2026.6.12 (金) 朝の月
久しぶりに3時台の起床。東の空の高いところには旧暦4月27日の細い月。ふと思いついて1945年3月10日の旧暦を調べてみると1月26日と出て「やっぱり」と思う。荷風の同年3月9日の日記に「翌暁四時わが偏奇館焼亡す」「下弦の繊月凄然として愛宕山の方に昇るを見る」とあったことを憶えていたからだ。愛宕山は、偏奇館が位置した麻布市兵衛町の東北東にあたる。むかしの人は今の人より、よほど月には注意を払っていた。僕のおばあちゃんが、そうだった。僕は極端な早寝早起きだから、見るのは朝の月ばかりだ。
雨の降らないうちに、今井アレクサンドルの「ガーベラ」を母屋から隠居へ運ぶ。そしてこれを、堂本印象の「更佳」を降ろした床の間に掛ける。梅雨明けまでは、この室礼で行こう。そして梅雨が明けたら「ヒサオさんの緑の画」に掛けかえるのだ。
隠居の座敷の南東側に種を蒔いた朝顔の芽は、6日間を見ないうちに随分と育っていた。きのうの夕刻の驟雨に打たれても、なお健気に青々としている。夏の楽しみは数々あるが、またひとつ、増えた気分である。
朝飯 スペイン風目玉焼き、納豆、小松菜のソテー、胡瓜のぬか漬け、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、若布とズッキーニの味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 胡瓜のぬか漬け、納豆、刻みキャベツとポテトサラダとブロッコリーのソテーを添えた豚の生姜焼き、「山本酒造店」の「白瀧上撰純米」(燗)、麦焼酎「むぎっちょ」(生)、メロン、エクレア、Old Parr(生)













