2026.4.10 (金) 弥生の空は花ぐもり
上澤梅太郎商店が運営する朝食の専門店「汁飯香の店 隠居うわさわ」は、過去の写真から推定するに築150年の伝統家屋にあり、南東と南西に面した八畳と六畳に計10席と、それほど大きくない。その空間において、お客様が稠密にならないような、落ち着いてお過ごしになれるような予約の受付方法は長男が思いつき、後に僕が修正を加えた。
インターネットによるご予約は「ぐるなび」を通じて承っている。ご予約の可能な期間は三ヶ月先までで、現在は7月までが可能になっている。当方はその月のご予約をいただく前に、長男の考えた設定を「ぐるなび」に施す必要がある。この作業は中々に根気を要するもので、7月のそれについてはきのう僕が行った。
毎週の土日月が営業日である隠居の今週末の状況は、土曜日が満席。日曜日と月曜日の空席は、それぞれ一卓のみになっている。ご予約をなさらないままいらっしゃったお客様が門前の「満席」の表示に驚かれて「予約制なんですか」と、お訊きになることがある。隠居は予約制ではないものの、ご予約をいただけば席は次々と埋まり、その結果として満席になってしまうことが少なからずある、ということだ。
それにしても今年の桜は早い。空高く育った山桜には、新緑が目立ってきた。染井吉野は、花びらを盛んに散らしつつある。例年は4月の後半から見ごろになる枝垂れ桜は、既にして満開が近い。
今日は午前と午後に、街にホンダフィットを走らせた。郊外に出ると、普段は気づかない桜が大谷川の土手にたくさん目立った。
とここまで書いて、高橋義孝によるある文章を、今年はいまだ読んでいなかったことに気づく。現在の時刻は4月11日の3時44分。東の空が明るみを帯びてきたら、それを収めた本を開いてみよう。ちなみにその文章の題名は、番町書房刊「酒飲みの詭弁」の昭和49年12月25日の初版では「春の弥生の」、講談社学芸文庫刊「私の人生頑固作法」の2001年11月10日の第一刷では「春の弥生は」となっている。
朝飯 トマトとブロッコリーのオムレツ、鮭の昆布巻、納豆、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、キャベツと若布の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 たまり漬によるソースと生野菜を添えたビーフステーキ、パン、Cono Sur Bicicleta Reserva Cabernet Sauvignon 2018、チョコレート、Old Parr(生)













