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清閑 PERSONAL DIARY

2020.7.13 (月) 鮨くらいでは済まない

妹は1972年に14才で病没をした。その祥月命日が近づくと、毎年、南半球から花を届けてくれる人がいる。「日本に来たら、ぜひ連絡してください」と、その都度お礼のメールを送る。しかしその人はいつも黙って日本に来て、黙って南半球に戻ってしまう。銀座で鮨を差し上げるくらいでは済まないはなしだ。

きのう届いたその花は、仏壇の前に日光彫りの台を置き、その上に飾った。と、ここまで書いて「ひとつの文に『その』が重複してはおかしいだろうか、英文であれば、ひとつのセンテンスに”the”の重複する例はあるけれど」と、しばしキーボードを打つ指が止まるも、日記が長くなるので先へ進む。

「墓参りは朝にするものだ」という考えが僕にはある。家内は「汁飯香の店 隠居うわさわ」の仕事で現場を離れることができない。そういう次第にて9時すぎに会社を出て、先ずはJR通りの「花一」で白菊10本を購う。そして如来寺の、桜の古木のちかくにホンダフィットを駐めて、墓地の砂利を踏む。

会社に戻ると10時を5分だけ過ぎていた。ひとりによる墓参りは、結構、時間のかかるものだ。

お墓に供えた花が、人知れず枯れている景色はわびしい。これからしばらくは、数日おきにお墓へ通おうと思う。


朝飯 揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、納豆、切り昆布と細切り人参の炒り煮、大根と人参と胡瓜のぬか漬け、青葱の「日光味噌のたまり浅漬けの素・朝露」漬け、メシ、玉葱とズッキーニの味噌汁
昼飯 ラーメン
晩飯 レタスと南瓜とトマトとパプリカのサラダ漬物の盛り合わせカレーライスOld Parr(ソーダ割り)自由学園のクッキー、Old Parr(生)


美味しい朝食のウェブログ集は、こちら。

  

上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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