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清閑 PERSONAL DIARY

2019.6.23 (日) タイ日記(4日目)

酔って騒ぐ男の声がする。「またファランか」と耳を澄ます。酔っ払いは白人ではなくタイ人らしい。時刻は1時30分。今度は窓のすぐ外で、発情した複数の猫が声を上げ始める。更にはこれも猫なのか何なのか、軟らかいものが庇の上に墜落したような音がする。ふたたびiPhoneを見る。時刻は3時。しかたなく起きてきのうの日記を書く。安宿でもwifiは速い。

バンコクMGに参加をする、タイ人やロシア人も含む初心者の、頭脳の運動能力の高さには本当に驚かされる。きのうMGを始めた人が、早い人はきのうのうちから、ゲーム運びの上手さで僕を追い抜いているのだ。その優秀さは何に因るものだろう。第5期の決算は16時30分までに全員が終わり、17時には表彰式、講師であるタナカタカシさん、主催者のひとりスズキタカノリさんの挨拶も完了してしまった。

今日の交流会は、エカマイのガイヤーン屋で開かれる。こちらには僕も加わることとして、夕刻の激しい雨が上がったばかりの、いまだ乾いていないトンローsoi10にスーツケースを曳く。

MG仲間と交流会で交わす会話には感じ入るものが多い。今日は、島根県で老人介護施設を営むウダヒデノリさんの「タイには、家族や老人を、日本人よりはるかに大切にする文化がある。そのようなところに日本の介護のしかたを持ち込むべきではない。タイにはタイの文化に沿った、介護のあるべき姿がある」とのことばがもっとも印象に残った。

さて僕は今夜からサパーンタクシンに移る。雨はとうに上がったというのに「200バーツ」と判で押したようにおなじ価格を提示する運転手ふたりをいなし、主催者のひとりタイラマサキさんは「もちろんメーターで行くよ」と運転手の答えた3台目のタクシーを僕のために拾ってくれた。

声をかけられ目を覚ますと、運転手はホテル1階に入るロビンソン百貨店を指していた。朝が極端に早いため、夜になると居眠りばかりだ。111バーツを示すメーターに対して運転手には120バーツを払う。ほとんど定宿のようなセンターポイントシーロムに着いたのは、何時ごろのことだっただろう。フロント係にもベル係にも顔見知りがいて、愛想はしごく良い。部屋までスーツケースを運んでくれたベルボーには、50バーツのチップを手渡した。以降の記憶は、蓮の葉をかたどった皿の上の石鹸、それだけである。


朝飯 “Nantra de Comfort”のトースト、アイスミルク、日本から持ち込んだコンソメスープ
昼飯 バンコクMGのお弁当
晩飯 “Sabaijai Restaurant”のソムタムサイクロークイサーン鶏卵と青菜の炒め物ガイヤーンラープムー、カオニャオ、カオスアイ、トムヤムクンゲーンキヨワーンラオカーオ”BANGYIKHAN”(ソーダ割り)


美味しい朝食のウェブログ集は、こちら。

  

上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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