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清閑 PERSONAL DIARY

2023.4.23 (日) タイ日記(6日目)

目を覚ましたのは3時38分。部屋が暑い。即、起床して冷房を入れる。洗面所へ行くと、殊勝にも歯を磨いた跡がある。シャワーを浴びたか否かについては不明。よってシャワーを浴び、そこから出て冷房を消す。以降の数時間は、腰にタオルを巻き、上半身は裸のままでコンピュータに向かう。部屋はすぐに暑くなる。「いいねー、これでこそタイだ」と嬉しくなる。

きのう日記のあらかた書けたところでTシャツとタイパンツを身につけサンダルを履く。「メシ屋が少なかったら困るな」とホテルのある小路からラマ4世通りに出ると、そこはに屋台も含めて食べ物屋が10軒以上も並んでいたから安心をした

その10軒ほどのうちの汁麺屋らしい店で「今朝はバミーナムだ」と注文しながら調理台の脇を抜けようとすると「バミーは無いです」とお運びのオニーチャンが言う。確かに麺は見あたらない。大きな豚肉の煮える鍋を横目に「ガオラオ」と訊くと、そうだという。すかさずガオラオとごはんを注文する。肉の種類を訊かれれば、僕は豚と答えることが多く、今朝もその通りにした。そしてガオラオは上出来だった。更に、米の美味さに驚いた。TikTokに上げる動画は、今朝もしっかり撮った。代金は55バーツ。ガオラオが50バーツでごはんが5バーツだろうか。首都の食べものの値段はハジャイのそれに比べても、むしろ安く感じる。

9時から正午までは屋上のプールで本を読む。ホテルは、屋外に寝椅子とパラソルまたは日陰のあるプールさえ備えていれば、他のことはほとんど気にしない。シャワーの温度を上げると水圧の極端に落ちる現在のホテルにも、特に不満は無い。

昼食はラマ4世通りを歩道橋で渡り、それを降りたところの豚足屋で摂った。価格は60バーツ。その豚足屋から東へ散策すると、バンコク商業銀行の脇から北に小路が延びている。その両側は、小路の入口パクソイから食堂ばかりが続いている。ソイの名前は”Pluk Chit 1″。炎天ではあるものの、興味を引かれて奥へと歩いてみる。周囲の雰囲気は、失礼ながら、まぁ、スラムだ。機会があれば、夕刻にまた来てみようと思う。

部屋へ戻り、本日、何度目かのシャワーを浴びて服を着る。移動日を除いては、服はずっと、上は白のTシャツ、下はタイパンツだ。タイパンツとはいえ屋台で100バーツで売っている、象の絵柄の入ったそれではない。プレー産の藍染めである。そして履くのは”KEEN”のゴム草履。地下鉄MRTはきのう使って、その本数の少なさに辟易した。よって今日は、ホテルからは目と鼻の先のバス停に立つ。

サラデーンへは115番のバスと、先ほど部屋で調べておいた。しかし表示によれば、おなじ方へ向かうバスは他にもたくさんある。そして間を置かずに来た46番のバスに乗る。車両は冷房を備えない古いもので、振動も大きい。

「サムヤーン」
「サムヤーンには行かない。ファランポーン行き」
「いくら」
「10バーツ」

行き先はどちらにしても、外の景色を見ていれば、降りるべきところは分かる。バスは高架を越え、シーロム通りとの交差点、次にスラウォン通りとの交差点を過ぎて直進する。「なんだ、だったらサムヤーンの脇を通るではないか」と考えつつ、その手前で停車ボタンを押す。ラマ4世通りからは、モンティエンホテルの構内を横切ってスラウォン通りに出る。簡単すぎて、呆気ないほどだ。

15時15分にマッサージの有馬温泉へ行く。入口にマスクをせよとの表示があったため、ポケットからそれを取り出しかける。すると外にいた、白いワイシャツを着たオジサンは社員なのだろうか「もー、もー、もー」と顔をしかめて見せた。「表示は表示として、もうそんなものは必要ありませんから」という意味なのだろう。

脚マッサージ1時間と耳掃除を頼んで施術室への戸を引く。広い室内は、ほぼ満員の盛況。よくもまぁ、コロナを乗り切ったものだと思う。脚マッサージは250バーツ、耳掃除は350バーツ。チップはそれぞれに100バーツと50バーツ。

そこからサラデーンまではタニヤの小路を伝っていく。日本から持参したシーブリーズは使い果たしていたから、シーロム通りに出たところの薬局Bootsでアロエのクールジェルを買う。ついでに家内に頼まれた酔い止めも買う。その薬は日本製でも、日本では売られていないものだった。もうひとつ、タイで売られている薬は日本製のものであっても日本で買うより安い。

高架鉄道BTSを使ってサトーンの桟橋には16時50分に着いた。この時間になっても日差しは衰えない。17時10分の専用線に乗って、今日もコモトリ君の家へ行く。途中、アイコンサイアムの前庭に、草間彌生の巨大な南瓜を見る。夕食は、コモトリ君の手料理と焼酎のソーダ割り。

帰りのタクシーの運転手は、きのうに続いて優秀だった。95バーツのメーターに対して100バーツ札を手渡し降りようとすると「5、5、5」の連呼。「少しばかりのお布施」と答えると、彼は愉快そうに笑った。時刻は20時52分。部屋へ戻って歯を磨き、シャワーを浴びて即、就寝する。


朝飯 ラマ4世通りとSoi Saphan Khoの角のガオラオ屋のガオラオとゴハン
昼飯 “KAMOO BONKAI”のカオカームー
晩飯 コモトリケー君の家のたぬき奴と里芋の煮ころがし獅子唐炒めなめたけ奴肉味噌の焼きそばキンミヤ焼酎(ソーダ割り)


美味しい朝食のウェブログ集は、こちら。

  

上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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