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お買い物かご

清閑 PERSONAL DIARY

2023.9.29 (金) 新調

2008年の秋から使い続けてきた、土屋鞄製のパスケースがある。鉄道の回数券と57.5mm×88mmのD型券、他にクレジットカードなどが収まる大きさで、僕が所有する、多分、数百におよぶ道具の中でも、もっとも便利なうちのひとつだ。しかし15年を経てあちらこちらはほころび、剥がれ、ポケットの中で逆さになると、回数券は抜け落ちてしまうようになった。

服からクルマまで、道具は上質なものを直しつつ長く使うことが好みだ。パスケースは今年の4月10日に、土屋鞄の日本橋店に修理に出した。

現在、土屋鞄はこのパスケースを作っていない。そして担当者とひと月ほどメールのやり取りをするうち、僕の求める水準までの修理には、税込11,770円の代金のかかることが知らされた。「道具は直しつつ長く使うことが好み」とはいえ、買ったときの3倍ちかい修理代は心理的に出しがたい。

それから2か月ほどして、顧客の求めに応じて革製品を作ってくれる工房を神戸に見つけた。そして土屋鞄から引き上げた、使い古したパスケースを見本として送った。

店主のホシノトモヤさんは、壊れた個所と僕の使い方を照らし合わせつつ、幅は5ミリ伸ばした方が壊れにくくなると提案をしてきた。本職の意見には従うたちだから、僕はそれを承諾した。代金は税込13,200円となった。

完成まで2か月と伝えられていたそのパスケースは、1ヶ月と3週間を経て届いた。ブライドルレザーに特有の白い粉は、使ううち艶に変わるだろう。


朝飯 きのう孫の残した秋刀魚の塩焼き、納豆、モロヘイヤのたたき、牛蒡と人参のきんぴら、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、若布と揚げ湯波と万能葱の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 鮒鮨の飯、夏太郎らっきょう、空心菜炒め「食堂ニジコ」から持ち帰った豆腐の塩煮同じく海老春雨同じく中華焼きそば同じく鶏の唐揚げ、「紅星」の「二鍋頭酒」(生)


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上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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