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お買い物かご

清閑 PERSONAL DIARY

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2017.12.21(木) しつらえ

きのう、らっきょう畑から帰ると、店の前には門松が飾ってあった。カレンダーは毎日、幾度となく眺めているものの、毎日の忙しさから、時を忘れてしまうことがある。そのような最中にいきなり現れた角松は、今年も残すところあと10日しかないことを教えてくれた。

きのうの夕刻にはまた、取引先から立派な南天をいただいた。これを2階の倉庫から降ろした古い甕に、開店と同時に活けて店に飾る。

昼にはJR通りの「花一」から電話があり、萬両の鉢の整ったことを知らされる。こちらについては明日の朝、店の犬走りに置いてもらうこととする。こうして新しい年を迎えるしつらえが、徐々に整っていく。

午後は、これから年始にかけて必要になるだろう現金を、銀行から引き落とす。充分に用意をしたつもりでも、大晦日までに届くあれこれにより、あるいは新年の三が日に要する諸々により、この現金は、たちまち費消されてしまうに違いない。しかし「使うから入ってくる」たぐいのお金であれば、喜んで使うまでである。


朝飯 白菜漬け、納豆、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、豆腐の卵とじ、肉味噌、塩鮭、たまり漬「おばあちゃんのホロホロふりかけ」、メシ、揚げ湯波と芽キャベツの味噌汁
昼飯 「大貫屋」のタンメン
晩飯 お多福豆、細切り人参のサラダ、「日光味噌のたまり浅漬けの素・朝露」をかけた千枚漬け白菜と豚肉の鍋、「田苑酒造」の麦焼酎「清酒酵母使用OTOYOI」(お湯割り)、いちご「與兵衛桃林堂」の「桃李もなか」、”Old Parr”(生)


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2017.12.20(水) 畑めぐり

9時30分、長男の運転するホンダフィットの助手席に着いて会社を出る。そして先ずは日光市内の、らっきょうを育てていただいている農場を訪ねる。そのあたりは、日光にしては平地の広がるところにて、山から風が容赦なく吹き下ろして寒い。

25センチから30センチほどに伸びた葉は、その3割から4割ほどは枯れ加減ではあるものの、心配は無い。これから肥料を施し、春が来れば、土の中で雌伏をしていた茎は加速度的に、強く育ち始めるだろう。

そこから県南へと一気に下り、別のらっきょう畑も視察する。こちらは、午前の日光とは比較にならないほど暖かい。しかし葉の具合は日光のそれと、さして変わらない。案ずるべきは冬の寒さより、春先から初夏にかけての天候である。照りすぎず、降りすぎずが肝要なところだ。そしてそのあたりについては文字通り、運を天に任せるしかない。

午後は宇都宮にまわり、取引先に挨拶をして、夕刻に帰社する。


朝飯 ベーコンと白菜のスープ、パン、ベーコンとほうれん草とトマトのソテー、目玉焼き、紅茶
昼飯 「鈴乃屋」の醤油ラーメン
晩飯 トマトと日光の農場でいただいた芽キャベツのスープツナとベビーリーフのサラダ2種のパン下仁田葱とジャガイモのグラタン“Petit Chablis Billaud Simon 2015”


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2017.12.19(火) 笑うなのか嗤うなのか

来年6月の、羽田空港とバンコクを往復する直行便に対する請求書が、宇都宮の旅行代理店からメールに添付されて届いた。航空券、羽田空港施設使用料、スワンナプーム空港税、燃料サーチャージおよび航空保険料、発券手数料の合計は64,710円だった。これを、朝のうちに先方の銀行口座に送金する。

その振込に要した通帳を、数行遡って確認する。そこには先月の17日に、おなじ代理店に振り込んだ、こちらは来年3月の、やはり羽田空港とバンコクを往復する航空券の代金が記帳されていた。その金額は77,180円。つまり3月のそれより6月のその方が12,470円も安い。

「航空券の価格とは、為替その他の影響により変わるのか、あるいは早く頼んだ方が安いのか」と、いつのことだっただろうか、その代理店の担当者に訊いたところ「早く手配した方が、おおむね安い」と教えてくれた。

幸いなことに僕は、日程は早くから決められる。ゴールデンウィークやお盆、シルバーウィークや年末年始など、航空券の高い時期は同時にウチにとっての繁忙期だから、どこへも出かけない。僕が街の旅行代理店で買う航空券は、格安を売り物にする会社のそれよりも、大抵は安いのではないだろうか。

9月は24日の夜に羽田空港へ行き、25日の00:20発のタイ航空機に乗る。帰りは10月5日の夜にバンコクを発つと、今から決めている。しかしこの航空券については流石に、今から注文することはしない。それこそ鬼に嗤われそうである。


朝飯 納豆、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、キャベツのおひたし、塩鮭、たまり漬「おばあちゃんのホロホロふりかけ」、細切り人参の炒りつけ、メシ、油揚げと三つ葉の味噌汁
昼飯 ラーメン
晩飯 トマトとモツァレラチーズのサラダ、ベーコンと白菜のスープ、「進々堂」のパンドカンパーニュパンに塗るための生ハムのムース鶏とマッシュルームのクリーム煮“Petit Chablis Billaud Simon 2015”「湯沢屋」の酒饅頭、”Old Parr”(生)


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2017.12.18(月) 加州からの手紙

「アメリカはカリフォルニア州の」と書ければ何の苦労もない。しかし僕はこの、たとえば「東京は浅草の」という、地名と地名の間に「は」を入れる言い回しというかなんというか、それがどうにも好きでない。これを避けて「アメリカのカリフォルニア州のロングビーチ」とすると、今度は「の」が続いて、こちらもしっくりこない。「米国の加州ロングビーチから」とした方がいまだ気持ちは楽ではあるけれど、今さら「加州」もないだろう。

とにかく先週末に、ロングビーチから年賀状が届いた。僕は年賀状は一切、書かない。返信もしない。しかしこの、アメリカから届いた封筒には年賀状の他に、差出人と僕とが会食をした際の写真が同封されていた。「これには返事を書かないと」と、長男は言う。

そういう次第にて東武日光線下今市駅の先の”TSUTAYA”に出かけ、プラスティック製の棚に並べられたクリスマスカードの中からもっとも大きなものを選ぶ。そして家に持ち帰り、袋を開けてみると、文字ためのの余白は、カードの大きさからすれば信じられないほど小さかった。これなら楽だ。そしてその余白に英文を2行ほど連ね、封をして郵便局に向かう。


朝飯 なめこのたまりだき、生玉子、納豆、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、ごぼうのたまり漬、メシ、油揚げとレタスの味噌汁
昼飯 ラーメン
晩飯 キャベツの酢漬け、菜の花漬け、白菜漬け、人参の炒め煮、おでん、「八海醸造」の「八海山」(燗)、「與兵衛桃林堂」の薯蕷饅頭、”Old Parr”(生)


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2017.12.17(日) ユキグモ

現在の朝の空は、6時5分をいくらか過ぎたときが最も美しい。その空を望める南東の窓を離れ、家の中を横切って北西の窓を開けると、日光の山々はいまだ、払暁の暗冥の中にうずくまっている。

明け方には、いくら暗くても輪郭だけは見えていた山が、やがて雪雲に覆われ始める。その、ふもとから徐々に立ちのぼった白い雲は、やがて山の頂上をも隠し、更に上空へと高さを増していく。

「霧降のスキー場は、廃止になったんでしたっけ」と、日光の、今や忘れてしまったけれど、どこかの案内所に電話で訊いたら「廃止ではありません、休止です」と言われたのは、いつのことだっただろう。しかし霧降高原スキー場が、休止の状態から復活することは遂になかった。

かつてのスキー場は、しかし刷毛で掃いたような雪を斜面に載せて、今でも稼働をしているように、下界からは見える。その、まるで白馬のたてがみのような白さを目に焼き付けから、仕事場に降りる。


朝飯 納豆、ブロッコリーとベーコンのソテー、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、白菜漬け、千枚漬け、なめこのたまりだき、メシ、浅蜊と万能葱の味噌汁
昼飯 ラーメン
晩飯 大根と人参のなます、ほうれん草とオレンジの白和え、豚肉と里芋の炊き合わせ、大根と胡瓜と人参のぬか漬け、鯛飯、お麩のお吸い物、「八海醸造」の「八海山」(冷や)、キゥイの杏仁豆腐


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2017.12.16(土) 興味のおもむくところ

長男が幼稚園に通っていたときの父母会総会で「次期繰越金は、我々が出したお金の残りなのだから、卒園の際には頭割りして返して欲しい」と発言したお母さんがいた。「いや、君の子供が入ってきたときの、前期繰越金については、どうなの」と訊きたかったけれど、面倒なので、僕は口をあんぐりと開けたまま黙っていた。

それから20年ほども経ったあるとき、春日町1丁目の会計係として総会で会計報告をする際に「人が興味を持つのはフローよりもストック。だから、町内の現金残高については、より詳細に周知をしなければいけない」と、副会計のシバザキトシカズさんから示唆を受けた。

そう言われてみれば僕も、焼肉屋に入れたボトルの焼酎を、その日、どれだけ飲んだかについては、それほどの興味は持たない。それよりも、現在、どれだけの焼酎がボトルに残っているかの方が問題である。

ものごとはすべからく、卑近なところに例を求めると、理解が早い。そして正月用の日本酒のストックは、既にして充分である。


朝飯 納豆、なめこのたまりだき、千枚漬け、白菜漬け、メシ、きのうの夜の天ぷらを具にした味噌汁
昼飯 ラーメン
晩飯 「大昌園」のあれやこれやそれや。「田苑酒造」の麦焼酎「田苑シルバー」(オンザロックス)


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2017.12.15(金) 5種の日本酒

社会保険労務士のオカザワさんと家内によれば、その日がたとえ何曜日だったとしても、年末の賞与の支給日は、ウチでは12月15日で決まっているのだという。そういう次第にて、10時より本日出勤の社員ひとりひとりと面談をしながら賞与を手渡す。

この仕事を終えると、何やら神経を鎮めたくなったため、ホンダフィットを運転して「ガスト」へ行く。はじめはコーヒーだけのつもりでいたものの、メニュを見るとお菓子もあった。よってそれも注文する。からだが糖分を欲しているのだろうか。

街では知った顔に合うたび「それにしても、冷えますねぇ」と言葉をかけられる。しかし年末から年明けにかけて、気温は更に下がるはずだ。今の寒さなどは、いまだ序の口に過ぎない。

月に一度の日本酒に特化した飲み会「本酒会」の、今日は例会日である。場所は大谷向の「玄蕎麦河童」にて、そのちかくについでのあった家内に送ってもらう。そして5種の日本酒を飲み、帰りは帰りで、飲み会にもかかわらず飲酒を避けたワガツマカズヨシ会員のクルマで家まで送ってもらう。


朝飯 鶏卵雑炊なめこのたまりだき、肉味噌、たまり漬「おばあちゃんのホロホロふりかけ」
昼飯 「ガスト今市店」のチーズケーキ、コーヒー
晩飯 「玄蕎麦河童」の酒肴四点盛りサラダ刺身盛り合わせつまみ湯波の揚げだし、天ぷら盛り合わせ、ビーフステーキ盛り蕎麦、5種の日本酒(冷や)、ケーキ、コーヒー


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2017.12.14(木) 虚を突かれる

町内でふたつのお宅に不幸が起きたため、町内会から香典を用意するよう、朝、ウカジチンイチ自治会長より電話が入る。そのお宅の名を聞いてみれば、おひとりはウチで頻繁に買い物をして下っていた方であり、もうおひとりは、ウチとはおじいちゃんの代から付き合いがあり、昨年は必要に迫られ相談に乗っていただいたこともある方だった。

そういう方々が、双方とも老齢に達していたとはいえ、一度にその訃報に接し、虚を突かれた気持ちになる。

それはさておき、新年会や敬老の日には決まって使われるから箱単位で買う祝儀袋に比して、「御霊前」と印刷をされた不祝儀袋は、そこまで数は要らない。しかし町内の金銭出納帳を検索してみれば、昨年度は4枚、今年度は今日までに9枚を使っている。あまり縁起の良いことではないものの、ある程度はまとめて持っていた方が無難だろう。

午後、買い物のついでに100円ショップに寄る。参考のため香典袋を調べると、透明の袋に10枚が収められていた。レジで精算をすれば108円だろう。その数字を記憶に留めて店を出る。そうして次はスーパーマーケットに移動をし、ここでもまた香典袋の棚に近づくと、こちらには10枚で税込80円の表示があって「100円ショップが最安値だろう」と考えていた僕は、またまた虚を突かれる。


朝飯 納豆、生のトマト、ハムとキャベツのソテー、薩摩揚げの網焼き、肉味噌、たまり漬「おばあちゃんのホロホロふりかけ」、メシ、揚げ湯波とキャベツの味噌汁
昼飯 「金谷ベーカリー」の2種のパン、コーヒー
晩飯 トマトと赤ピーマンのスープパン鮭と牡蠣のクリーム煮チーズ“Petit Chablis Billaud Simon 2015”


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2017.12.13(水) マサヒデさんの黄色い本を学ぶ会(第4回)

佐藤雅栄による、稀代のデータベースソフト「マイツール」の教則本である「逆引きマイツール基本コマンド編」のページに従いながら「マイツール」の使い方を習得する「マサヒデさんの黄色い本を学ぶ会」の第4回目が、18時より二宮尊徳記念館で開かれる。参加者は近隣の有志、講師は長男である。

当初、この勉強会は月に1、2度の頻度で行うこととして、第1回目は今年の5月23日に、第2回目は6月12日に、第3回目は7月25日に開かれた。9月はウチの研修「日光MG」が行われた6日の夜に、この本から離れて「マイツールよろず相談」として開講された。

ここまでは、ほぼ立て続けの開催だったものの、以降は秋の繁忙期にあたり、講師や参加者の都合がつかなかったのだろう、師走の今日にようやく、その第4回目が開かれた。

今日さらったところは「第二章・基本コマンドの活用事例」の「35.指定行を一番下に移動したい」から「41.キー項目ごとに横罫線を引きたい」まで。

次の回は間を空けず、新年1月に開催したい。


朝飯 牛蒡と人参のきんぴら、納豆、目玉焼き、トマトのソテー、油揚げと小松菜の炊き合わせ、薩摩揚げの網焼き、たまり漬「おばあちゃんのホロホロふりかけ」、メシ、揚げ湯波とレタスの味噌汁
昼飯 「食堂ニジコ」のサンラーメン
晩飯 “Parrot”のチキンカントリー“evodia 2015”


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2017.12.12(火) はやとちり

きのう池袋で仕事の打合せをしている最中に、”RICOH GR DIGITAL IV”の液晶画面がいきなりおかしくなった。この単体は2013年11月7日に買ったもので、これまで使ってきたリコーのカメラの中では例外的に、一度も故障を起こさなかった珍しいものだ。

リコーのサービスセンターが銀座にあるときには、何かあるたびここを訪れた。しかしこの場所は数年前に無くなり、今は新宿と浮間という、僕にとっては不便な2個所に集約をされた。よって今朝は、ウェブ上からリコーに修理の依頼をする。

事務机の電話が鳴ったので出てみると、相手はリコーの人だった。いま状況を読ませてもらったけれど、設定を変えれば元に戻る可能性があるという。

僕がリコーに書き送ったカメラの状態は「撮影の際の液晶画面は真っ黒。しかしシャッターを切ると、確認のための画像は現れる。またアジャストボタンやメニューボタンを操作したときにも、液晶にはそれなりの情報が現れる」というものだ。

電話の相手は、液晶画面の見え方を切り替える”DISP”のボタンを取りあえず押してくれないかという。その瞬間、僕は「あっ」と心の中で叫んで自分の迂闊さに気がついた。電源を入れても真っ黒なままだった液晶画面は即、復旧した。

僕からの修理依頼を読んで、間髪を入れず電話をくれたリコーの人には詫びとお礼を述べ、元の状態を取り戻した”GRD”をケースに戻す。


朝飯 納豆、油揚げと小松菜の炊き合わせ、牛蒡と人参のきんぴら、「なめこのたまりだき」のなめこおろし、たまり漬「おばあちゃんのホロホロふりかけ」、メシ、キャベツと若布の味噌汁
昼飯 「大貫屋」の味噌ラーメン
晩飯 ベビーリーフとトマトのサラダマッシュドポテトと人参とほうれん草のソテーを添えたビーフステーキたまり漬「鬼おろしにんにく」たまり漬「青森県田子町産のにんにくです。」“GRANDS ECHEZEAUX Vicomte Bernard de Romanet 1985”“Chez Akabane”のケーキ、”Hennessy XO”(生)


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上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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