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清閑 PERSONAL DIARY

2026.7.17 (金) 精進揚げ

2時30分のころ、耳の後ろ、肘の内側、太ももの後ろ側に、点々と痒みを覚え始める。当初、痒さは、その部分を指先でひねるなどしてやり過ごしていたものの、そのうち「これは蕁麻疹ではないか」と、しばらく前のことを思い出す。

痒いところの特に太ももの後ろ側にはやがて、蚊に刺されたときのような、小さな膨らみがあらわれた。「蕁麻疹ではないか」という疑いは「また、蕁麻疹だ」という確信に変わった。よって洗面所を経由して食堂へ行き、テレビ台の下の、僕のためだけの薬を収めた抽斗から皮膚科の処方による抗アレルギー薬を取り出す。そしてそれを1錠だけ服用する。

症状は30分ほどで軽くなり、1時間が経つころには痒みも皮膚の膨れも引いた。そこでようよう起床する。食堂の電波時計は3時58分を差していた。

この日記を遡ったところ、人生初の蕁麻疹は、今年の5月1日未明のことだった。その日記を読み返してみれば、蕁麻疹は、胃痛を追いかけるようにして起きていた。それではその前の晩は何を食べていたか。1日を遡って4月30日の夕食を確かめたところで「あーっ」と声が出た。それはきのうの夜とおなじ天ぷらだった。胃は、実は今朝も、胃薬を飲もうか飲むまいか迷うほどには痛かったのだ。

蕎麦屋でたぬき蕎麦を食べても、またスーパーマーケットの出来合いの天ぷらをにゅうめんに乗せて食べても、蕁麻疹は起きていない。とすれば家の天ぷらの、何かの具材が悪さをしているに違いない。その具材とは何だろう。そして家においては、しばらくは精進揚げのみに箸を伸ばすことにしようと決める。


朝飯 揚げ湯葉の甘辛煮、トマトのソテーを添えた目玉焼き、納豆、胡瓜のぬか漬け、なめこのたまり炊、たまり漬「七種刻み合わせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、大根とズッキーニの味噌汁
昼飯 納豆のつゆの素麺
晩飯 チーズ、穴子の佃煮、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」トマトとベビーリーフのサラダ目玉焼きを添えたカレーライス、Old Parr(ソーダ割り)、メロン


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上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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