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清閑 PERSONAL DIARY

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2022.5.6(金) 便利は不便

きのう一眼レフで撮った画像をコンピュータに取り込むべく、本棚の一角に納めた保管庫を開く。そして”NIKON D610″を食堂へ運ぶ。

きのうは撮ったばかりの画像を再生しながら、余計なボタンに触ってインデックス表示にしてしまった。画像の取捨選択や加工を僕はすべてコンピュータでする。よってインデックス表示は不要ながら、これを元に戻す方法を知らない。今朝は使用説明書に頼ってようやく、それを復旧させた。

「ホンダフィットには10年以上も乗っているけれど、1度も使ったことのないスイッチが複数ある」と先月21日の日記に書いた。カメラにも、余計なボタンは要らない。

できるだけさっぱりしたクルマを求めようとして自動車会社に相談をしたところ「タクシー仕様になります」とそっけなく言われたと、むかし「わたびき自動車工業」のナカオキミツルさんに聞いたことがある。僕の要望を理解する以前のコピー機のセールスマンは、多彩な機能を盛んに言い立てた。ナカオキさんとおなじく僕も、道具は簡素、単純な方が好きなのだ。

「機能の少ない一眼レフ」と検索エンジンに入れても、そのようなものは出てこない。今さら銀塩カメラには戻れない。リコーの”GR DIGITAL”から離れられない所以である。


朝飯 揚げ湯波と人参と小松菜とジャコの炒り煮、小松菜のおひたし、納豆、カニかまと胡瓜の酢の物、焼き海苔、ごぼうのたまり漬、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、メシ、豆腐と若布と玉葱の味噌汁
昼飯 「食堂ニジコ」の麻婆丼
晩飯 いぶりがっこ、コンビーフ、オールドイングランドトマトエッグドロップスープサラダ菜とズッキーニのサラダパン鶏とマッシュルームとマカロニのグラタンChablis Billaud Simon 2015


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2022.5.5(木) 胸突き八丁

黄金週間は、今日が胸突き八丁だろう。胸突き八丁といえば真っ先に、仙丈ヶ岳へ近づいていこうとするときの八丁坂を思い出す。

自由学園の遠足は登山である。もっとも辛かったのは、高等科1年のときの富士山だ。「富士山など子供でも登れるだろう」と言われれば、我々のそれは、そういうたぐいのものではない。先ず、馬返しから森林帯を抜けるだけで、既にして疲労困憊である。八合目が迫ると、高山病により食べたものを吐く者が出てくる。山開きの前で、雪も降る。1972年の山小屋は、まるでタコ部屋を思わせた。

翌日は須走を駆け下りて、そのまま御殿場の駅まで15キロを歩いた。雪に反射する太陽光に焼かれた顔は、表情を変えるたび、激しい不快感を皮膚に覚えさせた。

高等科2年の前穂高は、四肢を使ってガレ場をよじ登る怖さを感じない者には楽だった。僕もそのひとりで、頂上に達したときは「あれ、もう終わりか」と呆気にとられた。仙丈ヶ岳の馬鹿尾根を登り降りしたのは高等科3年のときのことだ。

終業後は週に1度のミーティングを開く。胸突き八丁を越えても登り降りは続く。粛々と、歩を進めるのみである。


朝飯 ひじきと梅肉のふりかけを薬味にした冷や奴、生玉子、生のトマト、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、たけのこごはん、コンビーフと小松菜の味噌汁
昼飯 2種のサンドイッチとレーズンパン、コーヒー
晩飯 めかぶの酢の物、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、手巻き鮨のたね其の一其の二、「齋彌酒造店」の「雪の茅舎秘伝山廃純米吟醸」(燗)、西瓜


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2022.5.4(水) 結構、詰まっている。

「梅太郎」の名でtiktokに朝食の動画を上げている。そのお膳に毎日のようにある「ごぼうのたまり漬」について、これはどこで買えるのかの質問をきのう、いただいた。上澤梅太郎商店である旨を答えると、その方から今朝は「おうちたまてばこを買いました」の返信があった。

人気の6種類を詰め合わせた「たまてばこ」は、山中塗りの2段重ねの箱を風呂敷で包んだもの。おなじ内容を簡単な包装にしたものが「おうちたまてばこ」だ。この詰め合わせができたときには、ごぼうのたまり漬はいまだ開発されていず、だから今回のお客様のご注文に、お目当ての「ごぼう」は含まれていない。

即、初回専用の「おためしセット」に「ごぼうのたまり漬」を追加されればお得なこと、またメールか電話でご連絡をいただければ変更が可能なことを、おなじスレッドに書き込んだ。

この、今早朝のやり取りについては9時に、事務係のカワタユキさんとツブクユキさんに伝えた。ふたりによれば、このお客様からの商品変更のメールは既に届いている、ただしご注文はYahoo!ショッピングからのものである一方「おためしセット」は本店サイトにしか置かれていないため、どうしようかと思案中とのことだった。

僕はふたりに次善の策を伝え、それをお客様にメールでお知らせするよう指示した。お客様は反応の素早い方で、いくらも経たないうちに当方の意を理解してくださった。この、tiktok経由のお客様には僕の手紙を添え、心ばかりの品を同梱させていただこうと思う。

午後、駐車場の交通整理に当たっていた長男が、僕の妹の同級生という女の人を連れてきてくれた。妹とおなじ剣道部にいらっしゃったというこの方は、僕のオフクロが稽古前のおやつとしてお好み焼きを作ってくれたことを覚えていると、教えてくださった。帰郷の折にお立ち寄りくださるこのような方を、僕はとても有り難く感じる。オフクロはとても良い死に方をしたと、僕はこの旧姓フクダさんにお伝えをした。

さて、きのうの日記には「黄金週間の繁忙の頂点は今日にあるだろうか」と書いた。しかしキャッシュレジスターを締めてみれば、今日の方が売上げは良かった。明日こそは人の出も収束に向かうだろう。そしてまた週末が来るのだ。淡々とした仕事の中には、小さな喜びが、結構、詰まっている。


朝飯 グリーンアスパラガスの焼きびたし、ウインナーソーセージとピーマンとパプリカのソテー、納豆、蕪と胡瓜のぬか漬け、柴漬け、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、春菊と若布の味噌汁
昼飯 ラーメン
晩飯 春菊の白和え、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、東坡肉蕪と胡瓜のぬか漬けたけのこごはん、「山本酒造店」の「ピュアブラック純米吟醸」(冷や)、「金谷ホテルベーカリー」のあんパン、Old Parr(生)


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2022.5.3(火) 知らなくても分からなくても

このところ、1日の中で僕のもっとも好きな景色、すなわち夜と朝のあいだの空、というものが見られない。これまでの空には夜、夜と朝のあいだ、朝、という明確な色分けがあった。しかしこのところは、夜は薄ぼんやりとした表情のまま、いつの間にか朝になる。

このようなとき、うっかり気象や天文の専門家に「どうしてでしょうね」などと訊けば、嬉々として微に入り細を穿ち、延々と説明をしてくれるに違いない。すると当方は余計に分からなくなるから、敢えて分からないままにしておく。

一体、と、ここに「一体」のふた文字を持ってくるのは古典的な用法と思うけれど、僕の日記には「知らない」とか「分からない」という言葉が多い。そしてそれを恥じない。知らなくても分からなくても、どうでも良いのだ。

それはさておき黄金週間の繁忙の頂点は、今日にあるだろうか。難しいのは明日あさっての製造計画である。こどもの日は木曜日。その2日後にはまた週末が来る。とはいえ商品は、作りすぎてもいけない。いずれ包装係のヤマダカオリさんが、良い塩梅に考えてくれるだろう。


朝飯 春菊の白和え、揚げ湯波と蕪の葉の炒り煮、納豆、グリーンアスパラガスの焼きびたし、蕪と胡瓜のぬか漬け、ごぼうのたまり漬、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、メシ、こごみの天ぷらと若布の味噌汁、イチゴ
昼飯 まぜそば
晩飯 「あづま」のサラダチキンカツ、大根と胡瓜のぬか漬け、ごはん、味噌汁日本酒(燗)


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2022.5.2(月) 夏の予感

四季の中では夏が最も好きだ。日差しはきつく湿度は高く、やたらと汗をかき、しかし井戸のそばの、椰子の木と木のあいだに張り渡したハンモックでのんびり寝ているわけではないから、頻繁に水を浴びることもできない。肉体は不快でありながら、なお夏が好きとは、どのような理由によるものか。それは多分、夏の持つ原始的な生命力、緑濃く繁った植物、朝に啼く鳥や虫の声、青い空に沸き上がる巨大な積乱雲などに抗いがたく惹かれるからに違いない。

幾重にも服を着なければ凌げない冬が終わり、春が来ると、胸をなでおろす気分になる。ふと気づくと朝は随分と早くから明るくなり、夕刻も、しばらくは暗くならない。しかしその春には独立した季節というよりも「冬と夏のあいだ」という、宙ぶらりんな印象が僕にはある。志ん生流に言えば「シャツの三つ目のボタン」である。

5月の何が嬉しいかといえば、夏の予感の増してくるところが嬉しい。湿度は低く、朝夕の空気は冷涼ではあるものの、日はいよいよ高く、若緑が目に眩しい。

先月29日の朝は隠居へおもむき、連休中の予約について、家内、長男、タカハシリツコさん、僕との4人ですり合わせをした。そのときは特に気づかなかったものの、2日後のきのうの庭には藤とツツジが満開だった。水辺の菖蒲も多分、僕の知らないうちに花を開くだろう。


朝飯 生玉子、にんにくのたまり漬を薬味にした納豆、めかぶ、ひじきと梅肉のふりかけ、柴漬け、ごぼうのたまり漬、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、メシ、大根とレタスのサラダ
昼飯 ラーメン
晩飯 トマトと胡瓜のサラダカレーライスOld Parr(水割りのお燗)マンゴー牛乳


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2022.5.1(日) いきなり来てはいけません。

起きて食堂に来ると4時までに30秒を残していた。いよいよ5月、である。

6時前に隠居へ去った家内から電話が入る。余分の若布があれば欲しいという。自分が使っているのは築地から取り寄せた上物だと答える。今すぐにか、と問えば8時で間に合うという。よって朝礼の始まる前、7時45分にそれを紙袋へ入れて隠居の勝手口に届ける。今週の味噌汁は若竹と若布とのことで「だったらオレも飲みてぇな」と考える。

本日の「汁飯香の店 隠居うわさわ」は、開店の8時30分からオーダーストップの13時まで満席のご予約をいただいている。お名前からすればラテン系らしいお客様の、10時15分のご予約に返信をお送りしたのは僕だ。個室をご希望でいらっしゃったので、そちらは”tatami room”である旨をご説明したが、大丈夫だろうか。

地理不案内ではいけないと、事務室の中から外へ目を光らせているものの、10時15分を回っても、それらしき姿は見えない。別件で隠居へ行くと、その4名様は、既にして個室「杉の間」でおくつろぎになっていた。

道の駅「日光街道ニコニコ本陣」へは、本日、どれだけ足を運んだか知れない。納品するそばから売れてしまう、ということではない。「こちらを入れれば、あちらが品薄」という、モグラ叩きのような状況が頻繁に発生するのだ。それでも一度に大量に商品を置くことはしない。お客様には、できるだけ新しい品物をお買い求めいただきたいではないか。

夕刻、事務室にいるところに勉強仲間のツツミタイヨーさんが顔を出す。ツツミさんは九州の人である。三菱の真新しいSUVに気づいて「クルマで、ですか」と驚くと「そうです」と笑う。旅なら公共の交通機関でノンベンダラリンと移動したい僕とは、また違う性向を持っているらしい。

それにしても「いきなり来てはいけませんね」と思う。あらかじめ連絡をくれれば近くの宿を紹介し、夜は僕の行きつけで飲めただろう。独行を好む僕ではあるけれど、相手によっては一席を設けることも厭わないのだ。

さて明日は連休の谷間の月曜日。繁忙は、どのような具合になるだろう。


朝飯 カニかまのマヨネーズかけ、納豆、菠薐草を添えた目玉焼き、ひじきと梅肉のふりかけ、柴漬け、ごぼうのたまり漬、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、メシ、菠薐草を若布の味噌汁
昼飯 「ふじや」のタンメンバター
晩飯 あれこれの野菜とツナのサラダ牛肉のスパゲティオムレツChablis Billaud Simon 2015


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2022.4.30(土) 遊び着

「これからは遊び着も必要だろう」と長男の大伯母が、長男の高等学校卒業時に贈ってくれたのは紺色のブレザーだった。遊び着がブレザーという大時代的な考え、あるいは大正に生まれた人の折り目の正しさに、僕と長男は仰天した。

アメリカの副大統領の足元はスニーカーだ。日本でも、仕事の席でネクタイはほとんど見なくなった。それどころか今や学校の先生や役人にさえ、Tシャツにジャケット、という姿をしばしば見かける。そんな着方では上着の襟の内側が汚れて仕方なかろうと、僕などは心配でならない。

服装がカジュアル化の一途を辿っても、糊の利いた白いシャツとネクタイは切り離せないものと、僕は考えている。とはいえ僕も、遊びにブレザーは合わせない。遊び着といえば、アロハに決まっているではないか。

そういう次第にて、今日は”AKIMI DESIGNS”社製の仏桑華と極楽鳥の柄のアロハを着た。そしてギンザシックスのエスカレータに乗って、地下の観世能楽堂へと降りていく。


朝飯 カニカマと缶詰の鮭のサラダ、生玉子、「にんにくのたまり漬」を薬味にした納豆、めかぶ、柴漬け、ごぼうのたまり漬、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、メシ、菠薐草の味噌汁
昼飯 「カフェパウリスタ」のオレンジジュース、ハムチーズトーストコーヒー
晩飯 「資生堂パーラー銀座本店レストラン」のフルーツトマトとルッコラのサラダ海の幸のトマトマカロニグラタン、グラスのムスカデ、グラスのシャルドネ、”MOD”のブラッディマリー、AMER PICON(生)


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2022.4.29(金) 生半可なものでは

朝礼を終えると即、道の駅「日光街道ニコニコ本陣」へ出かけて売り場の掃除と納品を同時にする。今日から黄金週間であれば、一度に品の売れてしまうこともある。売場にも、また裏手の冷蔵庫にも、充分以上に品を置く必要があるのだ。

家内と9時に隠居へ行く。長男と係のタカハシリツコさんは、既にして新しい飲物について打合せ中だった。4人が揃ったところで早速、この土日月にいただいているご予約につき、確認をする。

黄金週間、お盆、紅葉狩りの時期に日光周辺に発生する渋滞について、隠居のお客様は認識をしていらっしゃるだろうか。ご予約とご予約のあいだには平時でも30分間の余裕を持たせている。しかしとにかく上記の渋滞は生半可なものではない。ご予約のお客様が時間どおりに来てくださることを祈るばかりだ。

黄金週間限定の「牛しぐれ煮しょうがのたまり漬風味」のおむすび、そして「ホロホロふりかけ」のおむすびは、見事に完売。それらの材料に用いている各たまり漬の売れ行きも良好。そのことを19時に、社内の電子会議室に上げる。


朝飯 コンニャクの醤油煮、ピーマンのソテーを添えた目玉焼き、缶詰の鮭とピーマンのサラダ、ひじきと梅肉のふりかけ、柴漬け、ごぼうのたまり漬、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、メシ、トマトと若布の味噌汁
昼飯 連休中に販売しているたまり漬「ホロホロふりかけ」のおむすび、他社製のフリーズドライ味噌汁、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」
晩飯 菠薐草と海苔のナムル風、冷やしトマト、サンチュたまり漬によるステーキソースを添えた牛肉のソテー、メシ、麦焼酎「こいむぎやわらか」(お湯割り)、パイナップル、Old Parr(生)


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2022.4.28(木) いろいろと楽しみな

我が栃木県の緊急事態宣言およびまん延防止等重点措置の期間は、おおむね東京都のそれに重なっている。今ごろのそれとしては、以下を僕は覚え書きしている。

緊急事態宣言(1回目)2020年4月7日~5月25日(延長1回)
緊急事態宣言(3回目)2021年4月25日~6月20日(延長2回)

つまり過去2年の黄金週間は、まるまる緊急事態宣言の渦中にあった。現在の新型コロナウイルスの新規感染者は、上記期間中の数字より幾十倍も高い。しかし様々な条件が整って、人々がこの病原菌を恐れる気持ちは極端に低くなった。今年の黄金週間は3年ぶりの、規制のない連休である。

今日はその連休へ向けて、販売係が具体的な準備に取りかかった。全員が本来の持ち場を離れる時間もあり、そのあいだは僕がひとりで店に立った。ふと気づくとガラス張りの冷蔵庫には、普段よりよほど多い商品が納められている。お客様が商品をお選びになる冷蔵ショーケースの方も、いつの間にか陳列が変わっている。閉店後にキャッシュレジスターを締めてみれば、売上金額も、繁忙の兆しを見せていた。

修業後のミーティングでは、明日から取りかかる、一部商品の新しい製造方法について確認がされた。「汁飯香の店 隠居うわさわ」の予約は混み合い、入り組んできているから、朝ごとのすり合わせは必須だろう。いろいろと楽しみな、今週と来週である。


朝飯 コンニャクの醤油煮、肉じゃが、納豆、缶詰の鮭とピーマンのサラダ、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、柴漬け、メシ、若布とパプリカの味噌汁
昼飯 「食堂ニジコ」のエビ春雨丼
晩飯 揚げ湯波とアスパラ菜の淡味炊き、酢蓮、冷やしトマト、牛肉のしぐれ煮、舞茸と筍と竹輪とスパムの天ぷら、麦焼酎「こいむぎやわらか」(ソーダ割り)、エクレア、Old Parr(生)


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2022.4.27(水) 10円玉の不思議

きのうは19時40分に帰宅して入浴し、20時30分ころには眠っていたと思う。目を覚ましたのは0時26分で、起きるには流石に早すぎる。なんとか二度寝に持ち込もうとしたが叶わず、2時36分に起床する。

「ほとけ様からのお下がりは良いんだ」と大人に言われ、何が良いのかまでは考えず、子供のころは仏壇に上げたごはんを食べていた。その冷めたごはんは線香の匂いがした。朝にごはんを炊けば、今も仏壇に供えている。しかし線香の香りはしない。なぜなら例えば今日なら線香は3時前に供えてしまっている。一方、ごはんはタイマーにより6時30分に炊き上がる。線香はとうに灰になっているから、ごはんにその匂いは移らないのだ。

黄金週間にはいまだ早いものの、銀行へおもむいて釣り銭を作ってもらう。銀行の人は面倒だろうけれど、僕はこの、使い古した紙幣を銀行へ持ち込み、硬貨を得て帰る、という仕事がなぜか好きだ。興味深いことに、というか、こんなことに興味を持つのは僕くらいかも知れないけれど、釣り銭のうち10円玉に限っては、昨秋からほとんど使わなくなった。

お客様とのやり取りにおいて、500円玉や50円玉や5円玉は、釣り銭の中に最高でも1個しか含まれない。しかし10円玉は最高で4個をお渡しする可能性がある。だから500円玉や50円玉や5円玉にくらべて10円玉の減らないことが不思議でならないのだ。

午後、専用の金庫には充分な量の釣り銭が備蓄された。「これしかなくて」とお客様が遠慮がちに1万円札をお出しになる際には、僕はいつも「大丈夫です」と笑ってお答えをする。連休中の天気は数日前の予報より随分と良くなるらしい。


朝飯 コンニャクの醤油煮、納豆、アスパラ菜を添えた目玉焼き、揚げ湯波の淡味炊き、胡瓜と蕪のぬか漬け、柴漬け、ごぼうのたまり漬、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、メシ、若布とズッキーニの味噌汁
昼飯 揚げ湯波と蕪の葉の炒り煮、塩鰹のふりかけ、柴漬け、胡瓜と蕪のぬか漬けのお茶漬け
晩飯 揚げ湯波とアスパラ菜の淡味炊き、スナップエンドウのたまり漬、生のトマト、酢蓮、豚汁、大根おろしを添えたハンバーグステーキ「吉田酒造」の「月山芳醇辛口純米」(冷や)


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上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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