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清閑 PERSONAL DIARY

2020.8.16 (日) 送り盆

これでお墓に通うのも4日目になる。花立ての水を換えるためだ。その水遣りのせいか、花は何とか保っている。それでも、明日は綺麗さっぱり片付けてしまおうと思う。

「渋滞に閉ざされて昼食の機会を失っては気の毒だ」と、店ではおととい、きのう、今日と、たまり漬を使ったサンドイッチをご用意した。社員に任せているからその製造数は知らないけれど、3日とも同じ数をお作りしたという。今日はお盆休みの最終日で、お客様の引けは早いだろう。とすればお客様には、より積極的にお声がけをする必要がある。

昼すぎに確かめたところによれば、今日は3日間でもっとも早く、サンドイッチは売り切れたという。「だったらおとといもきのうも、今日とおなじくらい頑張っていれば、もっと売れただろう」と考えるのが日本の経営者だ。そういう考え方が良いのか悪いのかは分からない。

ウチはお盆の「お迎え」は、13日の日記に書いたように、提灯を提げてお墓まで出向く。しかし送り盆は「簡単にしちゃうの」と言ったおばあちゃんの時代から今に至るまで、ホオズキなどの仏壇の飾りを玄関の前で焼いて、それで済ませる。この行いの中には、寂しさとサッパリ感が、うすく同居をしている。何かを失うときに特有の感情である。

お墓に通うのが4日目なら、透明で強い酒をソーダで割って飲むのも4日目になる。そして明日に備えて早々に寝る。


朝飯 刻みオクラの鰹節かけ、納豆、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、茄子と乳茸の炒りつけ、らっきょうのたまり漬、柴漬け、メシ、揚げ湯波とピーマンの味噌汁
昼飯 会社支給の「琥侍」のホルモン野菜炒め弁当
晩飯 夏野菜と鶏笹身肉のぶっかけ素麺ABSOLUT VODKA(ソーダ割り)“le brun”の杏のタルト、Old Parr(生)

  

上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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