2017.5.15(月) あちらこちら
この春から東武スカイツリーラインに導入された新車両
この秋に改版されるパンフレットについて話し合うため、南青山のデザイン事務所で長男と落ち合う。夕刻は銀座に出て”GINZA SIX”の「蔦屋」を覗く。僕には、特に写真集のコーナーでは、いくら時間があっても足りない。夜になって、戻るようにして赤坂へ移動をし、小さな勉強会に参加をする。
長男とは銀座線の新橋駅で別れた。そうして飲酒活動の場所へと向かう。
朝飯 納豆、野沢菜、揚げ湯波と小松菜の淡味炊き、独活のきんぴら、スペイン風目玉焼き、ズッキーニのソテー、メシ、揚げ湯波とオクラの味噌汁
昼飯 「とりや食堂」のワンタン麺
晩飯 “Food/Days”の3種のハーブと季節の野菜のサラダ、ビーフステーキ、カリフォルニアのシャルドネ、カリフォルニアのカベルネソービニョン、グラッパ
2017.5.14(日) 正体不明の酒
日本にいるかぎり、特に家にいるかぎり、朝食は和食でないと気が済まない。ところが夜になると、どういうわけか洋食が食べたくなる。もっとも好きな酒はワイン、ということが関係しているのかも知れない。
今夜はひとりだから、夕食は自炊の他、外へ出る選択肢もある。何軒かの行きつけの中から選んだのは洋食屋の「コスモス」である。体内のアルコール濃度を早く上げろとからだが要求するのだろうか、「コスモス」では大抵、はじめにドライマーティニを飲む。
今夜はこれを2杯、飲んだ。ドライマーティニの後はティオペペと決まっていて、これも2杯、飲んだ。そうして家に帰る途中のセブンイレブンでロールケーキを買い、帰って後はこれを肴にオフクロの遺した正体不明の強い酒を飲んだ。
正体不明とはいえ、怪しいものではない。外国土産として持ち帰ったまま長く放置をしたからコルクが使い物にならず、仕方なしにデキャンタなどに移して元のビンは捨てた、そういうことによる正体不明である。
同様の古い酒は、隨分と人に進呈をしたものの、いまだひとかかえ以上もある。どうにかしなければいけない。
朝飯 たまり漬「おばあちゃんのホロホロふりかけ」を薬味にした納豆、独活のきんぴら、ほうれん草の厚焼き玉子、揚げ湯波と小松菜の淡味炊き、野沢菜、メシ、シジミと浅蜊と三つ葉の味噌汁
昼飯 ラーメン
晩飯 「コスモス」のトマトとモツァレラチーズのサラダ、マカロニグラタン、ドライマーティニ、”TIO PEPE”
2017.5.13(土) 休眠
事務仕事のうちもっともバカバカしい、できればしたくないことのひとつに「転記」がある。とはいえ自分の癖に照らして、しなくてはならないときもある。その随一は、コンピュータに記録した”to do”を紙のカレンダーに書き写すことだ。”to do”を、いちいちコンピュータを開いて見に行くのは面倒だ。電話で当方の日程を訊ねられたときなどは特に、である。
事務机の左の壁に提げたカレンダーの、様々な色のボールペンやサインペンで書き込まれ、蛍光ペンで線を引かれたあれこれには、大切なことも、そうでないことも含まれている。「靴をクリーニングに出す」などは、それほど大切なことではないけれど、忘れるわけにもいかない。
メレルのジャングルモック2足を普段履きとして買ったのは昨年10月のことだ。そのうちの1足はミンクオイルをたっぷり塗り込んで即、使い始めた。そして6ヶ月を経た先日、すぐちかくの「もみじや」にクリーニングに出した。その日から使い始めた2足目には、あらかじめ防水クリームを充分に染み込ませておいた。革靴には、履く前に先ずクリームを塗るのが僕の流儀である。
たかだか数千円の靴をクリーニングに出すのは、そのことにより、クリーニング代を補ってあまりある長持ちが保証されるからだ。クリーニングから上がってきた1足目のジャングルモックは、カレンダーによれば、2足目がクリーニングに出される10月27日まで、下駄箱で休眠をすることになっている。
朝飯 揚げ湯波と小松菜の淡味炊き、昆布と牛蒡と蓮根の佃煮、塩鮭、野沢菜、たまり漬「おばあちゃんのホロホロふりかけ」、鶏卵雑炊
昼飯 ラーメン
晩飯 空豆としらすの天ぷら、ほうれん草と海苔のおひたし、刺身の盛り合わせ、空豆の甘煮、芋焼酎「茜霧島」(お湯割り)
2017.5.12(金) 反省会
本州では西から東まであまねく、今夜から明日にかけて強い雨が降ると、午後の天気予報は伝えていた。そしてその雨を予感させるような風が、夕刻から吹き始めた。
18時50分に通用口から外へ出ると、風は更に強くなっていた。小さな雨粒が、ふたつみっつ顔に落ちたような気もする。これからの外出であれば、傘を持った方が無難だろう。そう考えつつ、しかし屋内の傘置き場に戻ることを面倒に感じ、そのまま駐車場、そして歩道へと足を踏み出してしまう。後のことより今に流されてしまう、良くない癖である。
大堀に沿った細い道を辿って居酒屋「甚平」の戸を引く。先月の下旬に行われた春日町1丁目役員による親睦旅行の、今日は反省会である。会計係である僕は、この旅行における金銭出納帳と預金通帳のコピー10部をたずさえてきた。
反省会は、町内役員で、今月8日に亡くなったカミムラヒロシさんへの献杯で始まった。カミムラさんは様々な役を長く務め、瀧尾神社の祭典にも毎年かならず労力を提供してくれた。また、町内の役員会には自分の後継者を据えて晩年を迎えた。立派なことだと思う。
21時すぎに外へ出ると、風は止み、雨も降ってはいなかった。そうして数分を歩いて帰宅する。
朝飯 独活のきんぴら、ほうれん草のソテー、納豆、鯵の干物、野沢菜、たまり漬「おばあちゃんのホロホロふりかけ」、メシ、揚げ湯波とほうれん草の味噌汁
昼飯 「食堂ニジコ」のスーラーメン
晩飯 「甚平」のあれや、これや、芋焼酎あれこれ(お湯割り)
2017.5.11(木) 味噌汁ギャラリー
優れた仕事をしてくれている限り、自分の知らないところで何かが行われていても「オレは聞いていない」と気分を害することはしない。僕のこの性格には、利点よりも欠点の方が多いらしいけれど、それほど気にしてはいない。
会社のウェブページが大きく再構築をされた昨秋まで、そこには「四季のお味噌汁」というコンテンツがあった。旬の材料を具にした味噌汁を、季節ごとにまとめたページである。レシピはすべて、僕が考えた。
そのコンテンツが新しいウェブページにも引き継がれたことは、何となく耳にしていた。しかし関心を持って見に行くことはしてこなかった。
「四季のお味噌汁」はテキストのみのページで、画像は持たなかった。昨秋からのそれは「味噌汁ギャラリー」と名を変え、そこへのボタンは「日光味噌」のカテゴリーページの下部に置かれていたことを知る。「ギャラリー」というからには画像があってしかるべきである。そしてそこには長男の調理した味噌汁による、ほんのすこしの画像があった。
「四季のお味噌汁」には、僕の考えたレシピが幾十も並んでいたけれど、新しい「味噌汁ギャラリー」には画像のある味噌汁しか載せられない。そして現在、「春のお味噌汁」には僅々ひとつの味噌汁しかなかった。
ここに新たな味噌汁を加えるべく、今日は午前から午後にかけて、18種の味噌汁の画像を撮る。味噌汁を作るのは長男。僕は三脚に固定されたカメラのシャッターを押すだけである。
あとひと月ほどもすれば「味噌汁ギャラリー」の「春のお味噌汁」には、本日撮影の味噌汁が一気に並んで賑やかになるだろう。「味噌汁ギャラリー」へのボタンはもうすこし目立つところに置きたい気もするけれど、そのあたりについては、本職つまりデザイナーの意見に従いたい。
朝飯 独活のきんぴら、しらすおろし、昆布と牛蒡と蓮根の佃煮、胡瓜とレタスとツナのサラダ、目玉焼き、じゃこ、たまり漬「おばあちゃんのホロホロふりかけ」、メシ、大根と貝割れ大根の味噌汁
昼飯 「セブンイレブン」のサンドイッチ、牛乳
晩飯 トマトとモツァレラチーズのサラダ、筍と蛍烏賊のスパゲティ、ポテトサラダを添えたピーマンと椎茸の肉詰めトマトソース煮、“Petit Chablis Billaud Simon 2015”、いちご
2017.5.10(水) コロモガヘ
春:長袖ヒートテックシャツ+長袖フリースセーター
晩春:長袖ヒートテックシャツ+長袖Tシャツ
初夏:半袖ポロシャツ+長袖Tシャツ
盛夏:半袖ポロシャツ
初秋:半袖ポロシャツ+長袖Tシャツ
秋:長袖ヒートテックシャツ+長袖Tシャツ
初冬:長袖ヒートテックシャツ+長袖フリースセーター
真冬:長袖ヒートテックシャツ+長袖フリースセーター+ダウンベスト
ゴールデンウィークまでは、上記のうち「春」の組み合わせを着ていた。ところが連休の入りばなから好天による気温の急上昇に恵まれ、二階級特進という表現がふさわしいかどうかは知らないけれど、一気に「初夏」あるいは「盛夏」の服に衣替えをした。
今朝、いつものように3時台に目を覚まし、洗面所から食堂へと続く廊下の窓から外を一瞥すると、いまだ薄暗いアスファルトが雨に濡れている。ここしばらく晴れが続いていたせいか、その景色はとても不思議に見えた。
雨はすぐに上がったものの、気温は日中も低いままで、フリースのセーターが欲しくなった。しかし3着あるそれらはすべて押し入れの衣裳ケースに仕舞われた後であり、今さら引っ張り出すわけにはいかない。
夕刻は会社を早上がりして、つい先日、一緒に酒を飲んだばかりの人の通夜式へと向かう。
朝飯 揚げ湯波と小松菜の淡味炊き、昆布と牛蒡と蓮根の佃煮、蕗の炊き物、生玉子、厚揚げ豆腐の炊き物、じゃこ、たまり漬「おばあちゃんのホロホロふりかけ」、らっきょうのたまり漬、メシ、レタスの味噌汁
昼飯 カレーライス、らっきょうのたまり漬
晩飯 生のトマト、炒り豆腐、蓮根のきんぴら、肉じゃが、蛸と胡瓜の酢の物、コゴミ、タラの芽、空豆などの天ぷら、芋焼酎「茜霧島」(お湯割り)
2017.5.9(火) 修脚
踵にアカギレのない月は、若いころでも1年のうち6月から8月までの3ヶ月しかなかった。それが加齢により、昨年からは6月になってもアカギレが治まらなかった。現在は「かかとちゃん」という、踵の湿り気を保つカバーが欠かせない。しかし毎朝これを履くのは面倒だ。
秋に踵の角質を削ってもらい、そこに15分間ほども油を塗り込まれたら、その冬は一度もアカギレができなかったとは、何年も前に長男から教えられたことだ。そのような場所が、上海ではあちらこちらにあるらしい。
夕食の席でまたまたその話を僕は出した。「上海 かかと ピーリング」とでも検索エンジンに入れれば情報はいくらでも出てくるのではないかと長男は答えた。よって食事の後に調べてみると、先ずは香港の施術所が現れた。踵を削って綺麗にすることを中国語では「修脚」と表すらしい。
「茨城空港から春秋航空を使えば上海はすぐだよ」とも長男は言った。「だったら上海からバンコクまではエアアジアか」と、つい脇道に逸れるのが僕の思考上の欠点である。
香港で「修脚」ができるなら、それはそれで有り難い。「百徳食品公司」の豆板醤を、ウチはもう10年以上も切らしているからだ。ゆっくり考えてみよう。
朝飯 たまり漬も含めた3種のおむすび、らっきょうのたまり漬、ピーマンの味噌汁
昼飯 「麺屋ききょう」の塩つけ麺
晩飯 ハムと野菜のスープ、2種のパン、ポテトのグラタン、ルッコラとトマトを添えたチキンソテー「日光味噌ひしお」ソース、“Petit Chablis Billaud Simon 2015”
2017.5.8(月) 若緑
目覚めて洗面所へ行き、時計を見ると4時ちょうどだった。着替えて食堂に出て花と水とお茶を整え、仏壇に供える。「お流れ頂戴」のようにして、自分もお茶を飲む。iPhoneとコンピュータをデザリングさせ、きのう書いておいた一昨日の日記をサーバに上げる。これだけのことしかしていないにもかかわらず、時刻は4時40分になっている。昼のそれより僕は、この早朝の時間を惜しく感じる。自営業者には、ひとりだけの環境が貴重なのだ。
世界の名だたる経営者たちが、自分には長時間の睡眠が必要なことを告白し始めたと、きのうインターネット上のどこかで読んだ。「もはや早起きは自慢にならなくなった」という意味のことも、そこには添えられていた。翌朝の目覚めが早くても、そもそも就寝が早いから、僕の睡眠時間は充分である。
店の駐車場にあるモミジの、先週の火曜日には、いまだ出たばかりだった若葉が、それから6日を経た今朝は、信じられないほど育って、その若緑を誇っている。
所定の書類を提出してくれないと、一度に200万円までしか引き落としができなくなったと、2ヶ月も前からトチギ銀行には言われていた。本日ようやく、会社の登記簿謄本と法人番号指定通知書を持参して、その書類を作成する。
朝飯 たまり漬を含む4種のおむすび、茄子の味噌汁
昼飯 「ふじや」の冷やし味噌ラーメン
晩飯 冷や奴、長葱の玉子焼き、蓮根のきんぴら、銀鱈の味醂漬け、蛸と胡瓜の酢の物、黒糖焼酎「浜千鳥乃詩」(お湯割り)
2017.5.7(日) 最後の4本
渋滞はきのうから収束の方向へと向かいつつあった。インターネット上の情報を調べるまでもなく、お客様との会話から推し量れるのだ。
それはさておき、一昨日とさきおとといの2日間だけで、会社の敷地内に居ながら3件の信号無視を目撃した。渋滞に閉じ込められていると気が焦り、少しでも早く目的地に着こうとして、そのような行動をしてしまうのだろう。自分も気をつけなければいけない。
5月3日から始めたゴールデンウィーク限定の「牛肉のたまり串焼き」は、今日が最終日になる。日中のおおかたは長男と次男がその仕事に就いている。僕が現場に立つのは長男と次男が交互に食事を摂る昼の2時間のみだ。
14時の残り本数は4本。それを焼いている最中に「これ、なに」と、クルマから降りたばかりのお客様に訊かれる。「ウチで一番高級な『日光味噌梅太郎白味噌』の上澄みに牛肉を漬けて、それを炭火で炙っています。残りはここにある4本だけになりました」とご説明をすると即「その4本、予約」とおっしゃって、お客様はお買い物のため店内へと向かわれた。見事な、一瞬での売り切れである。
いまだ炭火の熱い焼き台を安全な場所に移す。ふたつの作業台を、丸洗いできるところまで次男と共に移す。後の片づけは長男と次男に任せることとして事務室に戻る。そして明日すべきことを箇条書きにする。銀行はさぞかし混み合うことだろう。
今日は初孫の生まれて6ヶ月目の日にて、夜は普段より品数の多いあれこれを肴に赤ワインを飲む。
朝飯 蕗の炊き物、厚揚げ豆腐と三つ葉の炊き合わせ、ハムのスクランブルドエッグ、揚げ湯波と小松菜の淡味炊き、たまり漬「おばあちゃんのホロホロふりかけ」、メシ、揚げ湯波とレタスの味噌汁
昼飯 蕗の炊き物、揚げ湯波と小松菜の淡味炊き、じゃこ、らっきょうのたまり漬、昆布と牛蒡と蓮根の佃煮、白菜キムチによるお茶漬け
晩飯 サラダその1、サラダその2、サラダその3、パンその1、パンその2、エビフライ、ズッキーニのソテーとマッシュドポテトを添えたハンバーグステーキ、“VOSNE ROMANEE JEAN GROS 1983”、イチゴのケーキ
2017.5.6(土) 辿り着かない旅
むかし室謙二の「帰らない旅 スペイン・モロッコ・フィジー…」という本を持っていた。読んだはずだが内容は忘れた。甘木庵のちかくに住む医師のモリスミノブ先生に呼ばれて行ったら、おなじ本が応接間の本棚にあって「おっ」と思ったことは覚えている。モリ先生も旅が好きでいらした。
台湾のどこかの山から、ブレーキのみを備えた無蓋貨車、というよりも、いかだに鉄の車輪を付けただけのような車両に乗って降りてきた話を、モリ先生はそのとき僕にしてくださった。台湾も隨分と変わったことだろう、僕は台湾には1983年に1度、行ったきりである。
「帰らない旅」にはちと憧れるところもあるけれど、「辿り着かない旅」というのはどうだろう。動くベルトコンベアの上を逆に歩いて一向に前に進まないような焦燥を覚えるだろうか。しかしまた、目的の場所にたどり着く前に、それより面白いことに遭遇する偶然も、あるかも知れない。
「日光の街の手前で渋滞の中に2時間いて、諦めて戻ってきたんです」とおっしゃったきのうのお客様が「それより面白いことに遭遇」できたとすれば、僕はとても嬉しい。
朝飯 焼きトマトを添えたベーコンエッグ、納豆、揚げ湯波と小松菜の淡味炊き、冷や奴、三つ葉のおひたし、らっきょうのたまり漬、たまり漬「おばあちゃんのホロホロふりかけ」、メシ、揚げ湯波とうるいの味噌汁
昼飯 「食堂ニジコ」の塩焼きそば
晩飯 家のウォッカソーダ、「コスモス」のトマトトモツァレラチーズのサラダ、カツレツ、“TIO PEPE”





































