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清閑 PERSONAL DIARY

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2017.10.1(日) タイ日記(7日目)

チェンライは北方の田舎とはいえ街の規模は小さくない。食事をするところは夜になっても数え切れないほどある。よってチェンコンにいたときのように19時台に就寝するようなことはない。それが幸いして朝も、午前0時台に目を覚ますようなことはなくなった。今朝の起床は5時台である。

タイに来て何が有り難いかといえば、自らを時間の枠に収める必要が無い、というところがいちばん有り難い。もちろん、このホテルの朝のブッフェは5時30分から10時30分までのあいだしか供されない。夕方までに洗濯物を受け取ろうとすれば、それを朝のうちにメイドに手渡す必要がある。バスは運行時間が決まっている。それでも1日のほとんどは自由時間だ。

午前中は仕事と思っていたけれど、空は晴れ、窓から見るプールに客はひとりもいない。よって10時にプールサイドに降り、11時20分まで本を読む

街で昼食を摂るべく外に出ると「お車ですか、歩きですか」とベルボーイのひとりに声をかけられる。このホテルに泊まりながら街まで歩く客は希なのだ。「歩きです」と答えると、ベルボーイは僕を、外の道の手前まで電気自動車で送ってくれた

バンパプラカン通りを時計塔から東へ歩き、右手にホテル”Le Patta”を過ぎたあたりで左に折れる。そこからすぐの左手にある、タイ語だから読めないけれど、看板の店名の最後に”2″の付くクイティオ屋に入る。そしてバミーヘンを食べる。

タイ料理の特徴は甘さと辛さと酸っぱさと聞く。僕は必ずしもそうとは感じないけれど、この店のバミーヘンのタレは甘かった。もっとも日本の炸醤麺の味噌も甘いといえば甘いから、驚くようなことでもないのかも知れない。

コーヒーは、日本にいるときには時間調整のため喫茶店で本を読む、というようなときにしか飲まない。つまり特に好きなわけではない。そんな僕の感想だから信用は得られないかも知れないけれど「これほど美味いコーヒーを出す店が日本にあるだろうか」と、常々感心をしていたのがドイチャンコーヒーだ。その、バンパプラカン通りとラタナケット通りの交差点にあった店が消えている。赤い土の空き地には”Green Hill Bizhome”という看板が立てられている。貸事務所のようなコンドミニアムが建つのだろうか。チェンライに来る楽しみが、ひとつ減ってしまった

ホテルへの帰りはすこし寄り道をして、バンパプラカン通りから旧飛行場へ南下するサナムビーン通りに入ってみる。30年前までは数十軒もの置屋が紅灯を連ねていたというこの通りだが、今は洒落た店も多い。そんな中に昔ながらのクイティオルア屋を見つける。この店にはいつかかならず来たい

旧時計塔のある市場のいわば場外を回り込み、ホテルに戻る。シャワーを浴びて以降はきのうの日記を書き、また長男とメールで諸々のやり取りをする。

プールには夕刻になって、白人の数がいきなり増えた。このホテルとしてはすごい人数だ。団体客が到着をしたのかも知れない。そういえば国慶節は今日からではなかったか。このホテルで目立つのは何といっても白人で、中国人はそれほどでもない。

ホテルと街を結ぶシャトルバスの、18:00発の切符を60バーツで買う。切符には「往復120バーツ」の表記があるけれど、実際には、帰りに乗っても運賃は往路の片道分しか取られないミニバンの客は僕ひとりだった

パフォンヨーティン通りからナイトバザールのゲートをくぐる。色とりどりの露店のあいだを抜け、左に右に折れながら、チークによる重厚な普請の観光客用ではなく、テーブルも椅子も黄色い鉄製の、庶民用のフードコートに席を得る。そして多分、3年前からはこの店のものしか食べないチムジュムを、いつものオバチャンに注文する。

「タイに帰ってきたの?」
「うん、おととい、チェンコンからね」
「辛さは無し? それとも少し?」
「ふつう」

ガイジンだからといって、料理の辛さを手加減されることを僕は好まない。

舞台では6人の踊り子による踊りが始まった。音楽は聞き慣れたいつものそれだ。日はいつの間にか暮れている。そして来たときは疎らだった客が、気づけばほとんどのテーブルを満たしている。チムジュムを食べ終え、酒を飲み終え、最初のステージを終えた踊り子たちの後ろを歩いてフードコートを去る

時刻は19時20分、帰りのシャトルバスは、ナイトバザールのゲート前を、19時を除く毎時15分に出る。目抜き通りを南に歩き、行きつけのマッサージ屋”PAI”の扉を押す。そして足と肩のマッサージを受け、21:15発のバスでホテルに戻る。


朝飯 “Dusit Island Resort”の朝のブッフェのサラダとオムレツトースト、コンデンスミルクを底に沈ませたコーヒー、中華粥
昼飯 店名の最後に”2″の付くクイティオ屋のバミーヘンムゥ
晩飯 ナイトバザールのフードコート32番ブースのチムジュムラオカーオ”BANGYIKHAN”(ソーダ割り)

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上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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