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清閑 PERSONAL DIARY

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2024.2.19(月) 望むところ


1時台に目を覚まし、2時台に起床する。上半身にはユニクロのヒートテックウルトラウォームタートルネックTにパタゴニアのフリースのセーターを重ねている。食堂に床暖房は入っている。しかし温風の吹き出す空気調整器は動かしていない。それでも昨年末から続けてきたこの服装に、今朝は暑さを感じる。

日光市今市の今日の最高気温は12℃で最低気温は6℃。それに対して東京都千代田区のそれは17℃と13℃。東京へ出かけるときの服装は、真夏を除いては常に悩ましい。

地下鉄千代田線を国会議事堂前で降りて地上に出る。Googleマップの案内に従って歩いて行くと、坂上に頭を向けて、警備隊の車両が5台も駐まっている。「一体、何だろう」と視線を上げると、その先にはテレビで見慣れた首相官邸があった。

同級生ツナシマショーゾー君との面談を終えて、降りてきた坂を再び登る。来たときと同じ駅でも今度は丸ノ内線で銀座を目指す。僕は散髪は、東京へ出かけたときに新橋の大衆床屋で済ませることが多い。そこから銀座蔦屋書店、丸善日本橋店、くまざわ書店浅草店と回って17時の近づくのを待つ。

四半世紀ほども前のMG界にセキネヒサタケという切れ者が忽然と姿を現した。そして数年を経たところで、またまた忽然と姿を消した。しかし昨年の5月には思いがけず「汁飯香の店 隠居うわさわ」に来てくださった。そのセキネさんを、今回は僕から誘った経緯があった。

セキネさんとの2時間30分は、またたく間に過ぎた。東武鉄道浅草駅の改札口を抜けたところで指定席を確かめるべくスマートフォンを取り出す。するとそこには「いや~楽しすぎました! またいきましょう!」のメッセージが早くもセキネさんから届いていた。当方も、望むところである。


朝飯 牛肉のしぐれ煮、巻湯波と小松菜の炊き合わせ、玉子焼き、しもつかり、胡瓜の古漬け、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、豆腐と若布と万能葱の味噌汁
昼飯 “FAUCHON LE CAFE”のクロックムッシュコーヒー
晩飯 「神谷バー」のエビマカロニグラタン串カツ、他あれこれ、カミヤワイン(白)


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2024.2.18(日) いま以上の勤行

昨年9月なかばの店舗改装以降、味噌の売れ行きが段違いに良くなった。味噌が目立つような置き方になったから、と言ってしまえば身も蓋もないけれど、まぁ、そういうことなのだろう。卸売りの引き合いも多い。先日は見積もりをお出しする前から「とりあえず納品して欲しい」というご注文をいただいた。

ひらめいてひらめいてしかたがない、という数ヶ月あるいは1年間が15年ほど前にあった。いま売れている味噌は、そのときに思いついて造り始めたものもあれば、それ以前から造り続けてきたものもある。いずれにしても、景気の悪い話ではない。

景気の悪い話ではないけれど、うかうかしているうちに「梅太郎白味噌」が今月ついに売り切れてしまった。お客様には大変に申し訳のないことながら、需要の急進に当方の脳内カレンダーが追いつけなかった結果である。

それに対する方策を先日、長男が持って来た。その製造計画はギリギリの線を狙ったものだった。しかし前述のように、見積もりより先に納品をせよ、という新しいお取り引き様も現れてきている。僕は長男が立てた計画の3倍の生産量を示唆し、長男はそれを受け入れた。

景気の悪い話ではないけれど、忙しい話でもある。いま以上に早寝早起きを勤行して、朝の静かな時間を確保しなくてはならない。


朝飯 巻湯波と小松菜の炊き合わせ、白菜の玉子とじ、納豆、しもつかり、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、けんちん汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 トマトとレタスのサラダ3種のパンじゃがいもとベーコンの団子の素揚げと茹でたブロッコリーを添えた鱈のレモンバターソース2種のチーズChablis Billaud Simon 2018


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2024.2.17(土) 効果測定

上澤梅太郎商店の店舗に向かって左側に目立たない坪庭がある。その小さな空間を、僕は毎日おとずれる。いつの間にか南天が育っている。いずれ密生するだろうから今のうちに引き抜いておけば話は簡単だ。それでも実生の植物には、どうにもそれを処理しがたい気持ちを覚える。「南天なら繁っても良いじゃねぇか」とも考え、そのままにしておくことにする。

昨年に行った宣伝広告の効果を測定する、という仕事を今月の21日までにする必要がある。コンピュータを使うひとり仕事は好きだから、今から腕まくりをしている。しかしそれには会社ではなく自宅の静かな環境が必要になる。だから週末の今日や明日に手を着けるわけにはいかない。

午後に新しい取引先の訪問を受ける。僕が店に立つあいだ、長男はその人に社内を案内し、以降は事務室にて数時間の話し合いをした。夜はその人と長男との3人で街へ出て夕食を共にする。お酒は結構はかどった。いちばん飲んだのは僕だろう、多分。


朝飯 巻湯波と小松菜の炊き合わせ、納豆、牛蒡と人参のきんぴら、しもつかり、胡瓜の古漬け、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬、ごぼうのたまり漬、メシ、けんちん汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 「コスモス」のトマトとモッツァレラチーズのサラダ生春巻きスパゲティナポリタン、他あれこれ、ドライマーティニ、Cono Sur Chardonnay Bicicleta Reserva


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2024.2.16(金) あとは忙しくなるばかり

「ことによると4月の後半には南の国へ行けるのではないか」と、先月28日の日記に書いた。その翌日、ハジャイとバンコクで計10日間を過ごした昨年4月の日記を確かめたところ、種々の理由により4月の旅行は避けるべしとあった。とすれば3月はどうか。

3月5日には会社の健康診断がある。その日の閉店後に羽田空港へ向かい、深夜便に乗る。翌早朝にバンコクに着いたら国内線に乗り換えスコータイを目指す。帰りは同月15日の深夜便を使って羽田には16日の早朝着。しかし13日には取引先との面談が控えている。

先日この取引先と長男が遠隔会議をした際、3月の面談に社長は不在と伝えたところ「それでは話にならない」と先方は難色を示したという。親分的な性格の人、たとえば政治家などは、人に頼りにされることを好む。頼りにされないと、むしろ不機嫌になる。僕はその真逆で、頼りにされることは好まない。僕の現在の年齢に4歳を足せば、おじいちゃんの行年になる。7歳を足せばオヤジの行年になる。いつまで頼りにされても困るのだ。

健康診断は受けないこととして、羽田空港へ行く日を3月3日の日曜日に早めてみた。しかし面談前日の12日に帰国をしようとすれば、タイにいられる日数は10日間から8日間に減る。弾丸旅行ならしない方がマシ、という気質だから、2日間の短縮は痛い。

「だったら5月か」と考えてカレンダーをめくってみれば、既にしてあれこれの予定が入っている。春の彼岸が過ぎれば、後は忙しくなるばかりなのだ。


朝飯 しもつかり、納豆、牛蒡と人参のきんぴら、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、鱈の肝と万能葱の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 「食堂ニジコ」のお通しの支那竹胡瓜の辛子和え皮蛋チャーハン、麦焼酎「二階堂」(お湯割り)


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2024.2.15(木) 選択

きのうの夕食は「すぐに食べ終えられるもの」ということでスパゲティになった。1歳の誕生日を迎えたカコに「選び取り」をさせる計画があったからだ。

僕と家内にはとてもその余裕が無くて、というか、家にその習慣が無かったことから、みずからの子供の1歳の誕生日に一升の餅を背負わせ歩かせることはしなかった。しかし長男とモモ君は最初の子供リコの1歳の誕生日から、これを行ってきた。

カコはきのう一升の餅を胸と背中に振り分け立派に歩いて見せた。その行く先に置いてあるのは辞書、電子卓上計算機、お金、筆記用具、味噌、酒、はさみの7つだった。これらのうち何を選ぶかによって、その子供の将来を占おうとする「選び取り」である。

ところがカコは姉兄とは異なって、並べられた品と品のあいだを通り抜け、やり直しのときにはそれらの前で寝そべってしまった。彼女の将来は高等遊民かも知れない。うらやましい限りである。そして小学生のころから人生を降りたかった僕は、いまだ引退できずにいる。情けない限りである。


朝飯 菜花のおひたし、しもつかり、納豆、温泉玉子、紅白なます、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、ごぼうのたまり漬、メシ、けんちん汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 めかぶの酢の物、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、紅白なます、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、なめこのたまり炊、鱈鍋、「黒龍」の「垂れ口純米吟醸」(冷や)、レモンケーキ、Old Parr(生)


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2024.2.14(水) 汁飯香

上澤梅太郎商店が運営する朝食の専門店「汁飯香の店 隠居うわさわ」の、上から税込5,000円、3,000円、1,800円と、これまであった3種のお膳を、冬休み明けの3月からはもっとも簡素な1,800円の「汁飯香」のみにするとは、今月5日の日記に書いたことだ。

この「汁飯香」は、ごはん、味噌汁、漬物さえあれば、人は充分に満足ができる、ということを知っていただくための、いわば和食の入門編である。「日本人に和食を伝道しようというのか」と問われれば「その通り」と、僕は答えるかも知れない。

「汁飯香の店 隠居うわさわ」にいらっしゃれば、ごはんと味噌汁と漬物だけで、充分に満足いただける。その自信はあるものの、中には「おかずもすこしは欲しい」というお客様もいらっしゃる。そのような方には定番のおかずを3種、季節のおかずも3種ほどはご用意する。

品書きには写真を添えた方が親切だ。しかしそれを本職に撮ってもらう時間は無い。よって今日は10時よりその撮影が隠居で行われた。作るのは家内、撮るのは長男。僕のしたことは味噌汁のための葱を朝のうちに買ってきたのみである。

お膳の簡素化と共に、飲物の種類も大幅に削った。それで不便をお感じになるお客様は多分、数百人にひとりに留まると思う。新しい品書きは、いつごろできるだろう。

ところで今日は、昨年2月14日に産まれた孫のカコの1歳の誕生日だ。彼女はひと月ほど前から歩き始め、それと同時に顔つきや行動も、赤ん坊から子供に近づいてきた。すべての赤ん坊や子供に望むのは「元気で長生きをしてください」ということに尽きる。


朝飯 小松菜のおひたし、牛蒡と人参のきんぴら、しもつかり、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、胡瓜の古漬け、メシ、けんちん汁
昼飯 にゅうめん
晩飯  ポテトサラダスパゲティミートソースチーズウォッカマーティニ、Chablis Billaud Simon 2018、CLOS DU MAROUIS 1986、いちご


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2024.2.13(火) と、いつも思う。

食器棚の戸を引くと、百貨店などで商品を入れてくれる紙の手提げ袋が複数、床に落ちる。戸を閉めるときには、その手提げ袋を中へ戻し、それがふたたび落ちる前に急いで戸を閉める。そんなことを何年も繰り返してきた。そしてとうとう先日、遂に業を煮やしてそれらの手提げ袋や不要と思われるものを90リットルのゴミ袋2つにまとめた。

そのふたつのゴミ袋が呼び水となって、家内は数日をかけて食器棚を整理した。その結果、廊下に並べられた市のゴミ袋は7つと半分に及んだ。僕も一念発起をしなければならない。何のための一念発起か。事務机の片づけである。

事務机の上は年に1度くらいは整理する。しかし再びものが増えて、使える面積は数十センチ四方に狭まる。気分は晴れないものの、面倒さが先に立って、年の大半はそのままになっているのが現状である。

午後も遅くなるころ会計事務所から電話が入る。内容は、僕の確定申告のための書類を求めるものだった。はてさてそんなものが届いていただろうか。それが見つけられない原因は机上の乱雑さにある。そこでようやくスイッチが入った。

机の上を乱雑にしているのは、そのうち目を通そうとしながら放置している書類やメモやパンフレット、開封しないままの郵便物、いただいたままコンピュータに入力していない名刺がほとんどだ。それらを次々と処理または処分していく。

数十分の格闘の末、事務机の上はすっかり片付いた。会計事務所から求められた剥離式ハガキも見つかった。現在の浄机が維持できれば気分も良いだろう。と、整理整頓の直後にはいつも思うのである。


朝飯 納豆、人参とピーマンの炒りつけ、生のトマトと菠薐草のソテーを添えた目玉焼き、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、豆腐と長葱の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 生のトマト、茹でたブロッコリー、ゆで玉子、胡瓜の古漬け、らっきょうのたまり漬、Chablis Billaud Simon 2018、カレーライス、Old Parr(ソーダ割り)、“DEMEL”のクッキー、Old Parr(生)


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2024.2.12(月) セーター

きのうは21時前に寝に就いたにもかかわらず、今朝は6時直前まで眠ってしまった。実に9時間の睡眠である。もっともきのうの朝は朝とも言えない0時台に目を覚まし、以降はまったく眠らなかったから、そのツケが回ったのかも知れない。

日中、店にいながら暑さを感じてモンベルのU.L.サーマラップジャケットを脱ぐ。下に着ているのはパタゴニアのフリースのセーターだ。先週の金曜日に神田のパタゴニアで最新のセーターを試着しながら「これ、すごいでしょ」と、店のオネーサンに見せた代物である。

「その年に買ったうちの最上のひと品」というものがある。パタゴニアのフリースのセーターは、十数年前に手に入れた「その年に買ったうちの最上のひと品」だった。それが今では伸びきって、袖は折り返さなければならないほどになっている。

セーターは週に1度、着替える。来週の月曜日に最新型をおろせば、いま着ているこれはゴミ箱へ行くことになる。惜しい気もする。いまだ着ようと思えば着られる。しかしそれをすると服は増えるばかりだから、思い切りも必要なのだ。

東京では北風が南風に変わったという。セーターは僕にとっては「仕方なしに着るもの」だ。はやく半袖のシャツ1枚で過ごせる季節になって欲しいと思う。


朝飯 牛肉と椎茸のすき焼き風、大根おろしを添えた玉子焼き、人参とピーマンの炒りつけ、納豆、大根と胡瓜と白菜の浅漬け、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、白菜と油揚げの味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 かまぼこ、白菜と人参の浅漬け、鶏と豆腐の鍋、麦焼酎「こいむぎやわらか」(お湯割り)、「久埜」の草餅、Old Parr(生)


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2024.2.11(日) 居ても立っても

タイは「微笑みの国」などと呼ばれているものの、すべてに気楽なわけではない。実は厳密な階級社会だ。属する階級を端的に表すのは服装。「ニューヨークでは、できるだけ良い服を着るべし」と植草甚一は書いた。当てはまるのはニューヨーだけではないのだ。

昨年4月のタイ行きでは片山酒造の「初代久太郎」と「粕華」のそれぞれ四合瓶を1本ずつ持つ必要があった。これをリモアの軽さに特化したサルサエアーキャビンSに納めるため、生まれて初めて衣類圧縮袋というものを買った。

冒頭のことがあるからタイでは襟の付いたシャツを常用してきた。しかし手に入れた圧縮袋は上から見れば週刊誌ほどの大きさで、ここに9泊分の衣類を納めるには無理があった。よってシャツは仕方なくTシャツとした。しかし次のタイ行きでは、シャツは以前に戻って襟付きにしたい。

そういう次第にておなじ圧縮袋をもうひとつ購うべく、ウェブショップの購入履歴を検索してみた。するとそのいちばん上には昨年末にamazonに注文した本が現れた。それはよいとして、僕はその本を手に取った記憶がない。ウェブ上の記録は出荷済みになっている。

そうなると居ても立ってもいられない。本は棚に著者別に並べてあるからその場所へ行ってもそれは見あたらない。更に考えてみれば、その本の冒頭は案に反して固い内容だった、ということが思い出された。ということは、本は届いていた、ということになる。

以降は圧縮袋どころではなくなった。そうして1冊の本を探して自宅と事務室のあいだを行ったり来たりする。


朝飯 スクランブルドエッグとベーコンのソテーと生のトマトと茹でたブロッコリー、なめこのたまり炊、納豆、牛肉と椎茸のすき焼き風、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、トマトと大根と若布の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 SMIRNOFF VODKA(ソーダ割り)、人参とピーマンの炒りつけ、菠薐草の胡麻和え、2種のかまぼこ、豚ヒレ肉とシメジのソテー、のどぐろの干物大根と胡瓜と白菜の浅漬け、麦焼酎「こいむぎやわらか」(お湯割り)


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2024.2.10(土) ご予約のうけたまわり

夜の明ける前にメーラーを回す。ぐるなびから「汁飯香の店 隠居うわさわ」への予約がいくつも入っている。予約は電話をはじめ様々なかたちでいただく。きのう僕は会社を留守にした。そのようなことからいくつかの鍵を外しつつ事務室まで降り、ホワイトボードに磁石で留めた予約表を外す。そしてそれを手に4階の食堂へ戻り、その表とつき合わせつつ、きのうの閉店後から今朝までにいただいた予約を確定させる。

ぐるなびなど、インターネットを経由したご予約にはかならず文字によるご返事をお送りする。庭の見える席をお望みになったお客様の来店日は来月31日。そこで「気象庁 2024年3月 予報」と検索エンジンに入れてみる。現れたページを一読すれば案の定、昨年よりも気温は高そうだ。当該のお客様には、朝食に加えて桜もお楽しみいただけるだろう。

隠居係のタカハシリツコさんによれば、冬休み中の庭には鳥が増え、庭のそこここに繁る南天の実は食べ尽くされたという。その赤い実も3月2日を初日としてお客様がいらっしゃるようになれば、徐々に元に戻るのではないか。

休み明けの軸は河井寛次郎の「喜者開扉」と、今から決めている。床脇は昨年以来の文殊菩薩で、しばらくは行くつもりでいる。


朝飯 茹でたブロッコリーと生のトマト、筑前煮、納豆、炒り豆腐、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、若布と玉葱の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 トマトのサラダ鶏のクリーム煮2種のパンチーズChablis Billaud Simon 2018


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上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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