トップへ戻る

MENU

お買い物かご

清閑 PERSONAL DIARY

2019.12.28 (土) まざまざと

午前、蔵の中を歩いていて「いつごろ届きますかね」と、包装主任のヤマダカオリさんに声をかけられる。

10月31日、上澤梅太郎商店の商品である「おうちたまてばこ」が、関西テレビの人気番組「よ~いドン!」で紹介をされた。推薦してくださったのは、関西美食界の重鎮である門上武司さんである。注文が殺到したことは言うまでも無い。

この「おうちたまてばこ」はその後、番組の下半期に紹介された品の中で問合せの多さベスト3に入ったとのことで、4日前の24日の総集編でも採り上げられた。この日もまた反響はすさまじく、電話の鳴りっぱなしになることとなった。

僕は11月に、この「おうちたまてばこ」の包材を、ヤマダさんから頼まれていた。そして今日、彼女に声をかけられてはじめて、自分がその注文をし忘れていたことに気づいた。ヤマダさんによれば、在庫は年内にも尽きるという。今日は師走も押し詰まった28日。しかも土曜日。万事休すか。

「駄目で元々」の気持ちで問屋の社長に電話を入れる。社長は気の毒なことに、病院で診察待ちの最中だった。「なんとか連絡をとってみましょう」と社長は答えてくれた。返事は数十分後にあった、包材は船橋の倉庫にあるという。社長の会社は日本橋。しかし自宅は松戸とのことだから、病院も多分、そのちかくだろう。

「船橋で私のクルマに積んで、東北道を走ります。どこかのサービスエリアで落ち合いましょう」
「いえ、それは申し訳ないです、僕が船橋に向かいます」
「そんなことはお客様にさせられません、それならいっそ、会社の前で」
「了解しました」

携帯電話というものを、今日ほど有り難く感じたことは無い。

11:30 ホンダフィットにて会社を出る。
12:15 東北自動車道佐野P.A.で小休止。
13:20 首都高速道路南池袋P.A.で小休止。
13:28 江戸橋方面へ向かうべきところ分岐を誤り霞ヶ関から一般道に降りる。

ひとけのまばらな官庁街を抜け、新橋駅の高架下を西から東へと抜ける。「14時30分には着きます」と社長から着電。助手席に置いたiPhoneのgoogleマップが昭和通りに入るよう音声を発する。それには従わず、中央通りへと左に折れる。

尾張町の交差点がちかづくに連れて、人の数が見る間に増えていく。どこかで和服を着せてもらったらしい白人の女の子がとても綺麗だ。京橋を抜け、日本橋渡り、社長の会社が入るビルの前には13時45分に着いた。14時30分までは、いまだ45分もある。都心の一方通行の路上に留まっては迷惑だろう。コレド室町の駐車場にホンダフィットの鼻先を突っ込んだところで時刻は13時55分。

「あと10分で着きます」との電話が、思いがけず社長から入る。時刻は13時58分。即、地下2階に降りて係に駐車券を渡す。8分間の駐車料金は幸い無料だった。

先ほどの場所へ戻ると、社長が教えてくれたナンバーの白いトヨタクラウンが駐まっていた。そのトランクからふたつの段ボール箱をホンダフィットに載せ替える。

「今日のお礼は、いずれさせていただきます」
「いえいえ、とんでもありません」

今日の社長には、問屋魂、商売魂のようなものまざまざと見せつけられた。僕もまだまだ勉強である。

14:23 室町から首都高速道路に上がる。
15:30 東北自動車道佐野P.A.から会社に連絡を入れる。
16:22 帰社。即、ふたつの段ボール箱を蔵の包装現場に運ぶ。

EBエンジニアリングのタシロジュンイチさんには17時の待ち合わせを18時に延ばしてもらった。閉店後は3台のキャッシュレジスターを取り急ぎ締める。そして店の駐車場で待機していた、トレーラーを曳いた、タシロさんのホンダステップワゴンの助手席に慌ただしく収まる。


朝飯 納豆、細切り人参の炒り煮、厚揚げ豆腐と小松菜の炊き合わせ、茹でたブロッコリー、ごぼうのたまり漬、広島菜漬け、メシ、若布とレタスの味噌汁
晩飯 「風之神」のお通しのメカブの酢の物冷やしトマト揚げ茄子チキンカツ「大分銘醸」の麦焼酎「安心院蔵」(お湯割り)


美味しい朝食のウェブログ集は、こちら。

  

上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

2020

2019

2018

2017

2016

2015

2014

2013

2012

2011

2010

2009

2008

2007

2006

2005

2004

2003

2002

2001

2000