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清閑 PERSONAL DIARY

2021.12.31 (金) 大晦日

ひとつの夢から覚めると次の夢が始まる。いくつもの夢を見ながら、眠りという水の中から明るい上の方を目指して浮かび上がっていく。時刻は4時48分。5時を過ぎての起床は「損した感」が強い。即、寝台から起き上がって服を着る。

応接間の、チークの長椅子に作り付けられた小さな机には、白菊6輪の花瓶と鏡餅一対があった。それを仏壇に飾り、更に水とお茶を供える。線香に火を着けるための蝋燭は短くなっているものの、新しく差し替えることはしない。食堂に戻り、きのうのうちに書けているおとといの日記を公開する。

年末にすべきことのほとんどを終えて迎える大晦日は、きのうまでより幾分かは気が楽だ。店や蔵や隠居の正月飾りはすべて、僕以外の人たちがしてくれた。曜日の並びからして正月の人出は数日に限られるだろう。店では既にして、福袋や「日光味噌のたまり浅漬けの素・朝露」による松前漬けの販売を始めている。

日中は、その回数を覚えていられないほど道の駅「日光街道ニコニコ本陣」に通う。新鮮な品を、小まめに売場に並べるためだ。最後の納品を終えて後は如来寺に寄り、今月9日に四十九日の法要をした叔父のお墓を見まわる。

17時50分に場内放送にて、仕事を終えたら作業着のまま事務室へ集まるよう言う。本日、定時まで残った社員は12名。その全員によるジャンケン大会をして、すき焼き用の牛肉からコーヒーに至る賞品を配る。

大晦日の夕食は、いつも決まって鴨鍋と蕎麦。これらを肴に冷えた日本酒を飲み、21時前に就寝する。


朝飯 冷や奴、壬生菜漬けを添えた納豆、温泉玉子、厚揚げ豆腐と小松菜の炊き合わせ、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、なすのたまり漬のからし和え、メシ、揚げ湯波と長葱の味噌汁
昼飯 「大貫屋」のオムライス(ケチャップかけないで特注)
晩飯 めかぶの酢の物、蒲鉾、塩らっきょう、「日光味噌のたまり浅漬けの素・朝露」で漬けた松前漬け、鴨鍋、盛りそば、「松の司」の生酛純米酒(冷や)


美味しい朝食のウェブログ集は、こちら。

  

上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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