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清閑 PERSONAL DIARY

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2018.8.25(土) いましばらくの夏を

闇の中に携帯電話が鳴り響く。それを枕の下から取り出し見ると、時刻は0時49分だった。

飛行機の中でいきなり起こされ「食事は魚と鶏肉のどちらがよろしいですか」と客室乗務員に訊かれても、1、2秒のあいだは答えに窮してしまう。そのときとおなじく僕はなぜか狼狽して、ディスプレイに見えている赤い「受話器を置く」アイコンを即、右手の親指で押さえつけた。

そしておなじ携帯電話にgoogleを開き「アイフォン 電話 夜 出ない 方法」と入れ、現れたページの案内に従って、自分のiPhoneに「おやすみモード」を設定した。「おやすみモード」のデフォールトは22:00から07:00だった。その解除の時間のみ06:00に早めてiPhoneをふたたび枕の下に差し込む。

眠ろうとしても眠れない。眠れないならいつまで横になっていても仕方がない。起きて服を着て洗面所に向かう。昨夜から今朝にかけての睡眠時間は2時間と数十分だ。

15時より雷が鳴り始め、かなり強い雨が降ってくる。日光市今市地区に降る雷雨は大抵、15分ほどで収まってしまう。よって外へ出ること能わず、その雨を呆然と眺めていらっしゃるお客様には「15分ほどお待ちいただければ止みますので、どうぞお茶でも」と、店の中でお休みになることをうながす。しかし今日の夕立はなかなか上がらなかった。

日光の梅雨は、雷と共に始まり、雷と共に終わる。あるいは日光の夏は、雷と共に始まり、雷と共に終わる。今日の雷雨は、夏の終わりを告げるものなのだろうか。だとすれば、とても寂しい。


朝飯 茹でたオクラの鰹節かけ、温泉玉子、納豆、生のトマト、ツルムラサキのおひたし、すぐき、メシ、豆腐と若布と茗荷の味噌汁
昼飯 「大貫屋」のチャーハン
晩飯 「翠園」のフカヒレの蒸し餃子海老と玉子のふわふわ五目焼きそば紹興酒(常温)杏仁豆腐


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2018.8.24(金) 台風20号

目を覚まして枕の下のiPhoneを見ると時刻は4時27分。ここでグズグズするとすぐに5時を過ぎる。それが分かっているから即、起床して着替え、顔を洗って食堂に出る。ここからの最も合理的な行動は、先ずポットで湯を沸かすことだ。しかし今朝に限っては、遮光カーテンをずらして外を見る。雨はそれほど強くない。

そこで部屋に風を通そうと、直角に交わった2枚の窓を開く。1、2分ほどして気づくと、部屋に雨滴が霧のように吹き込んでいる。これでは床が濡れてしまう。よって開けたばかりの窓を閉め、エアコンディショナーを「除湿」で回す。

お茶2杯分の水はすぐに湧く。そのお湯で先ずは1杯のお茶を淹れる。そのお茶を水と共に、先ほど花を供えたばかりの仏壇に上げる。正座をし、線香のための蝋燭にマッチで火を点けながら、膝にあった違和感がきれいさっぱり消えていることに気づく。今月初めの、水を抜かなければならないほどの不調の原因は、一体全体、どこにあったのだろう。

折角の時間をうるさくするからテレビは点けない。コンピュータを立ち上げると、風の流れを示す地図をfecebookにシェアする人がいた。その地図によれば、台風20号は日本海に抜けていた。現在の強い南風は、舞鶴の北方数百キロのところにある、その台風によるものだ。いずれ昼前には収まるだろう。


朝飯 じゃこ、昆布の佃煮、すぐき、たまり漬「おばあちゃんのホロホロふりかけ」、梅干によるお茶漬け
昼飯 「食堂ニジコ」のサンラーメン
晩飯 生ハムのムースを載せた玉子パンジャガイモやハムやチーズのサラダラザニアのグラタンチーズ桃の蜜煮とアイスクリームの盛り合わせ“Barolo Marchesi di Barolo 1998”


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2018.8.23(木) 何やら忙しいが何やら快調

「ワインは、年を経れば経るほど美味くなるのでしょうか」とフランスの酒蔵で訊いた人に「ディートリッヒのような酒は希です」と、その蔵の番人は答えたという。

ワインを女の人に喩えることは、特にフランスではむかしから普通に行われてきた。その長きにわたる慣習に「それはセクシャルハラスメントだ」と異を唱える人が出てきても良さそうな昨今だ。よってそれらしい情報を探そうとして検索エンジンに当たるも、なぜかとんと見あたらない。

そうであれば書くけれど、蕎麦は僕にとっては篠田桃紅だ。あまりに枯淡、あまりに玄妙で、その美味さというものが、どうもよく分からない。対するラーメンは小池栄子だ。こちらの美味さは分かりやすい。僕は昼の外食においては、ほとんどラーメンしか食べない。

今日も台風のちかづく蒸し暑い空気の中、自転車で日光街道を下る。食べようとしているのはもちろん、ラーメンだ。しかしどういう具合か数百メートルを進んだところで気が変わり、そのまま追分地蔵尊を目指す。そして何年ぶりになるか思い出せないほど無沙汰をしていた蕎麦屋に入り、夏限定の蕎麦を食べる。何歳になったかは不明ながら、何よりオバチャンが元気で良かった。跡継ぎの孫は結婚をしていて、これまた良かった。


朝飯 茄子とパプリカの「日光味噌梅太郎赤味噌」炒め、蓮根のきんぴら、トマトのソテーを添えた目玉焼き、モロヘイヤのたたき、納豆、たまり漬「おばあちゃんのふわふわ大根」、メシ、豆腐と若布と三つ葉の味噌汁
昼飯 「並木そば」のだし蕎麦(大盛り)
晩飯 つるむさらきの「日光味噌のたまり浅漬けの素・朝露」漬け、冷や奴のオクラのすり流し、青茄子の「日光味噌梅太郎赤味噌」田楽、蓮根のきんぴら、3種の干物、「永山酒造店」の「貴ゴリさん純米吟醸生酒」(冷や)、西瓜


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2018.8.22(水) 結局は運ですか。

9月13日(水)から18日(火)まで、新宿タカシマヤで開かれる「美味コレクション」への招待状の送り先を、顧客名簿から抽出する。百貨店の担当者が驚くリピート率は、お客様と上澤梅太郎商店との関係性、また商品力に拠るところが大と思われる。そして最後の切り札がマイツールである。顧客名簿に使うソフトが既存のものや専門家の組んだものでは、これだけの結果は得られないはずだ。

このマイツールを使いこなすには、高い山に登るための日常の鍛錬とおなじく、習熟には多少の努力が必要になる。もうひとつ、一度は己を捨て去るような、発想の転換が求められる。

エクセルが自分の日常を受け入れてくれるソフトなら、マイツールは逆に「マイツールの常識」というようなものに自分を合わせなくてはならない。それができるかできないかが、このソフトを身につけられるか、あるいは天国への門の前で引き返さざるを得ないかの分かれ目になる。

マイツールを自分のものにしようとすれば、先ずはこの稀代のソフトに淫することだ。「淫する」という言葉が悪ければ惑溺することだ。「惑溺」という言葉が悪ければ没頭することだ。没頭できるかできないかは、こう言ってはお終いかも知れないけれど、ただただ運が握っているような気がする。


朝飯 「みょうがのたまり漬」を薬味にした冷や奴、納豆、大根おろしを添えた揚げ茄子、刻みオクラの鰹節かけ、生のトマト、たまり漬「おばあちゃんのふわふわ大根」、メシ、若布とベビーリーフの味噌汁
昼飯 きのう「やぶ定」から持ち帰った豚カツによる弁当
晩飯 酢蓮、モロヘイヤのたたき、茄子とパプリカの「日光味噌梅太郎赤味噌」炒め、アコヤガイの明太漬け、茹で鶏のオクラすり流し、「秋田酒造」の「ヤマトシズク美郷錦純米吟醸」(冷や)


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2018.8.21(火) ほおづき

暑さが戻ってきた。とても嬉しい。その嬉しさを確かなものにするため、外へ温度計を出そうとして、途中で思い直す。暑いとはいえ汗はかかない。とすれば、気温は30℃には達していないだろう。もうひとつ、暑くても汗をかかないなら、湿度も高くないに違いない。暑いとはいえ、引き潮のように退きつつある夏が戻ってくることは、今年はもうないのだ。

店舗の入口右に掲げた季節の書は、ここしばらく「氷水」だった。「いつまで氷水でもあるまい」と、今日はそれを「鬼灯」に掛けかえた。来月のなかばまでは、これでいけるだろう。

夜は、19時15分まで食堂にいる。家内は茄子やズッキーニをトマトと共に煮ている。何やら美味そうではあるけれど、その場を去って玄関へ降りる。素足に履くのは、2005年7月23日に買った、これ以上は壊れようのないほど傷んだ、しかしいまだ数年は使えそうなKEENのサンダルYOGUIである。

そして日本酒に特化した飲み会「本酒会」の303回目の例会に参加をするため、ウチから最もちかい蕎麦屋「やぶ定」を目指す。


朝飯 たまり漬「国産にんにく」を薬味にした納豆、千切りキャベツのソテーを添えたベーコンエッグ、人参とブロッコリーのスープ煮、昆布と鮭の重ね煮、すぐき、メシ、トマトとズッキーニの味噌汁
昼飯 朝食のおかずを流用した弁当
晩飯 「やぶ定」の酒肴あれこれ、盛り蕎麦、4種の日本酒(冷や)


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2018.8.20(月) 越えるべき障害

店のシャッターを降ろしてキャッシュレジスターを締め、今日の売上げを記帳して現金を金庫に仕舞うと、もはや機敏に動くことは困難なほどからだが疲れていた。4階に戻って先ずは、風呂に湯を溜める。夕食の後は間髪を入れず入浴して寝るためだ。

ところがこの、入浴や就寝のあいだには、越えなくてはならない、いくつもの障害がある。

入浴には3枚のバスタオルを使う。バスタオル3枚と聞けば、なにやら贅沢に聞こえるかも知れない。しかし僕が使うのは、まるで帆布のように分厚くて硬い、麻のバスタオルである。1枚は濡れた体を拭くため、1枚は風呂上がりに腰に巻くため、そしてもう1枚は、やはり風呂上がりに上半身に巻くためのものだ。

3枚のバスタオルのうち2枚は寝室の隣の洗面所にある。夕食後にこれを取りに行くとき、ともすれば着の身着のままベッドカバーの上に横になりたくなる。そしてその誘惑に負けると、汚れたからだのまま深夜まで眠り続けることになる。

次の誘惑は風呂を上がって食堂で水を飲むとき。ここで長居をすると、椅子の上で不自然な姿勢のまま、小一時間、時には数時間も眠ってしまう。

寝室に入ると、からだにバスタオルを巻いた姿でベッドカバーの上に横になりたい誘惑に、これまた駈られる。ここで横になれば、またまた上述と同じことになる。

更に次の誘惑は、バスタオルを洗面所のタオル掛けにかけて寝室に戻ったところで、パジャマを着ないままベッドにもぐり込みたい誘惑である。それに負ければ、朝まで素っ裸で眠ってしまう。

今夜は最後の障害に引っかかってしまった。それに気づいたのは勿論、翌朝のことである。


朝飯 鮭と昆布の重ね煮、納豆、温泉玉子、刻みオクラの鰹節かけ、油揚げと小松菜の炊き合わせ、エノキダケの酢の物、ごぼうのたまり漬、メシ、豆腐と茗荷の味噌汁
昼飯 「麺屋ききょう」のネギ塩ラーメン
晩飯 枝豆のすり流し、トマトとズッキーニと玉子のスープ、ポテトサラダ、人参とブロッコリーのスープ煮を添えた豚の生姜焼き「日光味噌のたまり浅漬けの素・朝露」風味、「松瀬酒造」の「松の司生酛純米酒」(冷や)


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2018.8.19(日) 脇目もふらず

生まれて初めて膝から水を抜いたのは、今月の1日。朝は仏壇に花と水とお茶と線香を供える。最後の、線香を供えるときには正座をする。膝の具合がもっともよく分かるのは、その正座をしたときだ。

「観測史上最高」を更新し続けた酷暑はおとといの17日に収まり、以降は急に涼しくなった。そして僕の膝はどうやらその17日を境として、急速に快方に向かったらしい。朝、仏壇に線香を供える際に、それを如実に感じるのだ。

ということは、暑いところへ行けば、また膝の不調がぶり返すということだろうか。しかしそれは考えられない。今年の夏の日本ほど暑いところは、いくら南の国とはいえ、僕の旅先には含まれないからだ。

昼に長男が青年会のつきあいから春日町2丁目の夏祭りに行って、午後一番で帰ってきた。長男いわく、日本人ばかりのその場にひとり白人の中年男がいて、もらった枝豆と焼きそばを肴に、これまたもらった缶ビールを飲んでいた。声をかけると男はパンプローナに住む人で、2ヶ月の夏休みのうち1ヶ月を、日本での旅に充てている最中と教えてくれた。

男はまた、下関、京都、北海道と列島を北上し、そこから南下して日光に辿り着いたけれど、日本に上陸して以来、今日が一番楽しいと、笑ったという。日光とはいえ我々が生活する今市地区は世界遺産などない、ただの田舎町だ。にもかかわらず「今日が一番楽しい」である。膝を大きく打ちたい気分だ。

スペインの中年男はそれから2丁目の建具屋オダニさんに連れられ、僕が外で昼食を摂っているあいだにウチに来た。既にして帰社していた長男はそれを受けて、ヘミングウェイの話などしながら、隠居の、築150年の建物に案内をしたという。

旅の楽しさとは畢竟、そういうものだ。名所や旧跡や景勝には脇目もふらず、僕がタイの最北部で何もせず過ごすのも、そういうことなのだ。


朝飯 油揚げと小松菜の炊き合わせ、納豆、スクランブルドエッグ、ウィンナーソーセージのソテー、蓮根の薩摩揚げの甘辛煮、胡瓜のぬか漬け、ごぼうのたまり漬、メシ、シジミと三つ葉の味噌汁
昼飯 「ふじや」の冷やし味噌ラーメン
晩飯 胡瓜の「日光味噌のたまり浅漬けの素・朝露」漬け、エノキダケと三つ葉の酢の物、大根おろしを添えた揚げ茄子、「みょうがのたまり漬」を薬味にした冷や奴、ほうれん草の胡麻和え、牛肉と玉葱の「日光味噌のたまり浅漬けの素・朝露」炒め、今年7月3日に日光で収穫したらっきょうを塩と酢だけで漬けた「夏太郎」、チューハイ、“Chez Akabane”の杏仁豆腐、”Old Parr”(生)


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2018.8.18(土) 桃はいまだに美味い

昨年のお盆休みは、週末を含めれば12(土)、13(日)、14(月)、15(火)、16(水)の5日間がもっとも一般的だったと思われる。それに対して今年のそれは11(土)、12(日)、13(月)、14(火)、15(水)、16(木)の6日間で、だから休む方にも、またそのお盆に商売をさせていただく当方にも、昨年よりは嬉しい並びになった。今年は更に、17日の金曜日を挟んですぐにまた週末が来る。仕事のし甲斐のある8月なかばである。

気温は、秋の到来を感じさせたきのうから、また下がったような気がする。湿度もまたしかり、である。夏にはもうひとがんばりしてもらって、残暑が復活することを僕は望んでいる。もうひとつ、トマトや茄子やオクラなどの夏野菜を、僕はいまひとつ堪能しきっていない気がする。秋にはいましばらく、列島の北のあたりで足踏みをしていてもらいたい気分だ。

日光の茗荷は、今年は出が早いという。日照りに気息奄々としていた県南の生姜は、その後、息を吹き返しただろうか。しその実の出来や、いかに。秋は、さまざまな原材料の仕入れどきでもある。そして桃は、いまだに美味い。


朝飯 油揚げと小松菜の炊き合わせ、蓮根の薩摩揚げの甘辛煮、ピーマンのソテーを添えたベーコンエッグ、納豆、ごぼうのたまり漬、メシ、大根と大根の葉の味噌汁
昼飯 「大貫屋」の塩ラーメン
晩飯 “Finbec Naoto”の其の一其の二パン其の三其の四グラスの白ワインパン其の五小さなカレーライスグラスの赤ワイン桃のコンポート、コーヒー


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2018.8.17(金) 日光は、秋

朝、起きて食堂に来ると、これまでは、その暑さに辟易したならエアコンディショナーの冷房の、そこまででなければ除湿のスイッチを入れ、更に凌ぎやすいようであればエアコンディショナーには頼らず、窓を開けて部屋に風を通していた。しかし今朝は、それら3つの選択肢のうちのどれも必要ないとからだが判断したのだろう、気づくと食卓にコンピュータを開きつつ、1時間ほどが過ぎていた。

朝食を済ませて事務室から外へ出る。風が秋の気配を含んでいる。駐車場の隅にいつの間にか増えた鉄砲百合は、一斉に花を咲かせた。お盆を過ぎた途端、季節は夏からいきなり秋になってしまったのだろうか。両手の平と指先が早くも荒れ始めている。頭よりもからだの方が正直に、秋の到来を認めているのだ。

店が開く前に如来寺のお墓に自転車を乗り入れ、4日前に供えた花を片付ける。花立ては水場で洗い、線香立ては中に残った線香を捨てて、これもまた水で洗う。

閉店後、家を出るときこそ明るかったものの、山あいの料理屋に着くころには、日はとっぷりと暮れていた。その暗さと共に、はじめて訪ねる店のため、クルマを停める場所を見つけるまでしばらくかかった。砂利の駐車場から庭を横切れば、玄関は目の鼻の先にあるらしい。しかしそうと分かっていながらわざと正面へと回り、土蔵づくりの門をくぐる。そうしてひと晩ひと組限定の客として、家内と静かに飲酒喫飯をする。


朝飯 油揚げと小松菜の炊き合わせ、納豆、トマトのソテーを添えた目玉焼き、蓮根の薩摩揚げの甘辛煮、胡瓜のぬか漬け、ごぼうのたまり漬、すぐき、メシ、豆腐とオクラの味噌汁
昼飯 「食堂ニジコ」の冷やし中華
晩飯 「炉心庵」の其の一其の二菊姫山廃純米(燗)其の三其の四其の五〆張鶴純純米吟醸(燗)其の六其の七其の八、自家製梅酒(生)


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2018.8.16(木) 今度は東北

朝のニュースが東北地方の大雨を伝えている。この時期に畑が冠水すると、ウチが原材料としている秋田県能代産の茗荷はかなりの被害を受け、価格は急騰する。9月の下旬まで待っても上質の品が常識的な価格で市場に出なければ、また数年前のように、売り切れを余儀なくされるかも知れない。

それはさておき東北地方は大雨でも、日光市の天気は穏やかだ。今日は暑さもすこし薄らいだ気がする。午後の中ごろに空が暗くなり、いかにも驟雨の襲ってきそうな雲行きになったにもかかわらず、降った雨はごく少なく、それも、気づかないうちに止んでしまった。

閉店後は社員とミーティングを行う。今月最大の山を越えたとはいえ、肩の荷を一度に降ろすわけにはいかない。事務係も製造係も販売係も、それぞれが、次の山へ向けての準備にかかるときである。その逐一を、ミーティングでは伝えた。

夜は長男の焼いたビーフステーキにて、記録によれば1990年6月1日に6本を購入した”Chateau Mrgaux 1956″の最後の1本を飲む。20世紀中最低といわれるヴィンテージの、62年も経ったワインからは、いわゆるマルゴーらしさはとうに失われ、3日のあいだ立てておいたにもかかわらず、澄んでいるのはボトルの上半分のみ。更にはコウモリの糞、あるいは古びたシードルのような小便臭さえ漂う。「なぜそのようなものを飲むか」と問われれば、まぁ、そういう遊びもあるのだ。


朝飯 蓮根の薩摩揚げの甘辛煮、油揚げと小松菜の炊き合わせ、納豆、胡瓜のぬか漬け、ごぼうのたまり漬、メシ、椎茸とズッキーニの味噌汁
昼飯 会社支給の「ミラノピザ」の「マルゲリータ」と「デラックス」を半分ずつ、トマト酢のソーダ割り
晩飯 ベビーリーフとグリーンアスパラガスのサラダ、大根と人参のなます、ビーフステーキジャガイモのグラタンたまり漬「国産にんにく」を混ぜ込んだバターライス桃のブラマンジェ“Chateau Mrgaux 1956”


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上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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