2026.5.2 (土) 葉のみを活ける
「充分に寝た」という爽快感は無かった。しかし眠気は訪れない。よって着替えて洗面所を経由して食堂に出る。食器棚の電波時計は2時35分を指していた。睡眠時間の短さを誇示するマウントが、外資系の企業に勤める人たちの中にはあるという。僕がここに起きた時間を記すのは、そのたぐいのものではない。きのうの就寝は20時より前だった。
先月28日の日記にも書いたことだが、上澤梅太郎商店が運営する朝食の専門店「汁飯香の店 隠居うわさわ」の、今月2日から4日にかけては満席を戴いている。予約システムの「ぐるなび」は、満席でもクリックまたはタップできる「リクエスト予約」という仕組みを備えている。今朝もそれによるご予約が、明日の11時30分に入っていた。しかし満席ではどうにもならない。よって、そのお客様にはお詫びのメールをお送りする。
さてその隠居の床の間には現在、堂本印象の「サラニヨシ」が掛けてある。金彩で描かれているのは土筆と桔梗だから、これからもしばらくはそのままでいけるとは思う。しかしそろそろ今井アレクサンドルの「ガーベラ」の出番ではないか。もっとも「花の絵を掛けると、おなじ床に置く活花に苦労をする」と家内は言う。だったら葉っぱだけを活ける、というわけにはいかないのだろうか。
4時15分のころの東の空は黒い雲に塗りつぶされて、昇ろうとしている太陽による紅い帯は、遠い山の端と、その雲の下端の間に細長く見えるのみだった。しかし一時間ほどしてコンピュータのディスプレーから顔を上げると、強く朝日が差しはじめていた。
あたりが明るくなったことにも気づかず読みふけっていたのは、起きる前にスマートフォンの検索エンジンにより偶然見つけた、東北のある出版社の社長の日記である。更にはその日記にあった本を3冊もamazonに注文し、4冊目にも手を出そうとして、それは流石に止めて「リストに追加」をクリックする。
と、こういうことを連ねているから、僕の日記は朝のことばかりになるのだ。
朝食は、きのう炊いたごはんがたくさんあったことにより、お茶漬け。昼食のにゅうめんには、きのうの夜に残ったカレーをかけた。夕食は、おとといの夜の天ぷらの残りによる天とじ丼。連休のあいだはどこもかしこも混んでいるだろうから、外食は避けるとのことである。
朝飯 納豆、揚げ玉、梅干、鱈子、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「ピリ太郎」、ごぼうのたまり漬によるお茶漬け
昼飯 にゅうめん
晩飯 小松菜のおひたし、若竹煮、らっきょうのたまり漬「ピリ太郎」、なめこのたまり炊、天とじ丼、「天寿酒造」の「鳥海山生酛純米」(燗)、いちご













