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清閑 PERSONAL DIARY

2023.2.23 (木) 納豆おじさんの会

2時台に目を覚まして3時10分に食堂へ出る。夜の深々と更けていく時間が大好きと言った人がいる。僕は夜の明けていく時間が1日の中でもっとも好きだ。もうひとつ、極端に早く起きると、日記をひとつふたつ仕上げても「まだ4時か」と意外に感じるほど時間に余裕がある。それがまた良いのだ。

実業で成功しているにも関わらず、TikTokのフォロワーはさっぱり増えない例が、このところは目立つ。原因はひとえに参入の遅さにある。そのTikTokで12万3千800人のフォロワーを持つ「けんじ納豆おじさん」が11時に来社をされる。アカウントが@kenjicampなのは、始めたときには一人キャンプや狩猟の動画をもっぱらとしていたからだ。それが納豆に変わったのは、キャンプをしながらの納豆食が視聴者に受けたからだろう。

納豆おじさんを隠居へご案内して店に戻り、しばらくすると、旅姿のお客様が入っていらして隠居の場所を訊ねられた。その、横浜からのお客様と共にふたたび隠居へ行くと、奥の間は随分と賑やかになっていた。そのうち最後のおふたりがお見えになって、皆様がお揃いになったことを家内に知らされる。

厨房の、人数分のお盆には、菠薐草と海苔のおひたし、山芋とめかぶのあわせ、揚げ湯波と蕪の葉の炒り煮、鮭の焼きほぐし、牛肉のしぐれ煮、「なめこのたまり炊」の大根おろし和え、漬物の盛り合わせ、そして納豆が整っていた。土鍋のごはんは、家内と係のタカハシリツコさんがそれらのお膳を座敷へ運ぶあいだに蒸れた。僕はその様子を横目にしつつ、トマトのバターソテーを添えた目玉焼きと味噌汁の火の番をする。

今日のすべての料理、またお客様それぞれがご注文になった飲物すべてが座敷へ運ばれた頃合いを見計らって、ふたたび店に戻る。昼どきの店には事務係のカワタユキさんが応援に入っていた。

夕刻、今日の参加者ふたりを伴って、納豆おじさんが街から戻っていらっしゃる。ファン・ミーティングの開始から最後まで残られた方のお見送りまで、5時間以上の「つきっきり」である。「随分と頑張られたなー」と感心をする。参加者の皆様の、街歩きも含めての満足度はいかがだったろう。感想を承ることを、とても楽しみにしている。


朝飯 スクランブルドエッグ、揚げ湯波と小松菜と椎茸の炊き合わせ、納豆、「なめこのたまり炊」の大根おろし和え、胡瓜のぬか漬け、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、ごぼうのたまり漬、メシ、ブナシメジと万能葱の味噌汁
昼飯 トースト、ホットミルク
晩飯 巻湯波と菜花の炊き合わせ、山芋とめかぶの合わせ、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、なめこのたまり炊、キムチ鍋、「原酒造」の「穂耀純米大吟醸」(燗)、杏仁豆腐


美味しい朝食のウェブログ集は、こちら。

  

上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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