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清閑 PERSONAL DIARY

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2022.5.21(土) よく考えてみよう。

「おじいちゃんは大した人だった」と考える理由は「たまり漬の創始者」という以外にも枚挙にいとまが無い。素人が株に手を出すなどはそれほどしなかっただろう時代から、東武鉄道の株だけは持っていた。それについておじいちゃんは「お客様を連れてきてくれるから」と語っていたという。一本、筋の通ったものを感じる。その株はオヤジが相続し、今は僕の手にある。

オヤジは東武鉄道の電車全線優待乗車証、いわゆる無料パスを持っていた。しかし僕は、それほどの株数は保有していない。オヤジはその晩年において、持ち株の一部を手放したのかも知れない。

先日、元国会議員が現役時代の国会議員鉄道乗車証を使い、新幹線の特急券とグリーン券を詐取したとして逮捕された。そのニュースに触れて、オヤジが昔日に所持した無料パスを思い出した。レコンキスタではないけれど、僕もできればそのパスを使いたい。

東武鉄道の株主優待制度を調べると、持ち数を5,800株にすれば。そのパスの手に入ることが分かった。しかし「待てよ」とも考えた。無料パスは人に貸すことができる。しかし当然のことながら、1度にひとりしか使えない。ということは、複数人が出張をするときは、ひとり以外は乗車券を買う必要がある。一方、5,000株以上5,800株未満の場合には、年に100枚の回数券が発行される。どちらが得か良く考えてみよう。ちなみに東武鉄道の株価は現在、コロナ禍によるものか、それほど高いところにはない。


朝飯 焼き鮭、マカロニサラダ、ひじきと梅肉のふりかけを薬味にした冷や奴、牛蒡と人参のきんぴら、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、ごぼうのたまり漬、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、メシ、キャベツと大根と人参と若布の味噌汁
昼飯 「丸亀製麺」のトマ玉カレーうどん
晩飯 トマトサラダ、オールドイングランド、茹でたブロッコリーとラタトゥイユとチーズの盛り合わせトマトとマッシュルームと牛挽き肉のスパゲティ“Briest”の2種の焼き菓子Chablis Billaud Simon 2015


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2022.5.20(金) 歴史、日常、土着

3月5日から今月16日までの「汁飯香の店 隠居うわさわ」のお客様を名簿に入力する仕事はきのう完了した。同店の営業日は毎週の土日月だ。これからは、その3日間のお客様は直後の火曜日に入力しようと心に決める。もうひとつ、僕の事務机には書類が積み重ねられていて、使える空間は狭い。その狭いところで根を詰めた作業をすると肩が凝る。

「タバコも止めたいとは思っているんですが」と言った男に「今、止めろ」と詰め寄ったオバサンがいる。「いつやるのか、今でしょ」である。よって本日午前、机上の左右に積み重ねられていた書類を残らず処分する。

ところでこの2か月の隠居のお客様をコンピュータに整えながら「そういえば…」と、そのお客様のことを思い出すことがままあった。東京にお住まいの、ラテン系のお名前を持つお客様は”Really great place with delicious authentic food”との感想を残してくださった。このお客様がインターネットを通じてご予約をくださったときには「当日その時間は畳に座る式の部屋のみご用意できます」と僕はご返事をした。しかし心配は無用だったのだ。というか、自分も海外へ行けば、その土地の歴史や日常や土着を求めるではないか。

2020年の春以降、極端に絞られている国境が、ふたたび開かれようとしている。伝統家屋と日本の朝食をお楽しみくださるお客様の、更に多くなることを僕は願っている。


朝飯 菠薐草のソテーを添えたベーコンエッグ、牛蒡と人参のきんぴら、ひじきと梅肉のふりかけ、明太子、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、メシ、豆腐と万能葱の味噌汁
昼飯 朝のおかずを流用した弁当
晩飯 「和光」のお通しのゲソのたらこマヨネーズ和え温玉サラダ刺身盛り合わせおしんこ盛り合わせ、麦焼酎「吉四六」(オンザロックス)


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2022.5.19(木) 記憶

寝室から応接間に出ると、月が床を明るく照らしている。窓に近寄り徐々に視線を上げる。月は南南西の空の、いくらか高いところにあった。時刻は3時06分。

家内は仏壇の花として白菊6輪を買う。6輪とも長く保つこともあるが、大抵は1輪ずつ元気を失っていく。6輪のうち数輪がいつまでもパッとしない、ということもある。今朝は6輪のうちの5輪を捨て、残った1輪の茎を鋏で詰めた。この1輪だけは、いまだ数日は保ちそうだ。

「旅とおなじく肉も魚も辺境というか端の部分が美味い」と、きのうの日記に書いた。辺境の旅といえばへディン、慧海、アムンゼン、ヘイエルダール、植村直己と、次々と頭に浮かぶ。それら偉業を為した冒険家の枠には入らなくても、鴨志田穣の「日本はじっこ自滅旅」はしみじみ、良い。

鴨志田穣の白眉は「焼き鳥屋修業」と僕は感じている。これは現在「遺稿集」に納められている。「遺稿集」の解説は伊集院静が書いている。その題名を僕は「鴨志田さんの文章」と記憶していた。しかし正しくは「鴨志田穣の文章」だった。「鴨志田さんの…」と敬称が付けられていると思い込んだのは、追悼文ともいえるその解説が、鴨志田穣への尊敬に満ちているからに違いない。


朝飯 油揚げと小松菜の炊き合わせ、トマトのスクランブルドエッグ、牛蒡と人参のきんぴら、揚げ湯波と蕪の葉の炒り煮、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、ごぼうのたまり漬、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、メシ、若布と油揚げの味噌汁
昼飯 「鳥よし」の豚カツ定食
晩飯 らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、いぶりがっこ、オールドイングランドレタスとポテトのサラダ、TIO PEPE、2種のパンラタトゥイユを添えた鶏の香草焼きVOSNE ROMANEE Jean Gros 1985


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2022.5.18(水) 35×3=105

朝ごはん専門店「汁飯香の店 隠居うわさわ」へ来てくださったお客様を名簿に整えるのは僕の仕事だ。これを「そのうち」と先延ばしするうち、3月はじめからの分が溜まってしまった。前回も溜め込み、自宅で数時間をかけて入力したことを忘れていないにもかかわらず、恥ずかしい限りだ。そういう次第にて、午前からこの入力作業を始める。

上澤梅太郎商店が使っている個客名簿はファイルではなくページで管理をする。1995年5月1日に最初の7名様を入力したときには、1ページに37名様が収まる設計だったように思う。現在は1ページあたり35名様。今日はまるまる3ページ分の105名様を入力した。残りは後日に持ち越すことなく明日、また入力しよう。

夜の食卓には家内が南の島から買ってきたテビチが上った。日本で食べようが香港で食べようがタイで食べようが豚の足は大好物だ。旅とおなじく肉も魚も辺境というか端の部分が美味い。家内は味見程度、長男は子供の世話に忙しくてほんのひとくち、嫁のモモ君はこの手は苦手にて、ほとんどすべてを僕の口福とする。


朝飯 生のトマト、納豆、油揚げと小松菜の炊き合わせ、ジャコと人参と蕪の葉と揚げ湯波の炒り煮、明太子、蕪のぬか漬け、ごぼうのたまり漬、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、メシ、大根と若布の味噌汁
昼飯 「やぶ定」のカレー南蛮蕎麦
晩飯 牛蒡と人参のきんぴら、菠薐草のおひたしと牛肉のすき焼き風、豆腐のチャンプルー、明太子、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、テビチ、メシ、麦焼酎「こいむぎやわらか」(お湯割り)、西瓜


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2022.5.17(火) 打ち合わせ

上澤梅太郎商店のA4サイズのパンフレットは毎年、改版をする。ところが現在のもっとも新しい版は2020年9月版第2刷。つまり2021年は改版をしなかった。その理由のひとつに、新型コロナウイルスによる、人の往来の制限があったことは否めない。「いくらでもリモートでできるではないか」と言われればその通りだ。しかし顔と顔、指と指をつき合わせられる日を待ちたくなる仕事もあるのだ。

今日は2年ぶりの大きな変更を前にして、ディレクター、デザイナー、長男、僕の4人が新橋の会議室に集まる。そして新しいパンフレットの、8月末日の完成を目指して意見の交換をする。話し合いの時間は3時間と決めてあったものの、過去の例に変わらず長引いた。今日も、最後の1時間は、会議室から喫茶店へ席を移してのものになった。

16時すぎからかかる予定だった床屋は端折った。新橋から尾張町まで歩いて教文館に寄る。複数の欲しい本が発生しても、買えば家の棚に未読が増える。よって書名を頭に刻み込むのみで外へ出る。そして歌舞伎座の前に、夕食を摂るため待ち合わせた次男の姿を見つける。


朝飯 グリーンアスパラガスの焼きびたし、油揚げと小松菜の炊き合わせ、納豆、ジャコと人参と蕪の葉と揚げ湯波の炒り煮、菠薐草と八朔の白和え、胡瓜と蕪のぬか漬け、しいたけのたまり漬、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、メシ、油揚げと三つ葉の味噌汁
昼飯 「カフェパウリスタ」のチーズトースト、コーヒー
晩飯 “IBAIA”のオリーブのオイル漬け、サービスのコロッケ、グリーンサラダビーフステーキ、ドライシェリー、グラスの白ワイン、グラスの赤ワイン


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2022.5.16(月) 朝がえり

目を覚まし、しばらくしてから枕の下に手を伸ばす。iPhoneを取り出し見ると、時刻は2時04分だった。一瞬、小さく狼狽する。自宅であれば、これくらいのことで気持ちを動かすことはない。起きれば朝食まで4時間以上も自由な時間が得られるのだから、むしろめでたい。しかし今は、布団を接して理事長が眠っているのだ。勝手なことはできないではないか。

町内役員の親睦旅行でやはり早朝、というかいまだ深夜のうちに目を覚ましたことがある。どうにもならないので24時間いつでも入れる温泉の脱衣所へ行き、そこで本を読んだことがある。他の団体旅行でも、思い出してみればロビーの一角に薄明るい場所を見つけ、そこで本を読みつつ朝を待ったことがあった。それでも今朝は、途切れ途切れながらも二度寝、三度寝ができて、無事に5時30分を迎える。

「栃木県味噌工業協同組合」の泊まりがけの総会は朝食後に解散。その30分後に帰社。午前の早いうちに、事務係のコンピュータから最新のお客様情報を僕のコンピュータに移す。そして6月15日から新宿タカシマヤで行われる出張販売の、お知らせハガキのお送り先を特定する。


朝飯 「湯けむりまごころの宿・一心舘」の朝食膳
昼飯 「食堂ニジコ」の中華風焼きそば
晩飯 トマトと人参のサラダ、本物のワインで漬けた本物のワインらっきょう”rubis d’or”、らっきょうのたまり漬、プチトマトのたまり浅漬けカレーライス、Old Parr(水割りのお燗)、パイナップル


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2022.5.15(日) 集まり

人から熱心に薦められ、誘われて入ってみたものの、自分の性にはまったく合わず、十数年のあいだ会費のみを納めて月例会には欠席を続けた会がある。あるいは入会金と初年度の会費を振り込んで、その創立の場に臨んだところ、これまたその場の空気に馴染めず、即、退会届を出した会もある。自分の性格からして、いわゆる「会」の一員になるには重々、気をつけなければならない。

そんな僕でも「栃木県味噌工業協同組合」の集まりには、一切の心理的な抵抗を感じないまま参加ができる。そして今日はその組合が、2年4か月ぶりに泊まりがけの総会を催す。場所は鬼怒川温泉。というか、事務局に頼まれ会場を予約したのはこの僕である。

日光市今市の旧市街ほぼ中央に位置する上澤梅太郎商店から鬼怒川温泉までの距離は15キロ。信号機がすべて青なら20分で行ける距離ではあるが、信号機がすべて青などということはあり得ない。15時30分に会社を出て計算どおり16時に会場に着く。

総会は17時からで、宴会は18時30分から。宴会や二次会の最中に先輩方から聞く話は貴重なものばかりながら、悲しいかなすべてを記憶に留めることは、とてもできない。

割り当てられた部屋には22時40分に戻った。そして数分も経たないうちに眠りに落ちる。


朝飯 油揚げと小松菜の炊き合わせ、納豆、「なめこのたまり炊」の玉子とじ、揚げ湯波と蕪の葉の炒り煮、しいたけのたまり漬、ごぼうのたまり漬、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、メシ、キャベツの味噌汁
昼飯 「蔵八」のワカメラーメン
晩飯 「湯けむりまごころの宿・一心舘」のあれやこれやそれや、他あれこれ。ビール、麦焼酎(お湯割り)


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2022.5.14(土) 納豆おじさん

TikTokに「納豆おじさん」という人がいる。以前は「けんじキャンプ」の名で、焚き火や野外料理や狩猟の動画を上げていた。しかし時を経て納豆に特化した朝食が話題になり、現在の名に変えて今に至っている。

「納豆おじさん」のフォロワーの急増には、ふたつの理由があると僕は踏んでいる。ひとつは視聴者の提案に素直に従い、納豆にありとあらゆるものを混ぜて食べること。これにより視聴者は間接的にではあるけれど、動画に参加をすることができる。もうひとつは、いわゆる「アンチ」の誹謗中傷挑発に、動画を通して真摯に応える、というものだ。この姿勢によりファンはますます増える。

「納豆アレンジ一か月」という著書を持ち、市川海老蔵とコラボ配信をしたりもするこの「納豆おじさん」を招き「納豆おじさんと納豆を食べる会」を今日は「汁飯香の店 隠居うわさわ」で催す。

「納豆おじさん」はこの会に先だって、僕にライブ配信の方法を教えてくれるという。配信の開始は6時30分。有名でありながら謙虚、親切な「納豆おじさん」からの電話を僕は、製造現場の冷蔵庫で受けた。即、そこから走り出て通用口を開ける。

配信は僕の朝食の準備の進み具合から、予定より10分はやく始められた。最高視聴者数は1,500人超、常時視聴者数は100人前後。24分に及んだ配信の後は、僕の作った朝食を「納豆おじさん」にも食べていただく。

正午から13時30分にかけては店が忙しくて隠居へは行けなかったものの「納豆おじさんと納豆を食べる会」は、大変な盛況ぶりだったという。次回は僕も、その様子を見に行きたいと思う。


朝飯 めかぶの酢の物、トマトとポテトとレタスのサラダ、ハムエッグ、油揚げと小松菜の炊き合わせ、しいたけのたまり漬、ごぼうのたまり漬、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、メシ、トマトと若布と三つ葉の味噌汁
昼飯 「ふじや」の広東麺
晩飯 グリーンアスパラガスの焼きびたし、オールドイングランド2種のパンスパゲティミートソース、きのう”Finbec Naoto”からも持ち帰ったBourgogne Pinot Noir Domaine Billard Pere et Fils 2019


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2022.5.13(金) それは惜しんでもワインは注文する。

長男が出張や会議で家にいない、家内も用事で不在にしている、そういう晩は、ひとりで外へ出て居酒屋なり街中華なり洋食屋へ行く。今夜はそれほど多いことでもないけれど、長男、嫁、孫ふたりの4人が家にいない。夕食は家内とフランス料理屋で摂ることにする。

居酒屋や街中華へは仕事着のままで行く。洋食屋へは、靴だけは履き替えていく。フランス料理屋となれば服も着替える必要がある。とはいえ着ればクリーニングに出す必要のあるシャツやセーターを、たかだか数十分のためにタンスから出すのも惜しい気がする。

ユニクロのズボンは”JAPAN BLUE JEANS”のそれに替えて、しかし白いポロシャツは着たままとする。半袖のシャツに上着を重ねる気はしない。その代わり、何十年も前にオフクロからもらった、LとVの字を浮き織りにした黒いスカーフを首に巻く。

雨が降っている。ホンダフィットの計器板には、外気温は19度と示されている。そうしてストレッチリムジンでは決して入っていけない細い道を鉤の手に抜けて、暖かい灯りのともる、丸太づくりのような店の前にクルマを駐める。


朝飯 たけのこ煮、3種の天ぷら、納豆、茄子とピーマンの日光味噌「辛ひしお」炒め、めかぶの酢の物、揚げ湯波と蕪の葉の炒り煮、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、メシ、豆腐と菠薐草の味噌汁
昼飯 朝のおかずを流用した弁当
晩飯 “Finbec Naoto”の其の一其の二其の三パン其の四其の五パン其の六、Bourgogne Pinot Noir Domaine Billard Pere et Fils 2019、コーヒーと焼き菓子


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2022.5.12(木) どうということもない。

東京の2ヶ所と日光を繋いでのリモート会議のため隠居へ行く。周囲と隔絶された隠居であれば、電話や来客により会議を中断させられる心配はない。

隠居の庭は新緑が目に眩しい。満開だった藤はそろそろ花を散らせつつある。サツキは相変わらず元気だ。水辺に花菖蒲が咲くのは今月の下旬。紫陽花の紫色が見られるようになれば、梅雨も全盛、ということになる。

昼食をはさんで、年に1度くらいしか来られないカネヒラケンジさんと、またまた隠居で会議と打合せ。会社に戻ると閉店の17時30分が近かった。

社内の通路に孫の姿が見える。1歳5ヶ月になるシンが僕を指さし「ジジッ」と声を発する。「はーい」を返事をすれば駆け寄ってきて、身振りで抱けという。抱き上げると製造現場を差して「アジッ」と言う。「あちらへ連れて行け」ということなのだろう。しかしそれにつき合っているヒマはない。母親のモモ君に手渡すと「キャー」と叫んで彼は不満を現した。

「おじいさん」と「あちら」は、英語でこそ言えるものの、タイ語となると、僕には無理だ。タイ語には妙に厳密なところがあって「おじいさん」は父方と母方で呼び名が違う。「ここ」と「どこ」は知っていても「あちら」や「そちら」は覚えていない。

生まれて1年と5ヶ月で未知の言葉を解し始め、ほどなく話しも始める赤ん坊の能力には、驚く他はない。それにくらべて当方は衰えゆくばかりである。もっとも「私もまだまだ」などと頑張らない方が世のため人のため、ということもあるから、別段、どうということもない。


朝飯 納豆、目玉焼き、茄子とピーマンの日光味噌「辛ひしお」炒め、揚げ湯波と蕪の葉の炒り煮、ひじきと梅肉のふりかけ、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、メシ、帆立貝の天ぷらと万能葱の味噌汁
昼飯 「鳥よし」の焼鳥丼定食
晩飯 ニース風サラダ2種のパンマッシュルームと菠薐草とベーコンのソテーを添えた鯛のバターレモンソースオールドイングランドシフォンケーキ、Old Parr(生)


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上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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