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清閑 PERSONAL DIARY

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2020.8.31(月) 15.8GB/16GB

僕は、iPhoneには音楽も動画も保存しない。よって2016年6月に現在の6s Plusを手に入れるとき、容量は最低の16GBを選んだ。ことしの6月より、朝食の動画を撮るようになった。すると、ストレージがどうのこうのと、これまで見たこともかなった警告が、画面に頻繁に現れるようになった。

撮った動画は、外注SEのカネヒラケンジさんに手渡すため長男がChatworkに上げれば即、ローカルつまりiPhoneからは削除する。それでも警告はたびたび現れる。きのうは80秒を撮ることにしている動画を、実際には60秒しか撮ることができなかった。そして今朝、異変は起きた。

facebookのアイコンをタップすると、facebookは開きかけるものの、フワリと消えて、画面は元のホームに戻る。メッセンジャーもしかり、他のアプリケーションにおいても同じ現象が起きる。ウチは、wifiは事務室と店にしか飛んでいない。よって早朝に自宅でこの日記を書くときなどは、iPhoneを使ってインターネットにアクセスをする。それも今朝からは、できなくなった。

「iPhoneストレージ」を見ると「使用済み:15.8GB/16GB」と出ている。よってその下に表示されているアプリケーションのうち「無くてもいいや」と思われるものを片端から削除していく。しかしいかんせん、グラフを見ればもっとも容量を食っているのは「その他」だから、目で認められるものをいくら消しても「使用済み」の数字は微減しかしない。

「困ったときはシバタさん頼み」の、地元外注SEのシバタサトシさんは、午前のうちに来てくれた。そして朝、僕が削除してしまった「連絡先」つまり電話帳をどこかから取り戻した上、どうにかiPhoneの機能を生き返らせてくれた。シバタさんによれば、現状に鑑みれば16GBの容量はいかにも少ないという。

スキーの道具を、毎年、新しいものに買い換える同級生がいた。新しい機種が出るたび、iPhoneを買い換える人がいる。そのような人の経済観念と僕のそれは、明らかに違う。4年前に買った6s Plusは、ほとんどデザリングにしか使わないこともあって、いまだ新品同様である。「参ったなー」である。


朝飯 焼き鮭、納豆、夏野菜の揚げびたし、胡瓜とオクラの酢の物、小茄子の塩漬け、ごぼうのたまり漬、メシ、キャベツの味噌汁
昼飯 4日前の夜のおかずによる弁当
晩飯 牡蠣の燻製ポテトサラダ「らっきょうのたまり漬」を添えたカレーライス、Old Parr(ソーダ割り)


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2020.8.30(日) 味噌汁調理法

朝の味噌汁は、煮干しでだしを引いている。なぜ煮干しかといえば、扱いが簡単だからだ。「だしパックの方が簡単だぞ」と言われれば、簡単すぎても面白くないのだ。便利そうなものに限って不便、ということもある。

煮干しを使う際には生臭さを避けるため、先ずは頭と内臓を取り除けと料理の本には書いてある。僕はそれをしない。産地と質を選べば臭いは気にならない。

煮干しの量については「水1リットルに対して30グラム」あたりの説明が多い。僕の場合、水が1リットルなら煮干しは重量にして100分の1の10グラムで充分だ。これまた煮干しが上質であれば、その量で何も問題はない。

夜、必要な量の水を小鍋に入れ、重量比にして100分の1の煮干しを投入する。翌朝は、その鍋から煮干しを取り出して、だし引きは完了である。夜に準備をし忘れたときには、朝、おなじ割合の水と煮干しを水から煮立て、沸騰したら煮干しを取り出す。両者をくらべると、前の晩から用意しただしの方が、圧倒的に美味い。

夜は大抵、酔っている。だしの準備は忘れがちだ。今朝もまた、煮干しを投入したばかりの水を煮立ててだしを引いた。味噌の量は「ちょっと足りないかなぁ」くらいがちょうど良いと思う。


朝飯 牛肉のすき焼き風、納豆、「なめこのたまり炊」の冷や奴、焼き鮭、小茄子の塩漬け、ごぼうのたまり漬、メシ、トマトと若布の味噌汁
昼飯 茄子とピーマンの冷や汁で食べる冷や麦
晩飯 キャベツとベーコンの味噌汁「しその実のたまり漬」を薬味にした冷や奴茄子の味噌炒りプリックナムプラーと謎の調味料で食べる2種の焼売トマトと胡瓜とレタスのサラダ「紅星」の「二鍋頭酒」(生)樹上完熟により市場には出まわらない「秋沢農園」の梨


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2020.8.29(土) 「部分的には」

藤島泰輔と聞いてその顔がすぐに浮かぶのは、僕より上の年代に限られるだろう。この人の、同人誌などに発表されたものを除けばいわば処女作を、なぜ手に入れたかについては忘れた。

この小説が、僕の生まれる数ヶ月前に世に出たとき、著者は23歳だった。内容からすれば、驚くべき早熟ぶりである。序に三島由紀夫は「部分的には巧すぎるぐらゐ巧い」と書いている。この「部分的には」に、僕は三島の嫉妬を感じる。それほどに上手い。特に第二章の「激情」と第四章の「疑惑」には圧巻のものがある。その、文章が読み手に強いる緊迫感に、僕は庄司薫の「赤頭巾ちゃん気をつけて」を思い出した。

と、ここまで書いて、高等学校に通うころに読んだ「赤頭巾ちゃん気をつけて」をamazonに検索してみた。帯の賛は、三島由紀夫によるものだった。不思議な合一である。

そしてきのうは本文を、今日は解説を読み終えたその「孤獨の人」を棚に戻し「次はどれにしよう」と、いまだ手を付けていない本を物色する。


朝飯 スクランブルドエッグ、オクラのおひたし、冷や奴、厚揚げ豆腐と小松菜の淡味炊き、ごぼうのたまり漬、メシ、揚げ湯波とキャベツの味噌汁
昼飯 胡麻のつゆと「なめこのたまり炊」で食べる冷や麦
晩飯 スーパーマーケット「かましん」で柵300円だった鰹によるサラダ「鳥秀」で500グラム500円だった牛すじ肉と玉葱のトロトロ煮のリガトーニ樹上完熟により市場に出せなかった「秋沢農園」の梨のシャーベットPetit Chablis Billaud Simon 2016


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2020.8.28(金) 合理的な考え

右下のいちばん奥、40年以上も前に抜いた親知らずの、ひとつ手前の歯が、今年の春ごろから異常を来した。具体的にいえば、口をゆすげば水でもお湯でも沁み、また菠薐草のおひたしなど、柔らかいものでも、これを噛むと痛みを覚えるようになった。

それは、時あたかも新型コロナウイルスによる非常事態宣言の最中のことだった。よって、かかりつけの、ソーマ歯科室のソーマ先生には「東京に行ける環境になったら、即、診てください」とメッセージを送った。以降、当該の大臼歯には、できるだけ負担をかけないようにしてきた。

大井町のソーマ歯科室へ行けたのは、それから2ヶ月半後の7月下旬だった。

僕の噛む力は数百人にひとりの強さであり、それに加齢が重なって、歯に目に見えないほどのひびが入っている、それが神経に障っているのだろう、神経を抜き、セラミックのクラウンをかぶせることが現状では最上の治療法と考えられる、大臼歯の神経を抜くには、顕微鏡によるマイクロサージェリーという方法を用いると、治療成績は格段に上がる、そしてその名人は大森にいる、よろしければ紹介をする、というのがソーマ先生の意見だった。

その勧めを耳にして僕は、東京大学の名誉教授で皇室医務主管だった金沢一郎が、明仁天皇の心臓の手術には順天堂大学の天野篤を指名したことを思い出した。「第一人者に任せる」という、それは合理的な考えだ。

大森の駅の西口から外へ出ると、目の前は池上通りだった。道は、海抜10メートルほどの高台の直下に、南西へ向けてゆるやかに延びている。その風景から、僕は湘南のどこかの街に、海水浴にでも来たような気分になった。

ウィステリアデンタルクリニックには10時15分に入った。入念な治療を受けて外へ出たのは12時10分だった。「大森では何を昼飯にしようか」などと呑気に考えていたものの、麻酔はいまだ効いていて、口には水さえ含めない。

昼食を摂らないまま新橋で床屋にかかり、お茶の水でカイロプラクティックにかかる。本日、奥歯を治療をしてくれたサトーヒロノブ先生には「酒は飲むな」とは言われなかった。よって北千住で少々の飲酒活動をしてから東武日光線の下り特急に乗る。


朝飯 3種のおむすび、豆腐と若布の茗荷の味噌汁
晩飯 「ささや」のあれやこれやそれや、他あれこれ、チューハイ、それを濃くするためのナカ


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2020.8.27(木) 誰もこれを買っていない

何日も前から、食堂に渋沢栄一の伝記らしいものがある。ビジネス書のたぐいだろうか。

僕には何か学習障害のようなものがあって、ビジネス書は読めない。もうすこし詳しく書けば、「本は遊びで読むもの」と、脳が認識をしているらしい。利益や向上や効果を求めて本に向かうと、目は文字を追うものの、そして指はページを繰るものの、頭には何も入ってこない。そしてようやく最後のページに辿り着いて「やれやれ」となるのだ。

今朝は、数日のあいだ身近にありながら手を触れなかったこの本を開いてみた。すると案に相違して、それはビジネス書ではなかった。放蕩を好む長男を廃嫡したとか、しかしその本人は妻妾同居をしていたとかいうことも書いてある。サノシンイチ、サノシンイチ、サノシンイチと、著者の名を反芻してみる。するとこの人による「沖縄 だれにも書かれたくなかった戦後史」を、数年前にバンコクで読んだ記憶が浮かび上がった。

だったらこれも読めるだろう。いま読んでいる本は、明日には読み終えるかも知れない。よって明日の次に電車に乗るときには、これを手提げ袋に入れていこうと思う。


朝飯 納豆、牛肉のすき焼き風、ジャコ天の網焼き、生のトマト、小茄子の塩漬け、ごぼうのたまり漬、メシ、若布と揚げ湯波と長葱の味噌汁
昼飯 「食堂ニジコ」の冷やし中華(大盛り)
晩飯 厚揚げ豆腐と小松菜の淡味炊き、オクラと胡瓜と茗荷の酢の物、枝豆刻みキャベツとトマトとキウイのサラダを添えたメンチカツ、ABSOLUT VODKA(ソーダ割り)、葡萄


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2020.8.26(水) 選ぶ理由

104回を数えるインディアナポリスのレースで、佐藤琢磨が2017年に続いて2度目の優勝をした。屈曲に富んだ、登り下りのあるF1用のサーキットではなく、楕円のそれで行われるレースのどこが面白いのか、と考える人も、中にはいるだろう。いずれにしても、インディ500は種々の理由により「世界で最も偉大なレース」と呼ばれることもある。

佐藤の操縦するマシンが積んでいたのはホンダのエンジンである。インディ500にエンジンを供給できるのはホンダとシボレーの2社に限られる。その中で、ホンダのエンジンは2005年から今年までの16回のインディ500で、何と12回も優勝に貢献をしている。

僕は、トラック以外の営業車には、ホンダのクルマばかりを選んできた。理由は「だって、本田のオヤジが作った会社のクルマだぞ」という以外には無い。現在のフィットは購入して10年が経とうとしている。新しいフィットも悪くない。しかし僕は、道具はなるべく長く使う主義だ。いまのフィットには、もうしばらく働いてもらうことになるだろう。

ところでマルバアサガオが、坪庭のヒイラギの高いところまではびこっていることには、数日前から気がついていた。7月31日の日記には、この花を好きと書いた。しかしそれは、竹垣に可憐に花を咲かせている限りにおいてのことだ。よってヒイラギに巻き付いたマルバアサガオは、その蔓の先端から地面までを辿り、すべて駆除する。


朝飯 鮭の軟骨の網焼き、納豆、冷や奴、生のトマト、らっきょうの塩漬け、ごぼうのたまり漬、メシ、若布とピーマンの味噌汁
昼飯 胡麻のつゆで食べる冷や麦
晩飯 シメジのグラタンネクタリンとモッツァレラチーズのサラダパンハムと2種の燻製の盛り合わせPetit Chablis Billaud Simon 2016


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2020.8.25(火) ものたりない

きのう包装係のタカクコータロー君に頼まれた仕事から上がると時刻は4時40分。あと20分で5時と思えば、気持ちの余裕も半分ほどは霧消する。シンデレラの制限時間は午前0時。僕のそれは午前6時。6時からは、現実に戻らなければならない。だったら6時までは何をしているかといえば、さして何もしていない。そういう時間こそが、僕には大切なのだ。

日記を書くためのワードプレスに、更新すべきことが9つ、プラグインすべきことが3つと出ている。そしてその数字は、日を追うごとに増えていく。なぜ更新やプラグインを行わないかといえば、以前、それをして作業環境の一変したことがあったからだ。幸い、その直後に、これに詳しい人と会う機会があったため、状況は即、復旧した。来月あたりには、またその人に会いたいものだと思う。

13時すぎに郵便局へ行こうとして外へ出ると、なにやら涼しい。「やだなぁ、もう秋かよ」と、店に戻り、手にした温度計を外の新聞受けに突っ込む。郵便局から戻ってそれを見ると、気温は摂氏30度ちょうどだった。そして「そうか、オレは30度の気温では、ものたりないんだな」と気づく。


朝飯 じゃこ天の網焼き、納豆、冷や奴、生のトマト、らっきょうのたまり漬、ごぼうのたまり漬、メシ、若布と茗荷の味噌汁
昼飯 梅干と長葱を薬味にした冷や麦
晩飯 「和光」のお通しの三点盛り鮪の山かけ鯖の塩焼き、麦焼酎「吉四六」(オンザ日光の天然氷)、家に帰ってからのエクレア、Old Parr(生)


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2020.8.24(月) ひとりでも食卓は賑やか

目を覚まして枕の下からiPhoneを取り出す。時刻はいまだ日付の変わっていない11時34分。とてもではないけれど、起き出す時間ではない。次に気づくと2時56分。以降は眠らず、3時30分に起床する。

チャットワークにいくつかの連絡が入っている。そのうちのひとつに返信をつける。4時10分に製造現場へ降りて、きのう包装主任のヤマダカオリさんに頼まれた仕事をする。そこから事務室と店を経由して4階の食堂に戻る。以降は自分のための時間である。

「朝なら大丈夫」ときのうメッセージを送ったテシマヨーちゃんからは、7時15分に電話が入った。話は18分間も続いた。自分の経験が、誰かの役に立てば幸いである。

蔵、つまり製造現場は本日、大掃除を行う。本日分の商品を袋詰めし、一部は店に、一部は冷蔵庫に格納した11時より、その仕事は始まった。お盆が過ぎれば茗荷の買い入れ、それを追いかけるようにして、しその実の買い入れ。以降は行楽の季節へまっしぐら、というのが例年のならいではあった。今年の紅葉狩りの人出はどうなるだろう。

夜は、いただきものの洋総菜にて冷えた白ワインを飲み、21時に寝室に入る。


朝飯 獅子唐の網焼き鰹節かけ、黒大豆納豆、冷や奴、冷やしトマト、らっきょうのたまり漬、ごぼうのたまり漬、メシ、若布と揚げ湯波と二十日大根の味噌汁
昼飯 「なめこのたまり炊」によるなめこおろしを添えた冷や麦
晩飯 「グルメやまなか」の鴨のサラダ同じく鶏肉のベニエPetit Chablis Billaud Simon 2016


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2020.8.23(日) 朝露

家内の作り置いた常備菜が底を突いてきた。

何年も寮生活をし、その後はひとり暮らしをしたから料理はできる。しかしハムや野菜を炒めれば、レンジ周りに散った油を、いつもより入念に拭き取る必要が出てくる。魚を焼けば、その網を洗う仕事が発生する。よって自分ひとりの調理においては、熱を加えて作るものは、せいぜい味噌汁に限りたい。頼りになる食材は、納豆、玉子、そして豆腐である。

北千住の行きつけの飲み屋では、冷や奴に揚げ玉をのせる。それが気に入ったから、以降は僕も真似をするようになった。冷や奴には何と言っても「日光味噌のたまり浅漬けの素・朝露」である。味噌を絞って作る「朝露」は、その製法により量産が利かず、頻繁に売り切れる。次の蔵出しは、週明けの火曜日になるらしい

夜、日光街道を下りながら「やだなー」と思う。全然、暑くないのだ。気温は摂氏23、4度といったところだろうか。インドシナであれば、ダウンパーカを着る人も出てくる気温である。

飲酒活動から戻ってシャワーを浴び、寝台に横になる。ふと気になってiPhoneを取り上げると、思いがけず「今から電話をしてもかまわないか」というメッセージが勉強仲間のテシマヨーちゃんから入っていた。多分、僕が夕刻にSNSに書き込んだことについての、何か相談だろう。酒のまわった頭では、精密な話はできない。よって「明日の朝6時からなら大丈夫」と返信を送って即、就寝する。


朝飯 生のトマト、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、冷や奴、生玉子、らっきょうのたまり漬、発芽ニンニクの「日光味噌のたまり浅漬けの素・朝露」漬け、メシ、トマトと若布と揚げ湯波の味噌汁
昼飯 揚げ湯波と小松菜の炊き合わせで食べる冷や麦
晩飯 「コスモス」のトマトとモッツァレラチーズのサラダチーズオムレツのカレーライス、ドライマーティニ、TIO PEPE


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2020.8.22(土) 雨というよりも

10時30分、きのうの日記に書いた砂利を、隠居係のタカハシリツコさんと共に、ホームセンターの「カンセキ」まで受け取りに行く。持ち帰った量は15キログラム入りが10袋。それを、門の脇の小さな戸から、庭に運び入れる。これだけの量があっても、あたりに敷き広げれば、多分、砂利はたちまち底を突いてしまうだろう。雨の予報が出ているため、その前に能率を上げると、タカハシさんは僕に確約をした。

「雨の予報」とタカハシさんは言った。しかし15時30分のころから降り出したそれは、雨というよりも、驟雨というよりも、集中豪雨とでも呼ぶべきもののように思われた。僕は店の入口に立ち、クルマが入ってくるたび、クルマから出ようとされるお客様に傘を差しかけ、またクルマに戻ろうとされるお客様にも、おなじことをする。たとえ傘の下にいても、それを続けるうち、ズボンの裾と靴下はしとどに濡れた。

夏の強い雨は、せいぜい15分ほどで止む。しかし今日のそれは、勢いさえ弱まったものの、夜まで降り続いた。その雨の中に、18時45分に出て行く。そして道の駅「日光街道ニコニコ本陣」に併設の「船村徹記念館」でときおり開かれるらしい、ニーベコースケさんによる「日光音盤アワー」の聴衆のひとりになる。


朝飯 若布と玉葱のおひたし、黒大豆納豆、冷や奴、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、らっきょうのたまり漬、発芽ニンニクの「日光味噌のたまり浅漬けの素・朝露」漬け、メシ、缶詰の鯖と玉葱とピーマンの味噌汁
昼飯 茄子と乳茸の汁で食べる冷や麦
晩飯 「食堂ニジコ」のお通しの春雨サラダ「えびたまのうえ」ラーメン麦焼酎「二階堂」(ソーダ割り)


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上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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