トップへ戻る

MENU

お買い物かご

清閑 PERSONAL DIARY

< 古い日記へ   新しい日記へ >

2023.4.16(日) 花とサカヅキ

街を歩けばやたらに水を掛けられるソンクラーンの、今年の日程は4月13日(木)から15日(土)まで。日本の黄金週間は4月29日から。ハジャイは週末に混み合う。それらすべてを避けて、僕は今回の旅程を決めた。きのうの日記の表題「避けるかズラすか」である。

とはいえ「避けたくもないし、ズラしたくもない」という人は少なくない。あるいは「避けることもできないし、ズラすこともできない」という人もいるだろう。だから盆暮れや長い連休の観光地には人が殺到してにっちもさっちもいかなくなるのだ。しかしこの傾向も、徐々に薄れていくのではないかと僕は予想している。

昼前に事務室にいるところに販売係のサイトーミホコさんが来て「汁飯香の店 隠居うわさわ」の席の具合について訊く。僕はすぐに隠居へ電話をし、ご用意ができることを確かめる。お客様は外国の方だった。その3名様をご案内しつつ隠居の暖簾をくぐると、幸い、枝垂れ桜はいまだ花をたくさん残していた。

終業後、ウォッカを小さな杯に注いでひと息をつく。その食卓を18時50分に立ち、定刻の19時すこし前に町内の公民館に入る。そしてウカジシンイチ自治会長の用意した資料を元に、今月29日の総会についてのすり合わせを役員同士で行う。


朝飯 メシ、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、ブテチゲ風味噌汁
昼飯 トースト、ホットミルク
晩飯 豚肉とエリンギの中華風ソテー、菠薐草のナムル、オイルサーディン、焼き餃子、麦焼酎「こいむぎやわらか」(お湯割り)


美味しい朝食のウェブログ集は、こちら。

2023.4.15(土) 避けるかズラすか

起きて食堂に来ると、食器棚の電波時計は4時を20秒だけ過ぎていた。

沸かしたお湯を湯飲みに注いで煎茶にふさわしい温度まで冷ますあいだにアイロンとアイロン台を用意する。そして数日前に着て洗った、赤と白の格子模様のシャツにアイロンをかけ、畳んで、きのうの日記に書いた圧縮袋に納める。

旅についての諸々を集積した”TR”というファイルには現在、経験や反省による136の注意書きがある。シャツにアイロンをかけたのは、その忘備録の「服の枚数を最小限にすると洗濯屋が休みのときに着るものがなくなる」の1行をきのう目にしたことによる。

2016年6月のミャンマー以来、南を旅するときには”United Athle”の白い半袖ポロシャツを着続けている。つまり夏の仕事着と同じである。今回もそれを4着、他に下着や靴下やタイパンツを圧縮袋に入れてみたところ、嵩張ってまったく圧縮できない。よってポロシャツをすべてTシャツに替え、タイパンツを外に出して、ようやく圧縮が完了した。

人はしばしば服装で格付けをされる。シャツは白の襟付きが無難である。しかし今回はTシャツで通してみよう。とにかく赤と白の格子模様のシャツ、そして初日と最終日に着る隠しポケットの付いたシャツには襟があるのだ。

雨の降る中、16時に会計監査のサイトーヒロカズさんのお宅へ伺う。そこで町内会計の、2022年度の特徴について説明をする。そしてサイトーさんと、もうひとりの会計監査であるトヨダトシオさんから決算書に判を戴く。会計係の僕も判を捺し、それを濡れないようプラスティック袋に収めてウカジシンイチ自治会長に預ける。

明日の朝の小一時間は、また旅の準備に費やされるだろう。


朝飯 菠薐草のおひたし、蓮根と鶏とコンニャクの炊き合わせ、トマトとウインナーソーセージとブロッコリーのソテー、納豆、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、レタスの味噌汁
昼飯 トースト、ホットミルク
晩飯 スパゲティナポリタン、TIO PEPE、Chablis Billaud Simon 2018


美味しい朝食のウェブログ集は、こちら。

2023.4.14(金) ピッタリ

きのうは10数分のあいだに「ピッタリ」という言葉を少なくとも2回は発した。町内の会計係として前年度の決算書を作りながら、金銭出納帳の残高と、全収入から全支出を引いた数字が一致したのだ。「当たりめぇじゃねぇか」と言われれば確かにその通りだ。しかし実際には会社でも家庭でも、これの合わない方が圧倒的に多いのではないか。

今朝はウカジシンイチ自治会長と短い打ち合わせをし、今年度の予算も決めて、決算書は完成した。これが今週末に会計監査を通れば、週明けはタイ行きである。

先憂後楽ではないけれど、町内の決算書ができあがるまでは、旅の荷作りをする気が起きなかった。その準備に、いよいよ取りかかれるときが来たのだ。

先ずは昼休みに、バンコクとハジャイのオフラインマップをiPhoneにダウンロードする。次に、コンピュータに保存した計138におよぶ持ち物を、A4の紙5枚にプリントアウトする。計138とはいえ時と場合により必要としないものもある。傘などは一覧にあっても荷物に含めたことはこれまで一度も無い。よっていつも138の物をスーツケースやバックパックに入れるわけではない。

一方、普段とは異なって、今回は酒の四合瓶2本を持つ。スーツケースは相変わらず、機内持込が可能な”RIMOWA SALSA AIR 34L”だ。よって今回は、いくら便利と言われても使うことのなかった衣類圧縮袋を用意した。

谷口正彦の「冒険準備学入門」をひもとくまでもなく、旅の面白さのかなりの部分は準備にある。これからの数日が、楽しみでならない。


朝飯 冷や奴、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、蓮根と鶏とコンニャクの炊き合わせ、納豆、トマト、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、ごぼうのたまり漬、メシ、長葱の味噌汁
昼飯 トースト、ホットミルク
晩飯 「食堂ニジコ」の豆腐サラダ揚げ玉子豆腐の塩煮エビ春雨丼の頭だけ鶏の唐揚げチャーハン、他あれこれ、麦焼酎「二階堂」(お湯割り)「渡邊佐平商店」の「自然醸清開」(冷や)


美味しい朝食のウェブログ集は、こちら。

2023.4.13(木) 共に来たりてパンを食べる

ヨーロッパアルプスのフランスのどこか、ナイフリッジの山稜をひとつ越えたところで進退が窮まる。連れは家内で、装備は丸腰。ザイルも持っていない。進むこともできなければ退くこともできない。狭い岩の窪みから脱出を計って滑落するか、あるいはその場に留まって凍え死ぬか。そんな夢にうなされながら目を覚ます。僕は悪夢を見ることが少なくない。時刻は3時1分だった。

TikTokには隔日で朝食の動画を上げている。また週末には朝食の、作り方を説明しながらの長い動画を上げている。今週末には今月4日の朝食が公開されるだろう。来週末にはきのうの朝食が使われる予定になっている。しかし次の週末つまり4月29日のそれはいまだ撮っていない。そういう次第にて今朝は、レトルトカレーによる動画を撮った。もっともタイにいるあいだは週末が来ても、現地の朝食を紹介し続けるかも知れない。

終業後は社員のうち都合のつく者すべてが街の焼き肉屋に集まって食事会を催す。実に2019年6月以来、3年10か月ぶりの、全社的な食事会である。今夜の集まりは、名目は花見でも、2020年3月に入社したスギヤマアイカさん、また今年3月に入社したヤギサワアヤカさんの歓迎会のようなものだ。

companyとは「共に来たりてパンを食べる」が語源と、高等学校のとき英語のアカギヒデヤ先生から教えていただいた記憶がある。新型コロナウイルス感染症は、来月の8日より、季節性インフルエンザなどとおなじ「5類」に移行する。社員との食事会も、これからはもとの頻度に戻していきたい。


朝飯 カレーライス、生玉子、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」
昼飯 冷やし中華
晩飯 「板門店」のあれやこれやそれや「眞露」(オンザロックス)


美味しい朝食のウェブログ集は、こちら。

2023.4.12(水) 春眠不覚暁

ここ数日は、目を覚ますと外が明るくなっている。正に春眠暁を覚えず、だ。しかし明るくなってからの起床は損した感を拭えない。今夜はせいぜい早寝をすることにしよう。それにしても今朝は暖かい。上は半袖のポロシャツ1枚で寒さを感じず、靴下などは履く気もしない。その格好のまま朝食までの時間を過ごす。

8時30分に店を開け、販売台の後ろに立ちながら、よそ行きの服を着た孫のリコに気づいく。いかにも大きなランドセルを背負っている。その姿を目にして、今日は小学校の入学式の日と知る。僕の、小学校の入学写真に僕は写っていない。風邪をひいたか何かして休んだのだ。今の小学校にも入学写真はあるのだろうか。

午後、プロパンガスを配達する会社の人が来て、ガスボンベの転倒を防ぐための鎖を、これまでの1本から2本にするよう決まりが変わったという。ボンベを立ててあるのは2ヶ所。そのうち事務室に近い場所については、その人と共に確認をした。一方、隠居のそれについては、自分ひとりで見に行った。漆喰の壁に穴を開けられることには気が進まないけれど、仕方がない。工事は明日になるという。

ところで上澤梅太郎商店が運営する朝食の専門店「汁飯香の店 隠居うわさわ」では、食後にお客様より感想をいただく。それをコンピュータにデータベース化するのは僕の仕事である。毎日、あるいは毎週、規則正しく入れていけばそれほどの労力ではないけれど、たとえばひと月分を溜めると入力には半日を要してしまう。目の前にはタイ行きが迫っている。よって午後は、直近の3日分を入力する。そして今週末のそれについては、日々、入れていくことに努めようと思う。


朝飯 湯波と人参と牛蒡のおむすび、焼き海苔、トマトの甘酢漬け、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、三つ葉の味噌汁
昼飯 トースト、ホットミルク
晩飯 めかぶの酢の物、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、手巻き鮨、「片山酒造」の「かしわざかり佳撰」(燗)


美味しい朝食のウェブログ集は、こちら。

2023.4.11(火) 4月は避けるべし

コンピュータの”TR”というフォルダには、2007年5月の中国行きからの、海外旅行の日程が記録してある。その数は31。うち4月に行われたものはこれまで皆無。その理由が今回は明瞭になった。

瀧尾神社の4月の大祭を過ぎれば、10日ほど留守にしても、何の問題も無いと考えていた。ところが、である。4月の末には町内の総会が開かれ、会計係の僕は前年度の決算と今年度の予算を報告する。その決算書の作成が、案外、面倒だったことを忘れていたのだ。

今日は、昨年度に自動引き落としされた電気代を、手持ちの現金から銀行の口座に入金した。ちなみにその金額は、昨年度にくらべて5割増しの急騰である。一方、複数の法人から振り込まれた町会費は、これを口座から払い戻して現金とする。徴収する町会費は複数の費目からなる。よって現金はそれぞれ分けて、コンピュータの”CHO”というフォルダの金銭出納帳に記録した。残るは営繕積立金の金額を決めることで、これについてはウカジシンイチ自治会長と相談の必要がある。いずれにしても、会計監査は今週の土曜日。決算書はその前日までに完成をさせる予定である。

店を閉める準備をしながら、きのうのカンダヒロトさんのことを長男に話す。閉店後は冷蔵庫から6本の日本酒を隠居に運ぶ。そして日本酒に特化した飲み会「本酒会」の、4月の例会に臨む。


朝飯 「松屋」のソーセージエッグ定食(小鉢はとろろ)
昼飯 トースト、ホットミルク
晩飯 「汁飯香の店 隠居うわさわ」の酒肴其の一其の二むすすびと漬物豆腐と鳥肉団子と菜花の味噌汁苺の冷たい汁粉6種の日本酒(冷や)


美味しい朝食のウェブログ集は、こちら。

2023.4.10(月) 西の会あらため

記録を残していないから正確には分からない。あるいは徐々に、だったのかも知れない。とにかく1泊以上をするときには必ず持参したコンピュータを、数年前より持ち歩かなくなった。理由は荷物嫌いの僕が、より荷物を少なくしたくなったこと、もうひとつは日記の書き溜めが上手になったことによる。しかし今日現在においては日記の在庫が無い。よってきのうの日記は下今市13:44発の、上り特急の中で、紙とペンにより書くこととした。

あるとき勉強仲間のナカヤカツヒコさんと、御徒町の焼鳥屋で飲んだ。そのときウェブログを書くための「覚え」はどのような形で残すか、という話になった。ナカヤさんは画像だと言った。僕の場合は記憶、あるいはメモだ。特急の中に持ち込んだA4の紙1枚には、その最上部に、きのうあったことをあらかじめ印刷しておいた。その日記は新鹿沼に着くか着かないころに書き上がった。つまり所要時間は20分ほどだった。A4の紙はクリアファイルにはさみ、”CCP”のショルダーバッグ「バイサコ」に納めた。

西順一郎先生が自らの著作を解説される形で始まった「西の会」は、その後、勉強仲間がみずからの経営を発表する形に変わり、南青山の「薬樹」で10年ちかく続いた。それを中断させたのが「コロナ」である。その「西の会」が「東京シーガルクラブ実践発表会」として今月より甦った。場所は神田の会計事務所兼社会保険労務事務所の「ウィズアクト」で、僕にとってはより便利になった。

所用のあった文京区役所から地下鉄2本を使って三越前に移動する。そして2008年の秋から使い続けているパスホルダーを、土屋鞄の日本橋店で修理に出す。時刻は17時を過ぎたばかりにて、ちかくの喫茶店で本を読む。目と鼻の先の神田までは徒歩で移動し、会場には18時すぎに入った。定員は20名とのことだったが、受付の名簿には25名の名があった。

「オレンジマン」ことカンダヒロトさんの話は高揚と示唆に満ちたもので、僕が聴くよりは長男に聴かせたい内容だった。カンダさんが次に日光に来たときには、彼の仕事に資する場所を、複数、案内したいと思う。


朝飯 菠薐草のおひたし、納豆、ウインナーソーセージとブロッコリーのソテー、めかぶの酢の物、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、三つ葉の味噌汁
昼飯 「小諸そば」のたぬきそば
晩飯 「炭火焼肉浅草だん」のあれやこれや、それや、「麹醇堂」の生マッコリ


美味しい朝食のウェブログ集は、こちら。

2023.4.9(日) 仏教から神道まで

いろいろあった一日だった。「いろいろあった」とはいえ別段、不快なことや一大事ではない。

このところ何かと忙しく、お墓に行けなかった。今日もすべきことは少なくなかったものの、その合間を縫うようにして、10時すぎに如来寺へ行く。そしてお彼岸の入りに花を生けた、新旧9対の花立てを洗う。そのうちそれが可能なものについては、雨水が溜まらないよう伏せて置く。

15時前に、町内の公民館に役員が集まる。先ずは二手に分かれ、その片方は床の間の祭壇を、もう片方は戸外の諸々を片づける。それが済むと、今度は全員が日光街道に出て、今月1日に張り巡らした注連縄を外していく。次は7月の八坂祭だ。

定時の17時30分を過ぎても、お客様が途切れない。キャッシュレジスターも締められない。そのうち日本人とは思われない方が入口で”Restaurant?”と言葉を発する。よって「汁飯香の店 隠居うわさわ」の名刺をお渡ししながら、こちらは朝食の店で、昼すぎには閉める旨をお伝えする。すると男性はおもむろにスマートフォンを取り出し、何やら打ち込み始めた。その文字はタイ語である。

翻訳ソフトは間髪を入れず「良いレストランを教えてください」と、タイ語を日本語にした。僕は店の中へ戻り、どなたにも差し上げられるよう用意してある地図の、道の駅「日光街道ニコニコ本陣」の場所をサインペンで大きく囲み、”P”の文字を入れた。そこから日光街道を少しくだった角もまた囲み”western food KOSUMOSU”と書き込んだ。

その地図を男性に手渡し”P”の文字を指しつつ「オーキナチューシャジョー」と説明すると「セブンイレブンノトコロ」と男性は認めた。「ソコカラヒャクメートルクライサキノヒダリカドニヨーショクノヨイレストラン」とお教えする。そして男性の頷いたところで「ボク、イッシューカンゴニタイヘイクンデスヨ-」と続けた。男性はマスクの上の目を丸くして笑い「コップンカップ」と手を合わせて去った。

ようやくシャッターを降ろし、3台のキャッシュレジスターを締め終えると時刻は18時15分。現金を金庫に納めて18時18分。そそくさと財布の中身を確かめ、携帯電話と共に手提げ袋に入れて外へ出る。町内役員の直会は18時30分。予約係兼会計係の僕が、その時間に遅れるわけにはいかない。そして気温の急に下がった街に自転車をこぎ出す。


朝飯 メシ、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、ブテチゲ風味噌汁
昼飯 トースト、ホットミルク
晩飯 「やまだ宴楽」のあれやこれやそれや、他あれこれ、「アサヒ」の麦焼酎「一番札特撰」(お湯割り)


美味しい朝食のウェブログ集は、こちら。

2023.4.8(土) 春季例大祭

日程管理をGoogleカレンダーで行えば、スマートフォンでも簡単に閲覧できる。しかもAsanaなどと連携させれば集団でも使える。しかし僕は自作の仕組みをコンピュータの中に作り、それを1990年代から愛用してきた。それとは別に、事務机の左の壁に掛けたカレンダーにも予定が書き込んであり、使用頻度はこれがもっとも高い。その月替わりのカレンダーの今日のところには「8:45 神社」の文字があって、黄色い蛍光ペンでなぞってある。ピンクや黄色や緑の蛍光ペンによる文字の強調は「忘れてはマズイぞ」の印に他ならない。

そういう次第にて、6日の写真撮りの日とほぼおなじ服を着て8時38分に会社を出る。責任役員を務める総鎮守瀧尾神社には、予定どおり8時45分に着いた。拝殿の前には既にして稚児や金棒引き、その保護者たちが立ち、記念撮影が行われている。

今年の当番町である小倉1.2丁目は、JR今市駅から日光街道までの道の拡幅、またバイパスの開通により、戸数の激減した町内である。それにもかかわらず当番町を担って下さることは有りがたい。稚児や金棒引きの数がとても多いのは、この町内で育ち、現在は他の場所で暮らす親たちが、自分の子を参加させてくれているのだろう。それもまた有り難い。

人口減や少子高齢化などの問題により、我が春日町1丁目が当番町を務めた2018年度より、瀧尾神社の祭りは簡略化をされた。かつては本殿の「開扉」から「閉扉」まで小一時間を要した式が、今は10数分で終わる。社務所にて行われていた直会も、今は紙コップの酒を一口で飲み干して完了である。

定年年齢の引き上げや「一億総活躍社会」の浸透により、老人の自由時間が減っていることも、お祭の人員の確保に影響しているとのことを、今日は自治会長のひとりに教えられた。一方「東日本大震災において、復興の早かった地域とは、お祭を維持してきた地域」との調査報告もある。

いずれにしても、土地のお祭ができるだけ長く続くことを、僕は願っている。


朝飯 揚げ湯波と蕪の葉の炒り煮、日光味噌「ひしお」による肉味噌を添えた煮奴、納豆、薩摩芋のレモン煮、メシ、キャベツの味噌汁
昼飯 トースト、ホットミルク
晩飯 菠薐草のおひたし、鮪のヅケ、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、生のトマト、焼売ちまきごはん、「飯沼銘醸」の「新波」(冷や)、麦焼酎「こいむぎやわらか」(お湯割り)


美味しい朝食のウェブログ集は、こちら。

2023.4.7(金) 桜は桜

「アメリカでは、桜はせいぜい、石鹸の箱の意匠に使われるほどのものではあるけれど」という文章が、高等学校の英語の教科書にあったことを覚えている。「石鹸の箱の意匠に使われるほどの」とは、この場合「つまらないもの」を意味していると教師は説明した。

桜の花を眺めてみれば確かに、特に染井吉野は桃色に灰色を混ぜたような色で、綺麗でも何でもない。「それほど騒ぐほどのものか」と、日本人の僕でさえ思う。その感想とは矛盾するけれど「いちばん好きな花は」と訊かれれば「桜」と答えたりする。やはり、桜は桜なのだ。

隠居の桜のうち山桜は、花より葉の緑が目立ってきた。染井吉野は、花びらを散らすことさえ終えつつある。例年は4月の下旬まで目を楽しませてくれる枝垂れ桜も、今年は既にして盛りを過ぎた。「見ごろは4月11日」とした僕の予想は完全に外れた。

所用により下今市13:04発の上り特急に乗る。予報によれば雷雨もあり得るとのことだったので、傘を持参した。しかし東京では夕刻にようやく霧雨、北千住19:33発で戻った今市もまばらな霧雨にて、傘は遂に、使われることはなかった。


朝飯 生のトマトと茹でたブロッコリー、納豆、独活と人参のきんぴら、ハムと長葱のソテー、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、大根と長葱の味噌汁
昼飯 2種のおむすび
晩飯 「シンスケ」のあれや、これや、それや、他あれこれ、タルヒヤ


美味しい朝食のウェブログ集は、こちら。

< 古い日記へ   新しい日記へ >

上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

2025

2024

2023

2022

2021

2020

2019

2018

2017

2016

2015

2014

2013

2012

2011

2010

2009

2008

2007

2006

2005

2004

2003

2002

2001

2000

蔵見学