2025.7.28(月) 白ワインか白酒か
小遣い帳を検索しても出てこないから、いつ買ったものかは分からない。とにかく3着で1,000円の値付けをされていたユニクロのTシャツのうち2着と下着を2着、それに靴下2足をロールケーキのように丸めてSALEWAのスタッフバッグに入れる。時刻は4時20分。東の空には笠智衆が「東京物語」で歎賞したとおなじような、かどうかは不明ながら、夜明けが見える。
1泊2日の外出にコンピュータを持たなくなったのは、この日記を遡ったところ、2021年のことと知れた。最も大きな理由は体力の消耗を抑えるため。二番目の理由は日記の「書き溜め」と「思い出し書き」が上手くなったからだ。今日からは2泊3日の外出になるものの、やはりコンピュータは持たない。
下今市10:34発の上り特急スペーシアXに乗り、千代田線の湯島には12時23分に着く。最寄り駅は本郷三丁目でも住所は湯島、という場所に僕が所有する甘木庵は、ここ数年はほとんど空き家の状態だった。これを先月、遂に賃貸に出すこととし、仲立ちの業者をふたつに絞った。今日は13時より、そのうちの一社と改装についての具体的なすり合わせを行う。
予報によれば、本日の東京の最高気温は36℃。切り通し坂は、日陰を選んで上ろうとしても、湯島ハイタウンの前を過ぎてしまえば、もう日陰などはない。坂の途中で右へ折れ、裏道を辿って甘木庵に荷物を置く。そして目と鼻の先の龍岡門から東京大学の構内に足を踏み入れ、右手のローソンにて業者のためのペットボトルのお茶を買う。
今日の不動産業者はハイリス・クハイリターンの賃貸計画を持つものだが、一緒に来るはずだった改装業者は熱中症にて現れなかった。そのためひとりで来ざるを得なかった不動産業者は、今月7日の現地視察のときに引き続いて家の中の写真をスマートフォンで撮ってまわり、次回に備えて甘木庵の鍵を貸りたいと申し出た。しかし明日はもう一方の、ローリスク・ローリターンの賃貸計画を持つ業者との、やはり改装のための下調べがある。よって今日の業者は31日の木曜日に、宇都宮から日光まで鍵を取りに来るよう伝えた。
夕刻には新橋に移動をして、今夜の飲酒活動について、あれやこれや考える。ビストロなら冷えた白ワイン、中華料理屋なら白酒。そのどちらにするか散々迷った挙げ句、両者とはまったく異なる店を思い出す。そして開店の17時が近づくころに今夜のねぐらを出て、はじめは西へ、次は南へと歩いて行く。
朝飯 納豆、冷や奴、生玉子、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、2種の天ぷらと小松菜の味噌汁
昼飯 「セブンイレブン」のサンドイッチ、牛乳
晩飯 「三政」のトマト(半分)、おしんこ(半分)、串焼き其の一、其の二、其の三、ウーロンハイ、「四ッ谷酒造」の麦焼酎「のんじょくれ」(オンザロックス)
2025.7.27(日) 打ち水
東武線で東京へ出て、その先は兎に角、また東武線で戻ってくる。その翌日は早起きができない。いつもより寝る時間が遅いということと、もうひとつは寝過ごさないよう注意を払いつつ100分間を列車に揺られている、その緊張がからだを疲れさせるからではないかと思う。
配達係のイザワコーイチさんと道の駅「日光街道ニコニコ本陣」への本日1回目の配達をし、春日町の交差点まで戻ってくると時刻は8時20分。店の駐車場には8時30分の開店をお待ちになるお客様が、クルマの数にして7台もいらっしゃった。
今日は長男が休み。販売係が出社をするのは9時にて、店のシャッターを上げてからの16分間は孤軍奮闘が続いた。それにしても、今日のお客様の出足の早い理由は何だろう。
推定で築150年の隠居には、壁や天井に穴を開けるわけにはいかないから空気調整器、いわゆるエアコンは入れていない。夏のお客様のためには扇風機と冷風機のあるばかりだ。先日はふと、夏でも囲炉裏で燗を付ける、顔に風を送る手段はウチワのみ、という神楽坂の居酒屋を思い出して、amazonにウチワを発注した。その12本が午前の早い時間に届いたため、竹の籠に入れて隠居へ運ぶ。
隠居で涼を得る手段は、他に打ち水がある。それを自動的にしてくれる装置については、なるべく早く導入したい。
朝飯 擂り胡麻、明太子をまぶしたほぐし塩鮭、梅干、なめこのたまり炊、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」によるお茶漬け
昼飯 熱いつゆと天ぷらで食べる素麺
晩飯 夏野菜とベーコンと豚挽き肉のスパゲティ、Chablis Billaud Simon 2018
2025.7.26(土) 同窓会
「2025年 D35クラス会のお知らせ」という表題のメールが自由学園男子部35回生の同級生セキグチヒロシ君から届いたのは今月1日のことだった。本文の最上段には「D35グループLINEでのメッセージを見ていない可能性を考えてメールします」とあった。確かに、僕のLINEは昨年6月2日に起きた小さな騒動により途切れ、以降、同級生のあいだの情報は、LINEでは得られなくなっていたのだ。
クラス委員のセキグチ君には、同窓会に参加の意思のあることを返信した。LINEグループの復旧については「簡単なので、当日現地で」と返事があった。
同窓会は神田で15時からとのことで、下今市からは10:53発の上り特急に乗った。浅草のプラットフォームから改札口を抜けると「今日は隅田川の花火大会です」のアナウンスが聞こえてきた。そうであれば、帰りの座席指定券は早めに確保する必要がある。駅の大階段の下ではウチワを配る人がいて、僕も1本をもらって地下鉄銀座線に乗る。
新橋には13時03分に着いた。大衆床屋には11名の待ち客があったものの、13時15分に予約を入れておいた僕の散髪は14時に完了した。
僕が時間の調整に用いるのは登山用品屋と本屋だ。京橋でモンベルを覗き、日本橋まで歩いて丸善でひと休み、という順路が頭に浮かぶ。しかし気温36℃の炎天下を、たとえ地下鉄ひと駅分とはいえ歩く気はしない。新橋からは神田に直行し、冷たいものを飲みつつ本を読むことを選んだ。
15時からの同窓会には北は青森から、西は大阪から、総勢17名が集まった。酷暑を思えば驚くほどの参加率である。乾杯と同時に献杯をしたのは、既にして鬼籍に入った同級生のためのものだ。LINEグループが読めないこの1年間に、またひとり同級生が亡くなっていた。
歓談は賑やかに3時間ほども続いた。三々五々駅へ向かう面々から僕はひとり離れて銀座線に乗る。その浅草のプラットフォームには結構な混雑があった。そして19:19発の下り特急リバティに乗って、21時過ぎに帰宅を果たす。東京の昼の暑さにくらべれば、日光の夜はいかにも涼しい。
朝飯 なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、豆腐と玉葱とズッキーニと小松菜とウインナーソーセージの味噌汁
昼飯 「セブンイレブン」のサンドイッチ、牛乳
晩飯 「屋台酒場バッテン」のあれや、これや、それや、他あれ、これ、チューハイ、それを濃くするためのナカ
2025.7.25(金) 紛争
タイとカンボジアの国境ちかくで発生した紛争の様子が、朝のテレビのニュースに映し出された。カンボジア側からのロケット弾がタイ側のセブンイレブンに落ちたことによる被害は、テロップによれば「子供を含む民間人14名が死亡、46人が負傷」したらしい。タイからの報復攻撃については「カンボジア軍の拠点を空爆、破壊」のみの報道で、負傷者や死者の数字は無かった。
タイとカンボジアの国境を挟んだ小競り合いは、むかしから頻繁に起きている。それが今回は、なにが引き金になったかは分からないけれど、かなり大きな形で発生した、ということだ。
タイとカンボジアの国境には、タイ語ではカオプラウィハーン、カンボジア語ではプレアヴィヒアという名のクメール遺跡がある。僕と次男は2012年夏にタイ側からそこへ入ろうとしたものの、ときおり発出される公的制限に阻まれて、近づくことさえできなかった。諦めきれない僕は、翌年の夏に今度はカンボジア側からやはり次男とそれを試み、遂にその目的を果たしたことがある。
バンコク在住の同級生コモトリケー君からLINEで送られた情報によれば、タイ側の空爆によりカンボジア側が受けた被害は民間人200名以上が死亡というもので、とすれば爆撃を受けたのは「カンボジア軍の拠点」ばかりとも思えない。タイでは更に「フン・セン上院議長が国外逃亡か」という噂もネット上で飛び交っているとのことだけれど、あれだけ権力欲の強い人間が、これくらいのことで現在の地位を投げ出すことは考えづらい。
きのうは偶然、タイと周辺国との国境について考えていた。カンボジアとの国境は上記の通り。ミャンマーとの国境は、ミャンマー国内にある中華人民共和国の詐欺集団の件で、現在はすこしく緊張をしている。マレーシアとの国境は、イスラム教徒の気の毒な事情があるものの、ときおり爆弾テロが発生するところから、日本の外務省は渡航中止勧告を出している。しかしまぁ、行って行けないこともないため、僕は2016年の2月に行ってみた。平穏なのはラオスとの国境のみか、という気もするけれど、詳細は分からない。
午後、北西の空に積乱雲が立ちのぼる。夜は所属する団体の会議にて、街の料理屋へ赴く。
朝飯 生のトマト、茄子のソテーを添えた目玉焼き、納豆、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、豆腐と若布と夏葱の味噌汁
昼飯 納豆と玉葱のつゆで食べる素麺
晩飯 「幸楽」のスッポンの生き血と肝と心臓と胆嚢、スズキの薄造り、鰻の蒲焼きと豚の塩麹漬け、スッポン鍋、他あれこれ、「清開」の「きざけ日光誉」(燗)
2025.7.24(木) その日は生憎と
血圧と血中の脂質を適正に保つため、ふた月に一度の頻度で内科医の診察を受けている。その病院では、思い出したころに血液検査をされる。しかし血管に針を刺されることは何より嫌いだから、今年3月10日に受けた会社の健康診断の結果を持参すると、先生には前回の診察時に告げていた。しかしそのカラーコピーを今日は事務室に置き忘れてしまった。「というわけでそれは次回に」と言うと先生は頷いてくれたから助かった。
外科の病院に月に二度だけ出張してくる先生は壁のカレンダーを見上げて「次は9月25日でよろしいですか」と訊いた。その日、僕は生憎とタイとラオスの国境付近にいる。「その前の、9月11日でお願いします」と答えて、僕は丸椅子から腰を上げた。
郊外にある病院まで乗ってきたホンダフィットの助手席には、パタゴニア製の熱帯に特化した長袖シャツが載せてある。これを病院からほど近いイオンに入っているリフォーム屋「マジックミシン」に持ち込み、半袖にしてくれるよう店主に頼む。「別段、急ぎません」と告げる僕に店主は「7月31日」と記した引換券を手渡してくれた。
僕は、着ている服の枚数が少ないほど気分が良い。その布の面積が狭ければ更に気分が良い。夏を好む理由には、そのようなことも関係しているのだ。
朝飯 トマトのソテーを添えた目玉焼き、納豆、ツナとレタスのサラダ、茄子の揚げびたし、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、大根と若布の味噌汁
昼飯 納豆と玉葱のつゆで食べる素麺
晩飯 稲荷寿司と巻き寿司、三種の焼き鳥、なめこのたまり炊、らっきょうのたまり漬「つぶより」、「松瀬酒造」の「松の司生酛純米酒」(冷や)、「和久傳」の「西湖」
2025.7.23(水) そのような長年の習慣は
きのう今日と、朝は「汁飯香の店 隠居うわさわ」でお客様が記入してくださった感想カードの内容を、コンピュータにデータベース化した。この仕事を朝食の前にし終えると、かなりの充実感を覚えることができた。お盆や年末年始に限らず、最大公約数の人が休んでいるときに仕事をすることは結構、好きだ。とはいえ、最大公約数の人が働いているときに南の国のプールサイドで寝転んでいる、ということも、また嫌いではない。当たり前である。
午前のいまだ早い時間に、僕が日光市内に所有する土地に興味を示している人がいるとの、不動産業者からのメールが入る。そこには、売却の意思の有無だけでも来週の月曜日までに知らせて欲しい旨が添えてあった。
田舎の古い家には「出入り」というものがある。大工、石工、左官、塗装、経師、畳、水まわりなど、それを担う出入りの職人とは数十年、あるいは百年を超えるつきあいがあって、用のあるときには見積もりも求めない。他の業者との相見積もりなどは勿論、取らない。しかしながら、そのような長年の習慣はそろそろやめるよう、オヤジが亡くなって以降は顧問税理士に強く言われるようになった。
そのこともあって、午後になってから、過去に世話になったことのある、別の不動産会社の社長に電話を入れてみる。するとこちらは朝のメールにあった価格より数割ほども高い値を口にした。「とすれば」ということで、朝の不動産業者には来週の月曜日を待たないまま、2通目の返信を送ることになるだろう。
相見積もりなどはハナから考えもせず「ウチは昔からおたく一本だから」という仕事の頼み方は気持ちの良いものではあるけれど、諸事せちがらい世の中であれば、相見積もりも致し方のないこととは思う。
朝飯 ピーマンのソテー、豆腐の玉子とじ、納豆、茄子の揚げびたし、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、若布と夏葱の味噌汁
昼飯 納豆と玉葱のつゆで食べる素麺
晩飯 梅きゅうり、豚薄切り肉と菠薐草ときのこの鍋、「松瀬酒造」の「松の司小仕込みの会限定純米酒」(冷や)、メロン
2025.7.22(火) 高くても
起きて食堂に来て食器棚の電波時計に目を遣ると時刻は3時58分。角部屋の、南東と南西に面して3枚ある窓の、すべてのカーテンを巻き上げる。東の空には既にしてうすい紅色が差している。紅色の上には夜の紺があり、しかしそこには朝の青も混じっている。それを更に確かめたくなって、部屋の明かりを消す。
その状態でコンピュータの電源を入れ、パスワードを打ち込む。ほぼ真っ暗でも、キーボードはディスプレイにうっすらと照らされている。キーボードのアルファベットまでは見えないものの、パスワードくらいならいわゆるブラインドで打てる。その最中に「そういえば、Thinkpadにはキーボードを照らす照明がディスプレイの上端中央にあったけれど、今はどうなんだろう」と、むかしのことを思い出す。
僕の、インターネットに接続可能なコンピュータは、1995年に手に入れたThinkpad530が初代になる。以降2008年までの13年間に10台のThinkpadを使った。そのあいだにIBMのPC部門はLenovoに売られ、ハードは日本製から中国製となった。質を大きく落としたThinkpadに業を煮やした僕は、2011年の夏に、愛機をLet’s noteに換えた。
Thinkpadを使い続けた一番の理由はトラックポントの使いやすさだった。それがLet’s noteではトラックパッドに換わる。不安は大きかったものの「一週間で慣れる」と言う人のことばを信じた。そして実際には3日で慣れた。
Let’s noteの価格は、普通のラップトップコンピュータの数倍はする。しかし2011年から今年までの14年間に使ったそれはたったの2台。その2台目は先月の29日で7年目に入ったものの、いまだ元気だ。
「高くても長く使える道具が好き」という僕の好みにLet’s noteは沿っている。2台目を3台目に換えるのは、いつになるだろう。
朝飯 目玉焼き、大根おろしとおろし生姜を添えた茄子の揚げびたし、切り昆布の炒り煮、胡瓜のぬか漬け、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、若布と夏葱の味噌汁
昼飯 納豆と夏葱のつゆで食べる素麺
晩飯 胡瓜と大葉の「日光味噌のたまり浅漬けの素・朝露」漬け、隠元豆の胡麻和え、南瓜の甘煮、らっきょうのたまり漬「つぶより」、なめこのたまり炊、キンキの干物、豚三枚肉の塩焼き、レタス、「松瀬酒造」の「松の司小仕込みの会限定純米酒」(冷や)
2025.7.21(月) continuous
きのうの売上金額を、今朝になって改めて見る。きのうの13時から13時30分にかけては、キャッシュレジスターの前から離れることができなかった。お買い物の代金を精算されるお客様が、ただの1秒も途切れない、いわゆる”continuous”の状態が続いたのだ。これが発生した日の成績は、おしなべて良い。
上澤梅太郎商店には、年に何度も繁忙の時期が訪れる。短期に集中するひとつはお盆だ。それを3週間後に控えた今日は、包装係タノイチカさんの高校生のお嬢ちゃんが、アルバイトに入ってくれた。大いに心強い。
午後、事務係のツブクユキさんの電話対応を聞きながら、その発信者を手元の受話器で確かめ、10キーに打ち込む。ディスプレーに現れたお客様の情報は、その電話が11年ぶりのご注文であることを知らせてくれた。とても有り難い。
道の駅「日光街道ニコニコ本陣」にお納めする商品は、おととい、きのう、今日と、通常の倍を包装係には用意してもらった。明日からはその数字も元に戻り、しかしお盆には通常の3倍まで増やす必要があるだろう。
夕刻がちかくなるに連れて、西の空に雲が多くなる。気温は高いものの「耐えがたい」というところまでは、今日は達しなかった。スマートフォンの天気予報によれば、こと日光においては、今後2週間は、30℃になるかならないかの気温が続くらしい。まぁ、ちょうど良い塩梅かも知れない。
朝飯 鶏モツと菠薐草のウースターソース炒め、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、豆腐と若布と夏葱の味噌汁
昼飯 納豆と夏葱のつゆで食べる素麺
晩飯 トマトサラダ、胡瓜のぬか漬け、「ふじや」から持ち帰った焼き餃子、麦焼酎「こいむぎやわらか」(ソーダ割り)、「久埜」の最中、Old Parr(生)
2025.7.20(日) We get requests.
TikTokに数日おきに上げている僕の朝食の動画では「こんな味噌汁を作って欲しい」というリクエストに応じている。オスカー・ピーターソン流に言えば”We get requests”である。先般は「季節柄、冷や汁を作っていただけませんか」というDMが届き、しかし今月6日の日記に書いたように、僕は味噌を使った料理のうち「熱くないもの」は苦手だから、折り合いをつけて冷たい味噌のつゆで食べる素麺を作った。
きのうはまた「七味を使った味噌汁」という要望が届いた。冷や汁とは異なって、こちらは得意分野だ。しかし今朝の起床は5時30分。朝にすることの優先順位第一位は仏壇に花と水とお茶と線香を供えること、第二位は「汁飯香の店 隠居うわさわ」へのインターネットを介したご予約の受付、第三位はきのうの日記の作成だから「七味を使った味噌汁」を作る時間が捻出できるか心配だった。しかしきのうの日記は6時20分に書き終えた。持ち時間は充分である。
先ずはきのう「久埜」の帰りに寄ったスーパーマーケット「かましん」で手に入れた鶏モツを水で洗い、レバとハツを切り分け、余分な部分を取り除く。ふたたび水で洗ったら日本酒を振りかけておく。味噌は普段の日光味噌「梅太郎白味噌」は脇へ置いて日光味噌「梅太郎赤味噌」を冷蔵庫から取り出す。動画は「作る編(1)」、「作る編(2)」、「食べる編」の3本を撮った。後はSEにお任せ、である。
7時40分に事務室のシャッターを上げ、包装係のヤマダカオリさんを社内に迎え入れて後はホンダフィットを今市小学校の前庭に乗りつけ、第27回参議院議員通常選挙の投票を済ませる。そこからとんぼ返りをして朝礼、そして本日最初の納品をすべく道の駅「日光街道ニコニコ本陣」へ、配達係のイザワコーイチさんと共に向かう。
「海の日」がらみの、土曜日を含めれば三連休の中日である今日は、目の前の春日町交差点に渋滞が発生し、先へ進むことを諦めてUターンするクルマも少なくなかった。「オレに訊いてくれれば裏道も教えて上げられるのに」と思っても、運転席の彼らと意思を疎通させる手段は無い。
その交差点の上空はいよいよ晴れ上がって、いよいよ夏らしくなってきた。空は明日も、晴れるだろう。
朝飯 菠薐草のおひたし、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、鶏モツと夏葱の味噌汁
昼飯 納豆と夏葱で食べる素麺
晩飯 カプレーゼ、トウモロコシのオムレツ、牡蠣の燻製、トマトとヨーグルトのスパゲティ、Chablis Billaud Simon 2018
2025.7.19(土) full of green
総鎮守瀧尾神社の八坂祭に際して、町内会所の祭壇に御神酒を上げてくれた人へのお返しを買うため、予約をした上で和菓子の「久埜」へ行く。
「久埜」は、むかしは家から歩いて数分の朝日町にあった。しかし今は郊外の森友地区に移っている。帰りはホンダフィットを農業協同組合の直売所へ向け、道の駅「日光街道ニコニコ本陣」とスーパーマーケット「かましん」を経由して会社に戻る。
昼前にちょっとした用事があって、上澤梅太郎商店が運営する朝食の専門店「汁飯香の店 隠居うわさわ」の勝手口に顔を出す。今週末は、土曜日を含めれば三連休にて、隠居は今日も明日も満席をいただいている。床の間にはきのう「ヒサオさんの緑の絵」を掛けたから、お客様の目に入るのは庭も含めて緑一色、かも知れない。
夜は八坂祭の、町内役員の直会にて、会計係の僕は集める会費のための釣銭を封筒に収めて会場へ赴く。定刻の19時すこし前に着くと、遅れて来る人以外の会費は既にして集められていた。
7月の下旬には、子供たちのためのラジオ体操が数日のあいだ開かれる。それが過ぎれば秋の屋台祭までは、しばらくのんびりできるだろう。
朝飯 冷や奴、生玉子、納豆、切り昆布の炒り煮、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、椎茸と若布とズッキーニの味噌汁
昼飯 納豆と玉葱のつゆで食べる素麺
晩飯 「やまだ宴楽」の其の一、其の二、其の三、其の四、其の五、其の六、「アサヒビール」の麦焼酎「一番札特撰」(ソーダ割り)