僕は大抵、箱の蓋を開けるなり中味を取り出し、その他はすぐに捨てる。興味は本体そのものにあって解説には無い、ということだ。

あるとき催事のお知らせを、工夫を凝らしつつ書いていた。そこにオヤジが近づき「誰も読まねぇ」とひとこと言って去った。前述の僕の行動を振り返れば「誰も読まねぇ」は正解の可能性が高い。それでも僕は種々の説明や挨拶を書く。たまには読んでくださる方もいらっしゃるだろう。

その証拠に僕も、たまには店の紹介や商品の説明を読む。昨年は木更津から届いた佃煮の、箱に収められていたB8ほどの紙の文章を読んだ。木更津にはオフクロの実家があり、子供のころの夏休みといえば、そこに長く逗留することを楽しみにしていた。その懐かしさが、それを読ませたのかも知れない。

何年か前には、ある画家から買った絵に添えられていた、その絵の制作過程を記した文章を読んだ。その絵は僕がウェブ上に発見し、画家の個展を訪ね、今は作風の変わっている画家に当該の絵がいまだ画家の手元にあることを確かめ、交渉の上、手に入れた。そういういきさつがあったから、その絵についてのことは熱心に読んだ。

ここ1週間ほどは、ご案内、ご挨拶、御礼のお送り先をお客様名簿から抽出し、宛先を印刷することを3回した。その3種の郵便物のうち、もっとも読まれないだろうものも、もっとも読んでいただけるだろうものも、僕には分かっている。いずれにしても「前へ進もう」である。


朝飯 菠薐草のソテー、茹で玉子、なめこのたまり炊、香港橄欖菜、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、天ぷらの味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、バンブーブロッコリーのソテー葡萄パンのトーストチーズChablis Billaud Simon 2018いちご

2024.4.26(金) 連休と紙幣

釣銭のための金庫は、日によって中味を確かめたり確かめなかったりする。きのうの夕刻には必要があって、この金庫を開けた。5,000円札20枚を輪ゴムで留めた束を取り出すと、それで5,000札は尽きた。危ないところだった。今日は金曜日。銀行は明日から三連休になる。そういう次第にて金庫の中から古いお札を取り出し、その金額を確かめ、銀行の両替票に必要なことを記す。

銀行に両替を頼むときにはいつも、ほとんど開店と同時に行く。相手に手間を取らせる仕事であれば、両替された紙幣は直ぐにではなく、閉店の直前にふたたび窓口を訪ねて受け取る。この仕事が僕は嫌いではない。自分のお金ではなくても、紙幣に触れることが好きなのだと思う。

今年の黄金週間は、はじめに三連休があって次に平日が3日あり、その後に四連休となる。連休と連休のあいだが開きすぎていて使い勝手が悪いと言う人もいるらしい。

昭和の時代の黄金週間は4月29日の天皇誕生日、5月3日の憲法記念日、5月5日のこどもの日と、祝日は3日しかなかった。当時の学校は、土曜日は休まなかった。よって5月3日が土曜日、日曜日を挟んで5月5日が月曜日と並んで三連休が実現した1969年は奇跡の年で、前年から子供たちはその三連休を話題にした。僕もそのうちの一人ではあったけれど、実のところは飛び石連休の方が好きだった。楽しみが長く続くからだ。

現在の黄金週間は「より多くの商品を買っていただける」という点で嬉しい。今日の釣銭は、来月の6日まで保ってくれるだろうか。


朝飯 生のトマト、グリーンアスパラガスのソテー、ゆで玉子、納豆、香港橄欖菜、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、天ぷらの味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 チーズ、オリーブ、TIO PEPEトマトとベーコンとマッシュルームのスパゲティChablis Billaud Simon 2018ドーナツ、Old Parr(生)

2024.4.25(木) 名所旧跡景勝地

旅行中に撮った画像はそれをまとめたフォルダに日付を付けて保管をしている。今日はふと思い立って”201406indonesia”と分類されたフォルダを開いてみた。栃木県味噌工業協同組合は「サーズ」や「コロナ」の時期を除いては、2年の1度の親睦旅行を催していた。

上記の旅では、一行は2014年6月4日の正午に成田空港を発ち、ジャカルタで飛行機を乗り換えて、ジョグジャカルタには現地時間の21時に着いた。ホテルは五つ星の”TENTREM YOGYAKARTA”。その日の日記の最後の部分は以下。

……
かなり豪華なホテルだが、ここに落ち着いていられる時間は半日に満たない。普段の旅行であれば、ホテルに着くなり街へ出るところだ。しかし明日の行動を考えれば、そのようなことができるわけはない。入浴して身の回りを整え、明朝3時30分に目覚ましを設定して早々に寝る。
……

翌朝は3時30分に起こされ、4時にホテルを出た。名所で日の出を観るためだ。そして8時にホテルに戻り、朝食を済ませ、次の名所へ向かうため10時にチェックアウトをした。そしてその夜はバリ島へ飛んだ。

“201406indonesia”のフォルダに納められた画像のうち僕の目を最も引いたのは、半日も滞在しなかった初日のホテル”TENTREM YOGYAKARTA”のプールのそれだ。洒落た日除けを備えたインフィニティプールである。「名所なんてどうでもいいじゃねぇか、オレはここで夕方まで本を読んでいたかったわ」と感じる人間は、やはり少数なのだろうか。

「私に百万円を預けてみなさい、きっと楽しくして上げるから」と言ったのは幇間の悠玄亭玉介だ。「僕に1週間を預けてみなさい、きっと楽しい旅をさせて上げるから」と僕も言いたい。しかし僕の思い描く日程は「発地の空港に集まったらそこで解散。全日自由。帰国日に現地空港に集合」というものだから、実際のところ、楽しいのは僕だけかも知れない。というか、楽しさは、自分で創るものだと思う。


朝飯 生のトマト、若竹煮、榎茸と三つ葉のおひたし、牛蒡と人参のきんぴら、納豆、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、ごぼうのたまり漬、メシ、揚げ湯波と若布の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 めかぶの酢の物、牛蒡と人参のきんぴら、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、なめこのたまり炊、天ぷら盛り合わせ(其の一)天ぷら盛り合わせ(其の二)、「斎彌酒造店」の「美酒の設計純米吟醸生原酒」(冷や)

2024.4.24(水) 続ける理由

ピーター・バラカンは、全粒粉のベーグルとミルクティー、そして果物による朝食を30年ちかくも続けている。それを知ったのは古書で手に入れたBRUTUSの2015年4月15日号「続・最高の朝食を」による。

何十年もおなじものを食べ続けている、何十年もおなじ服や靴を身につけ続けている、何十年もおなじ時計を使い続けている、何十年もおなじクルマに乗り続けている、そういう人に、なぜか興味がある。僕も似た者、だからだろうか。

ピーター・バラカンの30年には及びもつかないけれど、僕にはおなじ昼食を続ける癖がある。素麺あるいはにゅうめんによる昼食はそろそろ1年になるのではないか、そう考えて、この日記を遡ってみた。

1年前には数ヶ月ほどのあいだ、トーストと牛乳による昼食を摂っていた。素麺によるそれを始めたのは昨年の7月31日からだった。とすれば、それはいまだ9ヶ月に満たない。

暑いときは素麺、寒くなればにゅうめんの昼食は、まったく飽きない。素麺のつゆは一昨年から自分で作ることを始めて、昨年は8回目を数えた。そして昨年の7月31日からは、ほぼ満足のいく味に辿り着いた。今年の梅雨明けはいつになるだろう。その日のできるだけ早く来ることを祈るばかりだ。


朝飯 ズッキーニのソテーを添えたトマトのスクランブルドエッグ、梅ひじき、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、若布と三つ葉の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 ゆで玉子、生のトマト、ごぼうのたまり漬、「渡邊佐平商店」の「しぼりたて清開・晃水自然醸にごり酒」(冷や)、焼き餃子、「紅星」の「二鍋頭酒」(生)、チーズ、TIO PEPE、いちごのババロア

2024.4.23(火) 黄金週間まであと4日

上澤梅太郎商店が運営する朝食の専門店「汁飯香の店 隠居うわさわ」へのインターネット経由のご予約は早朝に僕が受け付け、以降は夕刻まで僕または長男が対応をする。4月27日から5月6日までの来店をご予約をくださったお客様には現在、以下の一文を受注確認書に添えている。

……
ゴールデンウイーク中の日光方面は、高速道路、一般道ともに、しばしば想像を絶する渋滞に見舞われます。お車でお出かけの際は、時間の余裕を充分お取りになって、ご出発ください。電車でおこしの場合は、往復の座席指定券をできるだけ早く確保されることを、お勧めします。到着が30分以上遅れると、ご利用いただけないことがございます。
……

「想像を絶するとは大げさな」といぶかしむ人は、ぜひ黄金週間中の日光鬼怒川に来てみて欲しい。渋滞の中をクルマがノロノロと進む状態を、外来語だらけだったかつてのカーグラフィックは”creep”と表現した。僕からすれば”creep and stop”で、ひどいときには1キロメートルを進むのに1時間もかかるのだ。

今朝は、5月5日のご来店を同月25日に変更されたお客様がいらっしゃった。ひとり旅でもなければ特に、楽が一番と思う。


朝飯 若竹煮、納豆、三つ葉のおひたし、蕪戸胡瓜のぬか漬け、鮭の味噌漬け焼き、香港橄欖菜、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、大根と若布と万能葱の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 めかぶの酢の物、蕪のぬか漬け、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、なめこのたまり炊、チキンカツのカツ煮、麦焼酎「こいむぎやわらか」(お湯割り)

2024.4.22(月) 真似をしないことのひとつ

「6月のタイ行きでは、これまでのポロシャツをTシャツに替えるかも知れない」と、きのうの日記に書いた。

「肝心なとき、肝心な場所では白いシャツを身につけるべし」と「サバイバル時代の海外旅行術」に高城剛は記している。この場合のシャツとは襟付きのそれを指すものと思う。それではなぜ僕は今回、襟付きのシャツを廃してTシャツに替えようとしているのか。

もっとも大きな理由は荷物の容量を減らすためだ。もうひとつは、上記の書籍が世に出た2009年から15年を経た今、世界的IT企業の代表、それは主にアメリカ人だが、彼らによってTシャツが公の場の服装として広く認知されたことによる。僕は南の国では汗への対策としてスカーフを巻く。それがあればシャツに襟があるか無いかは分からなくなる。それもまた、襟付きのシャツをTシャツに替える理由のひとつには成り得る。

疑問なのは前述の、アメリカの世界的企業の代表が嚆矢かどうかは不明ながら、Tシャツに背広型の上着を重ねる着こなしである。あれでは上着の襟の内側が汚れてどうしようもないのではないか。だから僕は真似をしない。


朝飯 トマトのサラダ、若竹煮、煮奴、納豆、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、大根と若布の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 「食堂ニジコ」のキュウリの辛子和えピータンあんかけ焼きそばチャーハン麦焼酎「二階堂」(お湯割り)

2024.4.21(日) 変わらないのは

きのうの日記の最上部に置いた画像は、1982年の春、カトマンドゥの雑踏で見知らぬ人にカメラを預け、撮ってもらったものだ。服装は下からアディダスの青いスニーカー、木綿の靴下、リーバイスの501を切り落とした半ズボン、トップサイダーの白い半袖Tシャツ、紺色のスウェットシャツ、赤いウインドブレーカーだ。

いまだ寒い時期のカトマンドゥには朝に霧が出る。その霧は日が昇るにしたがって消え、気温も上がる。郊外を歩くうち暑さを覚えて脱いだウインドブレーカーを腰に巻き、スウェットシャツも脱いで首に巻き、そうして写真の姿になった。

現在、旅に出るとき身につけるものは、靴こそトリッペンの革製に変わったものの、紺色のズボンにユナイテッドアスレの白いポロシャツ、ユニクロの紺色のセーターにパタゴニアのオレンジ色のウインドブレーカーだから、42年前とほとんど変わっていない。ことほど左様に男の服とは時代の変化に影響を受けない。あるいは変わらないのは僕だけのことだろうか。

ここ20年ちかくは、旅に出る前に必ず、日ごとの服装を決める。一番の目的は、荷物を減らすところにある。6月のタイ行きでは、これまでのポロシャツをTシャツに替えるかも知れない。


朝飯 若竹煮、納豆、生玉子、牛蒡と人参のきんぴら、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、キャベツと若布の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 “FRYING GARDEN”のマッシュルームサラダ爆弾ハンバーグ(キングサイズ)デカンタの赤ワイン

2024.4.20(土) 欲しいのはむしろ

“SALEWA”のサブアタックザックを背負って南の国を歩いていた半世紀ちかくも前には、日本円は何が何でも米ドルの現金または旅行者用小切手に替えた。その癖が抜けないまま、2010年に米ドルを買った。為替は1ドルあたり91円だった。それがいまだ1,034ドル残っている。

町内役員の、親睦旅行の積立金が「コロナ」により使われないまま貯まっていることを今年1月7日の日記に書いた。そのお金は2月25日の役員会の席上、会計係の僕から各自に返した。僕には4年分の144,000円が戻った。

上記の1,034ドルと144,000円を仮に現在のレートでタイの通貨に替えれば71,535バーツ。これに手持ちの6,057バーツを加えれば77,592バーツになる。

僕はタイでは、お金はあまり使わない。滞在する場所は田舎が多い。田舎の物価は首都よりよほど低い。宿泊代を除けば1日に必要なお金は1,000バーツに満たない。それに対して現金残高は「仮に」にしても77,592バーツもある。

これを使い切るには、超高級ホテルでの宿泊、夜遊び、買い物、飲み食いに加えて「徐々に減らす」の5つが考えられる。

「超高級」は、それはおろか「高級」も僕の経済観念に合わない。夜遊びは極端な早寝早起きによりできない。買い物は家の中のものを増やすから気が進まない。飲み食いについては、首都には蕩尽できる場所が星の数ほどあるものの、僕の楽しみはもっぱら庶民的なところにある。結論としては「何度もタイへ足を運んで徐々に減らす」になるだろうか。欲しいのはお金よりも、むしろ時間である。


朝飯 牛蒡と人参のきんぴら、マカロニサラダ、納豆、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、豆腐と若布の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 チーズとオリーブ、TIO PEPE、2種のパン蛸とマッシュルームとベビーリーフのスパゲティChablis Billaud Simon 2018

2024.4.19(金) とにかく何だか忙しい

「忙しいという字は心を亡くすと書く」とは、良く耳にすることだ。別段、心を亡くしているとは思わないものの、とにかく何だか忙しい。忙しくなると、仕事以外のメールに返信ができなくなる。料金を払って配信を受けているメールマガジンが読めなくなる。役所などから求められている資料のうち、喫緊ではないものには手が着けられなくなる。仕事においては、日常の定形作業以外はできづらくなる。こういうときに先ずすべきは事務机の整理整頓、という考えが浮かんでも、それもできない。しかし日記だけは書ける。理由は不明。

今週の火曜日に、日光市の南西に位置する鹿沼市へ行った。既にして新緑が始まっていた。「すこし南に下っただけで、随分とちがうものだな」と驚いた。ところが3日後の本日、春日町の交差点から会津西街道をすこしばかり北上すると、2キロメートルほど先に望める茶臼山は一面の新緑だった。この山の直下にあった日帰り温泉が「3.11」を機に閉まってしまったことは、つくづく惜しい。

もっとも日光市の日帰り温泉は、他にもいくつもある。これから日光へ遊びに来ようとしている人は、渋滞に閉じ込められること必定の黄金週間は避けて、ぜひ、今のうちか、連休の後に日程を調整してみて欲しい。露天風呂は秋にも冬にも良いものだけれど、新緑の時期が一番と、個人としては感じている。


朝飯 小松菜のソテーを添えたベーコンエッグ、マカロニサラダ、納豆、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、菜花と若布の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 オリーブを添えたカプレーゼパンチーズブロッコリーのソテーを添えたビーフステーキCLOS DU MAROUIS 1986、いちご

2024.4.18(木) 修理、修復、模様替え

服はできるだけ着たくない。着なければならないなら、できるだけ枚数を少なくしたい。だから冬からの脱出、そして春の到来は嬉しくて仕方がない。冬が嫌いなのではない、服を重ねることが好きでないのだ。僕の理想の服装は腰巻き1枚、である。

隠居の巽に面した門の脇戸が、年月を経てひどく傷んでいた。特に地面に最も近い部分は腐り落ちて、猫なら難なくくぐれるほどの隙間ができていた。きのうはそれが檜の新品に交換され、今日は防水成分を含む塗料で塗られた。念には念を入れて、明日も重ね塗りが施されるという。

屋内では、1980年代はじめの大改修以来、為されていなかった畳替えが続いている。先週は「汁飯香の店 隠居うわさわ」のお客様のための八畳と六畳の畳が一新された。そして今日は帳場の六畳、その奥に続く六畳の個室「杉の間」、そして玄関の一間半を除く廊下の畳が敷き込まれた。玄関と床の間の畳も、5月の連休までには新しくなるに違いない。

「汁飯香の店 隠居うわさわ」の、3月からの室礼は気に入っているものの、そろそろ替えるべき時期が来ている。今が最盛期の枝垂れ桜に新緑が目立ってきたら、床には今井アレクサンドルの「ガーベラ」を掛けよう。床脇には文殊菩薩を戻す予定にしている。


朝飯 小松菜のおひたし、玉子焼き、納豆、牛蒡と人参のきんぴら、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、若布と菜花の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 ボルシチベビーリーフのサラダパン其の一パン其の二パン其の三グリーンアスパラガスのソテーを添えたポークソテーバルサミコソースChablis Billaud Simon 2018

2024.4.17(水) 人の興味のおもむくところ

町内の2023年度の決算の、監査の日が今週の土曜日に迫っている。きのうはそれに備えて、仕事の合間に”flow”の部分を完成させた。僕の使っているソフトウェアはエクセルや一般の会計ソフトではなく、自作のものだ。よって資金繰り表から勘定科目ごとに小計を算出する方法などに興味を持つ人は日本国内に15人ほどしかないだろうから割愛をする。

とにかく決算書の上半分、つまり”flow”の部分を完成させ、その次期繰越の金額と資金繰り表の残高を照らし合わせると、それは1円の差もなく一致をして思わず「ピッタリ」と声が出る。しかし考えてみれば、そのふたつの数字が一致をするのは当たり前のことだから、実際には一声を発するほどのことでもないのだ。

決算書の下半分は”stock”で、町内名義の預金通帳の残高の羅列になる。会計においてもっとも興味深いのは僕の場合、資金繰り表である。しかしシバザキトシカズ副会計によれば、人が最も関心を寄せるのは”stock”だという。なるほど、そう言われてみれば、そのような気もする。

いずれにしても、決算書は金曜日までには難なくできあがるだろう。昨年はよくもまぁ、この時期に10日間もタイへ行けたものだと思う。


朝飯 牛蒡と人参のきんぴら、マカロニサラダ、納豆、めかぶの酢の物、蕪のぬか漬け、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、若布と菜花の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 「和光」のお通しのお通しの菠薐草のおひたしと山椒煮おなじく蕗のとう煮ポテトサラダ焼き鳥、麦焼酎「吉四六」(お湯割り)

2024.4.16(火) 中継

目を覚ましたのは11時23分。きのう20時に就寝をしたからとはいえ、いささか早すぎる。しばらくしてふたたび枕の下からスマートフォンを取り出すと、時刻は0時39分になっていた。1時間ほどは眠れたらしい。

2時52分に事務室に降りて灯りを点け、シャッターを上げる。衛星放送のアンテナを備えた車両は3時8分に到着した。脇の駐車場へは長男が案内をした。4階へ上がってその旨を家内に伝え、ふたたび事務室に戻る。

テレビ朝日の朝の情報番組「グッド!モーニング」が天気予報の中継場所として隠居を使う話はおととしの秋ごろからいただいていた。しかし昨年は局の日程と、庭のほぼ真ん中にある枝垂れ桜の開花時期が合わず、お流れになった経緯があった。

台本の読み合わせは4時からとのことにて、3時55分に隠居の柴折り戸を押す。「汁飯香の店 隠居うわさわ」の裏手では、染井吉野を撮るためのテレビカメラ2台が既に準備されていた。勝手口から屋内に入り、廊下を伝って座敷に回る。打ち合わせはほとんど、現場監督と長男のあいだで終わりつつあった。6時までに2度の調理を必要とされている家内は白衣に着替えて厨房に入った。

1回目の本番は5時28分から。予報担当の依田司さんは台本にある200文字ほどを、よどみなく伝えていく。大した仕事ぶりである。

6時20分に自宅4階へ戻り、テレビを点ける。台本にある6時28分より早く始まった3回目の中継を確認してから店に降りる。そして天気予報に挿入する映像のため4時前に開け店を閉め、ふたたび隠居へ行く。

4回目の中継が無事に終わった7時25分に事務室へ戻り、出勤する社員のため7時40分にシャッターを上げる。テレビ局の一行12名は、2台の車に分乗して8時すぎに去った。明日の中継はどこからだろう。

9時をすぎたところで長男が運転するホンダNボックスに乗り、鹿沼の取引先へ行く。日光の南に位置する鹿沼では、既にして新緑が始まっていた。会社には11時30分に戻り、以降は通常の業務に従う。


朝食 「汁飯香の店 隠居うわさわ」のまかない
昼食 にゅうめん
夕食 「和光」のお通しの若竹煮鰹の刺身のたたき風赤魚の粕漬け、麦焼酎「吉四六」(お湯割り)、家に帰ってからのエクレア、Old Parr(生)

2024.4.15(月) 具だくさんの味噌汁さえあれば

「10分で準備できる頑張らなくても美味しい朝食」という動画を2022年5月14日から2023年9月24日までのあいだTikTokに上げ続けた。その数を改めて数えたところ、計62本に上っていた。動画の目的は「和食による朝食は、案外、簡単にできるものです」ということを伝え、それを実践していただくところにあった。中断をしたのは、寄せられるコメントを読みつつ暖簾に腕押しの感を覚えたからだ。

「ばばば」というハンドルネームの方から、その動画を復活させてくれとコメント欄で頼まれたのは、今年1月13日のことだった。僕の求めるコメントは「再開してください」ではなく「私もその朝食を始めてみました」である。しかしまぁ、その「ばばば」という名は頭に刻まれた。

それから3ヶ月を経てようやく、今朝は腰を上げた。常備菜があれば一汁三菜でも四菜でも簡単にできるところ、今朝は「具だくさんの味噌汁さえあれば」ということで、一汁ゼロ菜の朝食を整えてみた。編集は外注SEが担う。ウェブ上に上げられるのは、1週間から10日、あるいは2週間ほど後のことになるだろう。


朝飯 なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、蕪のぬか漬け、メシ、ブテチゲ風味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 「食堂ニジコ」のキュウリの辛子和えピータンエビ玉エビとチャーシューのチャーハン麦焼酎「二階堂」(お湯割り)

2024.4.14(日) ナホライ

上澤梅太郎商店は、土曜日は平日の倍、日曜日は3倍、忙しい。しかし世間の大多数はお休みだから、多くの催しはこの2日間を選んで行われる。それが当方にとってはなかなか辛い。

消防車および詰め所の清掃や点検に8時30分から出ていた長男は、その仕事を早退して10時30分に戻ってきた。それと入れ代わるようにして僕は手袋をし、脚立を抱えて町内の公民館へ行く。2週間前に張り巡らせたお祭のための注連縄を、今日は外すのだ。僕は主に、日光街道に沿ったそれを、地区委員のタノベタカオさんとふたりで外した。他の場所についてはそれぞれの役員が外してくれている。公民館の祭壇はまた別の役員により、片づけられたことだろう。

各々の奉仕から上がった役員は次々と蕎麦の「やぶ定」に集まり昼食を摂る。会計係の僕は、支払いは後ほどする旨を店主のワガツマカズヨシに伝えて、いち早く会社に戻る。

日曜日の閉店後は、月曜日からの売上金をひとまとめにして、あらためて集計をする。よって事務室には、いつもより長く居残ることになる。それを18時25分にようよう終えて、町内役員の直会の場所へと自転車で急行する。


朝飯 めかぶの酢の物、生玉子、納豆、蕪のぬか漬け、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、若布とブロッコリーの味噌汁
昼飯 「やぶ定」の冷やしたぬき蕎麦(大盛り)
晩飯 「やまだ宴楽」のあれやこれやそれや、他あれこれ、「アサヒビール」の芋焼酎「金黒」(お湯割り)

2024.4.13(土) 5年ぶり

事務机の左手に提げたカレンダーには「8:45 神社」との覚え書きがある。忘れてはならない予定である。それを頭に置きつつ8時より朝礼。続いて道の駅「日光街道ニコニコ本陣」の売り場の掃除と納品。店に戻ると「汁飯香の店 隠居うわさわ」に8時30分のご予約をされたお客様が、いまだ門を開けていない隠居から戻っていらっしゃったためご挨拶をし、そのお客様は駐車場を掃除中だった長男が、ふたたび隠居へご案内した。

8時35分に戻ってきた長男に店番を托し、4階へと上がる。そして白いシャツを着てここ数年は使っていなかったネクタイを締め、紺色の上着を着て瀧尾神社へ向かう。

宮司の一団、今年の当番町である東町の大人から金棒曳き、稚児まで、各町内の自治会長、神社総代、神社世話人、責任役員のほとんどは、既にして境内に集まっていた。昇殿は9時。

瀧尾神社のお祭りは、新型コロナウイルスが蔓延し始めた2020年から昨年までは、最小限の人を集めて催されてきた。それが今年からは前述の人たちが参集し、祭主一拝から開扉、献饌、祝詞奏上、玉串奉奠と、元の式に戻された。5年ぶりと思えば感慨も深い。

渡御の行列は10時の出発。直会では責任役員を代表して、僕が挨拶をさせていただいた。社務所に腰を落ち着けての直会も5年ぶりとあれば、お酒も1合と少々はいただいたような気がする。来賓との歓談を経て会社には正午前に戻った。

4階で普段着に着替えつつテレビを点ける。今日の昼には、先月5日に取材を受けた旅番組が放送される。映し出された場面は「随分と手前」のところだったため、一旦、事務室に降りてふたたび4階へ上がる。芸能人など顔の知れた人たちが上澤梅太郎商店を訪れる場面は12時45分から始まった。その様子を最後まで観て仕事場に戻る。


朝飯 トマトとブロッコリーとウインナーソーセージのソテー、蕪のぬか漬け、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、大根の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 「食堂ニジコ」のピリ辛メンマチャーハン、麦焼酎「二階堂」(お湯割り)

2024.4.12(金) シダレの見ごろ

オフクロは、僕からすれば空間恐怖症というような性癖の持ち主だった。少しでも空間があれば、それをモノで埋め尽くすのだ。

オフクロの寝室は三方の壁がタンスだった。それに加えて部屋の真ん中にも複数のタンスを置いた。人はタンスとタンスの間のを蛇行して歩いた。「何も無いのは寂しい」と、エレベータの中には飾り机を置いた。食堂の洋テーブルも応接間の和机もモノで満たされていたから、オフクロは床の、半畳より狭い隙間に正座をして食事を摂っていた。

そういう人は庭もまた木で埋め尽くそうとする。隠居の座敷の目の前、5メートルと離れていない範囲内に、植木屋を使って梅、桃、枝垂れ桜を次々と植えた。桃は首尾よく枯れてくれた。梅は現在、その実を使った「東風吹きソーダ」が「汁飯香の店 隠居うわさわ」の名物になっている。大きく育った枝垂れ桜は、今ではこの時期のお客様を楽しませてくれている。

朝の天気予報の中継場所として「汁飯香の店 隠居うわさわ」を使いたいという提案が昨年、テレビ局よりあった。しかし局の日程と枝垂れ桜の見ごろが合わずに話は流れた。今年の桜は列島の各所で遅れに遅れた。原因は2月の寒さにあるとのことだった。

「汁飯香の店 隠居うわさわ」の門を入るとほぼ正面に見える枝垂れ桜は、今年は数日前にようよう一輪だけ開き、今は三分咲きくらいのところだろうか。小林秀雄は山桜の見ごろを三分咲きと言った。シダレの見ごろは満開にあり、と僕は思うが、どうだろう。


朝飯 ウインナーソーセージのソテーとオムレツ、トマトとレタスのサラダ、蕪のぬか漬け、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、若布と三つ葉の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 オリーブあれこれパン生ハムのムースチーズマッシュルームのソテーと茹でたブロッコリーを添えたポークステーキChablis Billaud Simon 2018、TIO PEPE

2024.4.11(木) 伊豆治療紀行(24回目の2日目)

「伊豆高原痛みの専門整体院」に家内と共に来るときの施術は、1日目は16時30分から、2日目は9時30分からと、決まっている。宿は伊東市の赤沢温泉に取ることが多い。2日目の朝食は今年から、前夜に買っておいたコンビニエンスストアのものと決めた。ひとえに、朝をゆっくり過ごすためだ。

整体院のワタナベ先生によれば、寝具が合わなければ、からだの具合はひと晩にして悪くなるという。具合が悪くなれば治療の痛みも増す。だから伊豆に来るときには、特に寝姿には気を遣う。もっとも眠っているあいだの姿勢などは、いくら気をつけても、ままになるものではない。

「微妙に」とか「若干」なとど言われて不安になったきのうとは異なって、治療台にうつぶせになった僕の足首から膝の両側まで、また首の両側を触った先生は「うん、いいね」と言ってくれたから「今日の治療は痛くないに違いない」と安心をした。

「ひと月半空けても大丈夫だったんだから、次もそのくらい空けて大丈夫じゃないかな」と先生は治療の後、見立てを述べたが安心はできない。昨年11月に太鼓判を押されて2ヶ月と1週間を空けたところ、1月の治療は大変に辛かったのだ。次は、黄金週間が明けた直後に来ることにしよう。


朝飯 「セブンイレブン」の3種のおむすび
昼飯 「ドトール」のツナチェダーホットサンド、コーヒー
晩飯 「シンスケ」のあれこれ、両関(タルヒヤ)

2024.4.10(水) 伊豆治療紀行(24回目の1日目)

浅草と日光鬼怒川を結ぶ東武線は、このところ、特に外国人観光客で混み合っている。特急券および座席指定券は、往路、復路とも、それぞれ前日に確保した。予約には、普段はスマートフォンを用いる。しかし今回はなぜか、リンクをタップしてもページは遷移しなかった。よって一連の作業はコンピュータにより行った。

下今市から09:34発の上り特急に乗れば、北千住を経由して、東京11:57発の「こだま723号」には余裕を以て間に合う。今日の東京駅にはタガログ語が目立った。伊豆高原には熱海を経由して13:57に着いた。

「伊豆高原痛みの専門整体院」での治療は16時30分から。

「痩せた?」
「オレ、ガンガン痩せてますよ。それで去年、獨協大学の病院で人間ドックに入ったら、どこも悪くなかったんです」
「ウワサワさんは脂肪なんてのはありようも無いんだから、痩せるってことは筋肉が落ちてるってことだよね。ちょっと筋肉、付けないと」
「でもジムなんて、面倒くさいじゃないですか」
「最低、下半身だけは鍛えた方が良さそうだね」
「どんな鍛え方ですか」
「スクワット」
「まぁ、それくらいなら」

老後に必要なのは知力、筋力、経済力とは、確かに読んだことがある。9,000ボルトを発する電子ペンを膝に当てられるときの痛みは、2月末の前回よりは強かったものの、それほどのこともなくて助かった。治療が辛くないということは、症状も悪くない、ということである。

夜はなじみの焼鳥屋へおもむき、ホテルでは本日2度目の入浴をして早々に寝る。


朝飯 小松菜のおひたし、グリーンアスパラガスのソテーを添えた目玉焼き、牛肉と長葱のすき焼き風、蕪と胡瓜のぬか漬け、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、舞茸の天ぷらと万能葱の味噌汁
昼飯 「笹八」の爆弾おむすび、JAVA TEA
晩飯 「和居」のあれやこれやそれや、他あれこれ、麦焼酎「二階堂」(お湯割り)

2024.4.9(火) 粗相

目を覚ましたのは1時26分。着替えて食堂に入ったのは2時6分。急須の、きのう落として端を欠けさせてしまったフタを、そのまま使ってお茶を淹れる。粗相の原因は、右手に湯沸かしポットを持ったまま左手で急須を引き寄せようとしたことによる。ひとつひとつの動作を両手を使ってすれば、急須のフタを割ることはなかったのだ。本棚にしまったままの「利休茶話」を、読み返す必要があるかも知れない。

きのうの日記に書いた「写経」には4時31分よりとりかかり、4時54分にすべてを終える。ひと文字ずつの大きさや文字間ピッチの調整など、細かいことは先方にお任せである。きのうからの雨はいまだ止まない。空はようよう明るくなってきた。

今月20日の監査に備えて、町内会計の、2023年度の営繕積立金の額を、いまいちど考える。そしてその結果を提案としてウカジシンイチ自治会長にLINEで送る。また、明日の東京行きの、東武日光線の特急券をインターネットで予約する。最近のこの路線は混雑気味にて、早めに確保をしておかないと、安心ができないのだ。

関東地方の雨は警報級の強さになると、朝のテレビの予報は伝えていた。上澤梅太郎商店の周辺に限って言えば、問題は雨よりも風だった。スマートフォンの天気予報は、雨も風も午後には収まることを示唆していた。しかし何とも気が急いて、今朝の手書き原稿を納めた封筒を新聞紙で包み、それをトートバッグに入れて、徒歩で郵便局に向かう。そしてデザイナーへ宛てて速達で投函する。濡れたズボンはこれを穿いたまま、自宅4階の足温器で乾かした。

夜は僕が書記を務める日本酒に特化した飲み会「本酒会」にて、隠居の座敷にて2時間ほどを過ごす。


朝飯 生のトマト、菠薐草のおひたし、玉子焼き、納豆、蕪のぬか漬け、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、若布と万能葱の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 「汁飯香の店 隠居うわさわ」の玉葱のすり流し酒肴あれこれ3種の天ぷら、刺身湯波の玉子とじ、鰹のたたき、漬物盛り合わせ、牛肉と長葱のすき焼き風、かやくごはん、豆腐と揚げ湯波とズッキーニの味噌汁、5種の日本酒、いちごの冷やし汁粉

2024.4.8(月) 写経

製造現場で大整理と大掃除が行われていることは、数日前に知った。今朝は、集められた不要品の中に、ことによると必要なものが混じっているかも知れない、それを調べるよう長男に言われて現場へ行く。捨てるには惜しいと思われるものも、その中にはあった。しかしそれを今後、使う機会はあるかと問われれば、十中八九以上の確率で使われないだろう。よってすべて処分すべしと答えて事務室に戻る。

1982年、キャンプファイアーのように組まれた木の上で焼かれる亡骸をインドのヴァラナシで見ながら「人間、所詮、立って半畳、寝て一畳」と感じた。身のまわりには不要なものが溢れている。捨てることも、たまには必要である。

きのうの日記に書いた挨拶文を、午前より事務机で便せんに書き始める。文字数は結局のところ、減らさないことにした。全体で何百文字になるかは数えていない。この仕事には写経に向かう気持ちで取り組もう。明日には完成するだろうか。

桜についての問合せが多いため、昼前に隠居へ行く。山桜は満開、染井吉野は五分咲き、枝垂れ桜はつぼみがすこしほどけてきたくらいのところだった。地面にはタンポポが増えていた。床の掛け軸は、今月の半ば、あるいは末までは、現在の「喜者開扉」で行こうと思う。


朝飯 きのうのカツ煮の残り、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、蕪のぬか漬け、メシ、豆腐と万能葱の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 「食堂ニジコ」のキュウリの辛子和えピータン鶏もも肉の唐揚げあんかけ焼きそば麦焼酎「二階堂」(お湯割り)

2024.4.7(日) 挨拶文

お得意様にお送りする季節のご挨拶は、僕が書くことにしている。デザイナーに指定された締め切りは今日だ。昨年は、湿熱のバンコクにいながら日本の初夏を思い浮かべつつ書いた。初代が焼き鳥の屋台から身を起こしたことで有名な珍平酒楼を安宿の窓から眺めつつ書いたにしては、その文章はなかなか悪くなった。

いまだ訪れない季節の挨拶文の組み立ては難しい。しかも昨年のそれが悪くなければ、今年は更に難しい。それに加えて、今回からは活字ではなく手書きによる文字を用いることになった。お客様の読みやすさに配慮をすれば、文字の数は半分、それが無理なら3分の2ほどまで減らした方が良さそうだ。そして取りあえずは110文字ほどを下書きする。

「拝啓」に続く定型文は、いまや必要ないのではないか。末尾の「敬具」も、いまや省いて問題ないのではないか。それについては明日にも長男に確かめることにしよう。

午前、おくやみに行くため、仕事着を黒いスーツに着替える。最も体重のあったときから10キログラム以上も痩せたため、特に胴の部分は余りに余って、ベルトで締めないことにはどうにもならない。ここから更に痩せることも考えられるから、新しいスーツを作る気はしない。

葬祭場から会社に戻る途中で道の駅「日光街道ニコニコ本陣」に寄り、午後に納めるべき品の数を決める。


朝飯 独活のきんぴら、煮奴、納豆、蕪のぬか漬け、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、トマトと若布と長葱の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 菠薐草のおひたし、カニかまと胡瓜の酢の物、カツ煮、蕪と胡瓜のぬか漬け、「黒龍酒造」の「九頭龍燗たのし」(燗)

2024.4.6(土) 大祭まで1週間

きのうは部屋の灯りを点けたまま眠ってしまった。家内が来てその灯りを消した記憶がある。今朝、というか、枕の下を手探りしてもiPhoneは無いから時間は分かりかねるけれど、目を覚ますと何も着ていなかった。とにかく起きて服を着て洗面所へ行く。腰より低い物入れの上に置かれた時計は2時46分を指していた。

お湯を沸かし、お茶を淹れ、花と水と共に仏壇に供え、線香を上げる。食堂に戻って食器棚のコンセントに繋がれたままのiPhoneに手を触れると、きのう最後に観たものだろう、イタリアの料理人が白身魚をオリーブ油で調理するTik Tokの動画があらわれた。背後に流れる音楽は、バッハのイタリア協奏曲だった。よってコンピュータを起動し、youtubeに検索をかけて、グレン・グールド、スコット・ロス、アンドレス・シュタイアーによるそれを立て続けに聴く。以降はグレン・グールドのみを繰り返し聴く。

11時、出張から戻った長男と入れ代わるようにして町内の公民館へ行く。瀧尾神社の春の大祭のための祭壇は、ウカジシンイチ自治会長などの手により既にして整っていた。他の人により提灯立ても組み立てられていた。よってすこし早かったものの蕎麦の「やぶ定」に移動をして、皆で昼食を摂る。他の場所でお祭の準備をしている人については、遅れて来ても町内の支払いで食事を出すよう店主のワガツマヨシカズさんに伝え、ひとり店を出る。

今日は販売係、事務係とも人員が手薄にて、まるで人の自転車操業だ。13時からの注連縄張りには30分ほども送れると、責任頭のオノグチショーイチさんに電話を入れる。

そのオノグチさんは僕が勤労奉仕の一団に加わる前に、店に来てしまった。まさかそれを傍観しているわけにはいかない。よって犬走りに出て巻いた荒縄ふたつを両手に持ち、オノグチさんの指示に従う。

その荒縄を両手に提げたまま日光街道を横断し、街道の東側の縄張りをしばらく手伝ううち、公民館長のイケダツトムさんが、僕の仕事を代わってくれた。僕はイケダさんの助言を有り難く受け入れ仕事に戻る。

夕刻、グレン・グールドの、訝しく感じるほど安い4枚組のCDをamazonに注文する。ただし、BOSEの古いプレイヤーは一昨年、エディ・ヒギンズの”BEWITCHED”を飲み込んだままウンともスンとも言わなくなっている。修理していないのは、代理店のひとつであるヤマダ電機宇都宮本店に持ち込んだところ、経費をかけて、しかし修理不能のまま戻ることもあると言われたからだ。

CDは当面、ホンダフィットの中で聴くことになるだろう。


朝飯 トマトとウインナーソーセージのソテー、納豆、生玉子、蕪のぬか漬け、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、椎茸と蕪の葉の味噌汁
昼飯 「やぶ定」のカレー南蛮蕎麦
晩飯 野菜とキノコとベーコンのスパゲティChablis Billaud Simon 2018エクレア、Old Parr(生)

2024.4.5(金) 会社と仕事

大きな会社というか、普通の会社というか、まぁ、普通の会社とはどのような会社を指すのかと問われれば困るけれど、とにかくそのような組織に属したことがないから「これが会議だ」というものを知らない。会議と話し合いの違いは何だろう。

届くメールの中に「この人はメールというものをケータイ電話で始め、以降もケータイメールのみで現在に至っているのだろうな」と分かる人がいる。そういう僕も、いわゆるビジネスメールというものをやり取りした経験は無い。

仕事に関するメールは日々、送ったり送られたりしている。しかしそれらは顔を合わせて会話を交わしたことのある人たちとのもので、多くは電子会議室の中で、比較的短い文章により意思を疎通させるものばかりだから、ビジネスメールという感じはしない。

今日はそのビジネスメールらしいものを、生まれて初めて書いた。相手は大会社の代表取締役で、先ずはその名前の前に肩書きを入れるべきなのかどうか、というところでつまづく。しかしとにかく書いて、送信ボタンをクリックした。時刻は14時40分だった。

18時20分ころ仕事場から自宅に引き上げる。今日は19時15分から外食の予定により、それまではすることが無い。よって食卓にコンピュータを開いてメーラーを回す。すると14時40分に送信したメールへの返信が入っていた。内容は、僕が提案した面談の候補日に対する、先方のすり合わせだった。それを一読して「たくさんの人の上に立つ人は反応が早いな」と、大いに驚き、且つ感心をする。今度は僕が返信をする番だ。それは明日の早朝の仕事として、コンピュータを閉じる。


朝飯 揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、ウインナーソーセージとピーマンのソテー、牛肉の玉子とじ、納豆、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、蕗のとうの天ぷらの味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 「大昌園」のあれやこれやそれや他あれこれ、麦焼酎「田苑シルバー」(オンザロックス)

2024.4.4(木) オテマヌ

1日のうち、空の最も美しくなるのは、日の出の前の数分間だ。天頂は漆黒にちかい藍色に夜を残している。その濃い色は視線を落とすに従って薄くなり、東の山の端は青い。青の奥には朝日の気配がある。その、いまだ見えない赤が、青をより際立たせている。

日の出から数十分を経ると、今度は山が映えてくる。見慣れているはずの風景がいつもの相貌をまったく変えることも、その時間にはしばしば起きる。どうということもない里山が、まるでタヒチの峻峰オテマヌのように、光輝燦然と浮き上がってくるのだ。

朝には貴重な一瞬がちりばめられている。そのいくつもの輝きを見ることなしに、一体全体なにを見るのか、という気さえする。「顕微鏡の中の微生物の蠕動だよ」と言う人がいれば、まぁ、それもまたあり、ではあるだろう。

読みたくて仕方のない本がある。その本は既にして本棚にある。しかしこれを読み始めるのは6月3日の午後からと決めている。よって2006年4月の日付けのある「はじめに」から目次、それに続く執筆者紹介まで目を通し、しかしそこから先のページはあえて開かず、ふたたび本棚に戻す。


朝飯 目玉焼き、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、菠薐草のおひたし、牛肉のすき焼き風、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、蕗のとうの天ぷらの味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 ジーマミー豆腐、鰹菜のおひたし椎茸の肉詰め肉末粉絲グリーンアスパラガスの豚肉巻、「紅星」の「二鍋頭酒」(生)、いちごレモンケーキ、Old Parr(生)

2024.4.3(水) 山桜

お彼岸に供えたお墓の花を、いまだ片づけられずにいる。それが気になって仕方がない。気になるならさっさと片づけに行けば良さそうなところだが、日々の雑務に追われて、それに要する小一時間が割けないのだ。

予報によれば、これから10日間ほどは天気が悪いらしい。隠居の庭の、白梅は散り加減ではあるものの、紅梅はいまだ充分に花を残している。それに重なるようにして、山桜が咲き始めた。

山桜は、ただポカンと眺めているのが良い。「しき嶋のやまとごころを人とはば…」というような歌は思い出す必要もないけれど、どうしても浮かんできてしまうということであれば、それはそれで仕方がない。

山桜は、高く真っ直ぐに育つ。そして丸く大きく枝を広げる。それもまた、山桜の良いところだと思う。

これから10日間ほどは雨がち。とはいえ花を散らすような風を伴わなければ、悪いことではないかも知れない。しかし山桜には、やはり晴れた空が似合うように感じる。


朝飯 トマトのスクランブルドエッグ、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、納豆、上げ湯波の淡味炊き、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、菜花と若布の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 「和光」のお通しの煮物鮪の山かけ赤魚の粕漬けポテトサラダ山葵の葉の醤油漬け、麦焼酎「吉四六」(お湯割り)

2024.4.2(火) 年度がわり

きのうの夕刻、町内のウカジチンイチ自治会長が来て、総鎮守瀧尾神社の春の大祭に関係する複数の出金伝票を手渡された。年度が切り替わる時期の会計はややこしい。前年度のすべての入出金が完了する前に、新年度の出金が始まるからだ。

僕は春日町1丁目の会計係を、2009年から務めている。はじめのころこそ、今の時期には前年度と新年度のやり繰りを、おなじ現金の中で行っていた。しかしその「頭の体操」に辟易して、いつごろからか、前年度の決算が完了するまでは、新年度の出金はすべて、自分が立て替えることとした。4月の中旬以降まで立て替え続ける金額は10数万円に及ぶものの、これをしないことによる面倒さにくらべれば、どうということもない。

ところで「町内の会計係を16年ものあいだ務めるって、どういうことなのよ」とは思う。人に頓死、急死はつきものだ。町会会計の計算装置にパスワードは設けていないものの、万が一のことが起きたとき、いきなり引き継げる人はいないだろう。僕より何十歳も若い副会計の欲しいところである。


朝飯 玉子焼き、菜花のおひたし、納豆、牛蒡と人参のきんぴら、胡瓜と蕪のぬか漬け、なめこのたまり炊、メシ、豆腐と若布と三つ葉の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 トマトとベビーリーフのサラダ、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、TIO PEPEにNOILLY PRATスパゲティミートソース、Chablis Billaud Simon 2018、レモンケーキ、Old Parr(生)

2024.4.1(月) 要注意

ホンダフィットの空気調整器の温度は24℃に設定をしている。先週の前半まで、このスイッチを入れると、空気の吹き出し口からは温風が出た。それがおとといからは、冷風が出るようになった。つまりすこし前までの車内温度は24℃以下であり、それが今では24℃以上になった、ということだ。

小学生のころ、スキーをしに行くときには、上半身に5枚の服を重ねた。今はせいぜい3枚で済む。衣類の進化のお陰である。僕は冬の服には多く、登山道具から出発した会社のものを使う。人の命かかかっていれば、研究開発もそれだけ真剣にするからだ。そのあたりのことを知りたければ、イヴォン・シュイナードの「アイスクライミング」を読むと良い。

2013年、家を改装するため、中味ごと箪笥をいくつも捨てるような大整理をした。2014年にオフクロが亡くなったことにより、またまた大整理をした。ダイエットを始めると、それに拍車がかかりすぎて、必要以上に痩せてしまう人がいる。断捨離にもその傾向があって、捨てすぎてしまう、ということがある。

僕の場合、捨てすぎたのはTシャツだったから、後悔はそれほど強くない。そのTシャツが、ここ数年のあいだにまたまた増えてきた。要注意、である。


朝飯 細切り人参の炒り煮、ハムと菜花のソテー、納豆、肉末粉絲、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、大根と若布の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 トマトとレタスのサラダ「ドミノ・ピザ」のあれやこれやそれやChablis Billaud Simon 2018

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上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

蔵見学