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お買い物かご

清閑 PERSONAL DIARY

2023年2月の日記28本

2023.2.28(火) 馬々虎々

奥さんが隣にいないと眠れない、という人がいる。
奥さんが付き添ってくれない限り、病院の診察室には入れない、という人がいる。
奥さんと3日以上、離ればなれになると寂しい、という人がいる。

朝、家内を東武日光線の下今市駅へ送る。今日は横浜、明日は東京、そして帰りは来週の月曜日になるという。家内は、いればそれでよろしいし、いなければ、それもまたよろしい。そしてこの日を指折り数えていた、というところもまた、僕にはあった。

午後、市内の2ヶ所を回って買い物をする。その内容は、1週間は無理としても、4、5日は食べ続けることのできる鍋の材料である。ただし白花豆だけはきのうのうちに買って水に浸け、茹でこぼしておいた。

終業後はいそいそと4階へ戻り、台所に立つ。そして先ずは巻湯波を煮て茹でこぼし、5分ほど流水にさらす。次は大鍋に、白花豆とその煮汁、豚の腸、トマトの水煮、コンニャク、セロリ、長葱、そして巻湯波を入れ、水を足す。煮立ったら日本酒を加え、灰汁を取る。塩、醤油、味噌などは加えない。その都度、小さな鍋に移して異なる味で食べるためだ。

別途、肴を整え、酒を温める。そして本棚から持ち来た開高健の「ロマネ・コンティ・1935年」の最初の短編「玉、砕ける」を読みつつ飲酒活動を始める。なぜ「玉、砕ける」かといえば、家内が数日をj不在にするときにはかならず作る鍋が、この小説の中で、老舎によって語られる田舎料理を思い出させるからだ。


朝飯 鰤大根、人参の酢の物、揚げ湯波と小松菜と椎茸の炊き合わせ、納豆、胡瓜と蕪のぬか漬け、白菜漬け、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、白菜と万能葱の味噌汁
昼飯 揚げ玉、塩鰹のふりかけ、梅干のしその葉、胡瓜のぬか漬け、白菜漬け、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」のお茶漬け
晩飯 人参の酢の物、なめこのたまり炊とめかぶの合わせ、白菜漬け、あれこれによる鍋、「末廣酒造」の「末廣」(燗)

2023.2.27(月) 春ちかし

先週土曜日の日記は書けたものの、その最上部に置く画像が無い。内容は春季小祭についてのものだったから、午前、郵便局へ行く途中で瀧尾神社に寄り、使えそうな風景を撮る。文章はできていても画像が間に合わずに更新できない、ということが僕の日記ではしばしば起きる。

「素材としての画像を豊富に持っている人とは、常に何かしら撮っている人」という話が先週、デザイナーと打ち合わせをする中で出た。当たり前といえば当たり前のことながら、それのできる人は希、ということなのだろう。また日記用となれば、あまりに時を隔てたものも、特殊な場合を除いては使いづらい。

午後一番で商談。普段よりすこし遅れて昼食。午後は法務局へ出かけて、ここひと月ほどかけて整えつつあった書類のすべてが揃う。ただしある一ヶ所に疑問が生じたため、明日にも詳しい人に確かめてから関係先へ提出することとする。

天気は今日から10日間ほど晴れが続き、気温も随分と上がっていくとの予報が出る。当たってくれれば有り難い。


朝飯 牡蠣の醤油煮、納豆、揚げ湯波と小松菜と椎茸の炊き合わせ、鰤大根、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、菠薐草の味噌汁
昼飯 昆布の佃煮、揚げ玉、梅干、なめこのたまり炊、塩鰹のふりかけのお茶漬け
晩飯 大葉の天ぷら、鰤大根、刺身湯波の玉子とじ、人参とカリフラワーの酢の物、白菜漬け、蕪と胡瓜のぬか漬け、湯豆腐、「秋田醸造」の「ゆきの美人純米吟醸生」(冷や)、チョコレート、Old Parr(生)

2023.2.26(日) 生産性

小学校に上がると国語の時間に作文を書かされた。僕のそれは2行で終わってしまった。2枚目の原稿用紙を先生にもらいにいく優等生を、僕は信じがたい思いで見ていた。小学3年生のときだったか、津田梅子の伝記の感想文が課題として出された。そしてこれも2行で終わってしまった。エダタダシ先生はその2行をお読みになって「まぁ、内容としてはその通りですが、もうすこし長く…」とおっしゃった。そう言われても、それ以上、何を書けというのか。

僕が作文に開眼をしたのはそれから数年後。いまでも名前は覚えているが、ここには記さない。教室でちかくに座っていたその同級生の作文を読んで「なるほど文字の数は、無駄なことを書けば増やせるんだな」と理解した。

おとといの日記は「無駄なことを連ねれば文章は長くできる」の典型だろう。無駄なことを書かなければ日記は2行で足りる。更に「未明に白菜を漬く。夜月佳し」なら半行。生産性は爆上げである。と、ここかまで書いて文字数は396。教壇に2枚目の原稿用紙を取りにいった優等生の名は覚えていない。


朝飯 菠薐草のおひたし、揚げ湯波と蕪の葉の炒り煮、鰤大根、揚げ湯波と小松菜と椎茸の炊き合わせ、納豆、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、豆腐とトマトと焼き葱の味噌汁
昼飯 生ハムのムースのトースト、ホットミルク
晩飯 めかぶの酢の物、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、なめこのたまり炊、牡蠣とマッシュルームのアヒージョ豚薄切り肉と生若布の鍋、「秋田醸造」の「ゆきの美人純米吟醸生」(燗)

2023.2.25(土) 春季小祭

事務机の左に掛けたカレンダーの、今日のところには「9:45 神社」との、数週間ほど前に貼ったポストイットが目立っている。別途、総鎮守瀧尾神社からの春季小祭を伝えるハガキ、また今年度の当番町である小倉1、2丁目の自治会長からの、おなじ内容を伝えるハガキもホッチキスで留めてある。更にはきのうの夕刻「2/25(土)9:45神社」と書いた紙を事務机の表にセロファンテープで貼った。計4点の忘備はひとえに、物忘れのひどい自分への対策である。

今日の販売係はふたり。事務係は滅多にないことだがひとりきり。家内は「汁飯香の店 隠居うわさわ」で仕事、長男は不在にて、社員が昼休憩に入り始める11時30分までにはかならず会社に戻る必要がある。そしてその時間には余裕で間に合う旨を事務係のツブクユキさんに伝え、9時40分に徒歩で神社へと向かう。

責任役員として臨んだ春季小祭は例年どおり、それほどの時間を要さず完了した。しかし拝殿から社務所に席を移しての初会議は長引いた。お開きになったのは11時37分。直ちに会社へ電話を入れ、速歩で日光街道を下る。

1階から4階へ上がるエレベータは、気が急いていても早く動くわけではない。上着を脱ぎ、ネクタイを外し、白いシャツを仕事着に着替えて1階へ降りる。ツブクさんには午前の休憩と合わせて1時間30分の昼休みを取るよう伝え、ようよう普段の仕事に復帰する。


朝飯 牡蠣の醤油煮、揚げ湯波と蕪の葉の炒り煮、椎茸と揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、鰤大根、納豆、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、トマトと焼き葱と豆腐の味噌汁
昼飯 トースト、ホットミルク
晩飯 牡蠣の醤油煮、オールドイングランドトマトとルッコラとモッツアレラチーズのサラダ、パン、生ハムのムースベーコンと菜花のスパゲティChablis Billaud Simon 2018

2023.2.24(金) 白菜漬け

「ひとりでは食べきれないから」と、近所の奥さんから白菜をいただいた。白菜は米袋に入れられていた。3人目の子供を14日に産んだモモ君は現在、子供たちと実家にいる。長男はそこから通勤をしている。家内とふたりで丸ごとの白菜は、なかなか食べきれない。よって白菜漬けを作ることにした。

先ずは既にして完成している一昨日の日記の「公開」ボタンをクリックする。次にきのうの日記を完成させて保存する。ここまでしても時刻は4時50分。時間の余裕は充分である。

道具は揃っている。漬け方も知っている。それでも別の漬け方もあるはずと、検索エンジンに当たる。そして今回は、これまでとは異なる方法を試すこととする。下漬けは20分で完了した。

いま市場で売られている白菜漬けの中には「これではすぐに酸っぱくなってしまうだろう」を通り越して「これではすぐに変質してしまうだろう」と思われるほど塩分濃度の低いものがある。塩や昆布や唐辛子だけでなく調味液を用いて味に変化を持たせているものもある。そして僕の好みは「むかしながら」のそれである。

さて、今朝の白菜漬けが食べられるまでになるには、どれほどの日数がかかるだろう。早ければ来週の月曜日。遅くも火曜日にはいけそうな気がしている。


朝飯 スクランブルドエッグ、納豆、牛肉と椎茸のすき焼き風、椎茸と小松菜の炊き合わせ、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、トマトと白菜の味噌汁
昼飯 トースト、ホットミルク
晩飯 「やぶ定」の酒肴あれこれ、乳茸蕎麦、8種の日本酒(冷や)

2023.2.23(木) 納豆おじさんの会

2時台に目を覚まして3時10分に食堂へ出る。夜の深々と更けていく時間が大好きと言った人がいる。僕は夜の明けていく時間が1日の中でもっとも好きだ。もうひとつ、極端に早く起きると、日記をひとつふたつ仕上げても「まだ4時か」と意外に感じるほど時間に余裕がある。それがまた良いのだ。

実業で成功しているにも関わらず、TikTokのフォロワーはさっぱり増えない例が、このところは目立つ。原因はひとえに参入の遅さにある。そのTikTokで12万3千800人のフォロワーを持つ「けんじ納豆おじさん」が11時に来社をされる。アカウントが@kenjicampなのは、始めたときには一人キャンプや狩猟の動画をもっぱらとしていたからだ。それが納豆に変わったのは、キャンプをしながらの納豆食が視聴者に受けたからだろう。

納豆おじさんを隠居へご案内して店に戻り、しばらくすると、旅姿のお客様が入っていらして隠居の場所を訊ねられた。その、横浜からのお客様と共にふたたび隠居へ行くと、奥の間は随分と賑やかになっていた。そのうち最後のおふたりがお見えになって、皆様がお揃いになったことを家内に知らされる。

厨房の、人数分のお盆には、菠薐草と海苔のおひたし、山芋とめかぶのあわせ、揚げ湯波と蕪の葉の炒り煮、鮭の焼きほぐし、牛肉のしぐれ煮、「なめこのたまり炊」の大根おろし和え、漬物の盛り合わせ、そして納豆が整っていた。土鍋のごはんは、家内と係のタカハシリツコさんがそれらのお膳を座敷へ運ぶあいだに蒸れた。僕はその様子を横目にしつつ、トマトのバターソテーを添えた目玉焼きと味噌汁の火の番をする。

今日のすべての料理、またお客様それぞれがご注文になった飲物すべてが座敷へ運ばれた頃合いを見計らって、ふたたび店に戻る。昼どきの店には事務係のカワタユキさんが応援に入っていた。

夕刻、今日の参加者ふたりを伴って、納豆おじさんが街から戻っていらっしゃる。ファン・ミーティングの開始から最後まで残られた方のお見送りまで、5時間以上の「つきっきり」である。「随分と頑張られたなー」と感心をする。参加者の皆様の、街歩きも含めての満足度はいかがだったろう。感想を承ることを、とても楽しみにしている。


朝飯 スクランブルドエッグ、揚げ湯波と小松菜と椎茸の炊き合わせ、納豆、「なめこのたまり炊」の大根おろし和え、胡瓜のぬか漬け、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、ごぼうのたまり漬、メシ、ブナシメジと万能葱の味噌汁
昼飯 トースト、ホットミルク
晩飯 巻湯波と菜花の炊き合わせ、山芋とめかぶの合わせ、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、なめこのたまり炊、キムチ鍋、「原酒造」の「穂耀純米大吟醸」(燗)、杏仁豆腐

2023.2.22(水) 隠居のうちそと

デザイナーのうちひとりは、きのうの夜にクルマで帰京した。残ったひとりは今朝、様々な資料を長男から手に入れて、東武日光線の下今市駅へ向かった。ウェブ担当者は残り、9時より隠居に上がる。

隠居の建屋の裏手では、たまり漬を熟成させる冷蔵室の室外機を置く台が、きのうから造られている。座敷まで騒音の届くことはない。工事は今日までの2日間で一旦、中断され、金曜日に引き渡しと、責任者からは伝えられた。

ウェブ関係の話し合いは、昼食をはさんで13時30分に完了した。次は来月末に、今度はリモートによる会議が予定をされている。この担当者を採用してから伸びたインターネット経由の売上げは、以前のそれにくらべて3倍になるだろうか。

午後、その担当者が事務係のカワタユキさんと話をするあいだに「汁飯香の店 隠居うわさわ」のための食材が届く。僕はそれを台車に載せて隠居へ運ぶ。明日は営業日ではないものの、Tik Tokのインフルエンサーによるファンミーティングが控えている。主催者も参加者の皆さんも、日光での食事と街歩きを楽しんで戴ければとても嬉しい。


朝飯 酢蓮、鰤大根、揚げ湯波と椎茸と小松菜の炊き合わせ、納豆、胡瓜と蕪のぬか漬け、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、豆腐と菜花の味噌汁
昼飯 「日光鱒鮨本舗」の「鶏めし」、「上澤梅太郎商店」のフリーズドライ味噌汁”with LOVE”
晩飯 「食堂ニジコ」の胡瓜の辛子和え皮蛋豆腐サラダ豆腐と海老の塩煮海老春雨丼の頭だけ麦焼酎「二階堂」(お湯割り)

2023.2.21(火) 庭の白梅

きのう東京からデザイナーがふたり、富山からウェブ担当者ひとりが来た。9時から仕事を始めるための前乗りである。その3人と僕、そして長男の5人が、今日は9時より隠居に集まった。そして今年の、更には少なくとも5年間は保たせられる広告について、意見を出し合う。

隠居の、8畳と6畳の座敷は「汁飯香の店 隠居うわさわ」の営業のため、襖や障子は取り払ってある。古い日本家屋の常として、密閉性は高くない。よって3枚の暖房絨毯には、僕が朝のうちに電源を入れておいた。4台ある石油ストーブのうち3台には、長男が火を入れた。

庭の紅梅は、気づかないうちに随分と花の数を増やしていた。座敷の目の前にある白梅は、昨年の施肥が効いたか、ことしは沢山の芽をつけている。花はいまだ2輪のみだ。しかし半月もすれば、満開になりそうな気がする。

話し合いは来月から秋にかけての日程を決めて、18時前にようよう完了した。空は晴れている。星が明るい分、寒気はいよいよ厳しい。地面に膝をついて水道の元栓を閉めてから、隠居を去る。


朝飯 「なめこのたまり炊」のフワトロ丼、蕪と胡瓜のぬか漬け、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、厚揚げ豆腐と菜花の味噌汁
昼飯 「やぶ定」のたぬき玉子とじ蕎麦
晩飯 「やまだ宴楽」のお通しの春巻きと手羽先揚げ刺身の盛り合わせ蛸の唐揚げ、芋焼酎「三岳」(お湯割り)

2023.2.20(月) いつまで

昼は食事のため、店の人員は薄くなる。ところがご来店のお客様は、昼にもっとも多くなる。よって家族であっても昼食を共に摂ることはしない。僕の昼食は、外食をしない限り、自分で作って一人で食べる。その内容はどういうわけか、ひとつのものが一定のあいだ続く傾向にある。たとえば夏なら素麺ばかりが続き、冬ならラーメンばかりが続く、というようなことだ。

現在のパンとホットミルクも長い。これがいつから続いてるかを、この日記を遡って調べてみた。最初のそれは、正月も開けようとしてる先月の5日だった。以降、今日までの47日間に、同様の昼食を26回、食べていた。自分では延々と続いてきたように感じていたけれど、47日間に26回なら、それほどでもない気もする。

10年ほど前に”BRUITUS”の朝ごはん特集を読んだことがある。僕の目を引いたのはピーター・バカランのそれで、彼はベーグル、果物、ミルクティーの朝食を30年のあいだ続けているとあった。以降も変わっていないとすれば、今や40年間、おなじ朝食を食べ続けていることになる。それにくらべれば、僕のパンとホットミルクなどは、どうということもない。

現在の昼食は、バターを除けば塩分はほとんど含んでいない。一方、乳脂肪分はとても多い。ちなみにミルクに砂糖は入れない。いまの僕のからだがそういう食事を欲しているのかどうかは分からない。それにしても、この昼食はいつまで続くのか。そして春になれば、昼に外へ出ていくことが、また増えてきそうな気もする。


朝飯 クーブイリチー、生玉子、納豆、めかぶの酢の物、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、厚揚げ豆腐と万能葱の味噌汁
昼飯 トースト、ホットミルク
晩飯 「和光」のお通しの鶏モツとじゃがいもの煮物刺身の盛り合わせドンゴロ鰯の素揚げ烏賊のバター焼き鹿の味噌焼き漬物の盛り合わせ、麦焼酎「吉四六」(お湯割り)、ハイボール

2023.2.19(日) 夜のオムレツ

きのう製造部長のマキシマトモカズ君が、日光味噌粒みその次のロットを事務室に持ってきた。本職は、味噌の味は目で見ただけでおおむね分かる。「おおむね」から先のことは、鼻を舌を使って知る。今朝の味噌汁には、その味噌を用いてみた。

色は、京都の白味噌による味噌汁のようだ。大豆の香りの残っているところも、京都のそれを思わせる。上澤梅太郎商店が登録商標を持つ日光味噌としては、もうすこし寝かせる必要がある。しかし現在の低気温では、いくら寝かせても熟成はほとんど進まないだろう。「4月の末までは置きたいところだが」と考える。現在のロットがそれまで保つかどうかについては、明日以降に計算することにしよう。

8時40分、販売係のパートタイマーが出社をする前に、朝日の差す店の、細かいところを見てまわる。そして気づいた2、3の点につき、頭に刻み込む。

午前、僕のいないあいだに団体様の、12時30分の予約をいただいたという。それを受けて、販売係は昼休みの時間を繰り合わせた。僕の、14時からの昼食まで飲まず食わずでは腹が減る。牛乳くらいは飲んでおこうと、4階の食堂に上がる。そして冷蔵庫の扉を開けながらふと外に目を遣ると、濃いピンク色の大型バスがいつの間にか駐まっていた。時刻はいまだ11時10分。旅程に変更はつきものだ。即、冷蔵庫の扉を閉めて、小走りにエレベータへ向かう。

家内は家内で「汁飯香の店 隠居うわさわ」が忙しく、夕食はオムレツにて簡単に済ませることとする。家内は夜のオムレツには気の進まない様子ではあるけれど、僕は夜のオムレツは、むかしから大好物である。


朝飯 牡蠣の醤油煮、巻湯波と菜花の炊き合わせ、納豆、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、ごぼうのたまり漬、メシ、厚揚げ豆腐と万能葱の味噌汁
昼飯 トースト、ホットミルク
晩飯 牡蠣のアヒージョ、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ドライマーティニ、ハムと玉葱のオムレツニンニクと唐辛子のスパゲティ、Chablis Billaud Simon 2018

2023.2.18(土) 見まわり

朝食を終えて食器を洗っていると、iPhoneがアラーム音を発した。そのことにより、今朝は7時30分に来客のあったことを思い出す。きのうの夕刻、はじめ設定した7時25分を7時20分に変えたのは「5分の余裕では心許ない」と考え直したからだ。

7時29分に事務室のシャッターを上げる。樹木の管理を頼んでいるヤマカ園のカシワギさんは、既にして外に立っていた。ふたりして隠居の柴折り戸から庭へ抜ける。そして冬のうちに手を入れるべき木を特定する。下見は10分で完了した。

道の駅「日光街道ニコニコ本陣」の売場に品物を納めていると、尻のポケットでiPhoneが震える。それは事務係カワタユキさんからの「電気屋さんが見えました」というものだった。約束の8時30分に対して現在時刻は8時12分。即、会社に戻る。

店舗の、お客様がお茶をお飲みになる空間の、天井付近の照明がちらついていることに気づいたのは今週の水曜日だった。タイショーホイストのオーカワラさんが脚立に上り、行灯型の覆いを外す。蛍光管は既にしてLEDに替えられていたものの、特徴的な光の輪が、ところどころで切れていた。蛍光管の長さはおよそ2メートル40センチ。おなじものが見つかれば、交換はすぐにも行われるだろう。

昼は食事をしながら日本経済新聞の文化欄を読む。そして城戸久枝という作家の文章にはじめて触れて、静かに感動する


朝飯 牡蠣の醤油煮、酢蓮、クーブイリチー、揚げ湯波と小松菜と椎茸の炊き合わせ、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬、ごぼうのたまり漬、メシ、大根のフリットと万能葱の味噌汁
昼飯 トースト、ホットミルク
晩飯 トマトサラダ、ウォッカマーティニ、マッシュルームと牡蠣のアヒージョ2種のパン「セブンイレブン」の「金のビーフシチュー」、TIO PEPE、プリン、Old Parr(生)

2023.2.17(金) なにやら忙しい

朝礼に続いて道の駅「日光街道ニコニコ本陣」の売場の掃除と納品、店舗の床の水拭き、隠居の掛け軸の交換、ふたつの冷蔵室の、機械部分を来月に総入れ替えしようとしている会社からの度重なる電話、年明けから毎週のように仕込みが続いている「なめこのたまり炊」の味見など、朝からなにやら忙しい。

以降も来客の予定、こちらからの訪問などの予定があって、すべては覚えきれないから、ポストイットに記して卓上の電子計算機に貼ってある。そしてそれらをひとつひとつこなしつつ夕刻に至る。

16時30分より、ひとりで店番をする。国道121号線沿いの看板の照明は、人が設定するタイマーの他に、明るさを感知して自動的に電源が入ったり切れたりする。その、点灯する時刻が日々、後ろへ延びていく。暑さ寒さも彼岸まで。その彼岸までは残すところ31日。「はやく春になってくれねぇかなぁ」と思う。春が好きなのではない、夏が待ち遠しいのだ。

夜は、昼食の後に作り、冷凍庫で冷やしておいたウォッカマーティニでひと息をつく。スパゲティの上や麺に見え隠れしている牡蠣がとても美味い。2011年4月3日、サイゴンのマジェスティックホテルで食べた生牡蠣の味が薄かったのは、浄化、殺菌の方法によるものだったのだろうか。


朝飯 大根のフリット、鰤の幽庵焼き、揚げ湯波と小松菜と椎茸の炊き合わせ、納豆、クーブイリチー、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬、ごぼうのたまり漬、メシ、トマトとブナシメジと万能葱の味噌汁
昼飯 トースト、ホットミルク
晩飯 ナッツとドライフルーツのたまり漬「山のにぎわい」、らっきょうのたまり漬、ウォッカマーティニ、牡蠣とベーコンとマッシュルームのスパゲティChablis Billaud Simon 2018ドーナツ、Old Parr(生)

2023.2.16(木) 航空運賃

今月8日の日記に書いた4月の航空券について、運行会社が変わったからには料金も変わるだろうと、旅行社からの返事を待っていた。そうしたところ、以下の案内が送られてきた。

……
お待たせいたしました。タイ航空と話ができました。今回は航空会社都合のフライトキャンセルでしたため、発券時と同じ運賃で差し替えられました。最終的な便はTG/WE2260=WE260(タイスマイル運航)09:05-10:35となります。
……

そういう次第にて、旅行社へは本日の午前に送金をした。金額はコロナ前、ウクライナ前のほぼ倍。それでもむかしの航空運賃を知る者としては、まだ安いと思う。東京と博多を新幹線で往復する、それとおなじ金額で東京とバンコクが往復できていた時代こそ異常だったのではないか。もっとも社会が落ち着いて航空運賃が下がれば、それはそれで歓迎である。

ところできのうから僕のLet’s noteに、これまで見たことのないエラーメッセージが出るようになった。よって秋葉原にあるパナソニックの修理センター「LUMIX & Let’s note修理工房」を検索すると、何と2020年12月30日に閉鎖をされていた。

この工房は、予約の上、午前にコンピュータを持ち込むと、夕刻には修理を終えたそれを受け取ることができた。しかし現在は、指定業者が現物を引取り、製造元の神戸工場で修理の上、返送される仕組みになっているという。その1週間、10日間が、僕は待てないのだ。

現在のLet’s noteに修理の必要が生じた場合には、ThinkPadを使っていたころと同じく、新機を購入することになるだろう。


朝飯 酢蓮、納豆、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、揚げ湯波と蕪の葉の炒り煮、胡瓜のぬか漬け、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、トマトと椎茸と万能葱の味噌汁
昼飯 トースト、ホットミルク
晩飯 めかぶの酢の物、生のトマト、鰹のたたき、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、「原酒造」の「穂耀純米大吟醸」(燗)

2023.2.15(水) どこから来てどこへ行くのか

上澤梅太郎商店は長く、月曜日を店舗の、日曜日を製造と事務の定休日としてきた。それを2000年5月22日より「全社ほぼ年中無休」とした。「ほぼ」とは、元旦や社員研修のある、年に5日間ほどの休みはいただいたからだ。

年中無休はお客様にとっても会社にとっても便利な制度と、僕は考えてきた。一方、社員全員が一堂に会することや、店舗を閉めて徹底的に掃除をするとか、石の床にワックスを塗るなどのことはできなくなった。

昨年の秋ごろだったか、2023年の、とりあえず1月から6月までの第3水曜日は店舗を休みにしたいと長男が言ってきた。前述のような年中無休の弊害については僕も気づいていたから、その考えを受け入れた。

先月の第3水曜日は、翌日も含めて2日間のお休みをいただき、日光MGを開催した。そして今日は社員全員が隠居へ集まり、上澤梅太郎商店がどこから来てどこへ行こうとしているのかの説明その他を行った。

夜は家内と長男と共に産院を訪問する。そして嫁のモモ君を見舞い、きのう産まれたばかりの、モモ君にとっては3人目の赤ん坊をしげしげと見る。「すごいなー」と感嘆するのみである。


朝飯 小松菜のおひたし、揚げ湯波と蕪の葉の炒り煮、マカロニサラダ、納豆、蕪と胡瓜のぬか漬け、らっきょうのたまり漬、ごぼうのたまり漬、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、メシ、豆腐と菠薐草の味噌汁
昼飯 トースト、ミルクコーヒー
晩飯 「食堂ニジコ」の胡瓜の辛子和え皮蛋豆腐と海老の塩煮炒飯麦焼酎「二階堂」(お湯割り)

2023.2.14(火) 伊豆治療紀行(13回目)

我が人生最高の治し屋「伊豆高原痛みの専門整体院」には通常、1泊2日の日程で、家内と出かける。1度の伊豆行きで初日、2日目と、2回の治療を受けるのだ。しかし家内のみ都合がつかず、僕ひとりで出かけることもある。また先月は11日と12日に治療を受けながら、突然の腰の不調により、21日は僕ひとりで日帰りをした。そして今回は、月曜日と水曜日に外せない用事があるため、1泊をしながら治療は1回という、変則的なものになった。

先月の腰の不調は、この整体院での治療により、半分は良くなった。しかしもう半分を自然に任せて治癒させるまでには3週間を要した。今日はその腰の点検、数日前より具合の悪い首、そして昨年1年間は拷問まがいの施術に苦しんだ膝の治療をしてもらった。

膝は1年間の治療の甲斐あって、先月のそれは辛くなかった。今日は先月よりも、9000ボルトの電子ペンによる痛みが強まった。「首がずれると膝も硬くなるね」とワタナベ先生は言う。しかし昨年までの、声も出せない痛さにくらべれば、どうということもない。

施術後は今朝、伊豆高原駅前で借りたレンタカーで山を越え、修善寺に至る。そして勉強仲間のタケシトーセーさんに、およそ2年ぶりに会う。今回のカーナビゲーションシステムは、旧道に我々を導いた。そのことにより、伊豆の東海岸から修善寺までは、景色の良さを求めないかぎり、伊豆スカイラインは必要ないことに気づけた。

修善寺から伊豆高原まで戻り、上りの列車を待ちながら家族のラインを見る。そこで嫁のモモ君が、3人目の子供を無事に産んだことを知る。子供を産んだ母親、そして産まれた赤ん坊を見るたび僕が感じるのは「すごいなー」という賛嘆のみである。

赤ん坊が産まれたからには東京で酒など飲んでいる場合ではない。何ができるというわけではないけれど、できるだけ早く帰ろう。そういう気持ちに突き動かされて、北千住18:13発の下りリバティに乗る。そして20時前に帰宅をする。


朝飯 「伊藤園ホテル」の朝食ブッフェ
昼飯 「武士」の「あじ寿司」
晩飯 「あじ寿司」のオリーブオイルとバルサミコかけ2種のサラダ3種のパンロールキャベツ、TIO PEPE、Chablis Billaud Simon 2018チーズケーキ、Old Parr(生)

2023.2.13(月) とりあえず伊東まで

荷物が嫌いなくせにコンピュータは持ち歩いていた。その期間は1992年からほんの数年前まで、ついまり30年ちかくに及んでいる。それを絶った最大の理由は体力を温存したくなったから。もうひとつはウェブ上に日記を書く技術、露骨に言えば日記をでっち上げる技術が高くなり、1日、2日の空白ならすぐに取り返せる自信のついたことによる。

コンピュータは持たなくなったものの、今日の荷物は枕が増えた。先月23日の日記に書いた、旅行用の枕である

「汁飯香の店 隠居うわさわ」の仕事を終えた家内と、下今市15:05発の上り特急リバティに乗る。北千住、東京、熱海を経由して、伊豆の伊東には18時55分に着いた。駅前のビストロには19時05分の予約を入れておいた。先月の11日に見つけた店だが、その晩は横目で見たのみで通り過ぎ、別の店に回った経緯があった。

雨は強風を伴っている。ビストロに横付けしてもらったタクシーの運転手によれば、伊東温泉のタクシーは一晩中、動いているという。おなじく先月の11日に見つけ、予約しておいた宿にはすぐに着いた。治療のための前泊であれば、安宿で充分だ。

部屋に入って即、風呂へ行き、部屋へ戻ると即、寝た。ワインによる酔いにより、いやいや持参した枕のことは、すっかり忘れての就寝である。


朝飯 クーブイリチー、ハムと菠薐草のソテー、納豆、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬、ごぼうのたまり漬、メシ、なめこと三つ葉の味噌汁
昼飯 トースト、ホットミルク
晩飯 「ビストロツミキ」のあれやこれやそれや、他あれこれ、Vrignaud Chablis 1er cru Fourchaume Les Vaupulans 2018

2023.2.12(日) 最良の、もっとも聡明な人々

昭和12年生まれの叔父サブローは子供のころから心臓が弱かった。喫緊の必要に迫られてはいなかったものの、健康になりたい一心により、青山学院大学に在学中の昭和34年に手術を受けて亡くなった。執刀した医師は「手術は成功だった。しかし経過が良くなかった」と語ったという。

新聞は店と事務室のあいだにある郵便受けに届く。6時前には届いているものと思われるが、その時間は大抵、コンピュータに向かっている。新聞は、昼食を摂りながら読むことが多い。

本日の日本経済新聞で僕の目を引き寄せたのは第3面。黒田東彦の跡を継いで日本銀行の総裁に就く植田和男の語録。曰く

「金融政策の効果が出なかったのはなぜか。様々な構造問題により日本の成長力が下がり、中立金利が低下したためだ」(22年5月、インタビュー「複眼」)

これを読んで僕は前述の「手術は成功だった。しかし経過が良くなかった」を思い出さないわけにはいかなかった。「最良の、もっとも聡明な人々」でさえ失敗の泥沼に嵌まる。それをデイヴィッド・ハルバースタムは「ベスト&ブライテスト」で丹念に語っていく。

上田和男には不退転の覚悟があるはずだ。それと共に、日銀総裁の力だけではどうにもならないことも知っている。それでも上田さんには「頼むぜ、ホント」と、声を大にして言いたい。


朝飯 きのうのカレー南蛮鍋の残りのぶっかけ飯、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」
昼飯 トースト、ホットミルク
晩飯 グリーンアスパラガスとマッシュルームとベーコンのスパゲティPetit Chablis Billaud Simon 2018チョコレートケーキ、Old Parr(生)

2023.2.11(土) 雪かき

きのうの夕刻、通用口から外へ出るところの斜面を、すり減った竹箒で掃いた。先月25日の乾雪とは異なって、今回のそれは湿って重かった。夜は早く寝たために知らずにいたけれど、22時ころより強めの雨が降ったという。しかしその雨は雪を融かすには至らず、今朝に至っても地面は白いままだ。それが凍りついていれば、融雪剤を撒き、後は晴天を幸いとして太陽に融かしてもらうしかない。

6時30分、今日は特別に、家内を隠居まで送る。途中で転んで動けなくなれば隠居の営業ができなくなるどころか命に関わる。それを案じてのことだ。

駐車場に残った雪は、果たして凍りついてはいなかった。よって8時からの朝礼の後は、本日の販売分を袋詰めするヤマダカオリさんを除くすべての社員と長男が雪かきに当たる。9時が近づくころには、駐車場はあらかた綺麗になった。それを見届けてから隠居へ向かう。

こちらは飛び石の雪を払い終えたタカハシリツコさんが、脚立に乗り、門の屋根の雪を落としているところだった。その屋根の下には僕がノレンを下げ、満席の札を出した

本日の隠居のお客様は、雪による交通の乱れを懸念され、早くにお出になって、早くにお着きになる方が多かった。11時30分の予約に対して11時にいらっしゃった3名様は、僕が店から隠居までご案内をした。すると玄関の庇の雪が太陽の熱により融けて、盛んに水滴を落としている。その雪は、お客様が座敷に上がられて後、先端部分のみを熊手で落とした。残った雪の水は、雨樋が受けるだろう。

隠居は明日も満席。店のお客様も、明日は今日より多くなると思う。


朝飯 菠薐草とハムのソテー、納豆、生玉子、昆布の佃煮、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、なめこと三つ葉の味噌汁
昼飯 塩鰹のふりかけ、揚げ玉、梅干、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」のお茶漬け
晩飯 クーブイリチー、トマトと玉葱とハムのサラダ、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、カレー南蛮鍋、「原酒造」の「穂耀純米大吟醸」(燗)

2023.2.10(金) 里雪

きのうに引き続き、今朝の天気予報も大雪を伝え続けてる。「不要不急外出は避けてください」とまで気象予報士は注意を促している。身構える気持ちはあるものの、一方「なにを大げさな」という楽観もまた、自分の中には存在している。

一体全体、大雪とはどれほどの量をいうのか、と気象予報士の顔を見ながら考えた。そして調べたところ、東京23区は12時間で10cmの積雪が予測されれば大雪警報。しかし新潟県津南町ではおなじ時間に60cmを超えてはじめて警報、ということが分かった。ちなみに宇都宮市のそれは30cmと記されてあった。

開店前より隠居係のタカハシリツコさんが、隠居よりも先に店の駐車場に融雪剤を撒き始めてくれた。その撒き方を見て、融雪剤は予備のあることと、もうすこし多く撒いた方が良さそうなことを伝えた。

その融雪剤が良く効いて、駐車場は16時までアスファルトが見えていた。スマートフォンのウェザーニュースによれば、雪は16時からミゾレに変わるとのことで、安心をしていた。ところがその時間を過ぎても牡丹雪は止まず、17時になると、駐車場はすっかり白くなってしまった。

社員が用いる通用口から外へ出るところに短い斜面がある。「そこだけでも」と竹箒で雪を除こうとすると、先月25日の乾いたそれとは異なって、大変な重さである。

雪はしかしそのころから徐々に小降りになって、18時に定規で測った積雪は4cmだった。今回の雪は結局のところ、首都圏のみを騒がせる里雪だったのではなかったか。明日の朝は、隠居の様子を見に行こうと思う。


朝飯 スクランブルドエッグ、厚揚げ豆腐と小松菜の炊き合わせ、納豆、しらすおろし、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、大根と椎茸の味噌汁
昼飯 トースト、ホットミルク
晩飯 めかぶの酢の物、鰤大根、人参のぬか漬け、っきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、カツ煮、「原酒造」の「穂耀純米大吟醸」(冷や)

2023.2.9(木) 雪見酒

「汁飯香の店 隠居うわさわ」のご予約は、同店への電話、上澤梅太郎商店への電話、また「ぐるなび」でも承っている。もっとも多いのは「ぐるなび」経由で、その操作、差配、応答はほとんど僕が行っている。ご予約は夜にいただくいことが多い。よってその日はじめての承りは早朝に行う。

今朝もその仕事に向かっていると、複数のご予約の中にあさって土曜日のご来店を希望されるものがあった。しかし今週の土曜日と日曜日は既にして満席をいただいている。「なぜ割り込めたのだろう」と不思議に感じ、詳細を調べてみる。

「ぐるなび」に「即予約」と「リクエスト予約」の2種類の予約方法のあることは知っていた。今回わかったことは、以下の2点。

1.「即予約」は満席の場合はできない。
2.「リクエスト予約」は満席でも「キャンセル待ち」の形で仮予約ができる。

しかしあさって土曜日の席は、いかにも調整が不可能だ。よってお客様にはお詫びのメッセージをお送りし、その「リクエスト予約」は「お断り」した。

ところが昼ごろになって、既に入っていたご予約のひとつにキャンセルが出た。それは、金曜日に雪が降るとの天気予報による。即、今朝お断りしたばかりのお客様に連絡をお入れする。お客様のご来店は、1時間後に無事、決まった。

そのお客様は朝食と共に、お酒も希望されている。「上澤の朝食」を肴に美味しい雪見酒をお楽しみいただければ、とても嬉しい。2月の味噌汁の具は「日光HIMITSU豚」のベーコンと白菜、である。


朝飯 トマトのスクランブルドエッグ、納豆、小松菜のおひたし、しらすおろし、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、ごぼうのたまり漬、メシ、豆腐と小松菜の味噌汁
昼飯 カレートースト、ホットミルク
晩飯 ハムとレタスのサラダ、めかぶの酢の物、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、厚揚げ豆腐と小松菜の炊き合わせ、焼売、鮭のホイル焼き、「渡邊佐平商店」の「尊徳生酛純米」(燗)、「和久傳」の「笹じゃばら」

2023.2.8(水) 変更の変更

きのうは栃木県食品衛生協会による、食品衛生指導員の、2年に一度の再委嘱予定者講習を受けた。とはいえ前回は「コロナ」で中止をされた経緯により、実際には4年ぶりということになる。僕が特に注意深く聴いたのは、営業許可を得る際の法律が大きく変わったところ。スクリーンに映し出される説明を紙に書き写しているひまはないから、画面が切り替わるたびスマートフォンに記録をした。その画像を今朝は、すこしでも読みやすいように加工した。時刻は4時20分。朝の時間は何ごとにも替えがたい。

それからメーラーを回し、昨夕から今朝までのあいだに届いたメールを見ていく。そうするうち”travel”のフォルダの最上部に「フライト変更について」の表題が見えた。「はて、これは過去のものではなかったか」と、先月23日の日記「時刻の変更」を思い出す

4月22日、僕はハジャイからバンコクへ戻る。便は当初、10時45分発だった。そのバンコク航空の時刻は後に8時10分発に変更をされた。ところが今回のメールは時刻の変更ではなく、便そのものが無くなってしまったことを知らせるものだった。代替便はタイスマイル航空の9時5分発。文句のあろうはずはない。

直近のタイ行きは、2020年3月1日の羽田発タイ航空。このときも機材の変更があり、更には搭乗の直前になって座席の変更が行われた。それから3年を経て、空の便はいまだに変更、変更である。平時に戻るのは、いつのことになるだろう。


朝飯 カリフラワーの酢の物、納豆、鰤大根、揚げ湯波と蕪の葉の炒り煮、らっきょうのたまり漬、ごぼうのたまり漬、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、人参のぬか漬け、メシ、トマトと万能葱の味噌汁
昼飯 カレー南蛮うどん
晩飯 レタスとベビーリーフとトマトのサラダ、じゃがいもと人参のソテー、ブロッコリーのソテー、にんにくのたまり漬、自家製ソースなどを添えたビーフステーキチーズGrand Vin de Leoville 1985「ウエスト」のリーフパイ、Old Parr(生)

2023.2.7(火) 強制終了

きのうの朝に引き続き、絶体絶命に陥る夢を見る。「面倒なことになった」と虎口からの脱出を試みつつ「これは夢の中のことに違いない」とも気づき始める。「だったら目を覚まそう」と、その夢を強制的に終わらせる。枕の下からiPhoneを取り出す。時刻は3時5分だった。そのまま起きて、食堂のテーブルにコンピュータを開く。

おとといの日記もきのうの日記も、きのうのうちに書き終えている。しかしおとといの日記の最上部に置く画像が用意できていない。この理由により公開の遅れることが、僕の日記ではしばしば起きる。

こちらはきのうの朝ではなく、おとといの初更に引き続き、ウォッカマーティニを作る。家飲みの利点は畢竟、以下の3点にあると思う。

1.原価で飲める。
2.人と関わらずに飲める。
3.飲み終えたら即、風呂に入って即、眠れる。

それでは外飲みの利点は何だろう。それも3点にまとめれば以下になるだろうか。

1.準備から片づけまで、すべて人がしてくれる。
2.家では作れない、作れても面倒を伴う肴が食べられる。
3.本が読める。

「本なら家でも読めるだろう」と問われれば、夕食のテーブルには家族がいるから本は読まない。「一緒に飲みませんか」などと人が声をかけてくる飲み屋が苦手なのは、それでは本が読めないからだ。


朝飯 揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、納豆、揚げ湯波と蕪の葉の炒り煮、目玉焼き、人参のぬか漬け、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬、ごぼうのたまり漬、メシ、菜花の味噌汁
昼飯 トースト、ホットミルク
晩飯 ナッツとドライフルーツのたまり漬「山のにぎわい」、ウォッカマーティニ、ハムとレタスとゆで玉子のサラダカレーライス、らっきょうのたまり漬、TIO PEPE焼きプリン、Old Parr(生)

2023.2.6(月) ロシアに数時間

オデッサからロシアに密かに入り、ある重要なものを持ち出す。所要時間は数時間。出国後、安全な場所までのクルマの運転をしてくれれば有り難いと、白人の男に頼まれる。オデッサとロシアは国境を接していない。しかしロシア側はオデッサに入国管理事務所を置いている。男の言う「ロシア」が何を指しているのかは分からない。

事務所は高さ5メートルほどの崖の上にあり、地上からは、途中に踊り場を持つくの字型の階段で昇るようになっている。その階段は四角く切り出した大きな石で囲われ、まるで煙突の内部のようだ。階段を昇っていく男を見送ると、僕は地面に足を投げ出して座った。

待つうち、目の前に突然、スーツ姿のロシア人の男が立つ。僕は計画が頓挫したことを悟る。早くも尋問係が現れ、僕の太腿に馬乗りになる。その、女の子と呼んでも差し支えない若い係官は、なぜか全裸である。そして僕から聞き出したことを、メスのように鋭い鉄筆を用い、僕の、膝と太腿のあいだの皮膚に、ブルーブラックのインキで書いていく。インキは刺青のようにして、いつまでも残るだろう。

「それにしても、用意されるはずだった逃亡用のクルマは何だったのか、シトロエンのDSだったとすれば、あれは運転がしづらそうだ」と、絶体絶命の中で考えている。

そういう夢を見ながら目を覚ます。


朝飯 筑前煮、昆布の佃煮、納豆、生玉子、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬、ごぼうのたまり漬、メシ、大根と万能葱の味噌汁
昼飯 トースト、ホットミルク
晩飯 刺身湯波の玉子とじ、めかぶの酢の物、椎茸と小松菜のおひたし、カリフラワーの酢の物、鰤大根、蕪戸胡瓜のぬか漬け、「渡邉佐平商店」の「尊徳」(燗)

2023.2.5(日) 配合

長男は毎日、社員全員の読めるチャットに高島屋日本橋店で開かれている「老舗名店味紀行」の様子を上げてくる。日ごと送り込む商品の数字に弱気の見られたのは2日の木曜日。しかし出荷当日の朝には一転して、減らそうとしていた分すべてを元に戻すよう言ってきた。以降の成績はうなぎ登り。最終日の7日火曜日には、昨年の記録を大きく抜くことが予想される。

昨月25日、寒波襲来、積雪の日に取材を受けたテレビ番組が、今月2日の午後に放送された。それを観たとおっしゃるお客様も、会場にはお見えになるという。しかし好調の理由はお得意様、また一般のお客様の「いつまでコロナでもあるまい」というお気持ちによるものが大きいと、僕は思う。

今日の、高島屋へ送る商品の最終の数字を長男から電話で受けたのは事務係のツブクユキさん。それを僕が現場へ伝えては、伝言ゲームのようにして誤りが発生するかもしれない。よって連絡係はツブクさんに頼んだ。

終業後の飲酒活動はウォッカマーティニから。きのうのウォッカ45ccとベルモット15ccは、いささか量が少なかった。よって今夕はウォッカ70cc、ベルモット25ccの配合にした。マーティニは、ドライにしすぎないのが好みである。


朝飯 冷蔵庫の中味をあれこれ投入した味噌汁、メシ、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬、ごぼうのたまり漬
昼飯 トースト、ホットミルク
晩飯 ナッツとドライフルーツのたまり漬「山のにぎわい」、ウォッカマーティニ、パンポルペッティのスパゲティTIO PEPEシュークリーム、Old Parr(生)

2023.2.4(土) 2月の室礼

本日は「汁飯香の店 隠居うわさわ」の2月の営業初日。正月から掛けてきた河井寛次郎の「喜者開扉」の軸は、次の何かに替える必要がある。きのうはそのことが頭から抜け落ちていた。

コンピュータに保管した「隠居床の間」のページを開き、その春のところを見る。諸星成章の「松上鶴図」は、もう遅い。というわけで、次の野村素軒による「筑後途上五絶」の箱を小脇に抱えて隠居へ行く。そして、これは菜の花を詠んだものと家内に説明すると、それはいかにも早すぎるという。

とすれば、残りは小杉放菴の「梅図」しかない。しかし庭には梅の花が咲き始めていて、なにやら季重なりのような気がする。それを指摘すると「梅はいまだ、数日をかけてようやく一輪が開くくらいなのだから、気にすることはない」と、家内は厨房から答えた。

よって母屋へ戻り、今度は「梅図」の小さな箱を抱えてふたたび隠居の座敷に上がる。

「梅図」の箱には掛け軸のほかに、面白いものが入っている。それは東京都杉並区のミズタニキヨシさんから栃木県今市市のカトーチュージローさんに宛てた、この軸は本物とするハガキである。カトーチュージローさんは、町内にあるオーツヤ質店の、当時のあるじに違いない。消印は昭和43年。切手は7円。買ったのは多分、僕のおじいちゃん。当時の年齢は60歳。

隠居の座敷は八畳と六畳の続き間になっている。一方「梅図」はせいぜい四畳半に似合いそうな趣ではあるけれど「まぁ、いいでしょう」ということで、本日最初のお客様がお見えになる前に隠居を去る。


朝飯 牛肉と舞茸のすき焼き風、筑前煮、煮奴、納豆、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬、ごぼうのたまり漬、メシ、万能葱の味噌汁
昼飯 トースト、ホットミルク
晩飯 らっきょうのたまり漬、ウォッカマーティニトマトとアスパラガスとエリンギとベーコンのスパゲティパンTIO PEPEチーズ、Old Parr(生)

2023.2.3(金) ハジャイの酒屋

4月のタイ行きに備えて、酒蔵に保管してあるラオカーオの在庫を調べた。僕はタイではもっぱらラオカーオを飲む。好きな銘柄は”BANGYIKHAN”。所により見つけるのに苦労をする。

在庫は、帰りの荷物を軽くするため500mlのペットボトルに移し替えられた2本だった。今回は先ずハジャイで4泊をする。泡盛と同じほどのアルコール度数を持つラオカーオ1リットルは、僕の酒量に照らして充分とは言いがたい。よって酒屋を探すべく検索エンジンに”hatyai liquor shop”と入れてみた。

真っ先に現れたのは、トリップアドバイザーのQ&Aのページだった。そしてその最上部にある質問は「サントリーのライセンス下で、タイで生産されたサントリーレッドを探している。前回はクラビの酒屋で見つけて飲んだ。かなり美味かった」というものだったから、いささか驚いた。質問をしているのはマレーシア人。

タイは仏教国であるとはいえ、南に下るにつれてイスラム色が濃くなる。よって飲酒も忌避され、酒屋の数も少ないだろうとは、僕も予想をしていた。するとそこに、英国人がかなり詳細な返事を付けていた。しかもその酒屋は、どうやら僕が泊まろうとしているホテルから歩いて行けるらしい。別途、グーグルマップに検索をかけると、こちらも街の中心部にいくつものピンが立った。よってその情報を自分のスマートフォンに送り、ひと安心をする。


朝飯 梅の実ひじき、ホウレンソウのソテーを添えた目玉焼き、筑前煮、納豆、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬、ごぼうのたまり漬、メシ、大根の味噌汁
昼飯 トースト、ホットミルク
晩飯 めかぶの酢の物、筑前煮、牛肉と舞茸のすき焼き風、らっきょうのたまり漬、手巻き鮨、「松瀬酒造」の「松の司特別純米」(冷や)

2023.2.2(木) 季節性外食障害

この日記の検索窓に「昼 外食 反省」と入れてみる。すると、2019年10月には昼に18回も外食をしたことを反省するページが複数、出てくる。

それでは現在の状況はどうだろう。そう考えて、今度は今年に入ってからの日記を見直してみた。すると、歯の治療のため大井町に出かけた1月17日、それと午後から御徒町で同窓会のあった1月28日以外、一度も外食をしていなかった。理由はひとえに、寒さにある。

ここ数年のことと思われるけれど、僕は冬にはほとんど、昼に外食をしなくなった。家族が誰ひとりない夜も、外へ飲みに出ることはしない。むかしは無かった病気が今はたくさんある。僕のそれは、季節性外食障害とでも呼ぶべきものではないか。

そしてこのところは夜に日本酒を飲むことが増えた。普段、夜の食事が和風のときには焼酎と相場が決まっている。ところが先月14日の水神祭からこのかた、和食には日本酒を合わせることがほとんどになった。今冬のこの傾向は、来冬にも繰り返されるだろうか。


朝飯 紅白なます、牛肉と舞茸のすき焼き風、納豆、炒り豆腐、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬、ごぼうのたまり漬、メシ、ぶなしめじと菠薐草の味噌汁
昼飯 トースト、ホットミルク
晩飯 めかぶの酢の物、鮪の「日光味噌のたまり浅漬けの素・朝露」ヅケ、炒り豆腐、生のトマトと刻みキャベツとポテトサラダを添えた串カツあれこれ、「松瀬酒造」の「松の司生酛純米酒」(燗)

2023.2.1(水) 大好物の仕事

日本橋高島屋では本日2月1日(水)から7日(火)までの7日のあいだ「日本名店味紀行」が地下1階で開かれる。長男はこの売場に詰めるため、きのうの午後にトヨタハイエースで会社を出た。その際、晦日であれば、社内にあるすべての現金を棚卸しするよう、僕に伝えていった。

商品の棚卸しとおなじく、現金の棚卸しも大切である。しかしこれを行っている人は、個人も法人も、それほど多くないと思う。長男が僕に手渡した紙の表には最大で17ヶ所、今月末に限っては12ヶ所の、現金の置き場所が記されてあった。更には、それら12ヶ所においては合計金額だけでなく、金種別の在庫も記すようになっていたから、いささか恐れ入った。

12ヶ所のうち11ヶ所については、きのうの閉店後に明らかにした。残りの、金額のもっとも大きな1ヶ所の現金在庫は、今早朝に数えた。受光部分の衰えた古い電子卓上計算機にその金額を入れ、記憶している検算用の数字を足す。ぼんやりと浮かび上がった数字は今朝の集計に1円の誤りもなかったことを証明するものだったから、思わず「やった」と声が出る。

朝は、8時30分からパートタイマーの出社する9時までの30分間に、店のカウンターにコンピュータを置く。そして最大で17ヶ所の、金種別の合計金額を自動で算出する計算機を作る。この手の仕事は僕の大好物である。

夜は日本の酒を朝鮮の徳利で温め、それをタヒチ語の書かれた猪口で飲みつつ静かに過ごす。否、これはキーボードを打つ指が勝手に走っただけのことであって、食卓には孫ふたりがいたから、実際にはまったく静かではなかった。というか、とても賑やかだった。まぁ、それもまたよし、である。


朝飯 紅白なます、菠薐草と榎茸のおひたし、納豆、炒り豆腐、焼き鮭、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬、ごぼうのたまり漬、メシ、焼き葱の味噌汁
昼飯 トースト、ホットミルク
晩飯 めかぶの酢の物、牡蠣のソース炒り、鮪の「日光味噌のたまり浅漬けの素・朝露」ヅケ、「白相酒造」の「栃茜純米」(冷や)、「宇都宮酒造」の「四季桜にごり生酒」(冷や)、鮨其の一鮨其の二「松瀬酒造」の「松の司生酛純米酒」(燗)

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上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

蔵見学