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清閑 PERSONAL DIARY

2019.6.22 (土) タイ日記(3日目)

女の妙な声で目を覚ます。時刻は3時50分。即、起きて服を着て荷物の整理に取りかかる。

30分ほどして隣の部屋のドアの開く音がする。僕も部屋から廊下に出る。エレベータの前には、髪を銀色に染めた韓国人のオニーチャンと、中々すっきりした姿の、”a gogo”で働いていると思われる女の子がいた。エレベータに乗ると、オニーチャンはグランドフロアのボタンを押した。僕はロビー階のボタンを押す。韓国人はおしなべて日本人より英語が上手い。朝鮮語は英語を身につけやすい言語なのだろうか。あるいは韓国の英会話教育が、日本のそれより優れているのだろうか。

ロビーのカウンターには不寝番のオネーサンと警備のオジサンがいた。彼らと朝の挨拶を交わして部屋に戻り、コンピュータとカメラと手帳を持って、ふたたびロビーに降りる。既にして明かりが点されていれば、ロビーに続く朝食の会場で日記が書ける。先の日記にも書いたように、僕のいる406号室には机が無い。また部屋のwifiは遅くて話にならないのだ

今日と明日はバンコクMGにて、日中はホテルにいない。ということは、快適なホテルに泊まり続ける意味は無い。7時にチェックアウトをして外へ出る。現在のsoi25の中級ホテルからsoi5ちかくの安ホテルに移動をすべく、路上で赤バスを待つ。この赤バスは日中は5分きざみで、朝と夜は10分きざみで運行をしている。ほとんど10分を立ち尽くしてようやく北から近づいてきた赤バスは、昇降口の外まで乗客が鈴なりで、僕の目の前を、速度を落としただけで停まらずに通過した。そしてその10分後に来た赤バスも、またおなじだった。しかたなくタクシーを停め、1.5キロほどを乗ってsoi5に達する。料金は初乗りの35バーツで済んだ。

路地裏にある安宿の戸を押すと、しかしカウンターに人はいなかった。ベルを鳴らしても、誰も出てこない。警備と雑用を兼ねているらしいオジサンに勧められるまま、狭いロビーの一角にある朝食会場でコーヒーを飲む

日本から持参した新聞を読むうち、コンビニエンスストアで調達したような軽食を持って、ようやくオネーサンが来た。パスポートと予約票を出して予約してある旨を伝えると「チェックインは14時から。スーツケースはそこに置いてください」と、目の前の一角を指して姿を消した。カウンターの上には、僕のパスポートと予約票が置かれたままだ。しばらくしてロビーの奥をのぞき込む。オネーサンは厨房で、個人的な料理に取りかかっていた。日中にスーツケースが消えても「私は知りません」でお終いだろう。

いつものガオラオ屋で朝食を済ませて安宿に戻る。そしてザックのみ背負って、これまた目と鼻の先の、センターポイントトンローのロビーに入る。ソファには、おとといバンコクMGへの参加を決め、僕とおなじTG661で今早朝にバンコクに着いたタダジュンさんの姿が見えた。タダさんは明日の深夜便で帰国をするという。僕のようなナマケ者には、とても真似のできない行動である。

タナカタカシさんを講師とするバンコクMGは、1996年6月に始められ、今日と明日は、その16回目になる。今回の参加者は30名。メジャータワー10階の研修室に収まる卓は5客。つまり「5卓フル」の満席で、冷房も心なし強めに設定されているようだ。

各自が自分の会社をもち、2日間で5期分の経営を盤上に展開するMGは、30名中の10名が初心者ということもあって、時間の延びる心配があった。しかしタイで起業をしたり、あるいは日本の本社から大きな責任を背負って赴任してきた初心者たちは、年齢が低いこともあり、想像を絶する優秀さにて、第3期の決算は19時前に全員か完了した。

交流会のためエカマイの北海道料理屋へ向かう一行と別れ、19時06分に「パイ、トンロー、パクソイ」と、停めたバイタクの運転手に告げる。バイタクは渋滞をくぐり抜けて、soi10からスクムビット通りの際まで僅々3分で達した。BTSトンロー駅の自動販売機は札が使えない。窓口の列に並んでようようサラデーンまでの切符を44バーツで買う。BTSの車両は19時18分に発車。サイアムで乗り換え、サラデーンには19時38分に着いた。きのうまでのルンピニーからサラデーンに、待ち合わせの場所が変更されたのだ。

コモトリケー君に土産の「おばあちゃんのホロホロふりかけ」と「辛ひしお」と「しその実のたまり漬」を渡す。コモトリ君からは、現地での仕立てを頼んであったタイパンツを受け取る。これで所有するタイパンツは6本になった。多分、一生のあいだ保つ数だと思う。

サラデーンからトンローまでは、すこし距離がある。コモトリ君の会社の運転手は、混み合うラマ4世通りから、まるでサイゴンの並木道のように美しいスクムビットsoi26に入った。そしてこれまた混み合うスクムビット通りに出ると、すぐにまた裏道へとハンドルを切り、トンローsoi10を奥から抜けてトンローの大通りに達した。「良い仕事」とタイ語で褒めると運転手は後席の僕を振り向き笑った。チップは100バーツ。

安宿のカウンターには朝のオネーサンに替わって、いかにも仕事のできそうなオバチャンがいた。チェックインを済ませ、エレベータで2階に上がる。明かりを点すと大きなゴキブリが壁から床に逃げようとしている。それを鼻紙で捕まえて便器に流す。数千円を節約するためのホテルの移動ではあったけれど、それにかかる労力を計算に入れれば、次回は控えるだろう、多分。


朝飯 トンローsoi8ちかくのガオラオ屋のガオラオ(大盛り)、日本から持ち込んだ百德食品公司の豆板醤に卓上の酢とナムプラーを加えたナムチム
昼飯 バンコクMGのお弁当
晩飯 “Banana House”のホーイラーイ当方の注文がうまく通らなかったために届いた不明のひと皿、トードマンクン、麦焼酎「いいちこ」(ソーダ割り)


美味しい朝食のウェブログ集は、こちら。

  

上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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