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清閑 PERSONAL DIARY

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2019.12.11(水) 謎の普通酒

夜、嫁のモモ君の運転するマツダデミオの後席に収まって、山道を往く。黄色の地に鹿の黒く描かれた「動物が飛び出す恐れあり」の標識が、ヘッドライトにしばしば浮かぶ。10キロほど走るあいだにすれ違ったクルマは1台。「熊に注意」の看板も出てくる。

渓流に架かった橋の先、右手の大きな門の奥にクルマを駐める。外へ出ると、手が届きそうなほど近い山の稜線には、夜目にも白く雲が迫っている。玄関の、どこから切り出したものか、羊羹の1000倍ほどの大きさの石の上に靴を脱ぐ。富農の屋敷を改造した屋内には大型のストーブが燃えて、とても暖かい。

酒の品書きに見慣れないものがあって、女将に質す。その説明の済んだところで「それ、美味いよ」と、長男は口を添えた。だったら今夜の酒は、それで決まりである。

この家には孫とおなじ齢の、やはり女の子がいる。食事中に大人しくしていられない孫はその子と遊ぶから、当方としては、とても気が楽だ。

「酒、呑め」は、英語なら”Let’s roll SAKE!”だろうか。次々と運ばれる料理が、僕にそうけしかけているような気がする。外は森閑として、とても静かだ。


朝飯 「しその実のたまり漬」を含む5種のおむすび、ごぼうのたまり漬、若布と三つ葉の味噌汁
昼飯 うどん
晩飯 「炉心庵」の其の一其の二其の三其の四其の五其の六其の七其の八フツウじゃない普通酒(燗)


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2019.12.10(火) クリスマスプレゼント

先週の金曜日、10分か15分ほど留守にしているあいだに、いきなりテレビの取材が入った。その番組を製作している会社の人が、きのうはふたたび複数で訪れた。彼らは、先ず隠居の一角に恰好の場所を見つけ、そこで建物と庭の撮影をした。夕刻からは場所を店に移し、ここでは商品の写真を、長い時間をかけて、丁寧にカメラに納めた。放映は、今月の24日だという。

一方、ウチの商品「おうちたまてばこ」が関西地方のテレビ番組で紹介されたのは10月31日のこと。放映中から電話は鳴り続け、当日は受注係が、翌日からは製造係がしばし仕事に忙殺をされた。

今日は、そのテレビ局の担当者から電話が入った。番組の下半期に紹介された品のうち「おうちたまてばこ」が問合せの多さベスト3に入ったことから、総集編でも採り上げたいという。放映は、奇しくも前述の在京キー局と同じ24日。

ウチは「ほぼ年中無休」により、社員はみずから休日を定める。事務係は話し合って、24日は全員が出勤することを決めた。製造係もまた、充分な準備の上で、当日を迎える必要がある。「クリスマスプレゼントだ」と家内は言った。「なるほど」と、僕は思った。


朝飯 油揚げと蕪の葉の炒り煮、納豆、「なめこのたまり炊」のフワトロ玉子、春菊の胡麻和え、ごぼうのたまり漬、メシ、南瓜と若布と三つ葉の味噌汁
昼飯 ラーメン
晩飯 蕪とカリフラワーのスープパン羊とジャガイモの玉村豊男風アップルクランブル、TIO PEPE、Cateau Puygueraud Haut Cote de Bordeaux 2010


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2019.12.9(月) あたらしい仕事の始まり

首尾良く3時台に目が覚める。すぐに起きれば二日分の日記を書き、製造現場に降りて少々の仕事をこなし、更には味噌汁の準備までできる。冷蔵庫には、いまだ揚げ湯波が残っていた。即、電子ポットにいつもより多く水を入れ、スイッチを押す。

インドやその周辺の国々では、少女からお婆さんまで、食事の前には長い時間をかけて、石臼で香辛料を擂りつぶす。それにくらべれば、味噌汁はとても簡単に作れるスープだ。ダシは前夜のうちに、水を張った鍋に適当量の煮干しを投げ込んでおけば、それで済む。

ザルに取った揚げ湯波に熱湯を注ぎ、油を抜く。それを鍋に入れて弱火にかける。若布は塩を流水で洗い、粗く刻む。三つ葉も刻む。若布を鍋に入れるのは、ダシに味噌を溶かした後だ。三つ葉は汁をお椀によそった後に、生のまま浮かべる。味噌汁をお椀の縁まで満たすのは、これが少なければ悲しいからだ。

朝食は僕の場合、腹を満たすために、あるいは仕事に必要な糧として食べるものではない。生きていく上での楽しみのひとつとして食べる。特に家にいる限り、これを欠かすことはできない。

ウチの蔵の裏手には、築百数十年の木造建築が動態保存されている。ここで来春の彼岸より朝食屋を始める。店の名は「汁飯香の店 隠居うわさわ」とする。今朝の、瀧尾神社タナカノリフミ宮司の朗々とした修祓の、特に「さきわえたまえ」は有り難かった。


朝飯 茹で玉子の醤油煮、五目ぬた、納豆、ベーコンとピーマンのソテー、ごぼうのたまり漬、メシ、若布と揚げ湯波と三つ葉の味噌汁
昼飯 朝のおかずを流用した弁当
晩飯 胡瓜と蕪の浅漬け、春菊の胡麻和え、筑前煮、しその実のたまり漬を薬味にしたジーマミー豆腐、鰆の西京焼き、浅蜊の味噌汁、麦焼酎「むぎっちょ」(お湯割り)、


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2019.12.8(日) しばらくは高原にいる

おとといの金曜日は、事務係に交じって僕も頻繁に受話器を取った。年末の需要による、地方発送のお受け付けである。

自分の、きのうの留守が気になっていた。確かめると、おとといの金曜日が繁忙の頂点にちがいないと家内は答えた。ところが長男によれば、きのうこそが山だったという。何のことはない、家内は受注について語り、長男は荷造りについて言っているのだ。

昨年12月の、地方発送の受注金額を振り返ると、その最大値も、また最初の金曜日にあった。しかしそこから右下がりに、とはならず、27日までは高原状態が続く。それはまた、27日まで人は日常の中にあり、28日からは多く年末の休みに入ることを示している。

今年の12月28日は土曜日。来年1月の第1日曜日は5日。つまり来るべき年末年始の休みは、長いところでは9日間に及ぶ。人が休んでいるときに仕事をすることを僕は好む。年末年始の天気の穏やかなことを、僕は望んでいる。


朝飯 鮭の昆布巻き、五目ぬた、揚げ湯波とオクラとブロッコリーの淡味炊き、納豆、ごぼうのたまり漬、メシ、蕪と蕪の葉の味噌汁
昼飯 うどん
晩飯 牛蒡と人参のきんぴら刻みキャベツと茹でたブロッコリーと生のトマトを添えたコロッケ、TIO PEPE、Petit Chablis Billaud Simon 2016、“petite bleu”のカヌレ、Old Parr(生)


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2019.12.7(土) 同級生の十七回忌

内臓に持病を抱えていた同級生ハセガワヒデオ君は2003年12月、仕事へ向かう途中の名古屋駅頭に倒れ、帰らぬ人となった。江古田の斎場に横たわるハセガワ君は、黒いタキシードを着て、赤い靴下を履いていた。僕は通夜にこそ伺ったものの、とんぼ返りをして、翌日の告別式は家内に任せた。

以降、毎年12月にはかならずハセガワ君の墓参りが、同級生のあいだで行われてきた。しかし僕は年末の繁忙を理由に、これに加わることは一度も無かった。今回も、一旦は参加できない旨を幹事のノリマツヒサト君に伝えた。この集まりは、十七回忌に当たる今年を最後として、以降は持たれない。僕は迷った末に前言を翻し、出席を決めた。

東京に初雪の可能性を、きのうの予報は伝えていた。本日の本蓮沼には、傘を差さなくても差し支えないくらいの雨が降っていた。法要には、ハセガワ君のお母さんも含めて17名が集った。iPhoneの方位磁石によれば、ハセガワ家のお墓は西方を向いていた。17名がすこしずつ供えた線香の煙は、冬の曇り空に静かに昇っていった。

来年からこの集まりは持たれないとはいえ、同級生のうちの何人かは、お参りをしてくれるだろう。ハセガワ君のお母さんの、益々の健勝を祈りたい。


朝飯 鮭の昆布巻き、五目ぬた、スクランブルドエッグ、揚げ湯波とオクラとブロッコリーの淡味炊き、ごぼうのたまり漬、メシ、なめこの味噌汁
昼飯 「富久鮨」のあれやこれやそれや、他あれこれ、日本酒(燗)
晩飯 「鞍」のあれやこれやそれや、他あれこれ、麦焼酎「二階堂」(お湯割り)


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2019.12.6(金) 静かに見えても

11月の、勤労感謝の日を含む連休を最後として、紅葉狩りの観光客はすべて去った。配達から帰ったササキユータ君によれば、本日、鬼怒川温泉には雪さえ舞っていたという。ついこの前まで渋滞を繰り返していた日光街道と会津西街道は元の姿を取り戻し、街はとても静かだ。

この時期の店は閑散として見える。しかしその見た目とは裏腹に、会社の中は、実はとても忙しい。現在は、年末ギフトの最繁忙期にある。ご注文をいただく販売係と事務係、商品をお作りして荷造りする製造係と包装係は、ただただ、次々にいただく仕事に黙々と従うのみだ。

僕も微力を尽くすため、12月は外出を控える。しかし明日はこれまでの慣例を破って東京へ行く。明日にすべきことはできるだけ今日中に済ませておきたい。夕刻、既にして完成している品を道の駅「日光街道ニコニコ本陣」にお納めする。そこから春日町の交差点まで戻ったところで、先端にマイクの付いた長い棒を、槍のように持つ人の姿が見えた。

旅番組の取材はいきなり入ることが、このところは多い。「ジャニーズの〇〇さんもいらしてます」と、店まで様子を見に行った事務係のツブクユキさんが教えてくれる。悲しいかな63歳の僕は、その「〇〇さん」を知らない。放送は今年のうちに為されるらしい。


朝飯 揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、納豆、ベーコンエッグ、大根と胡瓜としその実と細切り昆布の浅漬け、肉詰め高野豆腐の炊き物、ごぼうのたまり漬、メシ、若布と揚げ湯波とレタスの味噌汁
昼飯 昨夜と今朝のおかずを流用した弁当
晩飯 巻湯波と茸と野菜の炊き合わせ、蕪と若布の炊き合わせ、菠薐草のおひたし、鰤の照り焼き、松茸ごはん、らっきょうのたまり漬「浅太郎」、しその実のたまり漬、蕪の葉のぬか漬け、豆腐と浅蜊と三つ葉の味噌汁、麦焼酎「むぎっちょ」(お湯割り)、どら焼き、Old Parr(生)


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2019.12.5(木) 便利な道具の使い方

20代のころ、無線の資格を持つ人のクルマに乗せてもらったことがある。その人は20分後に待ち合わせている人とのあいだで「ただいま〇〇前を通過中」という、別段、しなくてもよい情報の交換をし続けた。「人は、便利な道具を手に入れると、必要でないことにまでそれを使う」ということに、そのとき僕は気づいたような気がする。

朝、仏壇の扉を開くと、位牌がふたつばかり真っ逆さまに落ちていた。仏壇の中に巡らされている欄干の一部も外れて、こちらは線香立てに突き刺さっていた。エレベータは昨夜の地震により動いていない。4階から階段を伝って仕事場に下りる。

普段であれば、トイレ、釣り銭の両替、水飲みと、地上と4階とのあいだを頻繁に行き来する。それが本日は、用は社員用の手洗いで足し、両替は釣り銭が枯渇する直前まで待ち、水は事務室で飲んで特段の不便も無い。冒頭の「ただいま〇〇前を通過中」とおなじことを、普段の僕はしていた、ということだ。

日立ビルシステムの技術者は9時30分に来てくれた。調べた結果、籠とレールが外れていてひとりでの復旧は困難と、一旦、帰った。次に来たのは16時30分。「人の手配がつかないため、ひとりで何とかする」と、その人は重い道具を手に提げ、階段で屋上の機械室を目指した。

瀧尾神社の宮司と責任役員との忘年会を終えて20時に帰宅する。エレベータは、見事に復旧していた。僕は本職の仕事に賞賛を惜しまない。日立ビルシステムは、2011年3月11日に発生した東日本大震災の折にも素早く技術者を派遣してくれた。今でも感謝をしている。


朝飯 細切り人参の炒り煮、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、なめこのたまり炊のフワトロ玉子、納豆、ごぼうのたまり漬、メシ、きのうの夜の鍋を流用した味噌汁
昼飯 うどん
晩飯 「幸楽」のあれやそれやこれや、河豚鍋、日本酒(燗)


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2019.12.4(水) 群発が頻発

久しぶりに、3時台に目が覚めた。おとといときのうの、2日分の日記を整えても、時刻はいまだ4時台。この「得した感」は、とても大きい。ひと息をついて、食堂の南東に面した窓の遮光カーテンを巻き上げようとして止める。現在の空は、6時を過ぎなければ色づかないことを思い出したからだ。

9時になるころ、事務机に置いたiPhoneの画面が明るくなる。ウェブニュースが北海道の地震を伝えている。すこし下にスクロールをすると、早朝には沖縄でも地震があったようだ。いくら日本が地震の頻発する列島上にあるとはいえ、何とはなしの不気味さを覚える。

昼ちかく、4階の応接間でオカザワセキヤ社会保険労務士と話をしている最中に、小さくない地震を感じる。即、仏壇の水とお茶を食堂に避難させる。数日前の地震では、この水とお茶がこぼれて仏壇の中を濡らしたのだ。おなじくらいの揺れは昼すぎにもあって、思わずあたりを見まわした。

19時25分、そろそろ夕食を始めようとしているところに「小さくない」というには強すぎる地震がある。大きな音を立てて床に落ちたのは、レンジのフードに載せた缶だった。しばらくして、洗って流しのそば置いた、仏壇用の花立てが倒れて割れていることに気づく。twitterの情報により、震源地は栃木県の北西部と知る。

エレベータの前まで行くと、階数表示の明かりが消えている。非常停止装置が働いたのだろうか。長男に電話をし、夕食の際には階段で4階まで来るよう言う。次いで日立ビスシステムにも電話を入れ、病院でも公共の建物でもないのだから、すぐに駆けつける必要はないものの、明日中に復旧すれば嬉しい旨を、係に伝える。


朝飯 鶏卵と椎茸の雑炊、なめこのたまり炊、胡瓜のぬか漬け、しその実のたまり漬、ごぼうのたまり漬、昆布の佃煮、じゃこ
昼飯 ラーメン
晩飯 菠薐草と海苔のおひたし、大根の麹漬け、キャベツと2種の茸と豚三枚肉の鍋、麦焼酎「むぎっちょ」(ソーダ割り)、クッキーとチョコレート、Old Parr(生)


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2019.12.3(火) 「だっちゅうの」の「ちゅう」

youtubeの僕のアカウントには「本物のワインで漬けた本物のワインらっきょう”rubis d’or”」の製造工程と共に、個人の動画も上げてある。その公私混同に終止符を打つべく、ワインらっきょうの方は会社のアカウントに移すこととした。

パスワードを打ち込んでも、ログインしようとしている人間が僕でないことを、googleは認識するらしい。本日、外注SEカネヒラケンジさんの前に立ちふさがった障壁はふたつ。解除に必要な、ひとつ目のコードは電話で伝えられることを、カネヒラさんは報せてきた。

ややあって、僕の携帯電話が鳴る。「アメリカ合衆国コロンビア特区ワシントン」の文字がディスプレイに見える。すかさず受話器を外すアイコンをタップする。先方はこの電話をかけた理由を述べたのち、6桁の数字を読み上げた。そのうちの5番目がどうにも聞き取れない。強いて言えば「だっちゅうの」の「ちゅう」に似ている。もういちど繰り返された5桁目も、また「ちゅう」としか聞こえない。「イギリスの英語で言ってくれねぇかな」と嘆いても、googleはアメリカの会社である。

受話器を置くアイコンをタップして、冷静に考える。1から9までのあいだで「ちゅう」に発音の似た数字は2しかない。それをカネヒラさんに電話で伝える。カネヒラさんはそのままコンピュータを操作し、第一関門を無事に通過した。ふたつ目のコードはショートメールで知らされたから、話は簡単だ。

夕刻、youtubeに自分の名で検索をかけると、作業は既に完了していた。今後は様々な動画を会社のアカウントに上げていきたい。


朝飯 細切り人参の炒り煮、納豆、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、ハムとウィンナーソーセージとブロッコリーのソテーを添えた目玉焼き、ごぼうのたまり漬、きのうの夜のトマトと茄子のオリーブオイル炒めを具にした味噌汁
昼飯 朝のおかずを流用した弁当
晩飯 牛蒡のきんぴら、ほうれん草の胡麻和え、焼き鮭の「日光味噌のたまり浅漬けの素・朝露」漬け、キャベツとベーコンのソテー、ごぼうのたまり漬、大根の麹漬け、メシ、豚汁、麦焼酎「むぎっちょ」(お湯割り)


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2019.12.2(月) 12月の雨

10月の度重なる台風や大雨は、列島に深い爪痕を残した。その経験によるものだろうか、このところは天気に一喜一憂しなくなった。夕刻、ひと仕事を終えて外へ出ると、昼からの雨は上がっていた。空は晴れ、南の空には月さえ見える。空気は湿り気を帯びつつも、とても爽やかだ。「あー、気持ちいいなぁ」と、思わず声を漏らす。

冬の、暖かい夜に降る雨が好きだ。その中を歩くことは更に好きだ。いくら好きでも、雨はもう止んでしまった。特に用事が無いにもかかわらず歩くわけにもいかない。終業後はワイン蔵に寄って、ドライシェリーと白ワインを棚から抜き取る。

できつつあるおかずの中の、トマトと茄子のオリーブオイル炒めをフォークに刺して、これをドライシェリーの肴にする。アンチョビを加えたら、より美味かろうと思う。

一番好きな映画は、浦山桐郎の「キューポラのある街」かも知れない。この中で、職を失った鋳物職人の辰五郎は、豆腐だけの湯豆腐を前に「鱈が入ると美味いんだがな」と呟いたらしい。そのことを、油にまみれて光るトマトと茄子にかじりつきつつ思い出す。


朝飯 細切り人参の炒り煮、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、納豆、揚げ湯波と大根の葉とじゃこの炒り煮、ごぼうのたまり漬、なめこのたまり炊によるなめこおろし、メシ、南瓜と若布の味噌汁
昼飯 うどん
晩飯 TIO PEPEトマトと茄子のオリーブオイル炒めブロッコリーのにんにく炒め細切り人参のバターライス3種のウィンナーソーセージジャガイモのグラタンPetit Chablis Billaud Simon 2016


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上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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