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清閑 PERSONAL DIARY

2021.2.13 (土) 侘助たちの午後

伊丹十三の映画「お葬式」の主人公の名は侘助だった。1986年の年明けに京都で撮った写真をまとめたページには「侘助たちの午後」という名を付けた。今朝は、侘助を活けた花瓶を店から「汁飯香の店 隠居うわさわ」へと運んだ。そして床の間の壺を端に寄せ、中央にその侘助を飾った。すると一間幅の床の間は、にわかに窮屈になった。

床の間がもっとも必要とするのは空間だ。壺は、明日の朝にもどこかへ移さなくてはならない。しかしその「どこか」が問題である。隠居は玄関を上がった先に4畳半、その奥に6畳、客間は8畳で次の間は6畳。厨房を除けば4部屋きりの、こぢんまりとした伝統家屋である。壺は思い切って外、それも門を入った脇あたりに置けば、それはそれで似合いそうだ。

そのようなことを考えつつ会社へ戻ろうとして玄関の三和土に降りる。そこには暖房のための石油ストーブが置いてある。そのストーブに近いところの羽目板が乾燥により隨分と縮んで隙間ができている。こちらについては暖かくなるのを待って、本職に見てもらわなければならないだろう。


朝飯 茹でたブロッコリー、里芋と鶏そぼろの炊き合わせ、干し海老を薬味にした煮奴、焼き鮭、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、小松菜とトマトの味噌汁
昼飯 ラーメン
晩飯 「コスモス」のトマトとモッツァレラチーズのサラダカツレツドライマーティニ家に帰ってからのチョコレートケーキ、Old Parr(生)


美味しい朝食のウェブログ集は、こちら。

  

上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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