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清閑 PERSONAL DIARY

2023.1.25 (水) 雪もまた楽しいか

目を覚ましたのは3時すこし前。起きて窓に近寄り、カーテンをずらす。窓ガラスは凍りついている。その、平滑でないガラス越しに外を見る。きのうの雪はあらかた風で吹き飛ばされたのだろう、道路には黒い部分が明瞭に認められた。「良かった、雪は降らなかった」とひと安心をして、取りあえずは寝台に戻る。そして1時間後に服を着る。

「雪だよ、大変だよ」と、食堂に来るなり家内が言う。「降ってないよ」と答えると「降ってるよ、真っ白だよ」と、どこに目を付けているのかと言わんばかりに家内は声を高くした。カーテンは巻き上げてあったものの、いまだ夜のように暗ければ、そちらには目をくれないまま日記を書いていたのだ。

7時40分に事務室のシャッターを上げる。そして外へ出て営業車の雪を払う。上空の寒気を証明するような軽い粉雪は、箒で掃くと、いとも簡単に地面に落ちた。

10時30分よりテレビの取材を受ける。よりによって10年に1度の低温、雪の日に地方での仕事が重なってしまった芸能人や制作会社の人たちは、いかにも大変と思われた。しかし考えようによっては番組に花を添える天候だったかも知れない。

その撮影中に、駐車場にバスが駐まる。こちらは東京からの社員旅行の若い方々で、彼らはバスから降りるなり、嬉しそうに体を動かし始めた。僕にも覚えがあるけれど、旅先の雪は嬉しいものだ。

テレビの方々は、引き続いて蒸気機関車「大樹」の取材とのことで、下今市駅へ向かわれた。社員旅行のご一行は上澤梅太郎商店とは浅からぬ関係の方々でいらっしゃったため、休店日でも店を開け、隠居で「汁飯香」と地酒をお楽しみいただいた。彼らはこれから日光周辺の、発酵関係の店や蔵ばかりを巡ってお帰りになるという

雪は昼がちかくなるころに止んだ。「明日は晴れて欲しいよな」と思う。


朝飯 筑前煮、菠薐草と榎茸のおひたし、納豆、梅の実ひじき、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬、ごぼうのたまり漬、メシ、キャベツの味噌汁
昼飯 2種のパン、ホットミルク
晩飯 牡蠣のアヒージョ、トリッパのトマト煮、ニース風サラダ、鶏とマカロニのグラタン2種のパン、SMIRNOFF VODKA(お湯割り)


美味しい朝食のウェブログ集は、こちら。

  

上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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