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清閑 PERSONAL DIARY

2019.4.23 (火) くすのき

家内の母の十七回忌、および父の三回忌のため、広尾の駅を降りて南部坂を上がる。ホテル王の夫婦が住む、高く反り返った鉄柵で囲まれた、まるで要塞のような家を過ぎれば、山の上の禅寺は目と鼻の先に迫っている。朝のニュースでは、今日の気温の高いことを気象予報士が伝えていた。僕は夏用の背広を着て、しかし汗はかかない。

今日の法事は、これまでのそれとは異なって、ごく内輪で行った。よってその後の食事もちかくの懐石料理屋ではなく、麻布十番のラーメン屋で摂ろうと考え、仙台坂を下る。十番商店街を北上しつつクルマの窓から左手にその店を確かめると、しかしそこには「火曜日定休」と書かれたシャッターが降りていた。即、方向を転じて鳥居坂を上がる。

空が晴れていさえすれば、景色は大抵、美しい。国際文化会館のコーヒーショップでサンドイッチをつまみつつ「ビールの好きな人なら、飲まずにはいられない環境だ」と考える。僕は酒は好むがビールはほとんど口にしない。昼酒も、つき合い以外では飲まない。夜に白ワインを飲んだら良さそうな気もするが、折角の庭は闇に沈んでいるだろう。

前回、ここに来たのはある団体の設立総会のときで、それは4年前の4月の夜だった。その集まりからは「自分の本当に好きなことは何か」と考えた結果、すぐに抜けた。

浅草16:00発の下り特急に乗って終業直前の会社に戻る。閉店の作業をして社員を送り出し、夕食の後は入浴をして早めに就寝する。


朝飯 納豆、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、目玉焼き、大根おろし、ふきのとうのたまり漬、らっきょうのたまり漬、梅びしお、メシ、豆腐と三つ葉の味噌汁
昼飯 “THE GARDEN”のクラブハウスサンドイッチ、レモングラスティー
晩飯 だし巻き玉子、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、素麺の吸い物鮨あれやこれや、「新政酒造」の「純米大吟醸生原酒ナンバー6」(冷や)、蓮根菓子「西湖」


美味しい朝食のウェブログ集は、こちら。

  

上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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