トップへ戻る

MENU

お買い物かご

清閑 PERSONAL DIARY

< 古い日記へ   新しい日記へ >

2023.6.4(日) 一朝有事の際には

切ない夢を見ながら目を覚ます。その瞬間、両足の脛の筋肉がつっていることに気づく。ふくらはぎがつったときには、爪先を上に反らせてアキレス腱を伸ばせば治まる。しかし脛については初めてのことだから、どうしてよいか分からない。ふくらはぎのときとは逆に爪先を伸ばしてみる。すると脛の引きつりは収まったものの、今度はふくらはぎがつった。よって爪先を反らせると、今度は脛がつる。堂々巡りでどうにもならないため起きてサンダルを履き、寝室から出て応接間を抜けて食堂まで歩く。食卓の木の椅子に腰をかけてしばらくするうち、筋肉の異変はようやく収まった。時刻は1時36分だった。

どうにか眠れて4時14分に起床する。洗面所を経由して食堂に来て、食器棚に置いたコンピュータを食卓へ運ぶ。そのコンピュータの目立つところに「二宮デー 7:00」と大書したポストイットが貼ってある。むかしは「二宮デー」でも今は「クリーン大作戦」だろうか。とにかく7時からは町内の清掃作業があり、会計係の僕は軍手を用意するよう自治会長から言われていた。それを忘れたらとんだことになるから、エレベータの中には回覧板のコピーを貼り、更にポストイットも目に付くところに貼った経緯があった。

朝食はいつもより30分はやく済ませた。そして3ダースの軍手を持ち、結婚式や葬式のネクタイとおなじ、つまりドレスコードとしての意味しか持たないマスクを付け、6時55分に公民館へ行く。町内の清掃とはいえ、街の真ん中に位置する我が春日町に、不法に投げ捨てられたあれこれは目立たない。僕は店の前の国道で、クルマに踏みつけられて煎餅より薄くなった布の固まりを箒でちり取りに掃き込み、あとは落ち葉や枯れ草などを集めて袋に入れた。

クリーン大作戦は、町内を綺麗にするというよりも、隣近所が集ってひとつのことをする、というところに意味がある。そういう日々の積み重ねが、一朝有事の際には効いてくるのだ。


朝飯 昆布の佃煮、生玉子、納豆、菠薐草のおひたし、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、トマトとズッキーニの味噌汁
昼飯 オレンジマーマレードのトースト、ホットミルク
晩飯 らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ジンソーダ、ジーマミー豆腐、韮のナムル風鶏挽き肉と椎茸の熱いつゆで食べるざるうどん、麦焼酎「こいむぎやわらか」(お湯割り)


美味しい朝食のウェブログ集は、こちら。

2023.6.3(土) お盆

この日記を遡れば2018年8月6日から使い続けているお盆は佐貫の産と思う。数回にわたる建て替えに耐えて残った家財が収められている2階の倉庫で見つけたものだ。多分、数十年は経ていると思われるが、この5年間の使用もあって、随分と塗りがすり減ってきた。そこで新しいものを探すわけだが、松をくり抜き縁を高くしたおなじ形はウェブ上に探しても見つからない。妥協して買ったものもあったものの、気に入らず、ほとんど使っていない。

その、自分のもとめる形をfacebookの「友達」のタイムラインに見たのは数ヶ月前のことだ。それは根津のギャラリーにあった。しかし展覧会の日程が僕の予定に合わず、見送った経緯があった。

次の機会は意外に早く来た。そして先月の22日にそのギャラリーリブレを訪ねた。塗師は輪島の垣内幸彦。佐貫のお盆に輪島の漆とは不思議な感じもするが、骨董品に再塗装を施し、日常に使えるものに再生した、ということだ。展示されていた品々は、僕の朝食用としては大きすぎるか小さすぎるかで食指は延びなかった。しかし他の用向きとして、あるいは資料として持つことには意味がある。

しばらく考えた末に注文したそれが届いたのはきのう。使い始めたのは今朝。場所は「汁飯香の店 隠居うわさわ」。良い買い物をしたと思う。


朝飯 菠薐草のおひたし、トマト、ハムとピーマンの油蒸し、納豆、胡瓜のぬか漬け、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、ごぼうのたまり漬、メシ、若布とズッキーニの味噌汁
昼飯 オレンジマーマレードのトースト、ホットミルク
晩飯 クリームシチュー2種のパンクロワッサンチェンマイ産の唐辛子を散らしたスパゲティミートソース、KHAME BODEGAS BHILAR ALAVA 2020、Chablis Billaud Simon 2018


美味しい朝食のウェブログ集は、こちら。

2023.6.2(金) 思いつきか天啓か

朝ごはんの店「汁飯香の店 隠居うわさわ」が営業する土日月の3日間を除いては、朝食のおかずは家内が作る。今朝は、それらの器を食卓へ並べながら、ひとつの気づきを得た。大した気づきではないかも知れない。しかし後から振り返れば「天啓だった」となるかも知れない。「情報は、発信するところにこそ集まる」と言う人がいる。しかしいかにも勿体なくて、外へは漏らしたくないこともある。今朝の気づきは、ごく狭い範囲にのみ伝えるつもりである。

おととい隠居に予約をくださった、使用言語は英語とするお客様には、先月23日に作った文章をお送りしてあった。お客様からは、きのうの夜にご返事があった。そのご返事に対して確かに承った旨の返信を、7時40分に事務室へ降りるなり書いてお送りする。お客様のご来店は明日の8時30分。台風の行方の気になるところだ。

「例年より早く咲いた桜が綺麗などと浮かれている場合ではない。こういう年には夏の前にとんでもない量の雨が降るから」と、今年の4月に心配していた人のことを、きのう長男から聞いた。その「とんでもない量の雨」とは、今回の台風2号でおしまいなのだろうか。あるいはこれからも、おなじような雨が列島を襲うのだろうか。

僕がもっとも気にするのは九州南部に降る雨だ。今年のらっきょうの作柄は豊作傾向と、いまのところは伝えられている。しかしその大産地である宮崎県にひとたび豪雨が来襲すれば、らっきょうは一転して不作になり、価格は暴騰する。「降るなら海の上にしてください」と祈る日々が、これから今月末までは続くのである。


朝飯 生のトマトと茹でたブロッコリー、ハムエッグ、納豆、菠薐草のおひたし、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、揚げ湯波と小松菜の味噌汁
昼飯 オレンジマーマレードのトースト、ホットミルク
晩飯 空心菜炒め、冷や奴、生のトマト、めかぶの酢の物、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、蒸し焼売、麦焼酎「こいむぎやわらか」(お湯割り)


美味しい朝食のウェブログ集は、こちら。

2023.6.1(木) 「来世で」と言われても

一日おきに朝食の動画をTikTokに上げている。また1週間に1度は、それを作って食べるまでの動画を上げている。題名は「10分でできる頑張らなくても美味しい朝食」としている

あるときこの動画に「10分でできるとはいえ、何十年にも及ぶ経験や知見がなくては、これは無理」というコメントが入った。何十年にも及ぶ経験や知見など、僕にあろうはずがない。あるとすれば「やれば誰にでもできる」という、ある種の乱暴さ、のみのような気がする。

学生から就職して間もないころまで、当時は神田神保町の岩波ビルの上階にあった英会話学校に通っていた。教師はみな英国人だった。ここで学んだことがあったとすれば、それは文法や発音よりも「話せばどうにか通じる」という事実だったように思う。

「やれば誰にでもできるとか、話せばどうにか通じると言われても、それが自分にはできないんですよ」と返されたらどうするか。僕も、100メートルを10秒台で走れとか、42.195キロを2時間台で走れとか、宇宙飛行士になれとか霞ヶ関で出世をしろとか言われれば「それは自分にはできない」と答えるしかないだろう。あるいは「来世で頑張ります」だろうか。

「来世で頑張ります」と言った人に「来世が虫けらだったら笑うよな」と返した人がいる。そういう、できたばかりのかさぶたを敢えて剥がそうとするような笑いは、嫌いではない。


朝飯 生のトマトと茹でたブロッコリー、納豆、小松菜のおひたし、胡瓜のぬか漬け、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬、ごぼうのたまり漬、メシ、獅子唐の天ぷらと若布の味噌汁
昼飯 オレンジマーマレードのトースト、ホットミルク
晩飯 蓮根のきんぴら、菠薐草の胡麻和え、ジーマミー豆腐、茄子と絹さや豆の味噌炒り、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、鮭の「日光味噌のたまり浅漬けの素・朝露」漬け焼き、麦焼酎「こいむぎやわらか」(お湯割り)、「六花亭」のマルセイバターサンド、Old Parr(生)


美味しい朝食のウェブログ集は、こちら。

2023.5.31(水) 問題は

「問題は、オレが死んだときだよ」
「ウワサワさんは健康体だから」
「不慮の事故なら明日にでも死ぬぜ」
「ウワサワさんが事故で死ぬとしたら、南の国で山賊に殺されるくらいでしょ」
「山賊はねぇな、コブラに噛まれるとかならあるかも知れないけど」
と、今朝はある人と電話で話した。

2011年8月23日、チェンライ奥地の道に、クルマに轢かれて長々と横たわるキングコブラを見た。そういう生き物がそこここにいることを意識しないまま草むらに足を踏み入れることが僕にはある。今後は気をつけることにしよう。

そしてこの話を夕刻、家内にしたところ「確かに」と彼女は笑った。「いまどき山賊はねぇだろう」と返すと「だって、政府が行くなって言ってるところに行くんだから」と家内は続けた。そこではじめて「そう言われてみれば」と思い当たった。

2016年2月、バンコクから鉄道で丸1日をかけて南下したナラティワートに、外務省は今でも「渡航中止勧告」を出してる。先月5日間を過ごしたハジャイは「不要不急の渡航中止」である。まるで口うるさい母親のように思われるが、どうだろう。そして下川裕治の「香田証生さんはなぜ殺されたのか」は長く本棚にあるものの、いまだ読んではいない。


朝飯 ミズの甘辛煮、スペイン風目玉焼き、納豆、小松菜のおひたし、胡瓜のぬか漬け、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、若布と万能葱の味噌汁
昼飯 オレンジマーマレードのトースト、ホットミルク
晩飯 胡瓜と蕪とトマトのサラダ2種のパン次のパン豚三枚肉のクリームシチューKHAME BODEGAS BHILAR ALAVA 2020


美味しい朝食のウェブログ集は、こちら。

2023.5.30(火) 梅雨ちかし

“Let’s note”のフタ、つまりそれを使おうとしてディスプレイを開けば見えなくなってしまうところにここ数日は「時間あるならいんきょの入力 10キー」と、下手な字で書いたポストイットを貼っている。

「汁飯香の店 隠居うわさわ」のお客様には食後、専用の紙に感想を書いていただく。そこにはお名前、ご住所、電話番号のための枠も設けてあって、差し支えがなければ、そちらにも記入をしていただく。その内容をコンピュータに入力するのは僕の仕事だ。理想は急がず休まず。とはいえ中々できない。同店は土日月の、週に3日間の営業。これを2ヶ月分ほども溜めると入力に2日は要る。

今朝は、今日の日記のここまでを書いたところでWordPressを離れる。そしてきのうの終業後に事務室から持ち来た、今月13日から22日までにいただいたご感想を、コンピュータに入れることを始める。時刻は4時47分。朝食までの持ち時間は90分以上もあるから余裕は綽々である。

その仕事をしながら印象に残ったご感想をここに紹介すれば「真心が伝わりました。ひとつひとつかみしめて味わって食べました。こんな丁寧な朝ごはんを私も大切にしたいです。」 英語についてのそれから選べば”A meal that is warm spaekles my heart.

そしてすべてを入力し終えると時刻は6時23分。朝食の準備は毎朝、6時30分に取りかかるから、実際には余裕綽々でもなかった。

隠居の、先週の土曜日からきのうまでのご来店分については、昼前に入力をする。昼休みには、2019年7月13日の調合に従ってステーキソースを作る。夕刻、東の空に入道雲が湧き上がる。


朝飯 グリーンアスパラガスの焼きびたし、納豆、ミズの甘辛煮、胡瓜と蕪のぬか漬け、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、トマトと揚げ湯波と若布の味噌汁
昼飯 苺ジャムのトースト、ホットミルク
晩飯 トマトと胡瓜と蕪とパセリとベビーリーフのサラダたまり漬によるソースと粉ふきいもを添えたビーフステーキチーズCHATEAU LAGRANGE 1986


美味しい朝食のウェブログ集は、こちら。

2023.5.29(月) ほんの少しではあるものの

目を覚ましたのは3時48分。ここでスマートフォンのSNSなどに見入っていては時間を無駄にする。即、起床して即、パジャマから服に着替え、洗面所を経由して食堂に入る。食器棚の時計は3時59分。ほんの少しではあるものの、気分が良い。

自分の住むマンションの向かいにマンションの建つことを知って「パジャマで朝メシを食っているところなど見られたくない」と言った人がいる。着替えてから朝メシを食べれば何の問題もない。家に帰るとジャージの上下に着替え、それで晩メシを食べ、それで寝て、それで朝メシを食べ、出かける前に服に着替える人も少なくないと聞く。温泉旅館の浴衣ならともかく、日常においては、それは僕には無理だ。

きのうの日記、というか、いつでも使える文章をひとつ書いてから、既にして完成しているおとといの日記を公開する。それからおもむろにメーラーを回す。すると「汁飯香の店 隠居うわさわ」への、きのうの夜から今朝までにいただいた予約が予期せずたくさん降りてきた。「これは大変」と、コンピュータを持って事務室へ降り、そのすべてを印刷して食堂に戻る。そして一件ずつ返信をお送りする。また、それらのうち今日のご予約については、5時すぎに起きてきた家内に印刷したものを手渡す。地面にはきのうの雨が残ってる。今日の隠居には朝から庭園灯を点けることになるだろう。

そういう次第にて、今朝は朝礼を済ませて後は道の駅「日光街道ニコニコ本陣」の売り場の掃除と納品よりも先に隠居へ赴き、座敷から眺めた庭の写真を撮る。


朝飯 生のトマトと茹でたブロッコリー、ミズの甘辛煮、ハムエッグ、めかぶの酢の物、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、獅子唐の天ぷらと若布の味噌汁
昼飯 オレンジマーマレードのトースト、ホットミルク
晩飯 「食堂ニジコ」のお通しの韓国海苔胡瓜の辛子和え皮蛋鶏の唐揚げエビチャーハン、麦焼酎「二階堂」(お湯割り)


美味しい朝食のウェブログ集は、こちら。

2023.5.28(日) ラーメン

「人は人、自分は自分」という、大人にとって都合の良い理屈をおばあちゃんやオフクロから言われて育ったたせいか、世間の最大公約数に従うことは恥ずかしいと感じたり、世間の最大公約数の逆を行くと却って楽と感じる大人になってしまった。流行の服を着たりベストセラーの本に飛びつくことは恥ずかしいとか、週末や祝日は働いて人の働いているときに休む方が明らかに楽なのに、人はなぜ混み合うときに混み合うところへ集まることを好むのか理解できない、などがそれだ。そういう僕も、日本人の最大公約数が好むところのラーメンは好きで、そのことを恥じる気持ちは無い。ところがこの半年は、そのラーメンをめっきり食べなくなった。

最高記録は赤坂で1杯、六本木で1杯、新橋で1杯と、ひと晩で3杯を食べたこともある、そして昨年までは週に複数回を食べることもあったラーメンを、今年はどれほど食べなくなっかたを、この日記を遡って調べてみた。

先ず、1月26日の昼に家内の作ったラーメンを食べていた。次は3月22日に、おなじく家内によるラーメンを昼食にしていた。外では今月17日の夜に東郷町の「フジヤ」へ集団で行き、味噌ラーメンに辛味を加えた雷ラーメンを人と分け合って食べた。今年はこの3回しかラーメンを口にしていない。からだの何かが変わり、それにより求める食べものもまた変わったからに違いない。

今年に入ってからの昼食は、ほとんどトーストと牛乳だ。昼食がラーメンからトーストに変われば塩分の摂取量は激減し、逆にバターの摂取量は激増しているだろう。一体全体、自分のからだのどこが変わったか。そして今日もまた、トーストを焼くのだ。


朝飯 煮こごりになった鯛、ミズの甘辛煮、トマトとブロッコリーの油蒸し、若布と玉葱の酢の物、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、胡瓜の味噌汁
昼飯 葡萄パンのトースト、牛乳
晩飯 ドライマーティニ、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、パントマトとベーコンとマッシュルームとブラックオリーブとチェンマイ産唐辛子のスパゲティChablis Billaud Simon 2018


美味しい朝食のウェブログ集は、こちら。

2023.5.27(土) 得意分野

きのう総会が開かれたのは宇都宮市江野町の料理屋。引き続き懇親会となり、お開きになったのは21時30分のころだっただろうか。28キロメートルをタクシーで帰れば1万円ちかくがかかるかも知れない。だったら泊まってしまった方が経済的と、目と鼻の先にホテルをとった。

そのホテルに戻って荷物を置き、街の様子を見に出かけたのは22時前。宇都宮随一の繁華街オリオン通りは、僕の知る乾物、魚、食器、衣類などの店は、いまだ残っているのかいないのか、目立つのは飲食店ばかりになっていた。おりしも金曜日の夜とあって、通りは賑わっていた。この時間にもかかわらず、行列のできている店も目立つ。繁と華は街に必須のものと僕は考える。「だったらお前も飲み歩け」と言われれば、僕は自分の得意分野で貢献したい。しかし僕に、街のためになるような得意分野などあるだろうか。

チェックアウトを済ませてホテルを出たのは6時55分。立体駐車場からホンダフィットを出してもらい、会社には7時30分に着いた。そのまま事務室にいて、7時40分に出勤する社員のためにシャッターを上げる。


朝飯 「ホテルアーバングレイス宇都宮」の朝食ブッフェ
昼飯 葡萄パンのトースト、ホットミルク
晩飯 バンブー、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、トマトとブロッコリーのサラダ絹さや豆のバター炒めを添えた豚肉のソテーきのこソース、メシ、Chablis Billaud Simon 2018


美味しい朝食のウェブログ集は、こちら。

2023.5.26(金) 持つべきもの

2時台の終わりに目を覚まし、3時台のはじめに起床する。

iPhoneは、きのうからインターネットへの接続が不安定になっている。自宅にはwifiが無いから、早朝に日記を書くなどは、iPhoneによるデザリングで行っている。しかし今朝は「インターネット接続がありません。もう一度タップしてください」の警告が出るばかりだ。

鳥の声に気づいたのは3時47分。東の空は明るみを帯びつつある。wifiを使おうとして事務室へ降りれば空の、一日でもっとも美しい時間に触れることができない。しかし夜のあいだに入った「汁飯香の店 隠居うわさわ」への予約に返信をするなどの仕事もこの時間から始めるため、インターネットへの接続は不可欠だ。

と、そのとき帰省中の次男が手洗いに立つ音が聞こえた。よって用を済ませたころを見計らって声をかける。次男は僕のiPhoneを1分ほど調べてから再起動をかけた。それで接続は復旧した。「なんだ、そんなことだったのか」と、虚を突かれた気持ちになる。

今しがたのことを振り返りつつ「独居老人ってのは、さぞかし不便だろうな」と感じる。独居を余儀なくされている老人の持つべきは、友達やご近所さんだろう。それが望めなければ、頼れるのはお金だけになってしまうかも知れない。

夕刻より宇都宮へ移動し、栃木県味噌工業協同組合の、第72回通常総会に出席をする。


朝飯 茹でたブロッコリーと生のトマト、スクランブルドエッグ、納豆、ミズの甘辛煮、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、若布とズッキーニの味噌汁
昼飯 葡萄パンのトースト、ホットミルク
晩飯 「一八ARAKAWA」の其の一其の二其の三其の四其の五其の六其の七其の八其の九「惣誉」の「特別純米辛口」(冷や)


美味しい朝食のウェブログ集は、こちら。

< 古い日記へ   新しい日記へ >

上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

2025

2024

2023

2022

2021

2020

2019

2018

2017

2016

2015

2014

2013

2012

2011

2010

2009

2008

2007

2006

2005

2004

2003

2002

2001

2000

蔵見学