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清閑 PERSONAL DIARY

2017.11.13 (月) 虎口

東京での所用にて、ホンダフィットの運転席に収まり、朝7時32分に会社を出る。

日光宇都宮道路、東北道と順調に走って浦和が近づくと「鹿浜橋まで70分」の表示が出る。「70分」なら、今朝、日光から浦和まで来るにあたって費やした時間より長い。「馬鹿くせぇ」と首都高速道路には乗らず、左に逸れて浦和インターチェンジで降りてしまう。時刻は8時45分。このあたりの地理はまったく知らないものの、iPhoneでグーグルマップを見ればどうにかなるだろうと踏んでのことだ。

鹿浜橋はとうに過ぎ、9時34分に扇大橋が見えてくる。ここまで来れば、あとは知った道である。いまだ空の広い舎人から一直線に南下をして西日暮里。そこから不忍通りに入って池之端。秋葉原を通り抜け、神田のガード下を10時10分に通過する。予想した時刻に20分遅れて、日本橋には10時20分に着いた。

都内の数ヶ所で用事を済ませ、湯島を15時33分に出る。来た道を戻り、扇大橋から首都高速道路に上がる。ここを走るのは2005年以来のことではないだろうか。ほとんどすべてのクルマが飛ばしているのは、むかしからのことだ。地を這うスポーツ車なら、いくら飛ばしても危なげはない。しかしここでは4トンの保冷車さえ、恐ろしいほどの速度でコーナーに突進していく。高速道路といえばせいぜい日光宇都宮道路くらいしか走らない僕からすれば、首都高速道路は命の危険を実感するところである。

大きなトラックの後ろについて、つまり前方を見渡せない状態で浦和本線料金所にさしかかる。「ことによると」と顔を左にずらせて先を見ると、目前に迫った入口は果たしてETC専用だった。というか、視界に入るすべての入口はETC専用である。遂に僕は、入口と入口の間に設けられた、赤い衝突衝撃緩衝具にホンダフットの鼻先を付けて停止せざるを得なかった。

両側を、ETCを搭載したクルマや大型トラックが、速度をほとんど落とさないまますり抜けていく。果たして自分はこの危機を脱することができるだろうか。

先ずは、カーステレオからCDを引き抜いて車内の音を消す。そしてリアウィンドウ越しに後ろを振り返ると、数百メートルの彼方までクルマが一台も迫ってこない奇跡の瞬間があった。その機を逃さず数十メートルを後退し、ハンドルを大きく左に切って、いくつものレーンを横切る。そして左端ちかくに設けられた一般用の入口から無事に東北道に乗る。僕はかなり運の良い人間ではないだろうか。

浦和の料金所から東北道の下り車線を周囲の流れに乗って走るとは、時速120キロから130キロを保って、時には140キロちかくまで速度を上げて走ることに他ならない。自分でハンドルを握っての東北道は、これまた多分、2005年以来のことだ。

それでもすこし走るうち、周囲のクルマの速度は徐々に落ちていった。そうして東北道を宇都宮インターチェンジで降り、日光宇都宮道路に乗り換えて、17時26分に帰社する。


朝飯 大根おろし、納豆、明太子、胡瓜の「日光味噌のたまり浅漬けの素・朝露」漬け、ごぼうのたまり漬、メシ、お雑煮の汁
昼飯 「天鈴ゞ」の特上天丼
晩飯 トマトとほうれん草とモツァレラチーズのサラダトースト煮込みハンバーグステーキ“GRANDS ECHEZEAUX Vicomte Bernard de Romanet 1985”


美味しい朝食のウェブログ集は、こちら。

  

上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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